Tier 9 ドイツ 駆逐戦車
スペック
車体
HP | 1,800 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 250/80/80 |
最高速度(km/h) | 38 |
重量/最大積載量(t) | 74.37/75.0 |
本体価格(シルバー) | 3,450,000 |
修理費(シルバー) |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
初期状態 | Maybach HL 210 TRM P30 | 12.8 cm PaK 44 L/55 | Jagdtiger-Standardketten | Jagdtiger | 1,800 | FuG 5 | |
650 | 18 / [15.43] | --/--/-- | 310 | ||||
8.73 | 1.2/1.4/2.6 | 18 | 390 | ||||
12.8 cm PaK 44/2 L/61開発時 | Maybach HL 230 TRM P30 | 12.8 cm PaK 44/2 L/61 | Jagdtiger verstärkteketten | Jagdtiger | 1,800 | FuG 12 | |
870 | 21 / [23.59] | --/--/-- | 710 | ||||
11.59 | 1.1/1.3/2.4 | 21 | 390 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
主砲性能 | |||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
12.8 cm PaK 44 L/55 | AP APCR HE | 1,070 12G 935 | 246 311 65 | 490 490 630 | 5.50 | 2,695 | 2.30 | 0.35 2.66 0.73 | 40 | +15 -8 | |
12.8 cm PaK 44/2 L/61 | AP APCR HE | 1,260 11G 1,055 | 276 352 65 | 560 560 700 | 5.26 | 2,946 | 2.30 | 0.33 ? 0.69 | 36 | +15 -8 |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 概要
Tier9ドイツ駆逐戦車。
本車は、Tiger IIをベースにした重駆逐戦車である。
その為、駆動系の仕組みが違うFerdinandとは違い、マイバッハ・ガソリンエンジンを搭載する。
新規に開発する必要はほぼ無いが、裏を返せばTier9になってもエンジンが進歩しておらず機動力はたかが知れている。
唯一、ポルシェルートから一直線で来た人のみ開発が必要だ。 - 火力
- 12.8 cm PaK 44 L/55
初期砲としては充分な性能。
課金弾の貫通力が低めのため、一部のHTのような正面からは弱点が狙えないような相手は苦手。 - 12,8 cm Pak L/61
専用砲。高精度かつ高い発射速度を持ち、貫通力も米ソTier9駆逐戦車に引けを取らない。課金弾は352mmと非常に高い貫通力を誇る。
単発火力は560と他国のTier9駆逐戦車と比較するとわずかに低いがFerdinandやJagdpanther IIから向上し、DPMも大幅に強化されている。
そのため、これまでの車両と比較しても強力な遠距離射撃が可能である。
俯角もそれなりに取ることができ、頭出し等の地形対応力もある。
高いDPMを生かして連続的に射撃ができる状況に持ち込めば、格上の戦車を追いつめる事も可能である。
- 12.8 cm PaK 44 L/55
- 装甲
スペックは250mmの重装甲となっているが、実際に250mmの装甲厚があるのは戦闘室正面のみであり、車体正面は185mmの傾斜装甲となっている。
傾斜を加味すれば283mmなので格下の砲弾は安定して弾いてくれる。また車体下部は100mmの傾斜装甲と薄く、160-180mm級の砲弾で貫通されてしまう。
下部にはドイツ戦車特有のトランスミッション判定も存在。遮蔽物で隠すなど不用意に晒さないように注意する必要がある。
ハルダウン等で下部を隠しながら正面装甲厚を生かして戦うスタイルを取れると、非常に高い戦闘力を発揮できる。 - 機動性
機動力に関してはエンジン出力に恵まれず馬力不足が目立ち、坂道に特に弱い。しかし履帯性能が良いのでFerdinand同様に重戦車に追随していく程度の実用的な機動力は確保されている。 - '隠蔽
隠蔽率はFerdinandからさらに低下。迷彩ネットや乗員スキルとの迷彩、茂みの活用で多少はマシになるが、発砲補正で見つかる可能性が非常に高いのであてにしてはいけない。
茂みを二つ挟んだところから撃つ等活用できれば継続的に射撃が可能だが、通常はある程度攻撃を加えたらポイントを転換するなどの工夫も必要になる。
見つかっていても自走砲に撃たれないポジションの研究も必須。
もし次車両?に乗員を引き継ぐつもりが有るならば、隠蔽率は更に悪化しているためカモスキルが無駄になる可能性が有ることにも注意。 - 総論
車高が低く隠蔽を取りやすいソ連戦車や、正面装甲が厚く俯角が良くてハルダウンが取りやすい米戦車と比べると本車は運用方法に注意を払う必要がある。
低めの隠蔽率と高火力から、自走砲から優先的に狙われる可能性が高いことも留意したい。
戦闘時はこれまでのドイツ戦車同様、車体正面下部を隠す戦術が必須。また戦闘室正面の重装甲もTier9~10の金弾や一部のAPには抜かれることがあるので過信は禁物である。
遠距離戦での戦闘力はTier9TD随一であるので安易な前進による無駄な被弾を避け、先行する味方の視界を利用して高い継続火力で敵にダメージを与え前線をサポートするのが仕事になる。
最前線まで射線の通る後方に本車が控えていれば、敵にとって大いなる脅威になるはずだ。
史実
1943年2月、ドイツ陸軍参謀本部は前線より遠距離から敵戦車を撃破出来る自走砲を求められていた。
そこで歩兵支援用に12.8cm Pak 44 L/55を搭載出来る装甲自走砲の製作を開始するが、同年5月18日にヒトラーより歩兵支援用の自走砲ではなく、駆逐戦車として製作する様に指示を受け、その役割を転換した。
事実12.8cm Pak 44 L/55で射撃テストを行った所、8.8cm砲や10.5cm砲よりも高い精度を残したと言われる。
使用砲弾は、巨大すぎたために、分離式となり、弾頭28.3kg、薬筒11kgを装填手二人ががりで行う。
過去にStuG III、Marderシリーズを製作していた経緯から既存戦車の車体を利用する事で新たな駆逐戦車の開発を始めた。
1943年初頭、12.8cm Pak 44 L/55を搭載する為にPz.Kpfw.V Panther、Pz.Kpfw.VI Tigerの車体を用いてモックアップを製作するものの上手く行かず、同時期に製作中であったPz.Kpfw. Tiger IIの車体を利用する事にした。
同年10月20日、東プロイセンのArys(現ポーランド領Orzysz)においてヒトラーにPz.Kpfw. Tiger II、Jagdpanther(当時はPanzerjaeger 8.8cm auf Panther I )と共に披露された。
この当時の制式名称はJagdpanzer VIであったが、1944年2月27日に作成された陸軍参謀本部部長の書類では「Jagdtiger」と暗号名で呼称されていたというが、書類上で様々な記載があったようでどれが制式名称かは不明ではある。
またポルシェ製の足回りを利用したJagdtigerや12.8cm Pak 44 L/55の製作が間に合わず、8.8cm PaK 43 L/71を搭載した8.8cm Pak 43 Jagdtigerの製作も行われた。
しかし、工場での生産で吊り下げるクレーンがなく、なかなか量産に移れなかったとも言われている。
それでも組み上げてしまうと、ほぼ1パーツと化してしまう車体であった。
12.8cmPak 44 L/55の砲身は、長すぎたために移動時は固定せねばならず、固定しない場合は照準の狂いが酷くなるという。
Jagdtigerは第653独立重戦車駆逐大隊と第512独立重戦車大隊のみに配備され、多くは後退戦、拠点防御などに使用された。
非常に強力な主砲に前面装甲厚200mm(傾斜75度)と防御力もあったが、駆逐戦車故に回転砲塔を持たず、敵に照準を合わせる際にはその巨体を敵に向ける事で70tもある重量が足回りに負担をかけていたが、1945年当時のドイツ軍の練度も低下していた事も重なりJagdtigerは大した戦果も挙げられず故障による放棄や敵に捕獲される事を恐れ自爆処分もされた。 これは、回収機材がなかったためで、記録では殆どが自爆処分となっている。
Pz.Kpfw.VI Tigerからの通例で砲塔バスケットや戦闘室には、自爆用の爆薬ラックが備え付けられている。
ある町のT字路交差点で撃破された車両は、店舗に突っ込んだまま終戦を迎えたが、戦後にアメリカ軍が回収しようとしたところ、クレーンのほうが重さに耐え切れず壊れてしまった。
2年後に、やっとバーナーで細切れにされて処分されたという記録がある。
Jagdtigerを指揮したドイツ軍のエース、オットー・カリウスの味方を大事にするエピソードを語りたい。
1944年7月24日にラトビア戦線でデューナブルク周辺の敵情偵察のためにオートバイのサイドカーに乗っていたカリウスはソ連軍に遭遇、負傷し病院へ後送された。
傷が癒えた1945年に第512独立重戦車大隊第2中隊へと配属され、Jagdtiger10両を指揮する事となった。
しかし大戦末期のドイツの士気は完全に低下しており、Jagdtiger10両の車長で東部戦線での従軍経験のある車長は3人程度で、残る7割は実戦経験が無かったと言う。
西部戦線末期戦であるルール地方包囲戦で要衝となる村を防御し、アメリカ軍を抑えていたが、村の医者から負傷兵で病院が一杯と猛抗議を受け、アメリカ軍とドイツ軍は交渉の末、村は明け渡され、Jagdtiger部隊は撤退した。
その2日後、包囲戦は最終段階に達し、敗北を悟ったカリウスはJagdtigerの主砲を爆破し、中隊を解散させた。
勝機を得る為には単独行動を辞さないミヒャエル・ヴィットマンと違い味方を大事にするカリウスらしい戦いの終わらせ方である。
コメント
- ようやくさっき作れた!こいつ使うのが夢だったんだ! -- 2018-11-11 (日) 12:49:34
- 5000ダメとか取ってもなかなかMバッジ取れない -- 2019-03-22 (金) 20:33:12
- 同じ5000でも格下を蹂躙するよりもtier10からヘルス奪った方が取れる可能性が高い -- 2019-03-23 (土) 11:34:37
- 貫通が高くて装填時間も短いからダメージがポコポコ取れて楽しい車両 -- 2019-05-03 (金) 22:47:45
- 厳しいのは分かってるんだけど、最終砲までの繋ぎで初期砲APCR乱射で耐えきれる性能かな? -- 2020-03-07 (土) 20:53:52
- 全金弾なら何とかなる弱点と側面以外は忘れろ -- 2020-03-07 (土) 22:12:22
- 通常弾の貫通276mmは、財布にやさしぃ。 -- 2021-12-27 (月) 18:10:41