Tier2 日本 中戦車 / 略称: I-Go/Chi-Ro / 日本語表記:八九式中戦車 イ号/チロ
↑ Type 89 Kou + 5.7 cm Gun Type 90
初期状態。八九式中戦車甲型(前期型)の史実状態に近いが、車体は乙型(後期型)仕様である。
↑ Type 89 Otsu + 5.7 cm Gun Type 97
最終状態。八九式中戦車乙型(後期型)にチハ車の史実砲を搭載している。
スペック(v1.10.0)
車体
耐久値 | 380⇒400 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 17/15/15 |
最高速度(前/後)(km/h) | 25/12 |
重量(初期/最終)(t) | 12.74/13.05 |
実用出力重量比(hp/t) | 9.19 |
本体価格(Cr) | 3,400 |
修理費(Cr) | |
超信地旋回 | 不可 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
5.7 cm Gun Type 90 | 24 ⇒25 | AP HEAT HE | 30 55 28 | 75 75 95 | 1,800 ⇒1,875 | 0.42 ⇒0.41 | 2.3 ⇒2.1 | 355 355 355 | 200 | 15 1,200 20 | 135 | -15°/+20° |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
5.7 cm Gun Type 97 | 24 ⇒26.09 | AP HEAT HE | 30 55 28 | 75 75 95 | 1,800 ⇒1,957 | 0.41 ⇒0.4 | 2.3 ⇒2.1 | 355 355 355 | 200 | 15 1,200 20 | 150 |
砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
Type 89 Kou | 15/15/15 | 32 | 300 | 750 |
---|---|---|---|---|
Type 89 Otsu | 15/15/15 | 36 | 320 | 900 |
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Type Da 100 HP | 118 | 20 | 500 |
---|---|---|---|
Mitsubishi A6120VD | 120 | 15 | 650 |
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
Type 89 Kou | 13 | 36 | 3,500 |
---|---|---|---|
Type 89 Otsu | 14.7 | 38 | 3,500 |
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
Type 94 Mk. 4 Otsu | 300 | 40 |
---|
乗員
1 | Commander(Loader) | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Radio Operator |
---|
拡張パーツ
Class3 | × | × | × | × | Class3 | ||||||
× | × | × | Class3 | × |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
---|---|---|
静止時 | 12.6%⇒12.63% | 3.01% |
移動時 | 9.46%⇒9.49% | 2.26% |
開発ツリー
5.7 cm Gun Type 90 (初期/2,600) | ━ | 5.7 cm Gun Type 97 (140/2,800) | ━ | Type 89 Otsu (120/680) |
Type 89 Kou (初期/300) | ||||
Type 94 Mk. 4 Otsu (初期/600) | ||||
Type Da 100 HP (初期/350) | ━ | Mitsubishi A6120VD (170/2,350) | ||
Type 89 Kou (初期/400) | ━ | Type 89 Otsu (115/950) |
車両に関する変更履歴
v0.9.10 | 実装 |
v0.9.14 | 一部モジュール(無線機)を削除 |
v1.9.0 | 5.7 cm Gun Type 90の総弾数を100発から200発に変更 5.7 cm Gun Type 97の総弾数を100発から200発に変更 修理費用を50%ダウン 収益性を21%ダウン Type 89 Kou砲塔時のHPを175から380に変更 Type 89 Otsu砲塔時のHPを200から400に変更 コレクション車輌に移行 |
解説
- 概要
v0.9.10で追加されたTier2の日本中戦車。(コレクション車輌)
日本初の国産制式戦車として帝国陸軍に量産配備された戦車である。 - 火力
- 5.7 cm Gun Type 90
八九式中戦車の史実砲。
この砲の改良型である5.7 cm Gun Type 97が上位互換なので早めにそちらへ換装しよう。 - 5.7 cm Gun Type 97
Type 97 Chi-NiやType 97 Chi-Ha、Type 4 Ke-Nuの史実砲。
APとHEで貫通力がたった2mmしか違わない為、より威力が大きく非貫通でも若干のダメージを与えられるHEメインで戦おう。
Type90から火力・貫通力は変化しないが、装填速度や精度が強化される。
Ha-GoやChi-Niと比べて装填速度と精度が圧倒的に高く*1なっており、日本のTier2戦車3両の中では最も攻撃特化している。
ただし、貫通力の関係で同格のHotchkiss H35など重装甲車両には通常弾ではまともにダメージを与えられないので、課金弾のHEATが必須である。
- 5.7 cm Gun Type 90
- 装甲
機関砲やTier1初期砲にも貫通されるような紙装甲。
日本Tier2戦車3両の中でも最も装甲が薄く、貫通力30mm程度の機関砲でもあっさりと抜かれて大ダメージを受けてしまう。榴弾も脅威である。
被弾=ダメージと考え、常に遮蔽物を意識して立ち回ろう。
耐久値は高く、砲塔換装後のHP400は配布戦車のPz.Kpfw. II Ausf. Dの420に次いでTier2車両中2位。
微々たる差だが、無駄な被弾を避けてHPを温存しておけば重要な局面でのダメージレースで勝てる事もある。 - 機動性
古い戦車らしく鈍重で、フランスの鈍足戦車群より若干速い程度。
しかし、履帯性能が優秀なのか旋回速度はそこそこである。 - その他
視界は改良砲塔で320mとTier2戦車としては優れており、敵を待ち伏せる場合は先手を取りやすい。視認範囲スキルとカニ目は今後鈍重な戦車が多くなり必要性が高まることを考えるととっておくべきである。
また隠蔽性は高くないので気を付けて立ち回るようにしよう。 - 総論
高い砲性能と低い車体性能を持つ典型的な低Tier日本戦車だが、本車両は中でも駆逐戦車的な気質が強い中戦車である。
ただ、低Tierでは機動性が高い上に小柄な敵が多く、57mm砲の遅い弾速では離れた位置からの狙撃は難しい傾向にある。
活躍するには味方と連携し、上手く攻撃されないように立ち回りながら的確に重い一撃を与えていく必要がある。
偏差射撃や障害物を生かした戦闘などの練習になる戦車である。
史実
↑初期型の八九式軽戦車。車体正面上部が垂直になっている。
画像引用元:Wikimedia Commons
八九式中戦車は我が国最初の国産制式戦車である。
昭和2年に完成した国産初の戦車である「試製一号戦車」は良好な成績を発揮したものの、当初12tと予定された重量を大幅に超え18tとなってしまった。昭和3年3月に改めて新戦車を軽戦車と重戦車に分けて研究を行う方針が決定した。
軽戦車の案は同年8月には概略の設計図面が完成し、大阪工廠に制作を依頼した。昭和4年4月には試作車1号が竣工し、同月の試験で優秀な成績を収めた。同年10月に「八九式軽戦車」として仮正式制定されたのである。
エンジンは当時適当なものとして、日本初の量産航空機用エンジンであったダイムラー6気筒水冷ガソリンエンジンを計画していたが、昭和2年に英国より受領したビッカース製「Mk.C中戦車」の性能試験中に燃料タンクから漏れ出して気化したガソリンが火花によって火災が起こりエンジンが損傷し中に乗っていた英国技師2名が負傷する事故が起きた。その反省を踏まえたうえで当面はガソリンエンジンを戦車に搭載しつつも、その裏で燃料事情が乏しい日本に最適なディーゼルエンジンの開発が行われた。八九式軽戦車採用から遅れながらも長い苦心の末、昭和10年に引火の可能性が少なく燃費の良い国産の空冷直列6気筒ディーゼルエンジンに換装した。
当初は軽戦車と呼ばれていた。昭和10年に重量6トンの新型機動戦車の名称が「九五式軽戦車」に内定したため、当時重量11トンであった八九式軽戦車をそのまま軽戦車と呼びづらくなった。一方同時期に存在した「九五式重戦車」との兼ね合いも含めて、同年5月31日より「八九式軽戦車」からエンジンの区別も兼ねて「八九式中戦車(甲・乙)」と呼称するようになった。
八九式中戦車(甲・乙)のうち甲型がガソリンエンジン型、乙型をディーゼルエンジン型の車両を指す。また九七式中戦車の制式前後に本車甲型に「チイ」、乙型に「チロ」と秘匿名称が与えられた。しかし、こちらは付けたのが遅すぎた為に実際はあまり使われなかった。
またハ号に倣ってイ号という名称でも呼ばれたと言われてるが、陸軍第四研究所の戦後回想録の付表では甲型も乙型も「チイ」と表記されており、「チロ」の命名については疑問視する声もある。
↑現存する八九式中戦車の後期型。車体正面は一枚板の傾斜装甲となっている。
画像引用元:Wikimedia Commons
https://worldoftanks.asia/ja/media/7/2106/
参考文献:グランドパワー 2013年8月号「日本陸軍八九式中戦車」
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