Tier6 ドイツ 重戦車 (課金戦車) / 日本語表記:ティーガー131
ドゥンケルグラウ(ジャーマングレー)のTiger Iとは異なり、ドゥンケルゲルプ(ダークイエロー)の塗装が特徴的。
映像作品や模型などで馴染み深い諸兄も多いのではなかろうか。
スペック(v1.10.0)
車体
耐久値 | 1,060 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 100/80/80 |
最高速度(前/後)(km/h) | 40/12 |
初期重量(t) | 57.02 |
実用出力重量比(hp/t) | 11.40 |
本体価格 | 3,500G相当 |
修理費(Cr) | |
超信地旋回 | 可 |
ロール | 突破型重戦車 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
8,8 cm Kw.K. 36 L/56 | 8.57 | AP APCR HE | 145 194 44 | 220 220 270 | 1,886 | 0.38 | 2.3 | 773 966 773 | 92 | 252 3,200 252 | 2,050 | -8°/+15° |
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砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
Pz.Kpfw. Tiger Ausf. E | 100/80/80 | 20 | 370 | 8,950 |
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エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Maybach HL 210 TRM P45 | 650 | 20 | 850 |
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履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
Pz.Kpfw. Tiger Ausf. E | 61.00 | 26 | 19,000 |
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無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
FuG 7 Ausf. F | 710 | 70 |
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乗員
1 | Commander | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Radio Operator | 5 | Loader |
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拡張パーツ
Class2 | Class2 | × | Class2 | Class2 | Class2 | ||||||
× | × | Class2 | Class2 | Medium |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
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静止時 | 8.5% | 2.02% |
移動時 | 5.25% | 1.25% |
※塗装済の値
車両に関する変更履歴
v0.9.19.0.2 | 新規実装 |
v1.0.1 | 隠蔽性を修正 |
v1.9.0 | 修理費用を10%ダウン HPを950から1,060に変更 |
解説(v1.10.0)
- 概要
v0.9.19.0.2で追加されたTier6のドイツ課金重戦車。
チュニジア戦線でイギリスに鹵獲*1されたTiger Iであり、世界で唯一走行可能な状態で現存している車輌である。
なおXbox版とPS4版に先行実装されていたが、本ゲームのTiger 131とは外見・Tier・性能が大きく異なり、事実上の別物となっている。
ナチュラルスキルとして戦友を習得済の搭乗員とのセットで販売される。
- 火力
俯角は-8°と必要十分な値であり、地形を利用した戦術にもそれなりに対応出来る。
ただし、車体後方は俯角-1°へ制限されるので注意が必要だ。- 8,8 cm Kw.K. 36 L/56
Tiger Iの史実砲。
単発火力・貫通力はドイツのTier6付近の戦車が搭載する同砲と同じ。*3
貫通力はAPで145mm、課金弾のAPCRで194mmと、通常のTier6重戦車の最終砲と比べやや見劣りする。
貫通不足を課金弾で補う、課金戦車にはよくあるパターンと言える。
- 8,8 cm Kw.K. 36 L/56
- 装甲
形状などはおおむね本家と同一であり、詳細な装甲配置などはこちらを参照。ただし、本家はv1.10.0で砲塔正面が強化されている。
敵対する車輌の平均Tierが本家より低い分、相対的に本家より装甲を頼りに出来る場面は多い。
昼飯・豚飯などの角度を適切に使う事で格下の通常弾はかなりの割合で防ぎうるだろう。- 砲塔
砲塔は数値上100mmだが、防盾込みではほぼ全域が150mm以上あるため、同格以下からの攻撃には強い。
ハルダウンにも向いているが、キューポラは本家と形状が異なり、狙いやすい筒状となっている。そのためTier4戦車にも抜かれるので注意が必要である。 - 車体
車体前面はほぼ垂直の100mm。
側面の上部は80mmで、下部は履帯(40mm)と下部(60mm)の部分で計100mm。履帯判定の大きさは本家よりも広い。
- 砲塔
- 機動性
重戦車としては悪くない機動性を発揮でき、平地や下り坂なら40km/h弱の直線速度で陣地転換の苦労もさほどではない。
ただし、砲塔旋回は遅く、快速戦車に対する咄嗟の対応は苦手である。
- その他
少し分かりにくいが実は濃淡2色の砂漠迷彩が初めから施されており、Heavy Tank No. VIに比べ僅かながら隠蔽率が高くなっている。ただし、購入時に付属してくる迷彩のため、変更や解除はできない。
- 総論
マッチングするTier的に防御性能が期待できない本家Tiger Iと異なり、ごく普通に最前線を担えるTier相応の重戦車である。
基本的な性能は、初期エンジン+改良砲塔+8,8 cm Kw.K. 36 L/56装備のTiger Iに準じており、Tierが違う事によって耐久値(モジュール含む)や発射速度等が低く設定されている。また、防盾やキューポラの防御力もこちらが劣っている。また拡散係数、砲塔旋回速度といった差異もある。
本家の L/56装備ほどの頻度ではないが、同格以上の重装甲車両と相対した際に、通常弾では正面装甲を貫通できない場合が多い。
課金弾は可能な限り大量に持ち込んで、弱点狙撃や側背面への回り込みと合わせて活用していきたい。
史実
Tiger 131(独:ティーガー フンダート アインウントドライスィヒ/英:タイガー ワンスリーワン(ワンハンドレットサーティワン))とは、
世界で唯一走行可能なPz.Kpfw. VI Tigerである。
現在、ボービントン戦車博物館に展示されている。
1943年4月21~22日、ジェベル・ジャファの丘において第48王立戦車連隊のA大隊第4中隊所属のChurchill歩兵戦車は、第504重戦車大隊の第1中隊第3小隊に所属していたTiger 131と交戦した。
Tiger 131の攻撃で2両のChurchillが撃破されたが、別のChurchillの6ポンド戦車砲3発が命中。
最初の1発は砲身に当たり、跳弾してターレットリングを損傷、さらに操縦手と前方機銃手(または車長が負傷したという説もあり)を負傷させた。
2発目は砲の俯仰装置を破壊し、3発目は装填手ハッチに命中して砲塔内に破片を散乱させた。
Tiger 131の搭乗員たちは大混乱に陥ったのか、車両を自爆処理せずに脱出・退避してしまった。
その結果、イギリス陸軍は損傷の少ないTigerを鹵獲する事に成功したのである。
Tiger 131は他のTigerの残骸から回収された部品で修理され、各種性能の試験が行われた。
車両はチュニスに展示され、英国王ジョージ6世やチャーチル首相も視察に訪れた。
1943年10月には英国本土に輸送され、戦意高揚の為に各地で展示された後、戦車技術学校にて各種の試験および分析が行われた。
1951年9月25日、軍需省からボービントン戦車博物館に寄贈された。
最初に与えられた展示品番号は2351であり、後にE1951.23と変更された。
1990年、博物館および陸軍基地修理機構によるレストア作業の為、Tiger 131は展示から一時撤去された。
この作業に際してTiger 131はほぼ完全に解体された。
Tiger 131が元々搭載していたマイバッハHL210エンジンは断面展示の為に切断され使用できなくなっていた為、別に展示されていたPz.Kpfw. Tiger IIから取り出されたマイバッハHL230エンジンが代わりに搭載された。
またエンジン部には現代的な消火システムが追加で搭載されたが、これがTiger 131にとって唯一の大幅な改造箇所であった。
エンジンの摩耗具合や性能についても、第二次世界大戦中のドイツの工業水準や合金技術水準などを元に金属工学者らによって十分な検討が重ねられた。
2003年12月、レストア作業を終えたTiger 131はボービントン戦車博物館の展示に復帰した。
2012年までに当時の塗装の再現や細かい修復も為された。
現在では、ボービントン戦車博物館内でも最も人気のある展示物の一つとなっている。
なお、映画『Fury』の撮影に使用されたTigerは、このTiger 131である。
↑Furyに登場したTiger I
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