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戦車のいろいろ

Last-modified: 2016-10-18 (火) 13:08:14

概要

ここでは戦車に関するトリビア等を紹介し、より戦車への理解を深める為のページです。

WGの不可解な戦車達

WoTには数多くの車両が実装されているが、中にはツリーをTier10まで続けるために、WGがむりやり考え出した戦車や、本来の性能を一部過大評価してツリーを埋めたような戦車が存在する。
ここではそれを紹介していこう。

T25 AT
計画としては確かに存在していた戦車なのだが、実は元々T23を車体に90mm砲を搭載しようと開発された駆逐戦車なのである。何故名前がT25ATという名前になっているのかは謎。ちなみにT25という名の戦車は別に存在し、T20開発計画の流れの中で、90mm砲を回転砲塔で搭載しようとした中戦車である。これはパーシングの前身に当たるのであるが、この戦車の登場によりT23の駆逐戦車化計画は無意味となってしまった経緯がある。
T25/2
こちらはT23車体にJacksonの砲塔を積んでいた戦車である。砲塔の径は同じであったようなので、たしかに物理的には可能との事だが、実際は全くもってその様な計画は無かった。これはツリーを埋めるためにWGが考えた戦車という説が濃厚である。
T28 Prototype
この戦車は、T28超重戦車を作るにあたって最初に構想された戦車だとされる。よく調べてみるとこの初期の構想というのは一枚の絵に行き着く。それが下の絵である。
IMG_20160802_215308.jpg
WGはこの絵一枚から3Dモデルを作成しゲームで戦わせているのだから全く恐れ入る。
T28
ゲーム中のT95の履帯外したバージョンと思いきや車体下部に謎の造形が!
残念ながらMade in WGの称号を貰ってしまった。
T110E4
T110計画で砲塔を旋回させられた戦車はT110E5だけである。
じゃあ史実においてT110E4は何者かと言うと、実はゲーム中のT110E3そのものである。
つまりゲーム中のT110E4はWGの創造物。そしてゲーム中のT110E3は命名ミスを食らってしまった。
E 50 Ausf. M
E50計画で変速機を車体後部に移動させようとする考え方自体は検討されたのであるが、結局はTiger2の発展型のような考えに落ち着いたため、この造形はMade in WGである。WoTの史実勢の中では最早偽物戦車の代名詞となっていて、面白い事にこの戦車のデザインはWGが特許を取っている。つまりこの戦車はWGの創造物という訳だ。
FV215b
183mmの浪漫砲積んだバージョンは試作されたものの、これに120mm砲を積もうとした記録は全く残っていない。そもそもコンカラーが居たのにこんなヘンテコ戦車を作る理由が無かったはずだが。
VK 45.01 Ausf. A Ausf. B
この2両はどちらも史実では正面装甲80mmである。
なんでこんな異常な硬さになってしまったのだろうか....え?マウスルートの高ティアが足らなかっただと?ほうほうそういう事だったのか....おやっこんな夜中に誰だろう
E 25
史実では三凸よりひと周りでかくて、正面80mmに傾斜となかなかな防御力をもつ戦車のはずであった。
ゲーム中では異常な小ささを誇っている。
課金戦車故にサイズ調整は不可能と考えられる。
更に付け足すと史実では前進と後退で同じ速度を発揮する画期的な変速システムを搭載する事が予定されていた。こちらも実装されてないようだ。
Panzer V/IV
ベルゲパンターという名で知られるこの戦車は、史実では砲塔はボルトで固定されていた。ゲームでは今日も戦場でくるっくる回っていることだろう。
Jagdpanzer E 100
E-100の駆逐戦車化は実際に検討されていたものの、図面も無いため戦闘室の形状はWGが考えたものであるというのが定説である。しかしながら砲も実際に存在し、車体も実際に作成なされたE-100であり、これを組み合わせる方法としてはかなり現実的な形を取っている。
Tankenstein
2015年ハロウィンイベントにて特別ミッションの達成者に配布された。所属国家はドイツであるが、車体はP虎、砲塔はKV-4、砲はSU-100Y又はT29のものから選択という、各国の技術を詰め込んだ素晴らしい妄想戦車である。
FV4202
装甲厚の間違えに加えて史実では20ポンド砲しか積んでいない。
本当の装甲厚は諸説存在しているのでわかり次第加筆していこう。

戦場での不思議なあだ名

戦車には愛称(M4ならシャーマンなど)とは別に戦場でつけられるあだ名があったりします。戦場ならではの(?)少し生々しいあだ名が多いです。

燃えやすかった戦車

M4 あだ名は人間トースター・オーブンなど
「シャーマン」という愛称はイギリスがつけたものですが、敵国だったドイツでもあだ名がつけられていたようです。それが、「人間トースター」です。これは、M4戦車が被弾時に燃えやすいことからきています。でも、ソビエトにレンドリースされた車両は燃えにくいって評価だったらしい。本当はどっちだったんだろう?
(ソ連のM4は燃えにくいディーゼルエンジン搭載のM4A2。だから、ソ連のM4は燃えにくいっていうのは本当)
M48A1(マガフ) あだ名は焼死体運搬車
M48シリーズのアメリカでの愛称は「パットン」です。「マガフ」というのはイスラエルでのM48・M60の呼称です。(M60もアメリカでは「パットン」と呼ばれてます。)マガフ(Magach)というのは公式には、「Merkevet Giborey Chayil」 ヘブライ語で「戦争英雄の戦車」の略だとされていますが、現地の兵士たちの中では「Magach」は「Movil Gviyot Charukhot」(ヘブライ語で「焼死体運搬車」)の略だというジョークがありました。これは、M48・M60シリーズの車両が被弾時に燃えやすかったことからきています。

ありがとうWG!史実の愉快(謎)な戦車達

このゲームに実装されている戦車にはとてもユニークでマイナーな戦車があり現実に造られた物もある。ここではそんな愉快で不思議な戦車たちを紹介する。
このWorld of Tanks Blitzにはひと昔前はどんな戦車だったかもわからなかったマイナーな車両も含まれている。そんなマイナー車両を動かして見せてくれているWGにかんしゃかんしゃ。

TOG II
TOG IIはイギリスのへんてこ戦車である。TOGというのは、The Old Gangの略で意味は「幼馴染」という意味。幼馴染というのもこの戦車はWW1で戦車設計に関わった人たちが再び集まって作った戦車だからである。
ここまでくればTOG IIの妙に古臭い独特の雰囲気がどこから来ているかわかるだろう。そう、この戦車はWW1のように泥と塹壕とクレーターの中で戦うことを想定して作られたのだ。もちろんその後のWW2の戦車に何が求められたかは他の同Tier戦車を見ればわかるだろう。
言わずと知れたLooooongなTier6重戦車ことTOG先生である。
このゲーム中、最長(10.13m)である。「ジ・オールド・ギャング」(古いろくでなし)による第二の設計で、第一次大戦と同じ様な戦場と予想し、塹壕戦や泥沼などの状況を 想定していたためこんなに長くなってしまったのである。さらにどこぞの博士のと同じく電気駆動を採用したが案の定モーターの加熱は改善されなかった。改良型も検討されたが結局、TOG重戦車の計画が1944年にボツとなり、実現はしなかった。というかこんなのに5年もリソースかけられんだろ!そう実態は「老害」だったのだ。
T-28
T-28はソ連の多砲塔戦車である。多砲塔戦車としては最多生産数の503両が生産された。
たくさん砲があればいっぱい撃てるし命中する数も多くなるから砲塔いっぱい載せよう!と早くWW�の頃から多砲塔戦車は構想されてきた。しかし、たくさん機銃や砲塔があっても塹壕を乗り越えて敵兵のみを相手取る場合にしか役に立たなかった。何故ならば砲塔をたくさん積む故に重量削減の為装甲を薄くせざるを得なかったり(T-28もペラッペラだね!)、一輌が凄まじく高価に(=すぐ撃破されるし高くつく)なり、塹壕戦は終わり戦車戦が多くなると「これ砲1つだけにして確実に敵に当てられるようにした方がいいんじゃね…」となり多砲塔戦車は廃れていったのだ…ソ連以外では。
ソヴィエトでは多砲塔戦車が廃れた後でもそれに興味を持ち続け、T-35やT-28といった多砲塔戦車を開発、T-28に至っては503輌も作ってしまった。その後の冬戦争で多砲塔戦車はスターリンに「百貨店」と罵られるほど戦車戦では弱いことが露見、ここに多砲塔戦車の浪漫は終焉を告げた。。

電気駆動の戦車達

戦車が大重量になると、真っ先に壊れやすくなるのは変速ギアである。第二次世界大戦に伴い戦車の重量増が進む中で、多くの国がこの問題に直面し技術的な解決を試みた。それを根本から解決してしまおうとするのが電気式である。つまる所、ギアで機械的に変速するのではなく、電力であれば、その電流を調整するだけで変速が可能となると考えたのである。しかしそのためには、エンジンだけでなく、発電機を設置しなければならず、自然と大重量かつ大きくなりがちであり、しかも戦車を動かす程の大電力を処理できる程の装置が必要である。当時の技術では当然問題が多くあり.....中々大変な史実を残した戦車が多い。
ここではゲーム中で電気式という浪漫を積んだ戦車群を紹介していこう。

VK.45.01 Tiger (P)
言わずと知れた、ガス・エレクトリック戦車の王様である。ヒトラーにお気に召されたおかげで試験で採用される前に先行して車体の生産を始めていたが、まだまだ多くの問題が山積みになっていた。
発電能力の不足やエンジン過熱によって頻繁に故障し、開発中の不整地走行ではVK.30.01(P)から有線にて電力を供給されて動く有様であり、さらに、発電機による電磁的なノイズがひどく、無線通信が難しかった。
元々改善が不可能であることは早期にヒトラーに報告されていたのであるが、どうしてもP虎が良かったヒトラーはどんどん期限を先延ばしにしてポルシェ案を通そうとし、車体生産の許可をだしてしまったのだった。
おかげでろくに使えるかわからない重戦車の車体が90両も出来てしまい、そこから対戦車自走砲のフェルディナントが爆誕する事となる。
VK 30.01 (P)
P虎こそ電気式の先駆け!!っと思いきや上の文章でサラッとP虎に電力供給した等と登場したVK30.01(P)である。P虎よりは軽いおかげで「エンジンの故障が多い」程度で済んでいる。
地味に60km発揮したり8.8cmを積んだり被弾経始の考え方が取り入れられてたりと優秀な戦車だった。
ゲーム中でもかなりの穴場強戦車であるので乗ってみるといいかもしれない。
Ferdinand
生産されたのに不採用となったP虎車体を再利用するために固定戦闘室をつけて自走砲化したものである。
発電用のエンジンはP虎のものより大馬力が出るものに換装されたが、電気式はそのままで運用がなされた。
実際に無段階変速が可能な電気式は利点があり、操縦性が良好であり、変速機のトラブルが減ったという報告も多かった。
無理やり当初の予定を超えて色々と載っけた自走砲であるため他の足まわりのトラブルこそ多かったものの、電気式自体の考え方自体間違っていない事は証明された。
しかし、電磁波による無線のノイズについてはは改善が最後までなされなかったようである。
VK 45.02 (P) Ausf. A Ausf. B
ティーガーの試作車は残念ながら不採用となったポルシェ。次は後のティーガー2の開発の話が舞い込み、次の車両の計画に移った。しかし何を思ったかP虎の駆動方式をそっくりそのまま引き継いだ車両を計画し始めた。まだまだ電気式は諦めないポルシェであった....今回は足回りの強化が図られていたものの、開発に時間がかかり、結局その間にTiger2はヘンシェル車のVK45.03(H)に決まってしまったのだった。例によってお目にかかられたポルシェは既に砲塔を50基も生産されており、これはポルシェ砲塔としてTiger2に搭載される事となる。
Maus
言わずと知れたエレクトリック方式の超重戦車である。
やはり故障は多かったが、電気式としてはかなりの奮闘を見せた。
T23E3
編集待ち
IS-6
tire8の戦場のアイドルis6も実はディーゼルエンジンで発電機を回すハイブリッド式の重戦車である。1944年拿捕したFerdinand駆逐戦車を参考にis2をベースとして開発が始まった。試作車両は2両作られ車体も全周が傾斜装甲に覆われ砲も最新式の122mm砲が搭載されたが、エンジンと発電機の冷却機能に欠陥があり試験中に大爆発。試作車両の1両が喪失し開発は中止された。残った1両はis4の機械式トランスミッションの実験に利用された。

実装待ちの戦車達

これは、wotにまだ実装されていない戦車をblitzプレーヤーから提言して夢を広げるコーナーである。
本家wotで実装されてる戦車はいずれblitzに登場するであろう。従って此処では基本的に本家wotに登場している戦車には触れずに、未実装戦車の紹介をしていく。

日本駆逐戦車ツリー

何といっても未実装戦車群の中でも期待が大きいのは日本駆逐戦車ツリーであろう。ここではツリーに実装される可能性のある車両を紹介していく。

試製五式四十七粍自走砲 ホル
九五式軽戦車にオープントップの戦闘室を作り、試製四十七粍戦車砲を搭載した対戦車自走砲である。正面装甲は30mmとなかなかで、さらに小型低車高である。試作車についてはよくわかっていない。
IMG_20160824_035318.jpg
想定tier2
試製七糎半自走砲 クセ
五式軽戦車にオープントップの戦闘室を作り、九九式七糎半戦車砲を積んだ戦車である。試作はされていないとされる。
車体のおかげで快速が予想される。
[添付]
想定tier3
一式砲戦車 ホニ I
九七式中戦車にオープントップの戦闘室を設け、九〇式野砲を積んだ砲戦車である。俯角が15度とれる。
一式砲戦車.jpg
想定tier4
三式砲戦車 ホニ III
九七式中戦車に密閉式の戦闘室を設け、三式七糎半戦車砲を積んだ砲戦車である。
images (79).jpg
想定tier4〜5
試製七糎半対戦車自走砲 ナト
四式中型装軌貨車にオープントップの戦闘室を設け、五式七糎半対戦車砲を搭載した対戦車自走砲である。主砲は限定旋回し、更に俯角10度を取ることが出来た。出力がたった165hpではあるが、車体は小型軽量で13.7tしかないため、40kmを発揮できた。
NATO.jpg
想定tier5〜6
試製十糎対戦車自走砲 カト
四式中戦車の車体を延長させた新型シャーシにオープントップの戦闘室を設け試製10cm対戦車砲を搭載した対戦車自走砲である。ナトの独特なデザインを拡大したような戦車であった。砲は限定旋回し、なんと左右45度ずつも回すことが可能であった。さらに俯角も10度とれる。
重さは30tにまで増えたが、エンジンも450hpにまで出力が向上なされ、良好な機動力が発揮される予定であった。
試作戦車の製造中に終戦を迎えた。
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想定tier7
試製四式十二糎自走砲 ホト
九五式軽戦車の砲塔と車台上部前半を取り除き、三八式十二糎榴弾砲を改造して搭載した車両である。夕弾こと成形炸薬弾の開発もされていて、140mm程度の貫通力が期待できたと言われている。
300px-Type_4_12cm_self-propelled_gun_Ho-To.jpg
想定tier4〜5
四式十五糎自走砲 ホロ
九七式中戦車チハにオープントップの戦闘室を設け三八式十五糎榴弾砲を搭載した車両である。俯角は1度とれる。砲そのものは旧式化したものであったが、実は直接射撃で対戦車戦闘を目論んだ自走砲であり、夕弾によって150mm程度の貫通力を持っていた。実際にフィリピンに投入されM4中戦車を撃破している。
280px-四式自走砲_0.jpg
想定tier5〜6
試製五式十五糎自走砲 ホチ
九七式中戦車チハにオープントップの戦闘室を設け九六式十五糎榴弾砲を搭載した戦車である。試作されたかについては諸説ある。
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想定tier6〜7
ジロ車
九五式重戦車に密閉戦闘室を設け、九二式十糎加農砲か、九六式十五糎榴弾砲を搭載出来るようにした対戦車自走砲である。九二式十加を装備したものが試作された。
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想定tier6〜7
試製五式砲戦車 ホリ I・ホリII
五式中戦車をベースに密閉型の固定戦闘室を設け、試製十糎戦車砲を搭載していた。日本戦車としては装甲が厚く、125mmの正面装甲を備えていた。さらに砲は俯角10度取れ、特筆すべきは自動装填装置を備えていた。日本戦車の集大成といえる存在である。
本車は形状の違う車両が様々存在し、おおまかにわけると、フェルディナントに似た形状のホリと、ヤークトティーガーに似たホリが存在した。さらにそれぞれ傾斜装甲を取り入れたものも存在し、ホリの傾斜装甲型は、木製のモックアップが写真として残っている。
終戦時には5両の試作車が完成を待っている状況であった。
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想定tier7〜8
九五式重戦車 自走砲
詳細がよくわかっていないのだが、ジロ車とは別に九五式重戦車に砲を搭載した戦車があった。搭載した砲は写真から斯加式十二糎速射加と見られる。
images (82).jpg
想定tier3〜4
日本海軍12cm自走砲
日本海軍が対戦車戦闘を目的に、九七式戦車にあの睦月型駆逐艦の主砲とほぼ同じ45口径12cm砲を搭載してしまった対戦車自走砲である。全周旋回の砲で、俯角10度を取れる。一部の人にはキングティーガーをもじってかキングチーハーと呼ばれている。思わずヴァッフェントレーガーかと突っ込んであげたくなる見た目である。
454253691.jpg
images (77).jpg
想定tier6〜7
 

Waffentrager(ヴァッフェントレーガー)シリーズ

waffentragerは非常に多くの計画案が存在する。
本家wotでは、Rhm.WT Pz4 WT Grille15 Rhm.scorpion G.W pantherの5両が既に実装済みであるが、実はまだまだ多く案や、試作車が存在し、実は生産されたwaffentragerもまだ実装されていないのである。
ここで、waffentragerについて大きく分けて2タイプ存在する事を説明しておこう。
1つは1942年型である。今ゲームに実装されているのは全てこの型である。様々な車体を元に計画されていた。ドイツがまだ余裕の時期であったため、本当に豪華な計画が多い。実はこれらは手間やお金がかかりすぎる事で、全く成熟しない計画であった。
2つ目は1944年型である。1942年に通達されてから、上記の様に良好な計画案が生まれなかったために、戦況が切迫してる状況になって、もっと要項をまとめて統一した部品を元に安価な生産が可能なwaffentragerを製作しようとした。
実際に試作車が作られたのはすべて1944年型である。
この型の共通点として、足回りや装甲装置は38tやHetzerの流用である。しかしシャーシは殆が全く新しく開発されている。

Ardert LWT
恐らく最も有名なwaffentragerである。
戦車開発のノウハウを持ち合わせて居なかったアルデルト社の計画案が、非常に手軽であったためヒトラーに多いに気に入られ、唯一生産がされたwaffentragerでもある。
詳しくはRhm.waffentragerの歴史背景に載っている
Rhm EWT

ソ連のスターリン戦車とその派生まとめ

かの有名なスターリン重戦車、wotをプレーしている人であればIS-1から8まで知っているだろう。しかしそれ以外にも多くのボツになってきた案や、試作車に派生型がが存在する。そしてこのwotにもそういった派生案が数多く登場しているのである。これらをできる限り時系列でまとめて、重戦車計画の一連の流れを理解できるように記してみるのがこのコーナーである。「IS-5ってなんぞ」「PC版にObject260とかいう重戦車来てるけど何それ」というようなソ連重戦車に関する疑問があれば項目を見てみると解決するかもしれない。

大戦で活躍したIS戦車

IS-1(Object237)

IS-1.jpg
ソ連は戦争序盤にもKVやT-34などの優秀な戦車を配備していたが重戦車のKVは重装甲なのはともかくあまりにも鈍重であることが指摘されていた。さらにドイツ軍がV号戦車,VI号戦車などより優秀な戦車を投入するようになるとその装甲も頼りなくなりソ連でもこれらに匹敵する優秀な重戦車を開発することが求められた。その基本要求こそが今後のソ連重戦車の系譜の基本となっていった。
「重装甲で高火力だけど軽くて機動性の高い戦車を作れ」
この要求に従ってZh.Ya.コーチン技師を長とする第100チェリャビンスク・キーロフ工場の第2特別設計局(SKB-2)は1943年半ばまでに、試作重戦車Object237を完成させた。
このObject237の試作車は以前SKB-2が開発して試作の段階まで行きながら、ソ連軍に採用されること無く終わったKV-13試作重戦車(Object233)の鋳造車体をベースとして各部に改良を加えたものが用いられ、変速・操向機も新型のものを採用して足回りの性能向上が図られていた。
車体そのものは全体的にコンパクトにまとめ体積を減らし曲面装甲を多用することで単純な装甲厚以上の防御性能を確保することで装甲と機動性をある程度両立させることに成功。さらに砲に採用された85mm戦車砲D-5Tは55口径85mm高射砲M1939(52K)を基に、スヴェルドロフスク(現エカテリンブルク)の第9ウラル重機械工場(UZTM)設計局のF.F.ペトロフ技師が設計したもので、弾薬は高射砲と共通のものを用いその弾道特性も全く同様のものであり、当時としては威力の高い砲であった。これがIS-1(イーエース・アジーン)である。1943年10月より量産が開始されたが、下記の理由によって1944年1月までに107両で打ち切られている。

  • KV-13(Object233)
    kv13.jpg
    上に述べた様にISの母なる存在である。
    KV-1の様な重戦車が鈍足で状況対応力が低い事はソ連の悩みであった。この様なKVに対する批判を受け、SKB-2(KV戦車の設計開発チーム)が開発したのがKV-1S重戦車である。KV-1SはT-34に追従できる機動性と機械的信頼性を有していたが、KV重戦車の性能の要である装甲を削ったためにかえってその存在価値があいまいになってしまった。SKB-2もKV-1Sに満足していたわけではなく、KV-1Sの量産準備中だった1942年春にはすでに「中戦車の機動性と重戦車の装甲防御力を併せ持つ汎用戦車」の開発を開始していた。これによって開発されたのがKV-13試作戦車である。
    KV-13は軽量化と十分な装甲防御力を両立させることを設計の主題としており、溶接部品を多用して可能なかぎり小さな車体と無駄のない車内空間の利用を追及していた。このため乗員は3名(操縦手・砲手・車長。装填手は車長が兼ねる)に切り詰められた。装甲厚は車体前面100〜120mm、砲塔最厚部85mmで、武装はKV-1と同じ76.2mm砲ZiS-5であった。重量は31.7tとKV-1の3分の2程度にまで抑えられた。
    KV-13の開発はわずか数ヶ月で行なわれ、1942年5月には試作車両の試験が始まった。ところが、足回りのトラブルが頻発し、速度性能こそT-34に匹敵することが確かめられたものの、実戦投入が可能なレベルにするには多くの改良が必要であることが判明した。さらに主任設計士ツェイツの病死などによって開発が鈍化し、軍もKV-13には興味を示さなくなった。
    そのような中で、KV批判が重戦車不要論(すなわちSKB-2の存在意義の否定)にまで発展し始めたため、SKB-2の責任者であるコーチン技師は「赤軍最強の戦車を作り出し、その戦車に同志ヨシフ・スターリンの名を冠する」という宣言を行なった。(当人が直接言ったわけではなく、SKB-2に付属する工場の代表委員会による採択という形だった。)
    こうして、KV-13の開発はそのまま新型戦車ISの開発へとシフトすることになった。
  • Object244(IS-3)
    object244.jpg
    Object 244戦車は、Object 237の武装強化版として、第100工場によって試作された。より長砲身な85mm砲D-5T-85BMを搭載している。さらに戦闘室に多少の変更が加えられ、主な変更点は弾薬庫や外部視認装置の光学機器の取り付け部の変更、また無線機は砲塔下部に移され、新製の改良型換気装置も取り付けられた。大型輪転の搭載が見た目の大きな特徴となっている。
    この車両は砲身の強度不足から不採用となった
    ちなみに当時IS-3という名を貰ったが、勿論普通にIS-3と言えば、有名なObject703の方を指すので、混同しないように注意しよう。
  • Object245(IS-4)
    object245.jpg
    100 mm D-10Tを搭載したISの改良型。IS-4という名を持つが、よく知られているObject701-6の方のIS-4とは全く違う戦車であり、こちらがIS-4と呼ばれる事の方が珍しいので、注意されたし。
  • Object248(IS-5)
    object248.jpg
    S-34100mm砲を装備したISの改良型で、D-25T122mm砲を装備したObject240と共に試験された。こちらの100mm砲の方が新型で走行貫徹力も高かったが、新型故に早期の生産開始が困難であったため、結局Object240がIS-2となりこちらは正式採用はなされなかった。IS-5との名を授かっているが、その大分後に試作されたObject730もIS-5と呼ばれており、現代もIS-5と言えばObject730を指す事が多い。ゲーム中のIS-5もObject730なので、注意されたし。

IS-2(Object240)

IS-2T.jpg
IS-1には重大な問題が発生した。それはT-34も同じく85mm砲を搭載したT-34/85として量産されることが決定し中戦車と同程度の火力しか持たないことになってしまったのである。さらに敵のVI号戦車がつかう88mm砲に対して射程で劣り勝利を得ることは難しいとされてしまった。というわけでさらに強力な122mm砲D-25Tを搭載し機動性はそのままに大口径砲の巨大な火力で圧倒するよう生まれ変わることとなった。これがIS-2(イーエース・ドヴァー)である。しかし元々85mm砲を搭載する予定の砲塔に無理やり122mm砲を搭載したためわずか28発の砲弾しか搭載できなくなってしまった。だがそれを補って余りある大火力は直撃すればドイツ軍の誇るVI号戦車を粉砕し対歩兵戦闘でも絶大な威力を発揮した。
このD-25Tだが、元々はA-19 122mmカノン砲という野砲を戦車砲にしたもので、その際にマズルブレーキを装着した。
上の画像のObject240は、開発途中のT字型のマズルブレーキを着けているが、これは失敗作であり、この後にドイツの8.8cmをコピーしたデザイン(下画像)に変更され、最終的には有名な独特の形状となっている。
IS-2copy.jpg

  • IS-2後期型(1944年型)
    IS-2M.jpg
    に1944年4月には車体形状などを改良することにより、避弾経始の向上を図った改良型のIS-2重戦車が登場した。
    この結果として、ほぼ垂直となっていた戦闘室前面の形状がなだらかなスロープを描くことになった。また照準機の搭載位置が悪いため、主砲の防盾の幅が左側に延長されて照準機の位置が改められ、ペリスコープも新型に換装されている。
    これらの改修を行って生産されたIS-2重戦車は、ロシア語で「改良」を意味する「modifikatsiya」の頭文字”m”が加えられて「IS-2m」と改称されることになった。一部の車両では、従来のIS-2重戦車の車体に新型の砲塔を搭載して完成したが、これは車体より先に砲塔の方が生産体制が整ったことを意味している。
    IS-2重戦車とIS-2m重戦車の正確な生産数は不明だが、1943年にIS-2重戦車が102両、1944年にはIS-2重戦車とIS-2m重戦車合わせて2,250両が完成し、1945年1〜5月にかけてIS-2m重戦車が1,150両生産されている。
  • ISU-152(Object241)
    KV-1S重戦車をベースとしたSU-152が、その火力で敵の重防御拠点や重戦車を破壊可能な成功作となったことから、KV-1Sの後継車でも、そのシャーシを流用した自走砲の開発が求められた。新型自走砲の開発は、ベースとなる戦車のObject237と併行して行われ、Object241の名で試作車が完成した。これは1943年夏にGKO(国防委員会)に提示され、ISU-152として採用された。
  • ISU-122(Object242)
    ISU-152自走砲の152 mm榴弾砲ML-20の砲身の生産が遅れていたため、砲と砲弾の供給に余裕があり同型の砲架を用いる122 mm A-19を代わりに搭載したものである。また、戦車兵よりも自走砲兵の方が訓練期間が短くて済み、いずれにせよ早急な戦力化を求めて、1943年12月より量産が開始された。本車の前期型は、砲本体を除けばISU-152自走砲とはほとんど同じ車輌である。
  • ISU-122BM(Object243)
    新開発の60口径122mm加農砲BL-7を搭載した試作型。不採用。
  • ISU-152-1(Object246)
    長砲身の152mm試作砲BL-8を搭載した試作型。不採用。
  • ISU-152-2(Object247)
    152mm試作砲BL-10を搭載した型。不採用。
  • ISU-122S(Object249)
    砲をD-25Sに換装した型である。生産数は大戦中にISU-122合わせて1735両。終戦に伴って一度生産は終了したが、1947年〜1952年に約3130輌のISU-122Sが追加生産された。
  • ISU-130(Object250)
    海軍砲の130mm加農砲S-26を搭載した型。不採用。
  • ISU-122-3(Object251)
    当時標準的であった122mm砲弾を使用するために、130mm加農砲S-26を122mm口径にしたS-26-1を搭載した試作型。不採用。

名車IS-2の後継達

IS-3

  • Kirovets-1
    kirovets1.jpg
    1944年初め、チェリャビンスク・キーロフ工場第2特別設計局(SKB-2)の主任技師Zh.Ya.コーチンは、IS-2重戦車の量産が軌道に乗ったことを踏まえ、引き続く後継重戦車の開発を配下のSKB-2の技師たちに命じた。
    当初「Object701」と命名された新型重戦車プランは、複数のチームが別々の企画で進めることになった。
    その内の1つが、M.F.バルジ技師のチームが進めた「Kirovets-1」である。
    Kirovets-1の基本構想は1944年夏にはまとまり、SKB-2で集団的検討に付された。
    バルジ技師が本車の設計にあたって何よりも念頭に置いたのは、限られた重量や装甲厚の限界の中で、最大効率で防御力を発揮し得る砲塔と車体のデザインであった。
    バルジ技師はまず、被弾確率があらゆる角度で最も高い砲塔のデザインについて、角度の深い円錐形にすることにした。
    また、砲塔上面に突き出た形の車長用キューポラについては廃止することとし、代わりに旋回式の視察ペリスコープ・マウントを採用した。
    また、車体前面と共に斜め方向からの被弾確率が高い車体側面上部については、下側に切れ込む形の傾斜装甲を採り入れ全高を2.45mまで抑えた。
    装甲厚は砲塔下部全周囲が220mm、砲塔上部と車体前面が110mmで、車体側面でも90mmもあったが、全体的にコンパクトにまとめられたデザインのおかげで戦闘重量はIS-2重戦車と同じ46tに収まった。
  • Object703(IS-3)
    1944年8月12日、T-34-85中戦車によって撃破されたドイツ軍の新型重戦車ティーガーIIを調査したソ連軍は、ティーガーI重戦車登場以来のショックを受けることになった。
    取り急ぎこのティーガーII重戦車に対処するための対策が練られ、現行のIS-2重戦車と共通のコンポーネントを多用するが、SKB-2が企画中の新型重戦車プランの中では最も早期に完成が期待できるものと見なされ、政府から直ちに開発作業を進めるよう裁可された。
    SKB-2のN.L.ドゥホフ技師とA.S.イェルモラエフ技師は、バルジ技師のデザインを採り入れた試作重戦車「Object703」を1944年10月31日に完成させている。
    避弾経始の向上を図って車体側面、後面共に適度な傾斜角が与えられており、特に車体側面は、成形炸薬弾などから身を守るために外壁と内壁の間に空間を設けた空間装甲を採用していた。
    ドイツ軍戦車の増加装甲にも空間装甲の思想が盛り込まれていたものもあったが、ここまで大胆に用いた車両は他に例を見なかった。
    砲塔は極端に背の低い鋳造製のものが用いられ、その円錐形をした独特の形状は以後のソ連の戦車開発において多くの影響を残している。
    このObject703重戦車は早速工場の試験場に送られ、性能調査が実施されている。
    性能調査の結果、良好であると判断されたObject703重戦車はその後ソ連軍に制式採用され、名称も「IS-3」と改められた。
    1945年初めからIS-3重戦車の生産開始までに改良点を明確にするため、クビンカ兵器試験場において国家試験が実施された。
    この試験はおよそ1945年4月頃まで継続され、車体前面装甲形状の変更を中心に幾つかの改修が必要であると結論付けた。
    IS-3重戦車の車体前面は、試作車では圧延鋼板2枚を上下部分で組み合わせて溶接したものであったが、クビンカでの試験を経て、さらに避弾経始を改善するため前面上部の装甲板を2枚組みにし、車体前端部が三角錐の頂点になるようなデザインに変更されることになった。
    そして早くも1945年5月には部隊への引き渡しが始まったが、5月9日のドイツ降伏までに完成したIS-3重戦車はわずかに29両に過ぎなかった。
  • Object704
    IS-3の車台を利用した自走砲である。ISU-152と比較してより避弾経始に優れた戦闘室形状を持ち、防盾も突起部分が排されて防御力を高めている。搭載砲はISU-152とほぼ同じであるが、改良が施された152.4mm ML-20SM モデル1944榴弾砲(МЛ-20СМ обр. 1944 г.)で武装した。マズルブレーキはつけられなかった。
    本車はIS-3から8割の部品を流用することで生産性と整備性を高めており、実用性の高い自走砲であったものの、戦争の帰趨はすでに決していたこと、従来型であるISU-152およびISU-122が十分に部隊配備されていたことから、本車の量産にはあまり価値がないものと見なされた。
  • IS-3 auto

IS-4

1944年初め、SKB-2の主任技師Zh.Ya.コーチンはIS-2重戦車の量産が軌道に乗ったことを踏まえ、引き続く後継重戦車の開発を配下のSKB-2の技師たちに命じた。
当初「Object701」と命名された新型重戦車プランは、複数のチームが別々の企画で進めることになった。
その内の1つがM.F.バルジ技師が進めた「Kirovets-1」であり、これは後にIS-3重戦車に発展することになる。

もう1つが、L.S.トロヤーノフ技師が中心になって進めた「Object701-1〜6」である。
Object701は、砲塔や車体のデザインの基本部分においてIS-2重戦車のものを踏襲するものだったが、武装面や戦闘室での操作性の面で新たな試みや工夫を展開しようとしていた。
Object701は1947年までの間に6種類のプランが検討され、その内の3種が試作された。

  • Object701-2
    object701-2.jpg
    s-34-2.jpg
    最初の試作車であり、56口径100mm戦車砲S-34擬磴靴はS-34兇鯀備し、100mm砲弾30発を搭載できた。
    マズルブレーキを付けてない上の画像はS-34気妊泪坤襯屮譟璽をつけてる下の画像がS-34兇任△蝓区別は容易である。
    装甲厚は車体前面で160mmもあり、圧延防弾鋼板の溶接構造による傾斜装甲であるためIS-2重戦車に比べてはるかに高い防御力を期待できた。
    またエンジンには従来のV型ディーゼル・エンジンを750hpまでパワーアップしたV-12 V型12気筒液冷ディーゼル・エンジンを採用し、面白いことに機関室と冷却機構のデザインをドイツ軍のパンター戦車と同様なものとしたため、機関室上面グリルがパンター戦車とそっくりなものとなった。
    またこうした機構を採用したために車体が延長され、転輪数もIS-2重戦車の片側6個から7個に増やされた。
    戦闘重量は55.9tと、IS-2重戦車より約10tも重くなった。
  • Object701-5
    object701-5.jpg
    主砲をIS-2重戦車と同じ43口径122mm戦車砲D-25Tとしたものである。
    これは、1944年後期の戦いを通じてソ連軍戦車隊の中に122mm戦車砲の質量効果に対する絶大な信頼があったため、100mm戦車砲は重戦車の武装としては放逐されることになったためである。
    また副武装として対空用の他に主砲防盾の同軸機関銃も、威力の高い12.7mm重機関銃DShKとされた。
    これは、歩兵などの防御陣地に大口径機関銃弾が大変有効だった独ソ戦での戦訓によって採られた措置である。
    また装甲厚を砲塔周りを中心にさらに増加させたため(砲塔前面で250mmに達した)、戦闘重量は58.5tまで増加した。
    それでも、出力750hpのV-12ディーゼル・エンジンのおかげで路上最大速度43km/hの機動性能を発揮できた。
    余談であるが戦車道に参加できる最強格の戦車はObject701-5であろう。
  • Object701-6(IS-4)
    IS-4.jpg
    結局、Object701-5をベースに一層リファインしたObject701-6が「IS-4重戦車」としてソ連軍に制式採用されることになったが、IS-4重戦車の戦闘重量はIS-2重戦車より14tも重い60tに達した。
    これは、KV重戦車以降の新型重戦車開発にあたってスターリンや運用者側が提示してきた重量上限46t(それを超えると兵站路を破壊するなど運用上の問題が多いと指摘されていた)を大きく超えるものであった。
    しかしこの制限値を超えることを承知であえてObject701の開発が続けられたのは、このプランに戦車工業人民委員のV.A.マールィシェフと、その配下にあったソ連共産党チェリャビンスク州委員会第一書記のN.S.パトリチェフの後押しがあったからである。
    それでも重い戦車を導入することに対して運用者側の反発があったようで、IS-4重戦車のソ連軍への制式採用は1947年までずれ込んだ。
    こうして運用者側の反発を押し切る形でソ連軍に導入されたIS-4重戦車は、重量上限などの制限をあえて超えることによって得られた設計上の余裕を活かして、戦闘室内配置に充分な考慮が払われたものとなった。
    例えば砲塔はIS-2重戦車のものをさらに大型化したようなデザインとなり、搭載弾頭は全て後部バスルに配置されていた。
    各弾頭は水平方向に向いた収納ケースに収められ、止め金を外すと底部のバネの力で押し出されてくるよう工夫された。
    また発射装薬が収められた薬莢も、砲塔リング径よりも広げられた車体袖部(履帯の上に掛かった部分)の取り出し易い位置や、広い戦闘室床部の中央(砲塔がどちらを向いても砲尾部の真下にあたり操作上邪魔にならない)に配置された。
    恐らくソ連軍戦車でこのように操作性の改善を追求したのは初めてのことで、これはトロヤーノフがドイツ軍戦車の構造を充分研究した結果だと思われる。
    IS-4重戦車は1947年から量産が開始されたが、重い戦車に対する運用者側の不満は払拭できなかったようで、1949年までに250両が完成した時点で生産は中止されてしまった。
    生産中止のもう1つの理由はIS-4重戦車の生産コストがあまりに高過ぎたことで、IS-3重戦車が1両当たり35万ルーブリであったのに対しIS-4重戦車は1両当たり99万4千ルーブリであったという。
    朝鮮戦争が勃発した1950年の時点においてソ連軍MBTの中で最強の存在であったIS-4重戦車は、殆どが極東方面に移される事となるが、結局ソ連は参戦しなかったため実戦経験は無い。
    IS-4重戦車は極東軍管区に1950年代後半まで残され、IS-3M重戦車のように近代化改修が施されて1960年代いっぱいまで部隊に留まった後、スクラップや標的にされてしまったようである。
  • ST-I
  • ST-II

第100戦車試作工場の重戦車

以降加筆中。暫時更新していきますので写真で我慢してください。

IS-6

  • Object253
    object253.jpg
  • Object252
    object252.jpg
  • IS-6後期案
    IS-6M.jpg

IS-7

  • Object257
    object257-2.jpg
    object257-1.jpg
    object257wot.jpg
  • Object258
  • Object259
  • Object260 1945年型
    object260-4.jpg
    object260-1.jpg
    object260-2.jpg
  • Objecr260 最終型
    IS-7.jpg
  • Object261
  • Object263
    object263-1.jpg
    object263-2.jpg

最後の重戦車

Object777

object777-3.jpg
object777-2.jpg
object777.jpg

T-10(IS-8)

  • IS-5(Object730)
    IS-5.jpg
  • Object268

T-10の後継戦車

T-10の後継戦車も様々検討がなされていた。しかしT-10が最後の重戦車になったという事はお察しの読者も多いであろう。
時代的にwotには厳しいと思われがちだが、これらの戦車より後期の戦車も数多くwotに実装されているので可能性はあるだろう。首を長くして待ちたいものである。

  • Object266
    object266.jpg
  • Object277
    object277-1.jpg
    object277-2.jpg
  • Object770
    770-3.jpg
    &ref(): File not found: "770-2.png" at page "uploader";
    770.jpg
  • Object279
    279.jpg
    279-2.jpg
    冷戦の落とし子Object279は上の車輌とは違った特異な形状をしている。4本の履帯、そして円盤のような車体…。それは何を意図して設計されたのか。それは米ソの全面核戦争を生き残り戦争を続行することができるように設計されていたのだ。4本の履帯は接地面積を増やし核の爆風でひっくり返らないように、そして円盤のような車体は爆風を受け流すとともに跳弾を狙ったものである。重心の低いソ連戦車らしい形状も爆風でひっくり返らないことに拍車をかけている。しかし、あまりの高コストに制式採用はされなかった。

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コメント

最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

  • すごいぞ -- 2016-10-18 (火) 20:40:30
  • よくこんなに画像集めたな。編集者に尊敬するよ -- 2016-10-18 (火) 21:28:25
  • このページもうメニューに追加しても良いレベル -- 2016-10-19 (水) 13:49:29
    • もう追加されてるぞ。 左メニューのその他のコンテンツの所を参照してくれ -- 2016-10-22 (土) 17:02:24
      • お、サンクス -- 2016-10-22 (土) 23:50:19
  • ソ連戦車情報はもう別ページで良いのでは? -- 2016-10-22 (土) 15:00:15
    • 格納するのもありじゃない? -- 2016-10-23 (日) 00:00:18
      • そうだよ(便乗)いい記事だしためになるけど長すぎるッピ! -- 2016-11-11 (金) 19:44:33
  • ○号シリーズも是非追加してもらいたいものだ -- 2016-10-23 (日) 12:09:28
  • 今日のニュースでニッサンが完全なガスエレクトリック方式の自動車を発表したって流れてたね。ポルシェ博士の夢は70年以上かかって、フランス人が社長の二本の自動車メーカーが実現させたわけか。数奇な話だね。 -- 2016-11-02 (水) 23:17:53
    • 「フランス人が社長の日本の自動車メーカー」です、スマソ -- 2016-11-02 (水) 23:21:15
    • やっと時代がポルシェ博士に追いついたんだよ。70年前に現代でやっと実用化されたアイデアを考え出すとか純粋にすごいと思うわ -- 2016-11-23 (水) 00:07:22
    • なんたってあのルノーだからね -- 2016-11-23 (水) 01:11:27
  • なかなか度胸なくて書けなかったけど 一番大好きなIS-4を書いてくれてありがとう 愛車 戦車道でもぜひ姿を現して欲しい 実戦に参加する事もなく、現場からは扱いにくさにブツブツ言われ、最後は標的となった。せめてアニメの中でその装甲を魅せて欲しい 活躍させてやって欲しい……… それとクビンカ行って見に行きたいです -- 2016-12-06 (火) 22:35:18
  • 試作だけとはいえ、日本て色んな駆逐戦車持ってたんだな。これは実装が楽しみ。 -- 2016-12-23 (金) 22:58:46
    • ×駆逐戦車 ○やっつけ砲運搬装置 -- 2016-12-23 (金) 23:39:26
      • バッペン達強いし大丈夫だろ(適当 -- 2016-12-25 (日) 17:31:09
    • ほとんどオープントップ -- 2017-01-12 (木) 21:24:41
  • 不可思議戦車の欄に車体は四号砲塔はパンターのPz.Kpfw. IV Schmalturmは入らないのだろうか -- 2017-01-15 (日) 16:40:47
    • あれは純粋な計画として存在したので不可思議でも何でもないですね -- 2017-01-21 (土) 11:37:37 New
  • 摩訶不思議戦車シリーズに高tier日重軍団は入りますか?まぁ未実装だけど -- 2017-01-23 (月) 03:54:32 New
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