ハルダウンについて

Last-modified: 2017-08-21 (月) 16:05:15

ハルダウンとは

ハルダウン(Hulldown)というのは、斜面や丘などを利用し、砲塔以外を隠して車体(Hull)を防御する戦術です。
車両により異なりますが、一般的に戦車は砲塔正面に防楯があり、最も装甲が厚い箇所です。
角度のある丘以外の街中でも、例えば建物の窓枠、崩れた土砂など、相手に対して自車両の弱点を見せないようにする防御の仕方もこれに相当します。
ただし、砲塔にも頬部分やキューポラといった弱点も多々あるので、自車の弱点を理解しておくことが重要です。
参考リンク「TANKS.GG」

 
 

ハルダウンで重要なこと

ハルダウンは被弾面積を最小にするということで、低Tierでも高Tierでも有効な戦術ですが、特に砲塔が硬いHTや俯角・仰角が取れる車両などで有効です。
車両によっては、俯角が3°しか取れないといったものがあり、そういった場合はハルダウンをしようとして、実際は大幅に前に出てしまい、車体を晒す・・・なんてこともあるので要注意。
そういった場合は、平坦な場所で車体を隠すという戦術に絞り、位置取りを考えることも重要です。

 

俯角→砲を下に向けたときの可視(射撃)範囲
仰角→砲を上に向けたときの可視(射撃)範囲

 
 

ハルダウン図例

■俯角を利用したハルダウン(俯角を利用したハルダウン)
左側の車両は、俯角があれば、砲塔を晒すだけで右側の車両のすべてを狙えます。
170815hulldown01.jpg

 

■相手の仰角を考慮したハルダウン
多くの車両は天板(砲塔の頭部分)が弱点のため、こういった攻撃もかなり有効です。
170815hulldown02.jpg

 

■俯角足りないとこうなるから気を付けて!
170815hulldown03.jpg

 
 

国とか車両とか

車両ごとに細かいデータが必要なため、ざっくりと。
国別だと、アメリカHT/MTはかなり俯角が取りやすく、砲塔が硬いのが多い。
スウェーデンのTDなど、そもそも俯角を取ることを前提に作られているかのような作りのものは捗ります。
なお、アメリカのパットンやT-29、日本のSTB-1などはハルダウンに最適な車両としてよく例に挙がります。

 

また、逆にソ連や中国のHTなどは、火力と引き換えに俯角が非常に取りづらい点が有名です。
日本のHTなんかもでかすぎてキビシイ場合が多いかと思われます。

 
 

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