Tier4 アメリカ 自走砲
スペック
HP | 130 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 29/29/25 |
最高速度(km/h) | 64 |
重量/最大積載量(t) | 14.24/15 |
本体価格(シルバー) | 145,000 |
修理費(シルバー) |
パッケージ
パッケージ名 (必要経験値/購入シルバー) |
┏ | M41 HMC (13,180/405,000) | |||||
T82 HMC (6,950/145,000) | ━ | T82 HMC Pilot (/14,050) | ━ | T82 HMC Pilot No. 2 (/54,650) | ┛ |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 武装 | 履帯 | 砲塔 | 他 | ||||||||
出力 | 弾種 | 貫通力 | ダメージ | 総弾数 | 弾代 | 発射速度 照準時間 精度 | 旋回速度 | 砲塔装甲 | 旋回速度 | 視認範囲 | HP | 通信範囲 | |
T82 HMC | Continental W-670 | 105 mm Howitzer M3 | T82 Pilot No. 1 | T82 HMC | 130 | SCR 510 | |||||||
262 | HE HEAT | 53 101.59 | 410 350 | 58 | G | 5.31 5.30 0.80 | 27 | --/--/-- | 44 | 300 | 325 | ||
T82 HMC Pilot | Twin Cadillac, Series 44T4 | 105 mm Howitzer M3 | T82 Pilot No. 2 | T82 HMC | 130 | SCR 610 | |||||||
296 | HE HEAT | 53 101.59 | 410 350 | 58 | G | 5.31 5.30 0.80 | 29 | --/--/-- | 44 | 300 | 420 | ||
T82 HMC Pilot No. 2 | Twin Cadillac, Series 44T4 | 105 mm Howitzer M4 | T82 Pilot No. 2 | T82 HMC | 130 | SCR 619 | |||||||
296 | HE HEAT | 53 101.59 | 410 350 | 58 | G | 5.31 5 0.78 | 29 | --/--/-- | 44 | 300 | 750 |
解説
- 火力
同格のM37と同一の砲だが、仰角が27度しか取れないため使い勝手はほぼ別物と見ていい。
普通に使用した場合、初期砲のHowitzer M3は射程が約520m、後期砲のHowitzer M4は射程が約800m。
両砲とも仰角があまり取れないためM37より平地での射程は2/3程度であり、短射程の割に弾道が低めで障害物に射線を遮られやすい。上り坂では射程を伸ばすことができるが、下り坂ではさらに射程が落ちるため、下り坂は避けるようにするとよい。
装填速度と精度が向上している分、障害物に阻まれない戦場に限れば射界も広く当てやすい。装填は12秒程度となるので良好と言える。その手数をフルに活かせるポジショニングを目指して動こう。ただし、照準時間が並で装填時間の半分弱の照準時間になっており、速い装填を生かせないことも多い。
初期砲は弾道が高めなので、仰角の欠点が気になりにくい。初期砲なら短射程高弾道の自走砲の位置取りをするとよい。凸凹した地形に限るが、上り坂や小さな障害物に乗り上げて仰角を水増しし、擬似的に射程距離を長くするという方法もある。咄嗟に近距離を撃てなくなるためあまりオススメはできないが、どうしても元の仰角で射程の届く安全地帯が見当たらない場合はこの方法を使ってみるのも悪くない。
- 装甲
車体部分は少し厚めになっており、特に正面下部は63.5mm+傾斜なのでかなり硬い。ここに当たりさえすれば同格の砲でも弾く可能性はある。
ただし戦闘室部分は正面でも12.7mmしかないので榴弾でも貫通してしまう。
隠蔽率はやや高め。
- 機動性
出力重量比は高く、最高64km/h*1という自走砲としては破格の機動性を持つ。その快速を活かして短射程を補うことは大いに可能。
快速自走砲にありがちなことだが、速度に比べて車体旋回性能があまり良くないため、乗り上げやブレーキが効かず転落といった事故には注意が必要。
また側面が完全な箱型であるため横転時の復元性が低く、油断するとすぐ地面に擱座して戦闘不能になる。
- 総論
同格の105mm砲持ちの自走砲としては特に装填が早く、DPMはトップクラスである。しかし、仰角の狭さが自走砲としては致命的であり、その長所をフルに活用させることが難しい。
砲性能・機動力ではM37に勝るが、それに乗じて癖の強い自走砲となっている。
とにかく射程が届きかつ射線の通るポジションを持ち前の機動力を使って探し、状況によっては茂みから直射を狙う駆逐戦車的な運用でダメージを稼ぐ事も視野に入れよう。
また、障害物などに乗り上げて仰角を水増しする方法も是非活用していきたい。
史実
太平洋戦線におけるジャングル戦向けの軽自走榴弾砲として、1943年12月にてT82の開発が始まりました。
M5A1軽戦車の砲塔と車体上部を撤去しての車台上にオープントップの固定戦闘室を設け、M3 105mm榴弾砲を搭載した自走榴弾砲というコンセプトでした。
設計完了後に試作車2輌が製作されましたが、アバディーン性能試験場での試験で満足する結果を出せず、東南アジアから旧日本軍を追い落としている戦局から、最終的にこの種の自走砲の必要性も無くなったことで、要求が消滅したために1945年5月に開発中止となってしまいました。