T-80

Last-modified: 2020-05-11 (月) 23:39:52

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Tier 4 ソビエト連邦 軽戦車

公式紹介ページ

スペック

車体

HP350
車体装甲厚(mm)35/25/25
最高速度(km/h)45
重量/最大積載量(t)11.22/11.5
本体価格(シルバー)140,000
修理費(シルバー)

戦車パッケージ

パッケージ名
(必要経験値/購入シルバー)
T-34
(16,200/356,700)
T-80
(3,900/140,000)
T-80A
(5,830/24,520)
T-80V
(7,980/35,460)
T-80B
(6,480/31,230)

詳細

パッケージ名エンジン武装履帯砲塔
出力弾種貫通力ダメージ総弾数弾代発射速度
照準時間
精度
旋回速度砲塔装甲旋回速度視認範囲HP通信範囲
T-80M-8045 mm 20KT-80T-80350325
170AP
APCR
HE
51
88
23
47
47
62
10014
2G
14
28.57
2.29
0.45
4535/35/3545330
T-80AM-8045 mm VT-42T-80 enhancedT-80350525
170AP
APCR
HE
75
110
23
55
55
65
10035
3G
19
28.57
1.89
0.37
5235/35/3545330
T-80VGMC 600437 mm Automatic SH-37T-80 enhancedT-80350525
210AP
APCR
HE
46
62
19
40
40
50
12035
2G
10
60
2.29
0.44
5235/35/3545330
T-80BGMC 600445 mm VT-43T-80 enhancedT-80350525
210AP
APCR
HE
75
110
23
55
55
65
10035
3G
19
28.57
1.70
0.34
5235/35/3545330

解説

  • 概要
    WolfPackで追加されたTier4のソ連軽戦車。
    T-70の後継で、非常に良く似た性能と性格を持つ。前車との大きな違いは、砲塔が2名用に大型化された事で、砲手が加わり搭乗員は3名に増えた。
  • 火力
    • 45mmVT-42
      T-70から引き継げる砲を、より優れた連射速度で運用できる。
    • 45mmVT-43
      VT-42より精度・照準時間・俯角が強化されており、Tier4の中でも優れた精度と収束性、高い連射性能を誇る。反面、貫通力は上がっていないので、重装甲相手には弱点や側面を狙うなどの工夫が必要。
    • 37mmAutomaticSH-37
      瞬間火力に優れるものの、Tierに対して貫通力が不足しておりお勧めできない。
      なお活かす機会は少ないが、45mmVT-43および37mmAutomaticSH-37は、ほぼ60°という驚異的な仰角を誇る。
       
  • 装甲
    T-70と比較して、車体側面こそ15mmから25mmに増強されたものの、依然として薄い。また強みであった正面の傾斜装甲も、防楯の形状が変化した以外に大きな変化はないため、Tierが上がった分むしろ弱体化した印象すら持つ。また自走砲による一発死の機会も増えており、立ち回りにはより一層の注意が必要となる。
    ただ、Tier4及び5で猛威を振るう十榴に耐えられる装甲厚ではあるので、同格の他LTよりはまだましと言えるだろう。
    人にもよるが、スポールライナー(小)を積むとさらに十榴に強くなる。クレジット消費も小さいので駆け出しの戦車乗りなら搭載するのも一手ある。
     
  • 機動性
    良好な部類ではあるものの、最高速度は45km/hと低く、いわゆる走り偵察を仕掛けられるほどの速力はない。だが車体・砲塔ともに良好な旋回性を持ち、キビキビとした機動が可能だ。
    少々背が高いが、車体のサイズはコンパクトで隠蔽率も良好。置き偵察はこなせるだろうが、視界範囲は330mと平均的でやや物足らない。撃たれたら即移動するぐらいの警戒が必要だろう。
     
  • 総論
    総じて目立った弱点はなく、走・攻では優れた部分も持つが、実際にはどの場面でも能力が中途半端で、強みがない。軽戦車として扱うよりは、軽装な中戦車と考えた方が運用しやすい場面も多いだろう。
    砲の精度と連射性を活かして、後方からの支援射撃に徹するか。前線にて移動と偵察と攻撃を繰り返し、正面から撃ち抜けない相手に対しては味方と連携してうまく側面を取るか。
    状況に合わせて臨機応変な運用が求められる。
    事実、他のソ連LTと同じように使うと痛い目にあうので注意したほうが良い。

史実

T-80軽戦車はT-70の運用上の欠陥を改修した改良型。
サスペンションを強化し、市街地戦にも対応できるようT-70で最大25度しかとれなかった主砲仰角を60度まで拡大、武装は同じですが、車長の負担を軽減すべく2名用の砲塔を搭載しました。
砲塔リングを大きなものに変えたため、砲塔のすぐ真下にはみ出るような形になっています。

1943年に開発されましたが、偵察用軽戦車の需要は米英からレンドリースで送られてくる軽戦車によって間に合っており、さらに主力中戦車であるT-34の量産も軌道に乗ってきたため、本車の生産数は120輌程度で打ち切られました。
しかしながら、T-80の設計陣はなおも意欲的に改良に取り組み、火力強化のために新型の長砲身砲である45mm VT-43を搭載する研究が行われましたが、試作の域を出ることは無く、制式採用には至りませんでした。
T-80の生産が打ち切られた後は、SU-76など対戦車自走砲の増産へ注力することとなりました。

戦後に登場する、主力戦車T-80シリーズとは別のものです。

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