KV-2

Last-modified: 2024-04-19 (金) 19:32:03


Tier 6 ソ連 重戦車 KV-2 (カーヴェー ドゥヴァー)

kv2_001.jpg
 
PBR化前のトップ画像
2BBBA58A-D6C1-4E81-8CD3-0E2FA395FF4C.jpeg
伝説迷彩

本車両には2つの伝説迷彩が存在する。

伝説迷彩「威嚇」
威嚇
Menacing.jpg
適用中は車両名が「KV-2 Menacing」となる。
ちなみに初期砲塔では塗装のデザインが少し違う。
 
Menacing_Stock.jpg
初期砲塔だと、御存じWG社のロゴマークを大胆に配したデザインになる。
敵に一目で経験値不足とばれてしまう。
伝説迷彩「Arronax」
Arronax.jpg
Arronax (1).jpg
Arronax (2).jpg
価格は2,650 gda.png
適用中は車両名が「KV-2 Arronax」となる。
口径が大きく見える
152mm砲と107mm砲搭載時の違い
 
kv2_gun152.jpg
MT-2 + 152 mm M-10
この砲を装備すると圧倒的な単発火力と分厚い防楯が付けられる。
 
kv2_gun107.jpg
MT-2 + 107 mm ZiS-6
クルッポー ポッポー ボクワルイシュホウジャナイヨギガントホウジャナイダケダヨ
その他の画像
kv2_screenshot.jpg
 
IMG_0212.JPG
IMG_0213.JPG
 

Tier6マッチで「ズドンッ」というえげつない砲撃音を轟かせたかと思いきや、1発であらゆる車輌を瀕死に陥らせる事でお馴染み。
KV-1を元に火力支援車として開発された、巨大な砲塔を持つ戦車である。
KV-2は大戦中、たった1輌でドイツ軍部隊の進軍を食い止め、侵攻を丸1日遅らせたという逸話を持ち、ゲーム中にもそれを基にしたラシェイニャイ英雄勲章が存在する。
ファイル名は「KV2」。
(ロシア語の発音では「カーヴェー」と読む。)

 

直近90日の平均勝率:51.11%(2021年7月14日現在、BlitzStars調べ、ver8.0.x)
※平均勝率は参考数値であり、その車両の絶対的な強さを示すものではありません。

基本性能(v6.10.0)

車体Tier国籍タイプ耐久値
(HP)
車体装甲厚
前面/側面/背面
(mm)
最高
速度
(km/h)
初期
重量
(t)
本体価格
(クレジット)
KV-2VIソ連重戦車850~95075/75/7035/1151.16920,000 cra.png
 

武装

砲塔:MT-1(初期)

Tier名称発射
速度
(rpm)
弾種平均
貫徹力
(mm)
平均
攻撃力
DPM
(HP/分)
精度
(m)
照準
時間
(s)
総弾数弾薬費
(Cr/G)
重量
(kg)


V122 mm U-115.45HE
HEAT
30
140
450
270
2453
1472
0.582.980257 cra.png
4000 cra.png 10 gda.png
1,600+18°
-5°
VI152 mm M-102.50AP
AP
HE
110
136
76
640
545
960
1600
1363
2400
0.604.036725 cra.png
4800 cra.png 12 gda.png
810 cra.png
2,300+12°
-5°
VII107 mm ZiS-66.19AP
APCR
HE
167
219
54
320
270
400
1981
1671
2476
0.453.450270 cra.png
4400 cra.png 11 gda.png
280 cra.png
2,400+18°
-5°
 

砲塔:MT-2(後期)

Tier名称発射
速度
(rpm)
弾種平均
貫徹力
(mm)
平均
攻撃力
DPM
(HP/分)
精度
(m)
照準
時間
(s)
総弾数弾薬費
(Cr/G)
重量
(kg)


V122 mm U-115.45HE
HEAT
30
140
450
270
2453
1472
0.582.980257 cra.png
4000 cra.png 10 gda.png
1,600+18°
-7°
VI152 mm M-102.50AP
AP
HE
110
136
76
640
545
960
1600
1363
2400
0.604.036725 cra.png
4800 cra.png 12 gda.png
810 cra.png
2,300+12°
-7°
VII107 mm ZiS-66.19AP
APCR
HE
167
219
54
320
270
400
1981
1671
2476
0.453.450270 cra.png
4400 cra.png 11 gda.png
280 cra.png
2,400+18°
-7°
 

砲塔

Tier名称装甲厚(mm)
前面/側面/背面
旋回速度(°/s)視界範囲(m)重量(kg)
VMT-175/75/701423011,050
VIMT-275/75/701623012,050
 
射界全周
 

エンジン

Tier名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
IVM-17F50020610
VIV-2K50015750
VIV-560015750
 

履帯

Tier名称積載量(t)旋回速度(°/s)重量(kg)
IVKV-2 mod. 194060.801610,600
VIKV-2 mod. 194160.801810,600
 

乗員

  1. Commander
  2. Driver
  3. Gunner
  4. Radio Operator
  5. Loader
 

派生車両

派生元:KV-1
派生先:KV-3


開発ツリー

KV-1KV-2
26,700fa.png
Gun.png
122mm U-11
Gun.png
107mm ZiS-6
16,990fa.png
KV-3
00,000fa.png
000,000cra.png
Gun.png
152mm M-10
6,840fa.png
turret.png
MT-1
turret.png
MT-2
6,250fa.png
engine.png
M-17T
engine.png
V-2K
6,020fa.png
engine.png
V-5
6,490fa.png
suspension.png
KV-2 mod.1940
suspension.png
KV-2 mod.1941
5,660fa.png
 

fa.png:必要経験値


解説

152mmのHE弾をメインに据えた車両であるが、弾種切り替えに再装填の必要がないBlitzではAP弾を交えた運用が可能であり、非常に強力な戦車となっている。

 

装甲

KV-1と共通の車体はTier6では全く役に立たない上、砲塔装甲も薄く平面的で頼りにならない。
防盾は実質200mm程度だが、主砲の付け根の出っ張り部は110mmしかない。
防盾以外は垂直75mmで、砲塔が格下の通常弾や152mm砲の榴弾にも容易に抜かれる弱点となる。
30°程度のよそ見(砲塔の昼飯)で実質90mm程の防御力になるが、どのみち然程頼れるものではないので隠すことを重視しよう。

 

主砲

この車両は152mm砲を積んでからが本番である。まずはフリー経験値を使って152mm砲を開発してから初戦を迎えよう。
この152mm砲は精度がとても悪く、後方からの狙撃はまともにできないので気をつけよう。

  • 152 mm M-10
    史実砲。マッチングする中で最大の単発火力を誇る。
    榴弾が貫通した時のダメージは圧巻の960であり、貫通さえすれば一部の薄い格上戦車ですらワンパンを狙える。
    (アメリカのWolverineに関しては通常弾でワンパンである)
    通常弾でも640ダメージを与えられ、格下相手であれば通常弾でもワンパンが可能。
    また、同格以下であれば、AP弾で2確圏内の車両がほとんどである。格上HTでも3発圏内である。
    しかしその凄まじい火力の代償に貫通力と精度・照準時間はTier6最底辺レベルで、弾速も非常に遅いため狙撃どころか中距離戦闘すらおぼつかない。
    特に課金弾の伸びが小さく、課金弾での貫通が難しい車両への対処はHE弾の爆風ダメージが基本になる。HE弾非貫通時のダメージは装甲の薄い部位ほど威力が大きくなるので、いい加減に狙うのではなく敵の装甲の薄い所をしっかり狙って砲撃しよう。
    装填時間が非常に長く、1つのミスショットが命取りになりかねないので、とにかく一発一発を慎重当てていくことが非常に重要となる。
    また、運用上特に気になるほどの欠点ではないが、この砲を装備すると若干仰角が狭くなる。(+18°⇒+12°)
    大口径砲の運用方法について

    ティア6最大口径を誇るKV-2の152mm M-10はとにかく精度が壊滅的なほど悪い。絞りも遅く、弱点狙撃は基本的に無理で、車体か砲塔のどちらかに当てるので精一杯の精度である。
    先述した通り精度には期待できないため、ボトムマッチでは手も足も出ないまま撃破されてしまう戦車長も多くいるだろう。

    大口径の大きな利点とは何かを1度考えてみよう。

    • 単発火力が大きいので存在するだけで抑止力となる
    • 榴弾非貫通時でもそこそこダメージが入る

    この2点になる。

    今回は2番目について触れていく。
    戦車長諸君は榴弾は貫通する時にしか撃たないことが多いと思う。もちろん熟練の戦車長はヘルスが2桁に満たない敵のトドメに使う時もあるだろうが。

    では何故榴弾に触れたか。

    榴弾は非貫通でもかなりのダメージが与えられるという利点がある(利点ではあるがDPMが大幅に下がるため常用は禁物)。つまり、ハルダウンをしている敵に対して大きくはないがダメージを与えることが可能になる。HPを削られるということはそれだけ取れる選択肢が狭まり、不利になることを意味する。
    あなたは、終盤HPが足りなくて撃ち負けるということを経験したことは無いだろうか?
    この事は裏を返せば敵戦車にも同じことが言える。序盤から中盤で少しでも多く敵のHPを削っていれば終盤での戦いで自分と味方戦車が撃ち勝ちやすくなるという事である。
    話は戻って、152mm M-10について話していく。
    防御姿勢をとった敵に対して、絞りが遅く精度も悪い本戦車の砲では抜けるかどうか安定しない弱点を抜くより、榴弾を使って200~400ダメージに、追加でモジュールや搭乗員にダメージを与える方が建設的であることは言うまでもない。
    大口径車両の本懐はどんなに硬い車両相手でも榴弾によりある程度はダメージを与えられるところにある。
    どこかしらを狙って確実に抜ける時はAPや強化AP、HEATで、抜けない時はHEを使用して削っていく。
    この選択を正しくしていけば大口径車両である強みがより一層増すことになるだろう。

    爆風による自損について

    榴弾には爆発半径というステータスがあり、着弾地点から爆発半径の距離内では敵車両のほか、自車両も被害を受ける(FF廃止により、味方車両への被害は発生しなくなっている)。
    本砲の榴弾は爆発半径が広く、ステージ上の壁や敵車両などのオブジェクトに近距離から射撃しないよう注意が必要である(離れるほど被ダメージの可能性は減るが、砲身、観測装置を始めとした砲塔にあるモジュールが破損することも多い)。また、敵と体力が少ない時に密着していると、敵と自分が同時に死ぬことがあるので注意。また敵が密集していると複数車両にダメージが入ることもある。

    (余談)15cm級車両の炎上ダメージとモジュールダメージについて

    KV-2に限った事では無いが、15cmは榴弾上振れ+火災を起こすことで一気に瀕死に持っていく程(あるいはワンパン)のダメージを出すことが出来る。さらにモジュールダメージが高く、格上戦車は厳しいが、同格以下の戦車であれば、弾薬庫に命中してワンパンすることも夢では無い。当たり前だが装甲が薄い戦車をしっかり把握し、なるべく車体中央から後部を狙って撃ってみると良いかも知れない...(特にPanther系列は側面装甲が薄い上に車体も大きいので大損害を狙いやすい。)
    ちなみに戦車は車体後部にエンジンや燃料タンクが、車体中央に弾薬庫が存在することが多い。
    また、一部の戦車は砲塔後部にも弾薬庫が存在する。
    ほとんどの車両のモジュールの位置はArmor inspectorで確認出来るので、確認しておくとよりワンパンしやすくなるのでおすすめである。

     
  • 107 mm ZiS-6
    152mm砲に比べて単発以外が優れるが、それでも長い照準時間と悪めの命中精度という欠点が目立つ。それに、本車最大の長所であるワンパンできる単発火力が失われてしまう。
    DPMは目を見張るものがあるが足の遅いKV-2ではそのDPMを十分に活かしづらい。総じて玄人向けの砲であるので、初心者は152mm砲の搭載を推奨する。
    同じく107 mm ZiS-6(M)砲搭載のT-150との比較表

    同じく107 mm ZiS-6(M)砲搭載のT-150との比較表

    搭乗員100%, 常備品非搭載時

    Tier車輛名照準時間
    (秒)
    着弾分布再装填時間
    (秒)
    DPM
    VIKV-23.260.4319.302064
    T-1502.780.43113.141461

    DPMこそT-150に大きく優っているものの、照準時間が0.5秒近くも遅い。
    照準時間3.26秒はあの122mm砲搭載時のKV-1S(3.07秒)よりも下の値である。

     
  • 122mm U-11
    初期砲。
    貫通力、単発が不足していて、せっかくの大口径が持ち腐れになるのでこの砲のまま戦場に行くのは戦犯になるのでフリー経験値で152mm砲に交換しよう。

機動性

速力は決して良好ではないが、時速30km程度は出るので味方重戦車についていけないほどではない。
車体及び砲塔旋回速度は非常に遅く、AMX ELC bis等の素早い戦車に懐に入られると成す術が無くなってしまう。
壁を用いた対処や味方との連携を重視しよう。

 

立ち回り方

精度や収束の都合上狙撃は不可能であり、前線で、なおかつ装填の隙をカバーしてくれる味方重戦車の近くでの運用が主となる。
防御面、機動面には難があるものの、それを補って余りある同格以下ならばワンパンも夢ではない、非常に高い単発火力を持つ非常に強力な戦車である。
上記の理由から戦闘中は常に自分が敵から非常に高いヘイトを向けられていることを意識する必要がある。
本車はとても大きい上に装甲があまり厚くないため、壁役は適任が誰もいない時以外は別の味方に任せて味方の真後ろや横から火力支援に徹しよう。
本車は車高が高い故、味方戦車の車体を盾にして射撃することができるので、味方を邪魔しない程度に盾にして、理不尽な一撃をぶち込もう。
ただし、味方が破壊されて孤立してしまえば軽、中戦車に懐に入られ、車体・砲塔旋回速度の遅さ故に簡単にNDKされてしまうこと必至である。
重戦車として味方の盾とはなれずとも、「KV-2がこちらを狙っている」という状況だけで強力な抑止力となるため、狙っているような動きをすることで、味方の装填時間や、増援が来るまでの時間をカバーすることができたりする。
射撃時は貫通アシストをしっかり確認し、二つのAP弾とHE弾を使い分けて最高のダメージを目指そう。
ただし、車体側面からHE弾を撃つと車両を捉えるのでやっとな本車の精度だとよく履帯に吸収されるので、中距離以遠の場合はあえてAP弾を使い安定させたほうがいい場合もある。
また、格上HTなど、AP弾でも抜けない敵にはHE弾を撃つことで、並みの重戦車並みのダメージに複数のパーツの破損が狙えるので、AP弾貫通の機会を伺い続けるよりも素早くHE弾を撃ってしまった方がいい。
貫通力nerfや拡張パーツによる弱体化を受け、同格フルヘルスの敵をワンパンするのは以前よりは難しくなり、これまでのように被害を度外視して懐に入り込むようなことはできなくなっている点には注意。

 

特徴

長所

  • 同格戦車をワンパンできるほど凄まじい単発火力(152mm砲装備時・全重戦車中トップクラスの単発火力)
  • 爆発範囲が広く、非貫通や地面に当たっても相手に安定してダメージを与えられるHE弾(152mm砲)(概ね200~450ダメージ入る)
  • 単発火力の高さによって、そこに居る・こちらを向いているだけで敵にプレッシャーを掛けられる
  • 装填速度の割に総弾数が多く、自由に弾の配分ができる(基本的に全ての弾種を8発以上持っておけば、使い切ることはない。)
  • 割と良好なクレジット収支
  • 硬い防楯(152mm砲装備時)
  • 高いDPM(107mm砲)

短所

  • 主砲の機嫌次第で戦績が大きく変わる (安定感が皆無)
  • 装填時間が非常に長い(152mm砲)
  • 通常弾、課金弾共に低い貫通力(152mm砲)
  • 非常に悪い砲精度・照準時間(107mm砲・152mm砲共通)
  • 非常に悪い隠蔽率(全Tier6車両中ワースト)
  • 防楯以外は当てにならない装甲
  • 非常に遅い砲塔・車体旋回速度
  • 頻繁に火災や故障が起こる(モジュールが脆い)
  • とてつもなく高いヘイト(同格トップクラスであり、常に狙われていると思った方が良い)
  • 非常に高い車高(障害物に隠れていても砲塔上部が隠し切れない)
  • み ん な に 嫌 わ れ る
  • 味方依存度が高い(快速車両や硬い車両は非常に苦手なため)
  • 悪い砲精度ゆえに、弾が思わぬところで吸収される。(履帯吸収や、砲身吸収等)
  • ボトムマッチだと活躍出来ない

初期の研究

戦車を購入したら第一に6840expのフリー経験値を突っ込み、152mm砲の研究を行おう。改良砲塔やエンジンは152mm砲を開発してからでも問題はない。

  • 107mm ZiS-6と最終エンジンはKV-3を開発すれば追加の経験値なしで入手できる。KV-1Sを並行して開発しておくと楽。

歴史背景

戦車研究室より

(戦車研究室)

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レニングラード(現サンクトペテルブルク)の第100キーロフ工場第2特別設計局(SKB-2)が開発したKV-1重戦車は、1939年12月19日の制式採用決定後とりあえず早急に50両の先行生産が求められると共に、引き続くフィンランド軍との国境要塞をめぐる攻防戦での戦訓から強力な支援火力を持つタイプの開発も要求された。

これに対してKV重戦車の開発を担当したSKB-2のN.L.ドゥホフ技師率いるチームは、まずKV重戦車の車体に152mm榴弾砲Br-2、もしくは203mm榴弾砲B-4を搭載する自走砲を「オブイェークト212」の試作名称で開発に着手した。(後のPC版自走砲 S-51とSU-152の試作プランSU-203(未完成)である。)
しかしこの計画は、試作車製作にまでは届かずに終わった。

続いてBT-7快速戦車の火力支援型として開発されたBT-7A砲兵戦車(76.2mm榴弾砲搭載、記号”A”はArtillery:砲兵の頭文字)と同様のコンセプトで、大型の全周旋回式砲塔に152mm榴弾砲M-10を装備したものを搭載する計画に発展し、1940年1月末に試作車を完成させている。

主砲の20口径152mm榴弾砲M-10Tは弾頭重量52kgの榴弾、榴散弾、徹甲榴弾と弾頭重量40kgの特殊ベトン徹甲弾の4種を発射するもので、砲弾と薬莢は計36セットが主に砲塔後部のバスルに搭載されていた。
ちなみに徹甲榴弾による装甲貫徹力は、射距離1,500mにおいて72mmであった。
砲弾が分離薬莢式であるため装填手2名を要するようになり、大型箱型砲塔の中には車長と砲手、2名の装填手の計4名が乗り込むことから乗員は総員6名になった。

戦闘重量も53tを超えただでさえ良好ではなかったKV重戦車の機動性能は一層悪化して、路上最大速度は20km/h程度(カタログデータ上は34km/h)に低下した。

大型砲塔付きKV重戦車は「KV-2」という制式名称が与えられ、従来のKV重戦車は「KV-1」と呼称されるようになった。

1940年2月早々、KV-2重戦車の最初の生産型2両が完成しソ連軍に引き渡されている。
この2両は第20装甲車旅団に配属され、2月11日にマンネルハイム・ラインの一角で行われたスンマ地区での戦闘に投入されている。
この際、KV-2重戦車の内の1両は48発もの対戦車砲弾(スウェーデンのボフォース社製の37mm対戦車砲)の直撃を受けたが、全く機能に支障をきたさなかったという。
逆に弾頭重量52kgの榴弾を砲口初速436m/秒で発射する主砲の152mm榴弾砲M-10Tは、直接照準射撃による陣地攻撃で絶大な威力を発揮しメレツコフらソ連軍司令官を喜ばせた。

巨大な砲塔から、ソ連軍の戦車兵からは親しみを込めて「ドレッドノート」というあだ名で呼ばれた。
KV-2重戦車はその高いシルエットのために遠くからでも発見されてしまい、12tもある重い砲塔を手動で旋回しなければならないためやや傾斜すると砲塔の旋回ができなくなるなど、運用上の制約も大きかったがその反面、強固な装甲はさしものドイツ軍をもっても撃破することは困難であった。

(編集者:いずれかのKV-2が終戦を迎えた情報が無く、展示車も複製や再現、レプリカである事が伝わっている。KVファミリーは大戦初期から終戦にかけてISシリーズよりも前線で積極的に使用され、前途の通り故障や敵の進化したティーガーをはじめとした新型兵器に撃破されて行き、その数を減らしていったという。 その中でもKV-2は、元はフィンランドのマンネルハイム線突破用で製造数も少なく、おそらく全滅してしまったのかもしれない。)

ISベースのKV-2
Image_9597e6c.jpg
車体だけ強そう

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ツリー化、枝化とは?


  • コメント1 -- 2018-09-28 (土) 6:00:00
    • コメント1に関連したコメント2 -- 2018-09-28 (土) 7:00:00
    • コメント1に関連したコメント3 -- 2018-09-28 (土) 8:00:00
      • コメント3に関連したコメント4 -- 2018-09-28 (土) 9:00:00

上のように、関連するコメントを子要素にすることを「ツリー化」「枝化」などと言います。
この「ツリー化」を行わないと、どのコメントに対する意見なのか分かりにくくなることがあり、混乱を招くため、必ず関連するコメントをするときは「ツリー化」を行ってください。

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