M2 Light Tank

Last-modified: 2024-04-05 (金) 20:07:37

Tier 2 アメリカ 軽戦車 / 略称:M2 Light

M2L_stockHD.jpg
↑ M2D27810 + Browning MG caliber .50 HB,M2
やたらと機銃の数が多い。

M2L_improvedHD.jpg
↑ M2D27812 + 37 mm Gun M5

v0.9.9まで

M2 初期状態.jpg
初期状態
M2 20mm-37mm.jpg
20 mm Hispano-Suiza Birgikt Gun(左)と改良砲塔+37mm Gun M5(右)

スペック(v1.23.1)

車体

耐久値305⇒320
車体装甲厚(mm)38/25/25
最高速度(前/後)(km/h)58/20
重量(初期/最終)(t)8.64/8.67
実用出力重量比(hp/t)30.21
本体価格(Cr)3,400
修理費(Cr)480~
超信地旋回不可
 

武装

名称(通常砲)発射速度(rpm)弾種平均貫通力(mm)平均攻撃力AP弾DPM精度(m)照準時間(s)弾速(m/s)総弾数弾薬費(Cr)重量(kg)俯仰角
37 mm Gun M524AP
APCR
HE
48
70
19
40
40
50
9600.462.1782
978
782
20518
800
10
78-10°/+20°
名称(機関砲)連射弾数/間隔(s)弾倉交換時間(s)弾種平均貫通力(mm)平均攻撃力弾倉合計攻撃力精度(m)照準時間(s)弾速(m/s)弾倉/総弾数弾薬費(Cr)重量(kg)俯仰角
Browning MG caliber .50 HB,M25/0.1122.9
⇒17.1
AP2783200.571.789540/3,600170-10°/+20°

-10°/+19°
20 mm Hispano-Suiza Birkigt Gun3/0.18
⇒7.7
AP
APCR
30
41
12
12
1800.51.9
⇒1.5
770
963
15/2,4003
400
68-10°/+20°
 

砲塔

名称装甲厚(mm)旋回速度(°/s)視界範囲(m)重量(kg)
M2D2781016/16/1632260700
M2D2781238/25/2535320800
 

エンジン

名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
Guiberson T-1020422020331
Continental W-670-726220256
 

履帯

名称積載量(t)旋回速度(°/s)重量(kg)
VVSS T16E111.5363,300
VVSS T16E211.5403,300
 

無線機

名称通信範囲(m)重量(kg)
SCR 20026540
 

乗員

1Commander2Gunner(Loader)3Driver4Radio Operator
 

拡張パーツ

改良型換気装置Class3装填棒×砲垂直安定装置×改良型旋回機構×改良型照準器×追加グローサーClass3
改良型無線機×車長用視覚システム×改良型モジュール構造×改良型装甲材Class3内張り装甲×
 

隠蔽性

非発砲発砲時
静止時14.93%⇒13.56%3.46%
移動時11.23%⇒10.2%2.6%
 

派生車両

派生元T1 Cunningham(LT/280)
派生先M3 Stuart(LT/1,350)
 

開発ツリー

クリックで表示
Browning MG caliber .50 HB,M2
(初期/2,000)
20 mm Hispano-Suiza Birkigt Gun
(140/2,600)
M2D27810
(初期/450)
M2D27812
(105/640)
37 mm Gun M5
(90/2,000)
M3 Stuart
(1,350/37,500)
SCR 200
(初期/0)
Guiberson T-10204
(初期/500)
Continental W-670-7
(190/5,600)
VVSS T16E1
(初期/330)
VVSS T16E2
(105/620)
 

車両に関する変更履歴

クリックで表示
v0.9.10HDモデル化
v0.9.14一部モジュールの削除
v1.9.0Browning MG caliber .50 HB, M2の総弾数を1,800発から3,600発に変更
20 mm Hispano-Suiza Birkigt Gunの総弾数を1,200発から2,400発に変更
37 mm Gun M5の総弾数を103発から205発に変更
修理費用を50%ダウン
収益性を28%ダウン
M2D27810砲塔時のHPを140から305に変更
M2D27812砲塔時のHPを160から320に変更
v1.23.1モジュール研究の順序が変更されました。

解説

  • 概要
    Tier2のアメリカ軽戦車
    1930年代後期、T2をベースに開発・量産された軽戦車である。
     
  • 火力
    • Browning MG caliber .50 HB,M2
      重機関銃の初期砲。*1
      弾倉合計攻撃力320は本車のHPと同じという高い攻撃力を誇るが、弾種が貫通力27mmのAPしかないという致命的な欠点を抱えている。
      Tier1戦車と戦うのにも苦労する為、早急に換装したい。
       
    • 20 mm Hispano-Suiza Birkigt Gun
      上記のBrowning MGを扱いやすくした20mm機関砲。
      弾倉合計攻撃力は大幅に下がったものの、その分だけ弾倉交換時間も短くなっており、火力自体もTier2戦車としてはまだまだ高い数値を維持している。
      しかし、通常弾のAPは貫通力があまり改善されておらず、金弾のAPCRを用いても不安が残る為、繊細な立ち回りでこれを補わなければならない。
       
    • 37 mm Gun M5
      改良砲塔のみで搭載できるバランスの良い37mm砲。
      大抵の敵に対処できる貫通力も備えており、機関銃・機関砲より扱いやすいのが特徴。
       
  • 装甲
    HD化に伴い、車体正面下部の装甲厚が44mm、同上部の垂直部分・改良砲塔正面・防盾・キューポラの正面が38mmになり、同格のフランス以外の軽戦車や中戦車に比べても硬くなった。貫通力の低い機関砲相手なら、ある程度強気に攻めることができる。
    使い方次第では軽快かつ硬い、低Tier戦では侮れない戦車となるだろう。
    同クラスの軽戦車に比べて少々背が高く、縦に車体が大きいので、その点には注意する必要がある。
     
  • 機動性
    エンジン出力の低さを補う軽量な車体のおかげで、BT-2に勝るとも劣らない軽快な加速力を発揮する。
    しかし、最高速度・出力重量比に対して旋回性能が悪く、高速走行時には思ったよりも曲がらない。
    また、軟弱地盤における履帯性能が低い為、泥濘地や水際では速度が落ちやすい点に注意。
     
  • 総論
    高い機動性とそれなりの火力に加え、機関砲をほぼ完封できる装甲を備えた強車両。
    偵察能力に関しては、隠蔽率がやや低いものの視認距離が長い点で相殺可能。
    欠点は、無線性能がかなり悪い事。偵察の際はミニマップを良く見て、後方の味方に情報が届いているかどうかにも注意する必要がある。
     
    分からない単語があれば用語・略語

史実

詳細

M2A4-light-tank.jpg
(イギリスに送られたM2A4)
T1 Cunninghamの改良型であるT1E4をベースに開発されたT2軽戦車は、サスペンションをVVSS(垂直渦巻スプリング・サスペンション)へと変更したT2E1へと発展し、これがM2A1軽戦車として1935年に制式採用された。
基本的な構造はT2軽戦車と同一だが、前述のようにサスペンションがVVSSへと変更され、エンジンはContinental W670-7が搭載された。武装は12.7mm重機関銃M2(.50 caliber MG HB M2)と同軸機銃を砲塔に搭載していた。
M2A1がロック・アイランド工廠で少量生産される一方、改良型のM2A2が開発された。M2A2はM2重機関銃と7.62mm機関銃を左右の小銃塔に搭載する多砲塔戦車であった。
さらに1938年には装甲厚とエンジンを強化したM2A3が生産されたのち、M2軽戦車の最終型であるM2A4が制式化された。
M2A4の車体はM2A3を踏襲したものだが、装甲厚が最大25mmに強化され、それ以前の多砲塔に代わって37mm砲と同軸機銃を装備する単独砲塔を搭載していた。また車体左右の張り出しに機銃が各1挺ずつ装備されたほか、砲塔のキューポラ(司令塔)には対空機銃用のマウントが装着された。
M2A4は1939年9月の第2次世界大戦の勃発により、生産能力に限界のあるロック・アイランド工廠ではなく、アメリカン・カー&ファウンドリー社に生産が発注され、1939年10月から1941年3月にかけて、300両以上とM2軽戦車シリーズで最多の数が生産された。
M2軽戦車はM2A4が太平洋戦線で実戦に投入された他は訓練用に使用された。またM2A4はレンドリース法によりイギリスに供与された最初の戦車であった。イギリス軍は本車を南北戦争時に南軍の騎兵隊を率いて戦ったスチュアート将軍にちなんだ「スチュアート」と名付けた。

 

ゲームでは各タイプのうちM2A1とM2A4がベースとなっている。

 

参考資料
『British and American tanks of World War Two』Peter Chamberlain, Chris Ellis
http://combat1.sakura.ne.jp/M2A4.htm
http://ja.wikipedia.org/wiki/M2%E8%BB%BD%E6%88%A6%E8%BB%8A

情報提供

愚痴や日記など生産性のない話題外部総合掲示板をご利用ください。
マスター(M)バッジ報告専用スレができましたのでそちらへお願いします
使用感や装備など、アーカイブスペック解説に表記されています。
アーカイブ1

※実装または車両性能変更アップデートから3か月以上経過した車両であるため、管理人の提案に基づき新規コメント欄を非表示にします。本車両について語りたい方は外部掲示板を利用してください。


*1 ゲーム内ではM24 Chaffeeの砲塔上面に(飾りとして)装備されている、ブローニングM2重機関銃と同じもの。