T95

Last-modified: 2024-01-04 (木) 16:18:40

usa.t95.png

Tier 9 アメリカ 駆逐戦車

公式紹介ページ
usa.T95_spacedarmorHD.jpg
赤線で囲んだ部分は、左右とも正面から撃ってもダメージを与えられないので必ず覚えておこう。
下の四角形領域は履帯部分であり、その先に車体は存在しない。
上の三角形領域は実車の取り外し可能部分であり、本ゲームでも車体の一部とは扱われない。
なお、側面から射撃する場合は図の三角形領域より上の部分を狙うべきである。
履帯と取り外し可能部分は空間装甲扱いであり、ダメージが無効化される可能性がある。

スペック

車体装甲厚(mm)305/51/152本体価格(シルバー)3,500,000
最高速度(km/h)前進20マッチング範囲(戦闘Tier)9~11
後退10派生元車輌T28
隠蔽率静止時319m
移動時369.56m

詳細

パッケージ名エンジン主砲履帯砲塔HP通信機
出力下記参照車体旋回速度砲塔装甲通信範囲
出力重量比地形抵抗旋回速度視認範囲
初期状態Ford GAF105 mm AT Gun T5E1T95HVSST951,700SCR 508
67013 / [10.71]--/--/--395
7.721.4/1.7/2.913380
120 mm AT Gun T53開発時Ford GAFM2A1120 mm AT Gun T53T95HVSSM2T951,700SCR 528
78015 / [16.04]--/--/--745
8.891.3/1.4/2.315380
155 mm AT Gun T7開発時Ford GAFM2A1155 mm AT Gun T7T95HVSSM2T951,700SCR 528
78015 / [16.04]--/--/--745
8.891.3/1.4/2.315380

※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。

 

主砲性能
名称弾種弾代貫通ダメージ発射速度AP弾
DPM
照準時間精度総弾数最高角
最伏角
105 mm AT Gun T5E1AP
APCR
HE
1,000
12G
680
198
245
53
320
320
420
8.572,7421.700.35
?
0.73
62+20
-5
120 mm AT Gun T53AP
APCR
HE
1,060
12G
900
248
297
60
400
400
515
6.902,7602.100.38
?
0.79
42+20
-5
155 mm AT Gun T7AP
APCR
HE
1,650
12G
1,120
276
320
90
750
750
950
3.282,4602.700.40
?
0.83
30+20
-5

※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。

解説

  • 概要
    Tier9アメリカ駆逐戦車
    大戦末期、ドイツ重戦車の撃破及びジークフリート線の突破を目的として開発された試作超重戦車である。
    アメリカ版鈍亀
     
  • 火力
    どの砲でも俯角は-5°と劣悪であり、足元の地形には注意を払いたい。
    射界も左10°/右11°とT28から変わらない。
    • 105 mm AT Gun T5E1
      T28から引き継ぐT95の史実砲。
      T25 ATT29と基本性能は変わらない。
      Tier7相当なのでこの砲で出撃してはいけない。
    • 120 mm AT Gun T53
      T28から引き継ぐ中間砲。
      DPMは高いものの、Tier9駆逐戦車としては単発火力・貫通力が不足している。
      射撃回数の少ない本車両にとって単発火力の低さはネックになるため、出来るだけ早く最終砲に換装したい。
      課金弾を多めに積めば貫通力は及第点になるので、最終砲までの繋ぎとしては十分使用に耐えうるだろう。
    • 155 mm AT Gun T7
      新たに追加された大口径戦車砲。
      単発火力750とAPの貫通力276mmを誇り、通常弾ですら大半のTier9戦車を貫通して大ダメージを与える事ができる。
      装填が遅いため、弾かれると敵に大きなチャンスを与えてしまうので必ず必要に応じて課金弾を使用するべき。弾種がAPCRなので弾速にも優れ扱いやすい。
      HEの威力も高いので数発携行し、適宜使用しよう。
      精度や照準速度、装填速度はかなり劣悪であり、DPMは同格駆逐戦車の中ではかなり低い。
      装填時間は(拡張パーツや搭乗員によるが)15秒強ほどと長く、装填中の隙を突かれる危険性がある。
      出来れば味方戦車の護衛や背に障害物がある事を確認して戦っていきたい。後述の機動性の悪さも相まって孤立は厳禁である。
      同じ155 mm AT Gun T7を搭載可能なT30と比較した場合、無砲塔としてのアドバンテージなのか、装填速度がやや早い。
       
  • 装甲
    この戦車は文字通り移動要塞である。
    まるで這う様な低い車高に加え、車体正面は垂直とはいえ305mmという常軌を逸した重装甲をもつ。
    この正面装甲を貫徹できる砲はごく限られており、重駆逐戦車の名に恥じない防御力で味方の盾になっていこう。
    ある程度距離が離れると弱点が狙えなくなり非常に堅い壁となるが、至近距離での戦闘は上部の弱点を狙われやすくなり若干不利となる場合もある。
    重装甲車両が早々に撃破されてしまうと味方チームに多大な負担をかける。戦闘距離の吟味は非常に重要である。
    その鈍足と重装甲から自走砲による攻撃を受けやすい。見かけに反しモジュール耐久が低くパーツ損傷は頻発するため、自走砲に可能な限り撃たれない立ち回りを研究したい。
    一見すると拡張パーツである内貼り装甲は必須アイテムのように思えるが、その扁平な車体から天板にHEを受けやすいという欠点がある。
    内貼り装甲の効果は被弾箇所の装甲厚に比例するため、薄い天板への被弾や至近弾に対しダメージ軽減効果はほとんど期待できない。
    先入観に囚われず、自分のプレイスタイルに合ったものを選択しよう。
    車高の低さから重戦車の車体下部を隠すといった連携運用も可能だが、この車輌は高い火力を持つ駆逐戦車であり、ただの壁とするにはもったいない。
    撃破されてしまうと大きく攻撃力を損失するため、重戦車は後退を妨げないようにしよう。
     
    正面

    正面装甲
    正面の大半が300mmを超える装甲で固められており、弱点でさえ220mmほどになる。
    最低でも250mm程度の貫通力のある砲を持っているのでなければ、正面から敵対するのは厳禁。
    正面から見える弱点は、キューポラと車体下部の2つ。斜めから撃つ際は履帯裏も狙えることがある。
    T95.PNG

    • キューポラ
      手前と奥に2つのキューポラがある。
      ど真ん中を狙えば220mmほどの装甲厚になり、Tier8~9戦車が持つ砲なら何とか貫通できるだろう。
      T95は車高が低く、さらに俯角が少ないため撃ち降ろしになりやすく、思った以上に貫通される。
      さらに撃ち降ろす場合は、38.1mmしかない天板を狙うのも視野に入る。
      静止していれば狙うのは容易だが、車体を前後左右に揺らされると流石に狙いづらくなる。
      手前のキューポラの方が距離は近いが、車体を左右に揺らされてる時は奥側のキューポラの方が動きが少なくなるので狙いやすくなる。
      奥側のキューポラの基部は側面に出っ張っており、斜めからの場合ここも弱点となり得る。
    • 車体下部
      133.4mm+傾斜で260mm程度になる。
      ただし、キューポラとは逆に車高の低さがT95側にとって有利になる。(撃ち下しになるので傾斜が増す)
      キューポラと比べると面積が広く、貫通力に自信があるならこちらのほうが確実な場合もある。
      相対してる敵が同じT95の場合もここを狙おう。
    • 履帯裏
      履帯裏の装甲厚は50.8mmしかなく、口径152.4mmを超える高貫通APなら3倍ルールで貫徹可能*1
      また、スポンソン底面装甲(履帯のすぐ上)は25.4mmと非常に薄く、このTier帯のAPであればほぼ貫通する。下方から履帯を撃つとダメージが入ることがあるのはこのためである。
      とはいえ、空間装甲に阻まれているので外観ではかなり分かりづらい。
    • 正面垂直部分
      前述のとおり、正面は305mmあり、そうそう抜かれはしない。
      しかし、Tier9~10戦場では300mmを超える貫通力を持つ砲を搭載した車両も現れ始めるため、決して無敵ではない。
     
    側面・背面

    側背面装甲
    カタログスペックの側面装甲の152.4mmはキューポラの値であり、実は63.5~50.8mmと大した厚みは持たない。
    上部は傾斜がかなりきつく、装甲厚も3倍ルールを回避する程度にはあるので強制跳弾を誘いやすい。
    中部は同じ傾斜の空間装甲+垂直の主装甲(63.5mm + 63.5mm)であり、上部よりもやや硬い。
    更に履帯のある下部はかなり強靭で、空間装甲+履帯+主装甲(101.6mm + (40mm) + 50.8mm = 152.4~192.4mm)となっている。ちなみに履帯は見た目は二重履帯であるが、判定は40mm厚の一重である。
    ただし側面には大きな燃料タンクや弾薬庫判定があり、ガソリンエンジンゆえのエンジン引火率で意外とダメージを受けやすい。
    背面の垂直部分は50.8mm、上部傾斜部分は38.1mm。
    背面のエンジンカバー部分は非常に傾斜がきつく、張り付かれてしまった場合でも小口径弾*2ならばシャットアウトする。

  • 機動性
    以前は最高速度13km/hと最悪の機動性であったが、Buffを受け20km/hまで出るようになった。
    これに伴い巡航速度も12km/hから少なくとも18km/hは出るようになり、移動速度が1.5倍になるという実に大幅な強化を受けた。
    具体的にはType 4 HeavyTortoiseなら併走できる程度まで速くなっている。
    登坂が苦手なのは相変わらずである。起伏の少ないルートを通るよう心掛けよう。
    車体旋回速度も向上、しかし遅いことにはかわらないので、軽戦車や中戦車の接近はそのまま死を意味する。
    障害物に押し当ててNDKを阻止する事も可能だが、基本的に孤立は厳禁である。
     
  • その他
    視認範囲は380mと駆逐戦車の中では優秀な部類。
    また、巨体でありながら車高の低い本車は意外にもAMX 13シリーズを凌ぐ隠蔽性能を有している。
    Tier9戦車中でもトップクラスであり、15mルールを使った茂みからの狙撃・待ち伏せも有効である。
    ただし、後方では自慢の重装甲を生かしにくいのが難点でもある。
     
  • 総論
    鈍足ながら圧倒的な火力・装甲・隠蔽を誇る重駆逐戦車である。
    これまではその機動性から非常にピーキーで扱い難い戦車であったが、最高速の強化によりかなりマイルドになった。
    この車両が最前線で砲弾を受け続ければ、それだけで味方への多大な支援となる。
    護衛となる味方との連携次第では敵を蹂躙する事も可能だが、単独で突出した本車両は他の戦車以上に良いカモとなってしまう。
    長所と言える火力面でも遅い装填速度ゆえに隙が大きく、装甲面ではキューポラや燃えやすい燃料タンクなどの弱点があり、それらを味方の支援無しでカバーするのはかなり難しい。
    急な陣地転換は不可能であり、ミニマップをよく見て計画的な行動と味方との連携を心がけよう。
    また些細な欠点ではあるが、最高速の引き上げに伴い前進時にレティクルが拡散しやすくしている。
     

史実

ドイツ国防軍の要塞や、超重戦車の撃破を目的として試作されたT28超重戦車ですが、テスト中に連合軍がドイツを追い落とすまで後1歩というところまで追い詰め、同じ105mm戦車砲を主砲に備える戦車の開発が軌道に乗ってきたことから、徐々に生産される意義を失いつつありました。
ドイツ駆逐戦車を長拡大したような、低く構えたシルエットは105mm長砲身T5E1砲と、11m強という全長からも、米陸軍戦闘車両の中でひときわ異彩を放つ存在でもあります。 鉄道輸送を考慮して、外側を取り外せば車幅が狭まる副列式履帯とボギーはアメリカ軍では他に見られないアイデアを取っています。

1944年9月に5両の試作車両が作られる予定で、その後は25両を生産予定でした、1945年2月になってT95超重自走砲と改名、予定通り試作車両が太平洋戦争終戦間もない9月にやっと完成しましたが、当初、5両が発注されていた試作車両は2両のみの完成に減らされてしまいました。
それでも、試作車両は1947年までアバディーン性能試験場とフォート・ノックス陸軍基地で審査を受けていましたが、1両はユマ試験場での試験走行中にエンジン火災を起こし、重大な損傷を受けて廃棄されました。もう1両も解体し、スクラップとして売却されました。
T28の開発と審査は、分厚い前面装甲から突き出した105mmT5E1砲に絶大な威力を期待されていましたが、同じ105mmT5E1砲に回転砲塔を備えたT29と、同時開発されていたT28よりも大型の155mmT7E1砲と810馬力を出せるコンチネンタル AV1790-3 空冷式12気筒を搭載していたT30に、いつの間にか追い越されてしまいT28の開発計画は1947年10月に終了しました。

それから27年後の1974年にバージニア州のフォート・ベルボアで、バックフィールドに放棄された状態の試作車両が発見されました。
なぜ、27年もの間人知れずに放置されていたのかは不明ですが、少なくとも解体されスクラップとして売却されたとされる車両ではないかと思われます。

前面装甲は305mm、行動距離は160kmとされていましたが、86tを超える超重両のため、M26パーシングと同じフォードGAFエンジンでは時速13km/hがやっとだったそうです。

発見された車両はレストアが行われ、ケンタッキー州にあるパットン戦車博物館に展示されて、その巨体を見ることが出来ましたが、2011年にジョージア州にあるフォート・ベニング基地に輸送され、展示を待っている状態です。
ちなみに、あまりにも重過ぎたために、パットン戦車博物館のT95展示用のコンクリート台座は重量に耐え切れず、見事に割れてしまっていたそうです。

コメント

  • 600戦で55%に落ち着いた -- 2019-03-13 (水) 18:04:14
    • パーツは換気内張装填棒アイテムは包帯と履帯ハメ対策で修理キット小大載せると安定した。この戦車で芋るのはボトムで前線に駆逐が足りてる時以外はやめたほうがいい。積極的にたま受け要員として前に出ればそれだけ味方の負担がへる。俯角がうんちなので装甲頼りに無理に乗り出すと車体下部ボコスカ打たれるので注意。自走対策は、限定的だけど坂のような斜めに車体が傾けるられるときに自走の弾を正面から受けるようにしてる。内張載っけてると正面から受けた時0ダメになることがよくある。天板直撃と至近弾が一番クソ。他は自走の車線切ったりとか自走が打ったとの確認してから打つくらいのことしかないと思う。スキルは戦友修理 -- 2019-03-13 (水) 18:29:27
  • これ最終砲開発してから中間砲を最後に開発しなきゃいけないんですか? -- 2021-02-11 (木) 01:31:25
  • あぁ~脳筋ゴリ押しプレイが楽しいんじゃぁ~~ -- 2021-08-08 (日) 00:03:29
  • 最近 見なくなった 100突は -- 2021-11-03 (水) 22:48:35
  • noob相手には無双出来るが対処分かってる方から見ると唯の美味しい箱 -- 2022-08-11 (木) 18:59:16

*1 貫通200mm程度でも抜ける。APCRは標準化量が少ないためAPの方が有利。
*2 107mm砲まで。120mm以上の口径は3倍ルールが適用されてしまうので跳弾はほぼ不可能