Tier6 ドイツ 中戦車 / VK 30.01 D
↑ Pz.Kpfw. III/IV Ausf. B + 7,5 cm Kw.K. 40 L/48
初期状態。
初期砲塔はPz.Kpfw. III/IVの改良砲塔と同一。HD化によってシュルツェンが追加され、素敵性能が向上。
↑ VK 30.01 (D) + 7,5 cm Kw.K. 42 L/70
最終状態。VK 30.01 (D)の史実装備である。
全体的にソ連のT-34に非常によく似ている。
スペック(v1.10.0)
車体
耐久値 | 820⇒860 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 60/40/50 |
最高速度(前/後)(km/h) | 60/20 |
重量(初期/最終)(t) | 31.98/33.1 |
実用出力重量比(hp/t) | 21.15 |
本体価格(Cr) | 910,000 |
修理費(Cr) | |
超信地旋回 | 不可 |
ロール | 万能型中戦車 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
7,5 cm Kw.K. 40 L/48 | 13.95 ⇒15 | AP APCR HE | 110 158 38 | 110 110 175 | 1,535 ⇒1,650 | 0.39 | 2.3 | 790 988 790 | 145 | 70 2,800 38 | 1,520 | -10°/+20° ⇒ -8°/+20° |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
7,5 cm Kw.K. 42 L/70 | 14.29 | AP APCR HE | 150 194 38 | 135 135 175 | 1,929 | 0.35 | 2.3 | 925 1,156 925 | 95 | 109 2,800 98 | 1,740 | -8°/+20° |
砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
Pz.Kpfw. III/IV Ausf. B | 50/30/30 | 35 | 350 | 5,500 |
---|---|---|---|---|
VK 30.01 (D) | 80/45/45 | 45 | 370 | 6,000 |
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Daimler-Benz MB 503 | 580 | 20 | 900 |
---|---|---|---|
Maybach HL 210 TRM P30 | 650 | 20 | 850 |
Maybach HL 230 TRM P30 | 700 | 20 | 1,200 |
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
VK 30.01 (D) | 33 | 34 | 9,000 |
---|---|---|---|
VK 30.01 (D) verstärkteketten | 36 | 40 | 9,000 |
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
FuG 5 | 310 | 50 |
---|---|---|
FuG 7 | 415 | 70 |
FuG 12 | 710 | 150 |
乗員
1 | Commander | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Radio Operator | 5 | Loader |
---|
拡張パーツ
Class2 | Class2 | × | Class2 | Class2 | Class2 | ||||||
× | × | Class2 | Class3 | Medium |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
---|---|---|
静止時 | 14.65%⇒13.77% | 3.22% |
移動時 | 11%⇒10.34% | 2.42% |
開発ツリー
7,5 cm Kw.K. 40 L/48 (初期/27,380) | ||||
Pz.Kpfw. III/IV Ausf. B (初期/11,330) | ━ | VK 30.01 (D) (10,200/19,260) | ━ | 7,5 cm Kw.K. 42 L/70 (4,600/53,000) |
FuG 5 (初期/630) | ━ | FuG 7 (1,360/8,160) | ━ | FuG 12 (7,200/43,200) |
Daimler-Benz MB 503 (初期/28,500) | ━ | Maybach HL 210 TRM P30 (11,250/35,500) | ━ | Maybach HL 230 TRM P30 (15,800/54,000) |
VK 30.01 (D) (初期/9,250) | ━ | VK 30.01 (D) verstärkteketten (5,400/14,500) |
車両に関する変更履歴
v0.8.5 | 新規実装 |
v0.9.17.1 | 最高速度を56km/hから60km/hに強化 7,5 cm Kw.K. 42 L/70の装填時間を4.4から4.2に短縮 |
v0.9.20 | HDモデル化 |
v1.9.0 | 7,5 cm Kw.K. 40 L/48の総弾数を120発から145発に変更 7,5 cm Kw.K. 42 L/70の総弾数を79発から95発に変更 修理費用を10%ダウン 収益性を2%ダウン Pz.Kpfw. III/IV Ausf. B砲塔時のHPを700から820に変更 VK 30.01 (D)砲塔時のHPを770から860に変更 コレクション車輌に移行 |
解説
- 概要
v0.8.5で追加されたTier6のドイツ中戦車。(コレクション車輌)
ソ連のT-34の影響を受け、ダイムラー・ベンツ社が設計した30トン級戦車の初期案である。
性能的には、Tier5のPz.Kpfw. III/IVの走破能力をやや落とした代わりに、ほぼ全ての性能を向上させた車輌となっている。同格中戦車ではCromwellと共通する特徴が多く、使用感がやや近い。
主砲、無線機、エンジンはツリー車輌と共用しており、ドイツルートを進めているなら乗り出しから開発完了まで楽な部類に入る。
- 火力
2種類の7,5cm砲が使用できる。攻撃力の高い8,8cm砲や短砲身大口径榴弾砲はない為、貫通を望めない重装甲の戦車、高HPの戦車に対して決定打を欠いてしまう事がある。高い機動性を活かした立ち回りと高い精度を活かした戦術を加えて凌いでいきたい。- 7,5 cm Kw.K. 40 L/48
格下には対抗できるが、同格以上には課金弾が必須である。早めに換装したい。 - 7,5 cm Kw.K. 42 L/70
VK 30.02 (M)と互換性のある長砲身砲であり、このTierとしては精度と貫通力に優れている。
精度自体は高いがCromwellほどではないにせよ照準拡散が大きく、スペックの割に静止してからの照準に時間がかかってしまう。実際は全体的な照準自体が縮小しているため同範囲までの収束には前身とさほど差はないが、逆に即座に精度が要求される場面では顕著に不利が表れる。
射撃機会を逃さないためにも改良型射撃装置の装備は優先的に検討しよう。 - 体当たり
正面下部の車体先端部分は(範囲は狭いが)100mm装甲となっており、正面からのラムアタックに有利になっている(アップデートv0.9.4にて衝突攻撃に関するメカニズムの変更が行われ衝突攻撃には装甲厚がより重視されるようになった)。
車重自体はMTとして平均的である為相手は選ぶ必要があるが、軽い相手へのラムチャンスがあれば積極的に活用しよう。
- 7,5 cm Kw.K. 40 L/48
- 装甲
- 砲塔
Pz.Kpfw. IV Ausf. Hと同形状の初期砲塔、若干大型化した改良砲塔とも装甲厚と形状に恵まれているとは言えず、狙われる事が多いので注意が必要になる。(防盾は小さいが、ここに当たれば非貫通になることがある。) - 車体
正面装甲のきつい傾斜が頼もしげだが、装甲厚自体は60mmとそれほど厚くない。また前述の通り、正面下部の一部のみ100mm厚。
このTier帯のドイツ戦車としては珍しく後輪駆動であり、車体前面にトランスミッションが存在しないため正面から撃たれて炎上するといった事がない。
側背面の装甲に関しては40mmと、このTierのMTとしては平均的である。しかしながら同格には二倍ルールが適用される相手も増えており、角度をつけてもせいぜい格下の砲弾を弾ければラッキー程度に考えておこう。
- 砲塔
- 機動性
初期状態では若干鈍く感じるが、エンジンと履帯の開発を進めればCromwellに次ぐ機動性を得ることが出来る。
ただしあちらと同じく超信地旋回はできない。
- その他
- 偵察性能
視界は370mと、同格最高クラスの視認範囲を獲得しているため視界負けしにくく、隠蔽率もこのTierのドイツ中戦車では高めである。このため、搭乗員のスキルや拡張パーツ次第では見つかることなく一方的に狙撃し続けることもでき、偵察も十分に可能なレベルとなっている。 - 開発
本車の研究で立ちはだかるのがエンジンの研究費用の重さである。
最終エンジンまでの経験値量の合計はT-34-85をも上回る27,050で、これを全てフリー経験値で賄うのは辛いところ。また、初期履帯は積載に余裕はあるが、旋回を始めとした諸性能はお世辞にも実用に耐えるとは言い難く、運動性を求めるならこちらも優先的に開発しなければならない。
フリー経験値を使用しない、あるいは節約する場合、アイテムのガソリンは開発途中を凌ぐのに有効な選択肢の一つとなる。改良履帯と組み合わせれば、中間エンジンでも最終状態と遜色ない優良な機動性を得る事が可能だ。
ちなみに最終エンジンはPanther系の中・駆逐戦車と共有している。
中間エンジンはVK 30.02 (D)の初期エンジンと互換性があるので、そちらで先行開発しても良いだろう。
- 偵察性能
- 総論
高い機動力、取り回しの良い主砲、広い視界と悪くない隠蔽率を持つ優秀な中戦車である。
打撃力が要求される場面では力負けしやすい一方、機動力の高さで回り込み、精度を活かした狙撃、味方の進軍の火力補強、敵を釣る囮役、軽戦車がいない場合の偵察など、連携によって非常に多くの局面に対応できるポテンシャルを秘めている。
前身のような防御力が失われた分、本車では前衛・後衛の入れ替わるタイミングやHPを使う判断力が物を言う。正面戦闘はあくまで一時的な補助として、本命は得意の機動力で敵の側面を取ったり、優位に立てる相手を見定めて攻勢に転じるなど、戦況に応じて臨機応変に役割を切り替えていこう。
Tier6以降の各国の高機動戦車が獲得する技術がもり込まれたこの車両は、Leopard 1へ続く機動力重視のドイツ中戦車群の特徴も併せ持っている。
史実
開戦初期の主力戦車だったIII号戦車と火力支援を任務とするIV号戦車を一本化した新型中戦車の開発が、ダイムラー・ベンツ社によって進められていた。
20t級中戦車として開発の進んでいたVK20.01(D)だったが、東部戦線で遭遇したKV戦車やT-34に対抗するために30t級に設計変更され、その際、名称もVK30.01(D)へと変更された。
T-34の特徴を盛り込んだこの車両は、V号戦車パンターの開発時に、MAN案のVK 30.02 (M)と競合するVK 30.02 (D)へと繋がっていく。
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