T71

Last-modified: 2016-05-09 (月) 13:46:06

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Tier 7 アメリカ 軽戦車

公式紹介ページ

スペック

車体

HP840
車体装甲厚(mm)25/22/19
最高速度(km/h)64
重量/最大積載量(t)17.79/18.0
本体価格(シルバー)1,400,000
修理費(シルバー)

ツリー

パッケージ名
(必要経験値/購入シルバー)
T69
(118,000/2,403,000)
T71
(60,000/1,400,000)
T71E1
(24,800/115,000)

パッケージ

パッケージ名エンジン武装履帯砲塔
出力弾種貫通力ダメージ総弾数弾代発射速度
照準時間
精度
旋回速度砲塔装甲旋回速度視認範囲HP通信範囲
T71Continental AOI-628-176 mm Gun M1A2T71T71840410
340AP
APCR
HE
128
177
38
115
115
185
6096
7G
68
15
2.29
0.40
5422/22/2242400
T71E1Continental AOI-628-276 mm Gun T185T71A1T71840745
400APCR
HEAT
HE
175
210
38
150
150
185
60270
14G
250
11.25
2.29
0.38
5622/22/2242400

解説

  • 概要
    Tier7アメリカ軽戦車
    本車両の最大の特徴はやはり自動装填装置。
    以降も自動装填装置つきの車両のため、本車両でその特性をきちんと身につけよう。
     
  • 火力
    初期砲は貫通力不足であり、早急に76 mm Gun T185の開発を行いたい。
     
    • 76 mm Gun T185
      口径こそ初期砲と変わらないものの、通常弾がAPCRとなり、貫通力とダメージ量が大きく向上する。金弾はHEAT。
      弾倉交換時間こそM1A2より長くなるものの、6発900ダメージ分の交換時間としては比較的短めで、自動装填砲の中では使い勝手はかなり良い。
      また、砲身が長くなっているにもかかわらず砲重量が1/3程度に軽くなるため機動力の向上にもつながる。
       
      自動装填装置を持つ車両にしては珍しく俯角が取れ、地形への対応力はそれなりにある。
      さらにスタビを装備でき行進間射撃も安定させることができるなど、アメリカらしい使いやすさも持ち合わせる。
      その高い瞬間火力から足を止めてマガジンを撃ち尽くしたくなるが、後述の通り装甲は無きに等しい。
      周囲の警戒を怠らず、あくまで支援として敵に砲撃されないことを最優先に動きたい。
      味方が被弾を引き受けているときに自慢の機動力で側面からダメージソースとして働くことが基本となる。
       
  • 装甲
    車体上面及び砲塔はかなり角度が付けられているが、元々の装甲厚が低すぎて弾くことはない。従って静止時に発見されるとすぐに撃破されてしまう。
    前面からエンジンを撃たれることは無いが、逆に逃走中の側背面から撃たれる可能性は大きくなっている。
    改良エンジンの出火率は15%とやや低くなっているが撃たれ弱さは否めない。エンジン大破に対して修理キットを即座に使えるようにしておきたい。
     
    隠蔽率は軽戦車としてみるとやや低い。一方でT21よりも車体が小柄になった分だけ使える茂みや遮蔽物は多くなり、取り回しは楽になる。
    見つかり難く、逃げ易い位置取りを心がけることで生存率を向上させよう。
     
  • 機動性
    機動性は良好で、改良エンジンであれば平地で最高速を難なく出すことが出来る。
    また、旋回性も高く超信地旋回が可能であるため高い視認距離も相まってスカウトとしての能力は非常に高い。
     
    数字に表れない性能としては非常に滑りやすい点が挙げられる。平地でも速度が乗っていると予期せぬ所でドリフト状態になり失速や操縦不能から被弾に繋がる事があるので地形や敵の射線には注意しよう。
    サイドブレーキを引くと面白いぐらい滑って旋回しすぎる。
     
  • 総論
    自動装填装置搭載車両の中でもバランスの良い攻撃能力を持っており、揺動式砲塔独特の発射時の大きな反動やマガジン管理、瞬間火力を叩き込むチャンス等を学べば、高い貫通力と瞬間火力で強力なアタッカーとなれる。
    また、置き偵察、走り偵察のどちらも可能な優秀なスカウターでもある。
    隠蔽と機動性と攻撃力を兼ね備えた本車の特性は、特に敵味方の数が少なくなった終盤戦において猛威を奮う。
     
    反面、限りなく削られた装甲と同格と比べても低いHPにより、一度発見されると簡単に撃破されてしまうため、うまく立ち回らなければその火力と機動性も生かすことはできないだろう。
     

史実

第二次世界大戦後、アメリカは戦車製造において様々なアイデアを出しましたが、その殆どは資金不足により製造されていませんでした。
第二次世界大戦中にアメリカはドイツとの戦闘経験を経て、戦後の軽戦車、重戦車の全体的なラインナップを向上させつつも新たに主力戦車の実験やデザインなどを目指していました。
様々な実験車両を製作しつつも、期待していたものはなかなか出来ず、計画は廃案となる事が多かったそうです。
唯一、モックアップまで製作されていたT71の様に、日の目を見なかった車両もありました。
1950年初頭に米国兵器委員会は、新型軽戦車の開発に着手しました、M24チャーフィー軽戦車の後継として開発された、T41E1(M41 Walker Bulldog)と交換するのが目的でした。
その中のT71は、20t級軽戦車に90mm砲を搭載する軽戦車として開発が始まりました。
この時に、デトロイトアーセナル戦車工場等のメーカーは、世界的にも珍しい技術でもあった大砲の反動を押えられる半自動振動砲塔を開発していました。
ところが、当時の戦術輸送機で運ぶには重過ぎて空挺部隊では使えないなど問題があり、重量を抑える為に自動装填装置を備えた76mm砲の搭載が求められました。
これは、異なる種類の弾薬を60発まで搭載出来る弾薬庫を備えて、質より量の戦法で敵を撃破する目的があったからと言われています。
エンジンには、コンチネンタル社製AOI-628を搭載し、その機動力から偵察車両兼火力支援の軽戦車として目的を果たせると、当時の開発者達は考えましたが、重量制限の為、装甲が余りにも薄く、兵器委員会からは失敗作と見られてしまいました。
最終的にモックアップまで作製されましたが、性能的には当時の戦闘車輌の域を出ていない事と、資金不足により1953年に計画は中止となりました。

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