車輌タイプ別対処法

Last-modified: 2017-12-28 (木) 11:20:12

全ての車輌の対処法なんて覚えきれない!! でも無数のライバルの半数ぐらいには差をつけたい!!
致命的なミスはしたくないけど、メモ書き程度にして抜粋し、難しい事は考えたくない・・・
そんな時はタイプ別に考えてしまいましょう。多少大雑把な覚え方でも案外、致命的なミスには繋がりにくいです。
タイプ別に攻略パターンを組めば、Tier10でも通用するので慣れていきましょう!!

 
 

はじめに

WoTでは5カテゴリーの車輌に分けられていますが、そのカテゴリー1つでもいくつかのタイプ傾向があります。
それぞれ長所もあれば短所もある・・・当然、その短所や弱点を突いていけば敵軍に効率良く損害を与える事が出来ます。
装甲面の弱点を把握しなくても、立ち回り次第で如何なる強敵や重装甲の車輌も簡単に撃破出来る可能性が生まれます。
敵も同じようにこちらの短所などに付け込んでくるでしょう。タイプごとの特徴を熟知し、目指せスコアトップ!!

 

軽戦車

索敵システムの存在するWoTでは偵察役となるチームの眼。主に観測での支援で損害を与えてきます。
隠蔽率と視認範囲を活かし、時にその機動力と連射力で奇襲を仕掛けてくる者もいるでしょう。

前書き

軽戦車は両チームの頭数が減るほど生存価値が急上昇します。その理由は奇襲成功率上昇と重車輌へのトドメにあります。
試合後半で重戦車や駆逐戦車・自走砲の旋回性能や視認範囲の低さを突いて一方的に撃破する猛者もいるでしょう。
前線のメンバーは早期に敵主力を撃破、もしくは後退・敗走させて敵軽戦車が押し潰される形になれば完璧です。
後衛のメンバーは予め茂みの裏で待機する、観測されたり奇襲された際に背後を塞げるor隠れられる障害物を探しておきましょう。

基本対処法

  • 発見された際に違和感(弾が飛んでこない、など)を感じたら近くで観測されている可能性が高いです。スナイパーポイントから離れましょう。
  • 試合中盤以降、忙しい場面で突如現れて狩りに来るケースがほとんどです。試合序盤で大きなダメージを受けるのは避けましょう。
  • 姿が見えても不用意に深追いせず、先に敵主力を倒してしまうのも手です。主力さえ潰せば逃走に時間を費やす必要が出るので相手は苦しむでしょう。
  • 見つけた際、余裕があれば是非その場で撃破を狙いましょう。周囲の味方の数で、履帯切りを狙うか直接有効射を入れるか判断しましょう。

やってはいけない行動

  • 敵が見えない状態で発見されているのに直進。履帯を切られて最悪の場合、集中砲火で即死してしまいます。
  • ルート防衛以外で、味方が多数いるのに単独行動。旋回性の低さなどの弱みに付け込まれます。
  • 序盤で瀕死になる。これだけは絶対避けましょう。中盤以降で発見され次第狩られます。
  • 基地をガラ空きにする。軽戦車が2輌以上いる時にやりがちなのがこれ。占拠されて負ける危険性が常に付きまといます。

Tips:特攻者への対処

開幕から自陣へ突っ込んでくる軽戦車は1日に必ず2~3回は目にする事でしょう。
その目的はこちらの自走砲撃破だけがほぼ全てです。断じて許してはなりません。深刻な被害が出る前に即刻撃ち殺しましょう。

  • 自走砲が行きやすい場所へ一直線に向かってくるので、時折自走砲に乗って場所を把握しておこう。
  • 機動力がある車輌なら深追いに注意して背後に付きまとうのも手。運良く当てて燃やせば儲けもの!
  • 口径100mm以上の主砲なら開始時にHEをセットしておくのも有効。履帯以外でも高確率で乗員が潰れる。
  • 自走砲さえ守れれば、万が一逃がしても大した事は出来ないはずなので、以降は基本的に放置して大丈夫。

稀にある要注意パターン

  • 自陣より少し離れた位置を掠めるようにUターンしていく軽戦車は特攻者ではなく、一流の走り偵の可能性大。決して深追いせず、気合を入れて臨みましょう。

偵察タイプ

代表車輌:大半の軽戦車
観測がメインの、正統派の軽戦車。隠蔽率が高く中々姿を現しませんが速射性が総じて高い傾向があり、側面・背面に張り付かれると痛手になる恐れも。

  • 前線は敵主力を食い止めたりして戦場中央の主導権を渡さないのが吉。一度中央を取られると自軍の情報が完全に筒抜けになる事も。
  • 距離が離れているならいそうな茂みなどに乱射してみるのも手。警戒されていると思い込ませれば撤退を考えてくれるかも。
  • 意図的に居場所をバラしている場合は誘っている危険性大。主力が3輌はいるはずなので絶対挑発に乗らないように。

やってはいけない行動

  • 障害物などが存在せず、観測された場合側面などを撃たれるルートを不用意に通る。敵主力に先制されるのは絶対に避けたいです。
  • チームの主力である時に後方に寄り過ぎる。隠蔽率が高いため、守るべき駆逐戦車・自走砲が先に壊滅してしまいます。

オートローダータイプ

代表車輌:T71M41 BulldogAMX 12 tなど
オートローダーの瞬間火力で短時間に大打撃を与える事が可能な軽戦車。全弾撃ち込まれたりすると大惨事になるので総HPに注意しましょう。

  • 数発耐えれるHPは必須。貫通が中途半端な傾向にあるのでしっかり構えれば意外と被害軽微で済む事も。
  • オートローダー搭載型は撃ち切ると逃げる必要があるので履帯切り、もしくは猛追で撃破してしまうのも手。
  • 基本的に落ち着いて撃てる状況が必要。狙撃時に棒立ちしている事も多いので見逃さないように。
  • 火力が高いため、多少無理をして早期に潰してしまう選択もあり。

やってはいけない行動

  • 装甲が薄い車輌で鉢合わせした時に防御・回避行動を取らない。HPが半分以上消し飛ぶので必ず構えましょう。
  • 不用意に飛び出し撃ちを狙う。車体前部だけ出ている状態で履帯を切られた場合、全弾確定した上に逃げられます・・・。

戦闘タイプ

代表車輌:T49Aufkl.PantherLTTB・など
高い単発火力や比較的高い戦闘能力で、やや中戦車寄りの戦闘法も可能にした軽戦車。隠蔽率は若干劣る傾向にあるものの油断は出来ません。

  • 一撃が重い傾向にあり、側面を撃たれると危険。特に弾薬庫と燃料タンクは守ろう。正面から撃ち抜いてくる場合もあるので一応注意。
  • 多少の無茶に耐えれるため、強襲されると特に危険なのが駆逐戦車。他のメンバーは守ってあげよう。
  • 力技には力技で返すのが◎。戦闘力が高いとはいえ所詮軽戦車である。

やってはいけない行動

  • 乱戦で無理に狙う。その戦闘力から優先したくなりますが、所詮は軽戦車。隠蔽率が若干低いので何とかなる事が多いです。
 

中戦車

偵察から、主に重戦車や重駆逐戦車の護衛、駆逐戦車の代わりに狙撃支援、軽戦車狩り・・・と、戦車界の何でも屋を担当するのが中戦車です。
DPM(火力効率)が高い傾向にある以外は特色こそあれど、全てが平均的で何でも出来る代わりに局所的には劣る万能型です。

前書き

万能型ですので前衛~中衛であればどこにいても不思議ではないのが中戦車です。どのカテゴリーに乗っていてもよく遭遇する存在でしょう。
所詮バランス型のため単独だと重戦車や重駆逐戦車には手も足も出ない事が多く、障害物に隠れるしかない事も。
その反面どのカテゴリーとも連携が取りやすく、車輌ごとの長短を付け足したり補ったりすると途端に強敵へと変貌します。
前衛・後衛ともに乱戦では後の事故要素を未然に解消しておくために優先して撃破すると良いでしょう。

基本対処法

  • 重戦車・重駆逐戦車は障害物を利用した奇襲に注意です。ミニマップで戦場全体を確認して怪しい動きがないか警戒しましょう。
  • DPMが高い傾向にあるため、中戦車・重戦車は弱点(最悪でも側面・背面)を障害物で隠し、被害を抑えましょう。
  • 小隊編成で選ばれる事が多く、3輌以上で一気に押し切ろうとしてくる事も。被害は避けられませんが、各個撃破で敵戦力を早期に削いでおきたいところです。
  • 側面を取れず、尚且つ重装甲や格上に力技で押されるとほぼ無力な事も。逃げ損ねた中戦車はその場で始末しておきましょう。

やってはいけない行動

  • 軽装甲の車輌で背後に張り付かれる。いくら機動力があっても付け狙われると非常に辛いです。
  • 乱戦で放置する。基本的に有効射が入りやすい中戦車をなるべく狙いましょう。DPMが基本的に高いので後々被害が大きくなります。

機動タイプ

代表車輌:T-34Pz.IIIObject 416Cromwellなど、多くの中戦車
機動力を中心に、それなりの装甲と主砲を持った一般的な中戦車。連射力もあり、走り偵察や側面攻撃がメインになります。

  • 機動力が高い反面、履帯を切られると致命傷に繋がりやすい。上手く転輪・エンジンを正確に撃ち抜きたい。
  • 最高速が高いため、曲がり切れずに障害物に引っ掛かる事も。追撃のチャンス。
  • やや軽戦車寄りの性能のため、重戦車などの主力が潰れるとそのまま敗走する事も。
  • 総じてモジュールが損壊しやすく、傾斜装甲で軽装甲を誤魔化しているためHEを撃ち込む手も。
    やってはいけない行動
  • この車輌がいる状態での背面を向けた撤退。貫通が若干不安定な傾向があるため、正面を向けて迎撃しながら後ろに下がった方が生存率が高いです。
  • 敵の情勢が判らない状態での敵基地占拠狙い。賭け以外では危険です。想像以上の迅さで戻ってきて履帯ダメージでリセットされます。

装甲タイプ

代表車輌:M4A3E2 Sherman JumboM26 PershingE 50MatildaCenturion Iなど
主に機動力を犠牲に、重装甲になっている防御寄りの中戦車。機動力以外にも何かが犠牲になっている傾向が多いですが、手薄なルートの死守に最適です。

  • 機動力が低いため機略で落とすのが有効。他の敵から倒して孤立させれば逃走も不可能で簡単に撃破出来る。
  • 重装甲でもHPは中戦車相応なため有効射を入れれば案外簡単に大破する。側面が狙い目。
  • 1格上の駆逐戦車からの砲撃をギリギリ防ぎきれない装甲厚な事も多く、観測による先制が有効。自走砲にも極めて弱い。
  • 陣地転換が難しいため、実は無視されるのを嫌う。突破が難しそうなら逃げてしまおう。相手から追い掛けてきて有利な場所へ誘い込める事も。

やってはいけない行動

  • 無理して撃ち合う。重装甲はまともに戦わないのが最善策です。放置しても大丈夫そうなら無視して他の所へ行きましょう。
  • 乱戦で無理に狙う。弾かれるとタイムロスになり、被害が拡大します。先に撃ち抜けそうな敵車輌を狙いましょう。
  • 手薄なルートに対策無しで飛び出す。他ルートにこのタイプがいない場合、道を曲がった先にまずいると思った方が良いです。

火力タイプ

代表車輌:M4T20T-34-2PantherType 5 Chi-Ri・オートローダー搭載中戦車など
速射性や単発高火力の主砲での支援攻撃を得意とする中戦車です。隠蔽率・DPMに大きな差がありますが、奇襲やクロスファイアで大打撃を与えてきます。

  • 速射型はHP量に物を言わせた力技に、瞬間火力型は装填時間を突いた反撃に弱い。上手く戦おう。
  • 装甲面は不安の残る厚さなので、撃ち抜けそうなら積極的に狙おう。履帯切りも有効。
  • 要所を抑えてクロスファイアを仕掛けにくくすると相手は強気に出れなくなる。圧力を掛けていこう。
  • オートローダー型は貫通に難がある傾向のため隙を見せず、逃走する瞬間に履帯切りを狙うと効果大。

やってはいけない行動

  • 単独行動。DPMや観測からの先制攻撃で押し切られます。隠蔽率が高いものもあるので怪しい場所は注意。
  • 瞬間火力型に対し近距離で無理に撃ち合う。単発型は精度が悪い傾向にあるため遠距離だと予想以上に被害を抑えられる事もあります。
  • 機動戦を仕掛ける。相手からすれば逆にチャンスになってしまいます。モジュールなども無事では済まないでしょう。
 

重戦車

基本的に最前線で戦闘関連を担うチームの柱です。突出した者を虐殺し、そうでない者にも確実に大損害を与えつつ戦線を死守してきます。
序盤は最前線で障害物や地形を盾にしつつ戦線の維持、中盤以降は開いたHP差などで膠着した戦局に決定打を与えるべく突撃してきます。
鈍重な傾向があり戦局への柔軟性が欠ける代わりに中距離以内では重駆逐戦車以外では太刀打ち出来る存在があまりいません。

前書き

良くも悪くも戦闘特化、それが重戦車です。なので正面戦闘を避け、何らかの方法で陥落させる戦術を展開する必要があります。
どれだけ重装甲であれ、正面に装甲面の弱点が存在しない車輌は存在せず、側面・背面は例外無く薄い傾向にあります。上手く隙を突きましょう。
重装甲も重火力も全ては脇を固める味方あってこその重戦車です。孤立すれば装填時間や旋回性の低さを突かれ、簡単に大破するでしょう。

基本対処法

  • 孤立すると戦線の維持どころではなくなるため、近くにいる軽戦車や中戦車から片付けていき、外堀から埋めましょう。
  • 奇襲が難しい場合は正攻法で落とすか逃げるしかありませんが、チーム全体でのダメージトレードに持ち込めば被害軽微で倒せる事も多いです。
  • 射撃の隙を突いて反撃しましょう。味方がいるなら、低い傾向にある旋回性に付け込んで無理やり側面・背面を取る手も選択肢としてありです。
  • 機動性が低いため、履帯切りで進軍を遅らせたりするのも有効です。場所によっては味方自走砲の的に仕立て上げる事も可能です!

やってはいけない行動

  • 正面戦闘。2格差など確実に倒せるならば大丈夫ですが、それ以外の場合は極力避けましょう。
  • 大半の重戦車の弱点である車体下部を守るため、車体を隠すハルダウンをしている場合は基本的に回避しましょう。撃ち勝っても被害が大きいです。
  • 障害物で正面の大部分を隠し、車体側面を見せている場合は射撃を誘っているので自信がない限り絶対に撃ってはいけません。手痛い反撃が確定します。

重武装タイプ

代表車輌:KV-1E 75T29ARL 44ST-Iなど、多くの重戦車
生半可な被弾を物ともせずに強力な主砲で無双する・・・「重戦車」と聞いて真っ先に浮かぶイメージがこのタイプでしょう。
中距離以内では攻防ともに極めて高い戦闘力を発揮しますが、基本的に機動力は犠牲となっており、装填時間も長めです。

  • その大きさは威圧的だが、逆を言えば遠距離でも絶好の的。観測した際、側面が見えていたら距離に先制攻撃を入れよう。
  • 隠蔽率や旋回性も極めて劣悪で、居場所が特定しやすいまたは奇襲を仕掛けやすい。コッソリ罠に嵌めよう。
  • 一番理想的なのは周囲の敵や障害物を突き崩して丸裸にする事。城攻めのつもりでじっくり料理しよう。
  • 装填時間が長く、複数の中戦車に押されると1~2発入れるのが限界な事も。上手く連携とトレードをして大勝ちしよう。
  • 中距離以内は得意でも至近距離は実は大の苦手。弾の距離減衰が最小限になるため有効射が入る可能性が高まる。

やってはいけない行動

  • 相手の土俵で戦う。あらゆる装甲活用で一方的にダメージを受けて捻り潰されます。特に中距離・障害物で弱点が隠れている・取り巻きがいる状態に遭遇した場合は即時撤退すべきです。
  • 主要ポイントまで素通りさせる。チーム全体の大失態です。 覚悟を決めましょう。
  • 中距離以内で無闇に撃つ。まだ気付かれていないなら居場所をバラさずに、上手く距離を詰めた方が安定します。

機動タイプ

代表車輌:T1 Heavy TankCaernarvonKV-1SIS-3AMX 50 100など
機動力が比較的高く、陣地転換もしやすいスピード型の重戦車です。強い中戦車と考えれば解りやすいでしょう。
主砲が何かしら強い傾向があり、優れた脚でその火砲を運んで大打撃を与えてきます。車体装甲は薄い傾向にあります。

  • 一撃が強烈な事が多いが、装填が長い・照準収束が遅い・安定性に欠けるといった、砲ごとの弱みに付け込むのが非常に有効。上手く反撃しよう。
  • 車体がやや貧弱なのもあり、履帯切りが有効。自走砲などの一撃で致命傷に繋がりやすいためである。
  • 並走する者がいないと攻撃も逃走も困難になるのがこのタイプ。定石通り外堀から埋めていこう。
  • 駆逐戦車に極めて弱い。弱点を把握していれば、たった一撃でのモジュール破壊も珍しくない。

やってはいけない行動

  • 単独戦闘。大抵2~3発死確定もしくは火力効率で撃ち負けます。絶対に避けましょう。
  • 逃走された際に深追いする。駆逐運用でカウンターされます。取り逃がしてしまったら観測を優先して慎重に詰めましょう。
  • 不用意に狭い場所へ行く。鉢合わせが一番怖いタイプです。建物などの退路は必ず用意しておきましょう。

速射タイプ

代表車輌:M103Tiger IChurchill IKV-85110など
連射力の高い主砲で大打撃を与え続ける事が可能な重戦車です。代償として何かが致命的なほどに犠牲になっています。
単発火力こそ低めですが総じて砲性能が高い傾向にあり、重装甲でも確実に撃ち抜いてきます。

  • 単発火力がやや低いため、物量戦法で押し潰すのが一番楽。上手く取り囲もう。
  • 格上のHPを削りきるのが難しい車輌がほとんど。メンバーが揃っているなら強気に出るのも良い。

やってはいけない行動

  • 装甲を過信して撃ち合う。貫通や精度が高く、予想以上の被害が出ます。必ずダメージを受けるものだと思いましょう。
  • 中距離で無理に撃ち合う。命中精度の差が出てきます。同条件でも極力回避したい所です。
  • 無理に旋回戦を挑む。重戦車では唯一、孤立していても粘れるタイプです。履帯切りで逆に狩られる危険性が高いです。
 

駆逐戦車

主力のやや後方から高火力の支援攻撃を行い、大きなダメージを与えてくる戦車界のスナイパーです。
攻撃力の代償として、固定砲塔で柔軟性に欠けたり、オープントップで防御性が致命的だったりしますが、その火力は重戦車より高い傾向にあります。
正面だけは装甲が優秀な車輌も多く、正面に敵を捉えている限りは高い戦闘力を常に発揮するでしょう。

前書き

特徴こそ車輌により異なりますが、一貫して正面に来た敵を強力もしくは連射の利く高貫通の主砲で迎撃・撃破するのが駆逐戦車の役割です。
履帯切りで旋回を封じられたりして背後を取られると何も出来ずに脱落するため、正面に立たず側面攻撃などで落としに行きましょう。
視界を取る前衛が壊滅すると、機動性の低さが原因で高隠蔽率であろうと動けなくなるため、地形・障害物を活用して上手く対処しましょう。
立ち止まる事が多いため、同じ後衛(特に自走砲乗り)は狙い目です。前衛は撃たれない事を意識しつつ攻撃のチャンスを待ちましょう。

基本対処法

  • 視界を取る軽戦車・中戦車は早めに片付けましょう。自軍の駆逐戦車を守る事にも繋がりやすく、大きく優位に立てます。
  • 居そうな場所には不用意に近付かないようにし、障害物を活用して事故に備えましょう。怪しい倒木や茂みには特に注意!
  • 基本的に機動性が低く正面以外は壊滅気味なので、障害物などを活かした奇襲にとても弱いです。上手く隙を突きましょう。
  • 見つかると狙撃どころではない上に陣地転換が難しいため、発見するだけでもプレッシャーを与える事が出来ます。自走砲の一撃を避けきれない事も。
  • 極度に後方に位置取る者が多く、正方形1000×1000mm(基本的にマップ5マス分)の描画範囲ルールを活かした距離調整が有効。平原マップで活用しましょう。

やってはいけない行動

  • 主要ポイントの曲がり角などから先へ行く。一番目立つのが突出した結果、狙撃されて早々に脱落するパターンです。
  • 準備せずに手薄に見える細道などへ行く。必ずいると思ってください。特に重駆逐タイプは高確率で待ち構えています。
  • スナイパーポイントの方角に側面・背面を晒す。一番やってはいけないのがこれ。弾薬庫やエンジンを撃ち抜かれて大変な事になります。
  • 姿が見えていても装甲を過信して突撃する。後衛と言えど甘く見てはいけません。基本的に高貫通・高精度で乗り手も狙撃力が高いです。

狙撃タイプ

代表車輌:M36 JacksonPz.Sfl. IVcRhm.-Borsig WaffentragerS-35 CAChurchill Gun Carrier・低Tier駆逐戦車など
軽装甲ながら隠蔽率または火力が高く、最もスナイパーらしい駆逐戦車です。茂みなどを活用して見つからないように損害を与えてきます。

  • 隠蔽率が高いものの、見つけさえすれば対処は比較的楽。相手次第では軽装甲に付け込み、HEを撃ち込むのも手。
  • 敵主力を片付ければ自力で視界を取らなくてはならず、不用意に撃てなくなるのでかなり大人しくなる。それでも狙撃には注意。
  • 相手は見つかるだけでも狙撃し辛くなるため、上手く発見しよう。狙われる危険性があるだけで相手は強気に出れなくなる。

やってはいけない行動

  • 茂みなどに不用意に近付く。高火力の先制攻撃を受けるのは極力避けましょう。
  • 後退が難しい場所で少しでも押される。敵主力と並走してきてトドメを刺されます。

装甲駆逐タイプ

代表車輌:M10 WolverineHetzerJagdpantherSU-100など
正面装甲と火力を両立した、駆逐戦車のバランスタイプ。機動力も比較的良い部類に入ります。遠距離型の中戦車に近いです。

  • 比較的動き回る傾向があり、側面を撃てる事が多いので見逃さないように。HPを減らせば相手は強気に出辛くなる。
  • 装甲は過信できない程度のもので、傾斜装甲で誤魔化しているものが大半。上手く撃ち抜こう。
  • 重戦車・重駆逐戦車に中距離以内まで詰められると逃げ辛いのもあり、簡単に撃破出来る事も。旋回性には注意。

やってはいけない行動

  • 一方的に撃たれる位置へ行く。DPMが高い傾向にあり、非常に危険です。位置取りに注意しましょう。
  • 無理に機動戦を仕掛ける。駆逐戦車では最も粘れるタイプです。履帯切りから狙うのが吉。

機動駆逐タイプ

代表車輌:M18 HellcatAlectoObject 263Renault UE 57
機動力や高隠蔽率で撹乱戦法や狙撃を行う珍しいタイプ。狙撃タイプ以上に装甲が薄いですが、隠蔽率が高めで厄介な存在です。

  • 軽戦車寄りの運用なのもあり、全体が押されると動き回れる空間が無くなり、同様に押し潰される。上手く押し上げよう。
  • 装甲が極めて薄い傾向にあり、様々な要因でモジュールが壊れやすい。当てられそうなら撃っておきたい。
  • 隠蔽率が高いとはいえ、移動時には隠蔽率が大きく下がる。双眼鏡を用いた待ちカウンターが有効。

やってはいけない行動

  • 旋回性の低い車輌で単独行動。軽戦車ほどではありませんが、非常に危険です。
  • 駆逐戦車・自走砲で不用意に砲撃する。意識するのは難しいですが、観測が目的の場合もあります。警戒しましょう。

重駆逐タイプ

代表車輌:T28FerdinandJagdtigerAT 2ISU-152AMX AC Mle. 1946など
重戦車の車体に強力な主砲、もしくは突撃用の重車輌がこのタイプで、見た目が明らかに重戦車クラスの存在感を持ちます。
重戦車、下手をするとそれ以上の正面装甲を持ち、駆逐戦車の強力な主砲まで備えているため、正面戦闘で並ぶ存在はほぼいません。
代償として重戦車以上に機動性が低く、大半が固定砲塔のため一度背後を取られると大破がほぼ確定します。

  • 正面以外は壊滅しているため、まともに撃ち合わず側面攻撃を狙おう。履帯切りで逃げるのも◎。
  • 背後を取る事さえ出来れば単独撃破も不可能ではない。履帯切りからエンジンを撃ち抜こう。相手は即刻詰む。
  • 遠距離からの観測にも弱く、自走砲の絶好の的。車体が長く、機動性も極めて低いので相手は回避不能に。例外無く薄い天板の貫通でゴッソリ減らせる事も。

やってはいけない行動

  • 正面戦闘。正面だけは重戦車以上に強いので、どうあがいても虐殺されてしまいます。
  • 不用意に細道へ行く。絶対いると思ってください。相手の土俵で戦ってもまず勝てません。
  • 敵の布陣を確認せず強襲する。まず誰かが付いているはずです。逆に履帯を切られて封殺されます。確認した上で実行しましょう。
 

自走砲

他カテゴリーと全く異なる操作性・位置取り・知識・理論・集中力を要求される超遠距離支援型、それが自走砲です。
近接どころか中距離以内の戦闘力すら壊滅していますが、火力一点振りの一撃は戦局を一変させる脅威の存在です。
戦車は上からの攻撃を防ぐ事は基本的に想定されていないため、放物線を描く自走砲の弾道は恐ろしい攻撃となります。

前書き

国ごとの特色こそあれど、基本的に超火力の遠距離攻撃で様々な支援攻撃を行うロングシューター、それが自走砲です。
反面、非常にHPが低いだけでなく旋回性なども劣悪で敵主力に詰められたり、機動力の高い戦車に奇襲を受けると簡単に大破します。
前衛は障害物や稜線を上手く活用して直撃する確率を少しでも抑えましょう。後衛はなるべく見つからない事が重要です。

基本対処法

  • 超火力の代償にそれ以外はほぼ壊滅気味。障害物を盾に、焦らず堅実に押し上げて圧殺しよう。
  • 砲精度は基本的に悪く、機動力さえあれば平地でも適当にガチャ入れしているだけでも意外と直撃しない。不規則な動きを心掛けよう。
  • 見つけても焦らず、確実に狙いを付けてHEを撃つか、じっと観測で。相手は狙撃どころではなくなる。
  • 密集せずチーム全体で戦線を押し上げ、敵全体の行動範囲を狭めよう。味方自走砲を守る事にも繋がる。

やってはいけない行動

  • 主力である時に後方に引きこもる。敵自走砲からすれば一番やりやすい的です。障害物も陣地転換されては意味を成しません。
  • 何も無い平原を対策無しで走る。観測されて履帯切りを受けると即死が確定する事があります。先制を受けない事が大切です。
  • 同じ場所で撃ち続ける。弾道は見えています。発射地点を特定されると強烈なカウンターが飛んできます。2~3射したら念のために少し移動しましょう。

Tips:国別の傾向

全く異なるプレイスタイルを持つ自走砲は国ごとにイメージした方が分かりやすいでしょう。ただし、Tier10は例外が多いので要注意!

  • アメリカ:火力を中心にしたバランス型。弾道が中途半端で精度に若干難あり。ただし射界が広めの傾向にある。
  • ドイツ:精度を中心にしたバランス型。弾道が高く火力も維持している。車輌ごとに特色が異なるが、狙撃面で優秀な傾向あり。
  • ソビエト:火力一点振りのパワー型。ただし弾道が非常に低く精度も悪い。その反面直射に向いており、中距離戦でも被弾しなければ強い。
  • イギリス:精度を優先したスナイパー型。弾道が最も高く、天板貫通が発生しやすい。その精度も相まってエンジン直撃なども狙ってくる。AP採用率が高いのも特徴。
  • フランス:機動力を重視したスピード型。火力は他国に比べて劣り、弾道もやや低い。その代わりに自由度が高く、超遠距離から側面攻撃を狙ってくる事も。
 

コメント

  • ひとまず土台が完成したので更新してみまーした。 気になる所はこちら側の住人におまかせします。 こんな雑な憶え方でも、Tier8までは通用しちゃうはずなので、上手く立ち回ってTOP5入り安定を目指しましょう!! -- アメジスト? 2016-03-02 (水) 02:25:47
    • アメジストさん、毎度ありがとうございます(感謝感謝) これからも宜しくお願いします -- 2016-03-02 (水) 06:27:30
    • 赤字のコマンドミスがあったので直しました -- 2017-03-29 (水) 12:37:52
  • 重駆逐は背後を取られると死ぬってあるけど、ATシリーズなんかは半端な火力の車両相手だと、複数に囲まれても耐えきった上で1つ1つ排除していけるんだよなぁ。 -- 2016-03-22 (火) 02:47:56
  • Tips:国別の傾向、日本とかも追加せんといかんね -- 2017-06-12 (月) 18:39:32
    • 日本の自走砲はまだ実装されとらんばい。 -- 2017-06-13 (火) 01:46:29
  • 軽戦車の対応には状況にもよるけど榴弾はあまり使わない方がいいかも。CaffeeとかT49みたいに足が速いと弾速の遅い榴弾ではかなりの腕がないとまず当たらない。稀に遠距離からぶち当てるSU-152とかいるけど。 -- 2017-10-23 (月) 01:29:10