Tier 8 アメリカ 中戦車
スペック
車体装甲厚(mm) | 102/76/38 |
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最高速度(km/h) | 51.5 |
本体価格(シルバー) | 2,403,000 |
派生元車輌 | T71 DA |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 旋回速度 | 視認範囲 | |||||
初期状態 | Wright Continental R-975C4 | 76 mm Gun T185 | T84E1 | T178 | 1,350 | SCR 610 | |
460 | 38 | 152/76/114 | 420 | ||||
13.57 | 38 | 400 | |||||
76 mm Gun T185開発時 | Continental AOSI-895-5 | 76 mm Gun T185 | T95 | T178 | 1,350 | SCR 619 | |
550 | 42 | 152/76/114 | 750 | ||||
15.93 | 38 | 400 |
主砲性能 | |||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 発射速度 [装填時間:単] [装填時間:倉] | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
76 mm Gun T185 | APCR HEAT HE | 270 14G 175 | 175 210 38 | 150 150 185 | 13.47 単[1.82] 倉[15] | 2,021 | 2.10 | 0.36 | 60 [5×12] | +14 -9 | |
90 mm Gun T178 | AP HEAT HE | 255 10G 255 | 210 280 45 | 240 240 320 | 7.74 単[2] 倉[25] | 1,858 | 2.30 | 0.38 | 40 [4×10] |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 概要
Tier8アメリカ中戦車。
1950年代、AMX-13を参考に開発された揺動式砲塔の試作中戦車である。
前身のT71 DAを順当に大型化・装甲化した趣き。装甲厚は全体としてはTier8中戦車として標準レベルで、格下相手にはある程度信頼できる防御力を持っている。 - 火力
二種の主砲には一長一短があり、一概に上位砲である90mmが良いとは言い切れない。乗り手の好みに応じ選択して構わないだろう。
俯角は-9°と優秀であり、地形を積極的に活かしていこう。- 76 mm Gun T185
T71 DAの最終砲の強化版。弾倉ごとの弾数が一発減って合計5発になり、その代わりフル装填速度が4秒近く短くなっている。
一見するとTier8中戦車としては火力不足の貧弱な砲に思えるが、利点も多い。通常弾はAPCRであるが、貫通力の距離減衰が極めて少なく、200m以遠では90mm砲のAPとほぼ同等、500m以遠では逆転し、こちらのほうが貫通力が高くなる。
弾速も速く、偏差射撃や弱点狙撃も当てやすい。
また、90mm砲に比べて照準拡散も少ないため、連射と命中率を両立しやすい。
弾倉交換も15秒ときわめて扱いやすい秒数に収まる。
貫通力210mmのHEATでは、重装甲車両の正面はまず抜けないと考えて良い。
そのため、格下であっても重装甲車両との撃ち合いは徹底的に避けて立ち回る必要がある。
まともに撃ち合えば一方的に撃ち負け、1対1ならかろうじて横に回るかキューポラ等を狙い撃つかでダメージ交換に持ち込める、といった有様なので、
味方と連携した際の突破力は高いが、重戦車相手の前線維持能力はまるでのぞめなくなる。 - 90 mm Gun T178
T69の史実砲。
上位砲となる90 mm Gun T178は単発火力が上がり1マガジンあたりの合計火力が向上している。標準弾薬は76mmがAPCR弾であるのに対し、90mmではAP弾であり、弾速では僅かに劣るものの至近距離での貫通力は向上している。
オートローダーと言えども実戦ではワンチャンスに1~2発しか撃ち込めない事も多いため、基本的には初期砲よりこちらの方がダメージを取りやすい。
欠点として、照準時間が2.3秒と初期砲より長くなっており、照準を絞り切る前に次弾が発射可能になってしまう。至近距離でない限り、即座に連射すると弾が無駄になりやすい。
また、砲塔旋回時の拡散がかなり大きい。
対策として拡張パーツには砲垂直安定装置に加えて改良型射撃装置(照準時間短縮型)を装備しておくのも良いだろう。
なお、この砲のHEAT弾の弾速はAPより速く、ほぼAPCRと同等。
リロード時間や合計弾数の問題で通常弾との使い分けは難しいが、多めに持っておけば様々な局面で頼りになる。
- 76 mm Gun T185
- 装甲
T71 DAと比べHPと装甲が大幅に強化された事で前線を担う事も可能になった。
ただし、どう動いても弱点の砲塔基部への被弾を避ける事が難しく、防御効果は限定的である。- 砲塔
砲塔正面は独特な傾斜装甲を持っており実際はスペック数値よりもはるかに硬い*1。HD化により砲塔上側の装甲が強化され、安定感が増している。
ただし防御効果が得られるのは真正面のみであり、20°ほど斜めになるだけで格下にも抜かれる程度の柔らかさとなる。
装甲が機能するのは敵が1両の時のみと考えた方が良いだろう。
また、砲身が載る砲塔上側は硬いが、それを支える下側は傾斜もゆるく、更に旋回装置が破壊される恐れがある弱点となっている。 - 車体
そこそこの厚みと鋭い傾斜があり、中戦車の車体としては比較的硬め。
正面上部は約50°~80°ほどの傾斜のついた101.6mm装甲で、一部は問答無用で強制跳弾の角度に達する。
跳弾しない部分も実装甲厚は150mm~200mm程度となり、格下相手ならそれなりに防いでくれる可能性がある。
車体側面も76.2mm(一部63.5mm)と、豚飯でミスショットを誘う程度には使える。
ただし、車体が見えているという事は必然的に砲塔基部という大きな弱点も見えているという事であり、基本的に車体を含めて砲身より下は隠しながら動く事が望ましい。
- 砲塔
- 機動性
初期状態ではエンジン出力が低く、軽戦車であるT71 DAからの乗り換えは動きの重さに苦労するかもしれない。
最終的な機動性は、中戦車としては並程度。
旋回性や前進/後退速度は良好であるものの、加速があまり早くない点に注意。
決して遅くはないのだが、序盤に要地を確保するための走り込みなど強引な機動には全く足りない。 - その他
本車の主砲に次ぐ長所が視界範囲の長さである。本車の視界はイギリスのCenturion Mk. Iと同等の400mと同格トップタイの長さであり、それでいてCenturionよりは隠蔽率が高めなので優秀な視界を生かしやすい。*2
オートローダー特有の瞬間火力と相まって待ち伏せの適性が高く、マップによっては少数で敵を食い止める事も可能となるだろう。
敵からの射線を一方向に限定できる場所では、石頭を活かしたチラ見偵察も効果的。 - 総論
装甲・機動性・隠蔽・俯角のいずれもそれなりの性能を備え、どんな場面においてもそれなりに戦える中戦車らしい汎用性と、オートローダーの瞬間火力を併せ持つ。
T71 DAからは機動力が劣った代わりに厚めの装甲を手にしており、ハルダウンを活用すれば一方的にダメージを与えることも可能になっている。
貫通力はTier8中戦車としてはかなり高く、装甲の厚い相手には金弾で強引に撃ち抜く事も可能。
弾倉内の管理をしっかり行わないと同格も含めて継続火力とHPの高い車両にリロードの隙を突かれ手も足も出なくなるので、退避路は常に意識しておくように。
普段はいかに軽装甲の相手を削るか、相手の砲塔側面を撃つかを主眼に立ち回りつつ、
オートローダーの瞬間火力を活かせる場面では味方と協力して一気に敵のHPを削りきろう。
その性質上、同程度の機動力を持った車両と小隊を組むことで飛躍的に戦果をあげやすくなる。
上位車両にごり押しされると手も足も出なくなるので、退避路は必ず確保しておこう。
史実
1940年初頭から1950年代にかけて、アメリカは揺動砲塔戦車の開発を進めていましたが、自国での研究では上手く行かず、揺動式砲塔の開発に関して経験豊富なフランスより、AMX-13中戦車の第2試作車両を入手し、その技術を自国へ導入しました。
その成果は目覚ましく、アメリカでの揺動式砲塔を備える中戦車の開発は進展し、T42試作中戦車の車体を使用して、AMX-13の第2試作車両に基づいて製作された揺動式砲塔に90mm砲を備えた、アメリカ初の揺動式砲塔搭載中戦車T69が完成しました。
アメリカはフランスの自動装填装置を十分に研究し、弾薬ドラムを砲の下に設置することにより、車内から安全に再装填出来るように、フランスの自動装填装置は6発のリボルバー式ドラムを使用しており、撃ち切った際の再装填を車外から行う必要があるというフランスの自動装填装置の欠点を上手く修正したものでした。
主砲である90mm Gun T178(T175説もあり)は、M36 Jacksonが搭載していたM3 90mm戦車砲と、M26 Pershingが搭載していたM3A1 90mm戦車砲の改良型とする資料もありますが、真偽の程は不明です。
この自動装填装置は8発分の砲弾が装填でき、発射速度は毎分18発に達し、排莢は発砲後にハッチを通して自動的に車外へ出る仕組みでした。
搭乗員は3名で操縦手、装填手、砲手兼車長という組み合わせでした。
装填手は砲塔左側に位置し、空になった弾薬ドラムの交換を行い、砲手兼車長は砲塔右側に位置し、ペリスコープを使用して視認性の向上を図っていました。
1955年6月から1956年4月まで、アバディーン試験場にて試験を行っていましたが、自動装填装置の信頼性の低さを認識する結果となりました。
残念な事に、砲塔搖動部の固定機構の安定化の問題は解決されず、この問題に費やす時間も余りなく、最終的に計画は中止されました。
しかしながら、T69で得られた技術は、他の試作車両へと使用される事になるのでした。
コメント
- バグって最終砲を7連発できた!3発撃ったところでいきなり満タンに戻った。 -- 2019-03-16 (土) 16:53:01
- これです。 https://youtu.be/6SOfqswWdEY -- 2019-03-17 (日) 01:10:24
- だいぶ前のアプデ前に軽ルートからとっくにT54E1から57ヘビーまで行ったけど、開発して乗ってみる価値あるかな?こっちのルートを進めてみてるけど。 -- 2019-12-06 (金) 21:53:25
- フル金ならサイコーに楽しい車輌。照準2.3sでポンポン当たる。 -- 2019-12-06 (金) 22:56:56
- なら目指してみる。先に54E1終わってるから最終砲まで18000くらいしかないし -- 2019-12-08 (日) 09:38:30
- ようやく買った訳だが、フル金だとめちゃくちゃ強いな。ティア10戦場にしか当たらんけどそれでもなかなりダメージ取れる。…赤字は強烈 -- 2020-02-11 (火) 09:34:01
- フル金ならサイコーに楽しい車輌。照準2.3sでポンポン当たる。 -- 2019-12-06 (金) 22:56:56
- もうちょい貫通欲しいなぁ -- 2020-05-22 (金) 20:18:24
- ハルダウンめちゃくちゃ強いな。T32並みに弾く。 -- 2020-08-11 (火) 15:26:36
- 最終砲の貫通がAP210mm、APCRが280mmに向上。フル金じゃなくても戦えるようになった -- 2022-11-20 (日) 05:51:42
- APCRじゃなくてHEATだった -- 木主? 2022-11-20 (日) 05:56:05