Tier 2 フランス 軽戦車
スペック
HP | 155 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 30/30/30 |
最高速度(km/h) | 28 |
重量/最大積載量(t) | 11.27/12.19 |
本体価格(シルバー) | 3,800 |
修理費(シルバー) |
戦車パッケージ
パッケージ名 (必要経験値/購入シルバー) |
┏ | ━ | ━ | D2 (1,175/42,500) | |||||||
D1 (70/3,800) | ━ | Char D (160/970) | ━ | NC2 (325/3,300) | ━ | NC31 (390/4,200) | ┻ | Char D1 (445/4,120) |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 武装 | 履帯 | 砲塔 | 他 | ||||||||
出力 | 弾種 | 貫通力 | ダメージ | 総弾数 | 弾代 | 発射速度 照準時間 精度 | 旋回速度 | 砲塔装甲 | 旋回速度 | 視認範囲 | HP | 通信範囲 | |
D1 | Renault S4 | 37 mm APX SA18 | D1 | D1 Berliet | 155 | 300 | |||||||
65 | AP APCR HE | 29 46 18 | 30 30 36 | 124 | 0 2G 6 | 24 2 0.54 | 40 | 22/22/16 | 40 | 280 | |||
Char D | Renault S4F | 37 mm APX SA18 | D1 bis | D1 Berliet | 155 | 360 | |||||||
74 | AP APCR HE | 29 46 18 | 30 30 36 | 124 | 0 2G 6 | 24 2 0.54 | 42 | 22/22/16 | 40 | 280 | |||
NC2 | Renault S4F | 13.2 mm Hotchkiss mle. 1930 | D1 bis | Schneider Tourelle 2 | 170 | 360 | |||||||
74 | AP APCR | 23 56 | 8 8 | 420 | 1 1G | 128.57 1.50 0.54 | 42 | 40/40/35 | 35 | 300 | |||
NC31 | Renault S4F | 47 mm SA34 | D1 bis | Schneider Tourelle 2 | 170 | 360 | |||||||
74 | AP APCR HE | 25 46 24 | 50 50 62 | 112 | 10 2G 13 | 24 1.70 0.52 | 42 | 40/40/35 | 35 | 300 | |||
Char D1 | Renault S4F | 25 mm Raccourci mle. 1934 | D1 bis | Schneider Tourelle 2 | 170 | 360 | |||||||
74 | AP APCR | 46 68 | 27 27 | 200 | 5 2G | 40 1.29 0.43 | 42 | 40/40/35 | 35 | 300 |
解説
- 概要
ー仏門入門ー
Tier2フランス軽戦車。
- 火力
最終砲以外すべてRenault FTと同じだが、装填・照準時間などが改善され全体的に使いやすくなっている。- 25mm Canon Raccourci Mle. 1934
一発の威力こそ小さいものの、分間40発という脅威の連射速度と照準時間の短さから速射が容易で、加えて走行中でもレティクルが小さいため行進間射撃の命中率が高い。
十分な貫通力も相まって、移動しながら敵を蜂の巣にすることが可能だ。
ただしこの砲の欠点として、距離減衰や射程が機関砲並みに設定されている点が挙げられる。
300mも離れれば貫通できるはずの敵にも通用しなくなり、400m以上離れると敵に届く前に弾が消失してしまう。
遠距離戦はせずに距離を詰め、精度を活かして敵の弱点に撃ち込んでいく戦術が良いだろう。 - 47mm SA34
25mm砲と比べて精度、照準時間や装填時間は劣るが、単発威力は十分で距離減衰が小さく有効射程も長い。
AP弾の貫通力は25mmと非常に低く、またHE弾の貫通力24mmとほとんど変わらないので、AP弾は一切積まずにHE弾を積むようにすること。
ただしHE弾は弾速が遅く、遠くの敵や動いている敵には当てにくいので注意。
- 25mm Canon Raccourci Mle. 1934
- 装甲
車体全周30mmと側背面も均一な装甲を持っているのが特徴で、一部30mmよりも薄い部分もあるが、傾斜が存在するため大きな弱点とはならない。
側背面から車体に機関銃を撃ち込まれても即大破とならない生存性を持っている。
それでも30mm装甲というのは正面から大抵の砲に貫通される他、貫通38mmの一般的な75mm級榴弾にも貫通されてしまう程度の厚さであり、T3 HMCや自走砲の直撃を受けると貫通してしまう危険性がある。
改良砲塔は全周35-40mmとこのTierにしては中々の装甲を持つ。
特筆すべきは日本戦車並みかそれ以上に大きな俯角であり、砲塔を換装すれば全ての砲で-18度となる。
他の戦車では車体を乗り出さなければ撃てないような急斜面からでも砲塔だけ出して簡単に砲を相手に向けられることができ、これは大きな利点となっている。
- 機動力
他国に比べて鈍足なフランスTier2軽戦車の中でも最も遅い。
エンジンは換装しても僅か9馬力しか上昇せず、たった28km/hの最高速度すら平地では満足に出せない。
さらにそこに至るまでの加速も鈍い。
マップの大体どこでよく戦闘になるかを覚えて、ロスなく移動する事が重要になる。
エンジンが損傷すると、もはや坂道は殆ど登れなくなるレベルであり、修理キットは毎回積んでおこう。
- 総論
同じTier2フランス軽戦車であるH35などと比べると見劣りする装甲と機動力、他国戦車にくらべ威力や貫通が一歩劣る砲から、時には敵味方から舐められることもある。
ただし砲塔装甲の厚さと俯角、精度の良い速射砲を活かして、稜線射撃や昼飯の角度を適切に実行すればヘイトの低さからは想像もつかないような大戦果を挙げられるかもしれない。
史実
1926年に制定された防衛計画により、ルノーが開発した中戦車で社内名称はUTとされていました。
軍の要求は47mm対戦車砲と機銃2挺を装備して、車重を12tに収めることでした。
これに対して、ルノーは以前に制作したFT-17戦車の発展型であるNC-1/NC-2戦車をベースに試作車の開発に着手し、NC戦車のスタイルを継承するデザインで1929年3月に完成、試作車10両を生産しました。
NCはNouvelle Char(ヌーベル シャール)、フランス語で新戦車を指します。
砲塔は取り合えずと、ルノーFTのものを搭載、重量増加に対してサスペンションに油圧/圧搾空気方式を用いた物に強化され、騒音防止のため支持輪の代わりに木製シューを装着していて、これらを保護する装甲カバーも装着されました。
また、フランス戦車として初めて無線機を搭載しており、車体右に大型の三角形リジッドアンテナを装備していましたが、実はモールス信号しか使えないという代物でした。
しばしば、多くの車両がこの無線機の故障に悩まされたため、ほとんどの車両はこれを外していました。
また、当初の要求である乗員2名は、無線手の追加により3名となっています。
D1戦車として正式採用された量産型では、シュナイダー社製ST1(Schneider Tourelle 1 37mm砲と機銃を装備)に換装され、車体にも機銃1丁を装備するように変更され、最大装甲厚は30mmで、後に40mmに強化されました。
1931年から生産がスタートして1935年までに160両(試作型を含む説あり)が完成しましたが、後期生産型はST2砲塔に換装されました。
バリエーションにはD1A戦車とD1B戦車があり、前者は砲塔をシュナイダー社製ST2(47mm砲とレーベル機銃搭載)に換装したもので、無線用リジッドアンテナが2基に増えていました。
後者のB型は、D1Aの砲塔をビジョンブロック無しで背の低い鋳造砲塔に換装した試作型でした。