Tier 8 ソビエト連邦 重戦車
スペック
車体装甲厚(mm) | 180/150/90 | 本体価格(シルバー) | 2,430,000 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
最高速度(km/h) | 前進 | 30 | マッチング範囲(戦闘Tier) | 8~10 | ||
後退 | 11 | 派生元車輌 | KV-3 | |||
隠蔽率 | 静止時 | 416.56m | ||||
移動時 | 430.78m |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
初期状態 | М-40 | 122 mm D-25T | KV-4 | KV-4 | 1,600 | 10RK | |
1,000 | 16 / [13.18] | 180/130/130 | 440 | ||||
10.49 | 1.4/1.7/2.9 | 20 | 330 | ||||
107 mm ZiS-24開発時 | 2x V-2K-F | 107 mm ZiS-24 | KV-4 Bis | KV-4-5 | 1,700 | R-113 | |
1,200 | 16 / [15.20] | 180/150/140 | 730 | ||||
11.25 | 1.3/1.5/2.5 | 20 | 350 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
主砲性能 | |||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
122 mm D-25T | AP APCR HE | 1,025 12G 608 | 190 247 61 | 390 390 530 | 4.88 | 1,903 | 2.80 | 0.40 3.00 1.28 | 50 | +18 -6 | |
4.96 | 1,934 | 0.40 ? 1.12 | 50 | +18 -6 | |||||||
45 mm 20K(副砲) | AP APCR HE | 14 2G 14 | 51 88 23 | 47 47 62 | 20.00 | 940 | 2.30 | 0.48 3.60 2.02 | 50 | +25 -24 | |
107 mm ZiS-24 | AP APCR HE | 1,010 10G 650 | 227 289 62 | 320 320 420 | 6.00 | 1,920 | 2.30 | 0.35 ? 1.12 | 50 | +18 -6 |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 概要
Tier8ソ連重戦車。
硬いは正義?
圧倒的な重装甲により、格下はもちろん格上すらもものともしないこともある。
KV-1から形状はほとんど変化なしなので、今まで培ったテクニックを存分に発揮する事が求められる。 - 火力
アップデートにより107 mm ZiS-6及び122 mm D-2-5Tは削除されて122 mm D-25Tが初期砲となり、新たに副砲として45 mm 20Kが追加された。
主砲2種はどちらも俯角に加えて仰角も狭めであり、思わぬところで仰角制限に引っかかる事もある。- 122 mm D-25T
初期砲。ソ連HTには毎度お馴染みの122mm砲。
厚い装甲を生かし敵と真正面から戦う事の多い本車では、貫通が物足りないのが悩ましいところである。
もっとも、初期砲としては悪くないのでモジュール開発を急ぐ必要性は薄いだろう。 - 107 mm ZiS-24
本車専用の最終砲。
単発ダメージは320と平均的で、122mm砲の火力に慣れた方々にとっては物足りなく感じることもあるだろうが、それ以外の性能が向上している。
ソ連砲にしてはバランスの良い性能になっている。 - 45 mm 20K
アップデートにより追加された副砲。主砲の横にちょこんとついているアレ。
元はTier3軽戦車の初期砲のため、性能はお察し。
主砲装填中の牽制か榴弾による履帯切りにしか使えないので、榴弾を多めに積んでおくようにしよう。
- 122 mm D-25T
- 装甲
背面に至るまで全体的に厚めの装甲が施されており、特に格下車両に強い。その重装甲を用いて味方の盾となれるだろう。
KV-5と同様に効果の大きい内張り装甲の特大が装着可能なのも見逃せない。こちらも榴弾によるダメージの低減や乗員保護効果が期待出来る為、一考の余地がある。下位自走砲の砲撃では2桁ダメージということもざらにあり、むしろ被弾を集めることで味方を守ることが出来る。
傾斜装甲がほとんどなく、垂直装甲で形成された本車では豚飯昼飯のテクニックが非常に有効となる。勿論、その際には車体下部を隠すことを忘れないようにしよう。- 砲塔
正面は副砲塔を含めて180mm、側面150mmの装甲厚をもつ。しかし、180mmという数値はTier8の重戦車の平均貫通力より薄く、砲塔正面を撃たれたら貫通されてしまうので注意が必要。
更に上から見ると六角形をしているため、よそ見による防御効果があまり期待できない。むしろ車体よりも抜かれやすく、格上相手には脆い。
副砲塔(180mm)を撃たれると車長や装填手が負傷してしまう可能性があり、より薄い初期砲塔(130mm)の場合は砲塔を動かして狙われにくくするなどの工夫が必要となる場合もある。装甲厚が主砲塔と同じで下位Tier相手には頼れるものの、同格以上の砲弾では貫通の可能性がぐんと上がる。貫通された場合は予想外の被害がでるかもしれないことを覚えておくとよい。
HD化でも殆ど防御力に変わりは無いが、防盾裏の装甲が120mmから180mmに増している。 - 車体
車体正面は上部が180mm30°傾斜で約200mm、下部が160mmの30°傾斜で約180mmとやや頼りなく、砲塔と並んで貫通されやすい箇所なので出来るだけ隠すか前後運動で狙いを外させるようにしよう。
機銃と覗視孔はHD化によって一律180mmとなった為弱点というわけでは無いが、機銃を撃たれると無線手、覗視孔は操縦手が負傷する。
鋭い傾斜の部分ならば120mmの傾斜で260mm前後になるが、ここを狙われることはあまり無い。
側面が150mm(HD化によって履帯裏も130mmから150mmに強化された)あるので、昼飯の角度を取れば同TierHTの砲撃に耐える事ができる。
KV-3同様燃料タンクが車体側面の半分ほどを占めており、それによって火災の発生率が高いのでその点には注意が必要だ。特に1度火災が発生すると自動消火しても再度火災になるリスクが高く、そのまま大破になることも多々有る。
- 砲塔
- 機動性
機動力に関しては、1200馬力のエンジンを積めるが、車重も100t以上あるのであまり良くはない。
直進速度は必要最低限はありKV-3と同じく味方の前線になんとか追いつける程度といったところで、このルートを進めて来た人ならそれほど違和感なく動けるだろう。
旋回性能は劣悪で、砲塔旋回速度の更なる低下もあり機動戦に持ち込まれると非常に危険。一度振り向いてしまうと体勢の立て直しにも時間がかかる為、軽戦車の回り込みなどに安易に釣られず、後ろの敵は後方支援に任せ自分は前方を警戒するといった判断も必要になる。
意外にも、出力重量比そのものは重戦車としては悪くないが、履帯性能が劣悪なため実際に発揮できる機動性は超重戦車の域を出ない。出力重量比の割に機動性が悪い点は、日本のO-NiやO-Hoと共通している。
履帯に関しては初期履帯だと動きが鈍いが改良履帯にすることにより若干改善される。
余談として、車重が重いので下り坂等では停車までかなり時間が掛かる。味方を轢いてしまったりしないように注意。 - その他
視界は改良砲塔でやっと350mとかなりの近眼である。超重戦車でありがちな、防御姿勢を取りながら前進しあえて撃たれることによって相手を発見する強行偵察はKV-4ではやや難しい。
本車の視界は決して良いとは言えないが、乗員数に余裕があり、無線手のスキルで視界を強化することが出来る。皮膜を搭載すれば400mを超える視界得ることが出来、一方的に撃ち込まれる可能性を大きく減らすことが出来る。最前線で戦う本車はアシストダメージを得る機会も多い。
また、大きな車体と低い機動力、同格HTと比較しても抜きん出て低い隠蔽率から被弾がとても多くなる。乗員スキルでリペアや工具箱を装備するのが良いだろう。
パーツやスキルによるアレンジの幅が広いのも本車の魅力の一つだ。 - 総論
KVシリーズの正統進化系であり、しっかりとした防御姿勢を取れば格上の攻撃にも耐えうる防御に優れた車両である。
特大内張り装甲により自走砲の攻撃にも耐性があり、盾として戦線を支えるのに向いている。
格下の攻撃は殆ど通用しないためティアトップの戦場ならば装甲に任せた強引な前線突破も選択肢に入る。
視界、隠蔽率、機動力は劣っている為、単独行動は避け支援を受けられる位置取りを気を付けよう。
なお俯角は-6°ではあるものの砲が高い所にあるため車体を隠すハルダウンも一応可能である。しかし後退が遅く頭の上に巨大な副砲塔がついているため稜線射撃はあまり得意ではない。
車体が固いので、どちらかというと壁を利用した豚飯などが防御の主体となるだろう。
マッチングではいわゆる突破戦車のグループに属するが、同じ役割のVK 100.01 (P)やO-Hoなどは弱点ですら200mmを超える装甲を持つため、防御力は劣っていると言わざるを得ない。
更に機動性の問題から相手に主導を握られやすいが、単発火力が控えめであるためにターン性も苦手である。
超重戦車としてスペックを発揮するにはやや技術の必要な本車であるが、側面装甲は最も優れているため豚飯の角度を大きく取ることができる。
同格以上には撃たせて撃つ、格下には車体正面を隠すなど防御の基本を徹底しよう。
史実
ドイツ軍がフランスを占領した1940年5月の戦いののち、当時赤軍中央砲兵局総監のI.クリーク元帥は断片的な情報をもとにドイツ戦車の武装と装甲を過剰に評価し、現在生産中のKV-1やT-34を上回る強力な火力と装甲を有する戦車が必要であると主張した。彼の主張は反対派を押しのけてスターリンに採用され、107mm砲を搭載するKV-3の開発が開始されたが、その裏ではさらなる超重戦車の開発が計画されていた。それがKV-4とKV-5である。
多くの戦車関係者は、仮に実用化したとしても、この戦車の運用が極めて困難であることを認識していた。それ以前に開発されていた55t~60t級の多砲塔重戦車であるSMKとT-100ですら、1939年から1940年のフィンランドとの冬戦争において運用に大変な困難を生じていたのである。その2倍弱の重量を持つ怪物戦車を、KV-1すら移動が困難なソ連のインフラで運用するのは無理な相談だった。
オブイェークト224としてN. L. ドゥーホフ技師の開発計画は1941年4月に開始されました。
KV-220?に続く重戦車(107mm戦車砲搭載、重量100t)として開発が進められましたが、独ソ東部戦線の勃発でそれに伴って設計局や工場がウラルに疎開する中で、ドイツ軍の保有する戦車が喧伝されていたほど強力ではなかったこともあり、現有戦車の生産・改良が最優先で行われることとなったため、1941年8月までに、二つの超重戦車は試作すらされずに開発が中止された。
ですが、1941年11月までには試作車両が完成していました。
ペレストロイカによるロシアの鉄のカーテンが解けるまでは、机上プランのみで終了したという説もあったそうです。
コメント
- 豚飯したKV-4は格上はおろかティア10のHTですら貫通に手こずる(流石にTDとなると限度はあるが)要塞と化す。反面、砲塔は同格以下の狙いの甘い弾なら弾けるが格上となると金弾で無理やり抜かれる可能性が高く信用できるとは言いがたい。地味な長所として金弾の貫通力はAPCRで289㎜とティア8HTではレーヴェに次いで高い。 -- 2018-11-05 (月) 23:59:46
- 分厚い側面装甲と高貫通の利点は、HTにありがちな格上相手に一方的にやられる状況を緩和できる。比較で挙げられている100PやO-Hoには無い強さだと思う。 -- 2018-12-26 (水) 20:16:42
- こいつの副砲塔の左右切り欠き350mmもあるんか、道理で弾かれるわけだわ。 -- 2020-05-05 (火) 20:51:49
- こいついずれ買うつもりだけどやむを得ず昼飯の時は45度位角度付ければいい…のか? -- 2020-05-05 (火) 23:49:54
- 正面も側面も防御力的に大差ないからがっつり甘い豚飯でも意外と弾くねから昼飯は45度でいいと思う。 -- 2020-05-06 (水) 02:47:59
- 砲塔柔らかすぎて同格以上は厳しい。単発低いし… -- 2021-01-31 (日) 19:09:56
- PC版がバフされてんのかCS版がデバフされてんのかわからんけど -- 2021-01-31 (日) 19:14:37