Tier 3 ソビエト連邦 軽戦車
スペック
HP | 350 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 20/19/13 |
最高速度(km/h) | 66 |
重量/最大積載量(t) | 14.01/14.2 |
本体価格(シルバー) | 37,000 |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 武装 | 履帯 | 砲塔 | 他 | ||||||||
出力 | 弾種 | 貫通力 | ダメージ | 総弾数 | 弾代 | 発射速度 照準時間 精度 | 旋回速度 | 砲塔装甲 | 旋回速度 | 視認範囲 | HP | 通信範囲 | |
初期状態 | M-17L | 45 mm 20K | BT-5 | BT-7 mod. 1935 | 350 | 300 | |||||||
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450 | AP APCR HE | 51 88 23 | 47 47 62 | 84 | 14 2G 14 | 26.09 2.3 0.46 | 50 | 20/15/15 | 44 | 300 | |||
23 mm VJa開発時 | M-17T | 23 mm VJa | BT-5 | BT-7 mod. 1935 | 350 | 615 | |||||||
500 | AP HE | 30 42 | 12 12 | 300 | 3 1G | 105.88 1.70 0.54 | 50 | 20/15/15 | 44 | 300 | |||
37 mm ZiS-19開発時 | V-2 | 37 mm ZiS-19 | BT-7 | BT-7 mod. 1937 | 380 | 615 | |||||||
480 | AP APCR HE | 58 92 13 | 40 40 50 | 84 | 35 2G 10 | 28.57 1.89 0.39 | 54 | 20/15/15 | 46 | 320 |
解説
- 概要
ソ連のtier3軽戦車で、BT-2に次ぐ高い加速力に更に上がった最高速、そこそこの火砲と薄めの装甲を持つまさに軽戦車といった性能をしている。 - 火力
- 45 mm 20K
初期砲にしてBT-7の史実砲。
良好な機動力とそこそこの貫通力から乗り出しから快適な運用が可能。
性能の割に照準時間が長いのが気になるくらいか。 - 23 mm VJa
瞬間火力の高い機関砲。
弾倉火力が高く損傷した敵を喰らい尽くすのに便利。
しかし貫通力は2cm KwK 30以上2cm Flak 38未満であり、精度も良くないため同格以上には通じづらい。
仕留め損ねた際は、機動性を活かして離脱しよう。 - 37 mm ZiS-19
それなりの貫通と優秀な手数を持つ、最終砲。
通常弾でも大抵の相手は貫通出来るが、Tier4からは重装甲戦車も現れ始めるので何発か課金弾を持っておくといいだろう。
- 45 mm 20K
- 装甲
車体前面ですら20mmと機関砲にも抜かれる薄さである。
傾斜のかかった部分はそれなりに弾くことがあるが、基本は被弾=貫通と考えよう。 - 機動性
初期エンジンでも十分快適だが、最終エンジンは14tクラスの小柄な車体に過剰とも言える500馬力のエンジンを搭載しており圧倒的な瞬発力を発揮する。
最高速にも優れており、ストレスフリーな機動力。
砲塔旋回速度も高く、目標への追随がやりやすくなっているのは嬉しい所。 - 偵察性能
初期砲塔で280m、改良砲塔で320m。
平均的ではあるが、どちらかというと短い部類。
索敵には、ある程度突っ込んで敵を補足する必要がある。
幸い無線機の性能はいいので、味方の視界を利用する手も。 - 総論
快速であり、そこそこの打撃力を持つバランスの取れた軽戦車。
このTier帯は装甲の薄い戦車が多いため、中戦車的な立ち回りでも十分だが、高tierに向けてLTとしての視界取りやアシストをする練習をするのも良いだろう。
史実
BT-7はソ連陸軍の快速軽戦車として開発されました。 これより先に作られたBT-5はアメリカのクリスティ戦車を元にしたもので、履帯を外せばタイヤで走行できる装輪式戦車として使用できました。
スペイン内乱の戦訓を取り入れ、BT-5の車体を強化したものでしたが、あくまでもT-34、KV-1誕生までの繋ぎだったと言われています。
被弾時にリベットが飛んで乗員が負傷するのを防ぐため、装甲を溶接式(技術は戦前にドイツから導入したもの)とし、加えて傾斜装甲を取り入れて防御力を向上させました。
また、エンジンを換装して航続距離の延伸を行っていました。 1935年からハリコフ機関車工場で生産に入り、計5,433両が生産され、ノモンハン事件、ポーランド侵攻、冬戦争、継続戦争に投入されていました。
BT-7初期生産型(1935年型)はBT-7-1ともいい、車体の主要部を溶接構造とし、車体装甲厚を前面13mmから20mmに強化、車体設計も変更して前面に傾斜装甲を取り入れ、後部を延長して燃料タンクを併設、左右フェンダー上にも燃料タンクを増設して搭載燃料を620リットルとし、航続距離を250kmまで伸ばし、エンジンも換装しています。
操縦手前面には大型ハッチがあり、非戦闘時は大きく開くので視界が良いのですが、覘視孔が1つしか無いので戦闘中の視界は狭いのが難点です。
砲塔直下にあたる車体底部には、乗員脱出用ハッチがあります。
砲塔はBT-5後期型と同じ砲塔バスルを持つタイプですが、組み立ては溶接に変更され、砲塔上面には2つのハッチが横に並んでいます。
戦闘中の視野は砲塔側面のスリットと砲塔上面の照準兼用潜望鏡で得るものの、視界はあまり良くないそうで、かといってハッチを開けた場合、前開きなので、ハッチを避けて身を乗り出さないと前が見えず、狙撃を受けることが多かったと言う記録もあります。
懸架装置はコイルスプリングとベル・クランク式で、ストロークは356mmもあります。 転輪は4枚、前方に誘導輪、後部に起動輪を持ち、上部転輪は装輪式と言う構造上持っておらず、装輪時は起動輪から第4転輪にチェーンで動力を伝達、操向には装軌時が左右1本ずつの操向レバー、装輪時が取り外し式ハンドル(第1転輪がステアリングする)を使います。
装軌から装輪への転換には30分、装輪から装軌への転換には40分かかりました。
全長5.66m、全幅2.29m、全高2.42m、全備重量13.8t。
主砲は46.2口径45mm戦車砲M1932(172発)で、俯仰角はマイナス4度からプラス40度、発射速度毎分10発(訓練次第で20発)、副武装は同軸の7.62mmDT機銃1丁(2,394発)と言うものでした。
装甲厚は砲塔前側面15mm、砲塔後面10mm、上面10mm、車体前面上部20mm、前面下部・側面15mm、後面13mm、上面10mm、底面6mmと、軽量化の為に装甲は重視されていませんが、避弾経始で補っているため箇所によっては数値より高められています。
エンジンはM-17液冷4サイクル90度V型12気筒ガソリンエンジン(450馬力、ドイツBMW製航空機用BMW6のライセンス生産型)、トランスミッションはスライディング・メッシュ式で、前進3段・後進1段、最大速度は装軌時で52km/h、装輪時で72km/h、航続距離は装軌で375km(275kmとも)、装輪で500kmを誇っています。
BT-7(1938年型)はBT-7-2ともいわれ、砲塔も避弾経始を考慮したタイプですが、砲塔装甲厚は変更されておらず、傾斜も浅いので、どれだけの効果があったかは不明であったといわれています、ゲーム中では、BT-7 mod. 1937とされているようです。
BT-7Mは1938年型のエンジンをV-2ディーゼルに変更したタイプです。 燃料の入れ間違いを予防するため、機関室点検ハッチ上の吸気口カバーがかなり小さくなっているそうです。最大速度は装軌で62km/h、装輪で86km/h、航続距離は装軌で400km、装輪で900kmと性能アップを図っています。
1938~41年に706両が生産されました。
BT-7Aは火力支援型で、M1909山砲を車載用に改造した16.5口径76.2mm短砲身砲M1909/30(50発)を装備したもので、副武装は砲塔後部のボールマウント式7.62mmDT機銃。1938年までに150両が生産された。長砲身型も試作されたのですが、量産には至らなかったとされています。 ゲーム中では23mmVJaになぜか換装されています。
BT-7-1Vは指揮戦車型。砲塔上部に鉢巻状のフレームアンテナを装備していて、BT-7-TUには71-TK-1無線機を砲塔後部バスルに搭載したものの主砲弾搭載数は132発に減ってしまったそうです、砲塔上部に鉢巻状のフレームアンテナがあることで区別できましたが、それが却って目立ってしまい真っ先に攻撃目標にされ、やられてしまうことが多かったため、後にアンテナをホイップ型に変更しました。
フィンランド軍が鹵獲したBT-7(1937年型)をBT-42(ガルパンで継続高校が使用してるやつ)として突撃砲に改造したものも存在します。 砲塔を一回り大きくして第一次大戦時に使用した114mm榴弾砲を搭載していて、18両が改造されて突撃砲大隊に装備されました。
BT-42突撃砲↓
対独戦開戦時は、順次T-34との交替が進む時期でしたが、戦車不足と部隊配置の関係から現役使用されていました。 しかし、ドイツ軍戦車群の前では旧式と言ってもよく、殆どの戦場で壊滅的な被害を被っていました、それでも、赤軍兵の間では愛用されていたそうですが、史実では快速性能を活かせたためしがなく、ノモンハン、ポーランド、フィンランド、東部戦線と、投入されるたびに損害が増えていったというトホホな面もありました。
コメント
- BT-7解説を勝手ながら作成させてもらった。もし追記が有れば頼みます -- 2016-02-08 (月) 13:45:00
- ありがとうございます -- 2016-02-08 (月) 13:46:10
- 速力のとこ直しときました -- 2016-02-08 (月) 13:50:21
- ありがとうです -- 2016-02-08 (月) 14:00:13
- ガルパンはいいぞ! -- 2017-04-04 (火) 23:46:58
- ガルパンはいいぞ! -- 2019-06-28 (金) 16:57:58
- だからなんだよw -- 2019-06-29 (土) 19:56:51
- BT-47とCV33の実装が急がれるな -- 2019-06-28 (金) 16:59:22
- 今さらだが、2つある砲塔ハッチが開いた姿をドイツ兵が「ミッ○ー○ウス」って呼んでたらしい。 -- 2021-11-20 (土) 09:44:23
- ○ッキーマ○ス「ハハッ、ボクに相応しいのはこんな豆タンクじゃなくてあの超重戦車だよね?(高音)」 -- 2021-11-20 (土) 11:13:45
- 「ハハッ、コノ戦車はオダブツだ(煽り)」 -- 2021-11-20 (土) 14:23:38
- 「ハハッ、敵戦車を、やっちまったぞ(棒読み)」 -- 2021-11-21 (日) 10:09:17
- ○ッキーマ○ス「ハハッ、ボクに相応しいのはこんな豆タンクじゃなくてあの超重戦車だよね?(高音)」 -- 2021-11-20 (土) 11:13:45