Tier 7 アメリカ 軽戦車
スペック
車体
HP | 840 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 25/22/19 |
最高速度(km/h) | 64 |
重量/最大積載量(t) | 17.79/18.0 |
本体価格(シルバー) | 1,400,000 |
修理費(シルバー) |
ツリー
パッケージ名 (必要経験値/購入シルバー) |
┏ | T69 (118,000/2,403,000) | |||
T71 (60,000/1,400,000) | ━ | T71E1 (24,800/115,000) | ┛ |
パッケージ
パッケージ名 | エンジン | 武装 | 履帯 | 砲塔 | 他 | ||||||||
出力 | 弾種 | 貫通力 | ダメージ | 総弾数 | 弾代 | 発射速度 照準時間 精度 | 旋回速度 | 砲塔装甲 | 旋回速度 | 視認範囲 | HP | 通信範囲 | |
T71 | Continental AOI-628-1 | 76 mm Gun M1A2 | T71 | T71 | 840 | 410 | |||||||
340 | AP APCR HE | 128 177 38 | 115 115 185 | 60 | 96 7G 68 | 15 2.29 0.40 | 54 | 22/22/22 | 42 | 400 | |||
T71E1 | Continental AOI-628-2 | 76 mm Gun T185 | T71A1 | T71 | 840 | 745 | |||||||
400 | APCR HEAT HE | 175 210 38 | 150 150 185 | 60 | 270 14G 250 | 11.25 2.29 0.38 | 56 | 22/22/22 | 42 | 400 |
解説
- 火力
初期砲は貫通力不足であり、早急に76 mm Gun T185の開発を行いたい。- 76 mm Gun T185
口径こそ初期砲と変わらないものの、通常弾がAPCRとなり、貫通力とダメージ量が大きく向上する。金弾はHEAT。
弾倉交換時間こそM1A2より長くなるものの、6発900ダメージ分の交換時間としては比較的短めで、自動装填砲の中では使い勝手はかなり良い。
また、砲身が長くなっているにもかかわらず砲重量が1/3程度に軽くなるため機動力の向上にもつながる。
さらにスタビを装備でき行進間射撃も安定させることができるなど、アメリカらしい使いやすさも持ち合わせる。
その高い瞬間火力から足を止めてマガジンを撃ち尽くしたくなるが、後述の通り装甲は無きに等しい。
周囲の警戒を怠らず、あくまで支援として敵に砲撃されないことを最優先に動きたい。
味方が被弾を引き受けているときに自慢の機動力で側面からダメージソースとして働くことが基本となる。
- 76 mm Gun T185
- 装甲
車体上面及び砲塔はかなり角度が付けられているが、元々の装甲厚が低すぎて弾くことはない。従って静止時に発見されるとすぐに撃破されてしまう。
前面からエンジンを撃たれることは無いが、逆に逃走中の側背面から撃たれる可能性は大きくなっている。
改良エンジンの出火率は15%とやや低くなっているが撃たれ弱さは否めない。エンジン大破に対して修理キットを即座に使えるようにしておきたい。
見つかり難く、逃げ易い位置取りを心がけることで生存率を向上させよう。
- 機動性
機動性は良好で、改良エンジンであれば平地で最高速を難なく出すことが出来る。
また、旋回性も高く超信地旋回が可能であるため高い視認距離も相まってスカウトとしての能力は非常に高い。
サイドブレーキを引くと面白いぐらい滑って旋回しすぎる。
- 総論
自動装填装置搭載車両の中でもバランスの良い攻撃能力を持っており、揺動式砲塔独特の発射時の大きな反動やマガジン管理、瞬間火力を叩き込むチャンス等を学べば、高い貫通力と瞬間火力で強力なアタッカーとなれる。
また、置き偵察、走り偵察のどちらも可能な優秀なスカウターでもある。
隠蔽と機動性と攻撃力を兼ね備えた本車の特性は、特に敵味方の数が少なくなった終盤戦において猛威を奮う。
史実
第二次世界大戦後、アメリカは戦車製造において様々なアイデアを出しましたが、その殆どは資金不足により製造されていませんでした。
第二次世界大戦中にアメリカはドイツとの戦闘経験を経て、戦後の軽戦車、重戦車の全体的なラインナップを向上させつつも新たに主力戦車の実験やデザインなどを目指していました。
様々な実験車両を製作しつつも、期待していたものはなかなか出来ず、計画は廃案となる事が多かったそうです。
唯一、モックアップまで製作されていたT71の様に、日の目を見なかった車両もありました。
1950年初頭に米国兵器委員会は、新型軽戦車の開発に着手しました、M24チャーフィー軽戦車の後継として開発された、T41E1(M41 Walker Bulldog)と交換するのが目的でした。
その中のT71は、20t級軽戦車に90mm砲を搭載する軽戦車として開発が始まりました。
この時に、デトロイトアーセナル戦車工場等のメーカーは、世界的にも珍しい技術でもあった大砲の反動を押えられる半自動振動砲塔を開発していました。
ところが、当時の戦術輸送機で運ぶには重過ぎて空挺部隊では使えないなど問題があり、重量を抑える為に自動装填装置を備えた76mm砲の搭載が求められました。
これは、異なる種類の弾薬を60発まで搭載出来る弾薬庫を備えて、質より量の戦法で敵を撃破する目的があったからと言われています。
エンジンには、コンチネンタル社製AOI-628を搭載し、その機動力から偵察車両兼火力支援の軽戦車として目的を果たせると、当時の開発者達は考えましたが、重量制限の為、装甲が余りにも薄く、兵器委員会からは失敗作と見られてしまいました。
最終的にモックアップまで作製されましたが、性能的には当時の戦闘車輌の域を出ていない事と、資金不足により1953年に計画は中止となりました。