Tiger (P)

Last-modified: 2024-04-01 (月) 16:02:13

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Tier 7 ドイツ 重戦車

公式紹介ページ

 
外観

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Pz.Kpfw. VI Tiger (P) - 7.5 cm KwK 42 L/70
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PzKpfw VI (P) F IV - 8.8 cm KwK 36 L/56
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PzKpfw VI (P) F II - 10.5 cm KwK 42 L/28
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PzKpfw VI P (8.8/71) - 8.8 cm KwK 43 L/71

スペック

車体

HP1,350
車体装甲厚(mm)200/80/80
最高速度(km/h)35
重量/最大積載量(t)59.71/60.5
本体価格(シルバー)1,395,000

詳細

パッケージ名エンジン武装履帯砲塔
出力弾種貫通力ダメージ総弾数弾代発射速度
照準時間
精度
旋回速度砲塔装甲旋回速度視認範囲HP通信範囲
初期状態2x Porsche
Typ 100/1(A)
7.5 cm KwK 42 L/70Tiger (P)Tiger (P) Turm Nr.11,350415
550AP
APCR
HE
150
194
38
135
135
175
109109
7G
98
13.04
2.29
0.35
20100/80/8023370
10.5 cm KwK 42 L/28開発時2x Porsche
Typ 100/1(A)
10.5 cm KwK 42 L/28Tiger (P)Tiger (P) Turm Nr.11,350415
550AP
HEAT
HE
64
104
53
350
350
410
58120
10G
128
7.50
2.29
0.53
20100/80/8023370
8.8 cm KwK 36 L/56開発時2x Porsche
Typ 100/1
8.8 cm KwK 36 L/56Tiger (P)
verstärkteketten
Tiger (P) Neuer Turm1,450415
600AP
APCR
HE
160
220
44
220
220
270
92252
8G
252
9.09
2.29
0.38
22100/80/8023370
8.8 cm KwK 43 L/71 mod.vlt開発時2x Porsche
Typ 100/3
8.8 cm KwK 43 L/71 mod.vltTiger (P)
verstärkteketten
Tiger (P) Neuer Turm1,450710
670AP
APCR
HE
203
237
44
280
280
375
68252
11G
252
6.82
2.90
0.34
22100/80/8023380

解説

  • 概要
    V.0.6.6で追加されたTier7のドイツ重戦車。
    ポルシェ戦車の一両で、俗にポルシェティーガー、略して「P虎」とも呼ばれる。
    Tiger Iと制式採用を争った試作車両ではあるものの、かなりの部分で特性の異なる戦車になっている。
  • 火力
    ラインナップはTigerと同じ。主砲口径が8.8cm止まりである為、火力の発揮には手数を稼ぐ必要がある。精度と貫通力に優れた8.8cm KwK43 L/71が主力となるが、それ以外の砲は、貫通力または攻撃力不足に悩まされる。足が遅く側背面を狙うことの難しい本車両では、貫通力が低いと厳しい。
    どの砲も俯角が-6°と稜線射撃はやや苦手。
    • 7.5 cm KwK 42 L/70
      初期砲。
      貫通力はやや高いが攻撃力が物足りない。また、tierが上がった分、通常弾では弾かれることが増えるので課金弾は多めに積むこと。
      但し距離減衰が比較的大きいため遠距離では課金弾でも弾かれやすくなる。
      単発ダメージの低さは深刻な問題であり、早急に8.8cm砲に換装したいが内装を一通り開発した後でないと8.8cm砲を開発出来ないのでしばらくはこれを使わざるを得ない。
      フリー経験値を投入するかCo-op戦のみでの使用に留めたほうが無難だろう。
    • 10.5 cm KwK 42 L/28
      いわゆる10榴。
      最初に開発できる砲だが、7.5cm砲と同等以上に力不足。
      格下相手なら7.5cm砲以上のダメージが出る時もあるが、格上相手では完全に無力。
      開発だけして装備しないようにしよう。
    • 8.8cm KwK 36 L/56
      アップデートにより貫通力が上がったが依然として同格以上には通用しにくい。DPMは最終砲よりも良いため繋ぎにはなる。
    • 8.8cm KwK43 L/71 mod.vlt
      L/56に比べると一気に貫通力が増加し精度も高くなるが装填速度がやや遅い。接近戦は鬼門である為、再装填の隙を突かれて密着されないよう注意したい。
      イギリスとドイツ以外の同格HTは単発火力300~390の砲を搭載できるため、ターン制に持ち込まれると不利になりやすい。
       
  • 装甲
    • 車体
      垂直装甲とは言え車体正面は最大215mmと破格の厚さ。100mm程度の装甲のTigerとは別格である。
      相手に正面を向けた場合、実質的な装甲厚は車体正面上部の傾斜している部分で250mm相当、下部は120mm、切欠き部分130mm相当になっている。
      車体上面天板部分は60mmだが傾斜がきつく、撃ち下ろされない限り強制跳弾角度。
       
      反面、車体正面下部や側背面、正面左右の切欠き部分(丸い覗視孔のある面)は110mm程度とやや薄い。
      特に「左右の切り欠き部分」は昼飯の角度を適当に取ると、「垂直にさらけ出す」事になる。
      障害物等で隠し切れない場合は、ヘタに角度を取らず真正面を向く事も考慮に入れる事。
       
      また側面はパーツ判定の占める範囲が大きく、被弾した場合はほぼ何らかのパーツに被害が及ぶ。
      固いのは「車体正面(下部除く)だけ」である事に留意し、決して過信しないように。
      なお車体正面の機銃口は弱点ではない。(周辺同様215mm判定)
  • 砲塔
    改良砲塔の正面で100mm、側背面は110mmとかなり薄い。防盾も135~180mmあるが、裏側の砲塔本体には大きな開口部があったり防盾外縁部は90mmや50mmと薄かったりで、単純に100mm級×2枚分となる部分はほとんどない。以前から同格以上には簡単に抜かれていたが、より一層慎重を期す必要が有る。余所見や多少の車体移動では格下相手でも容易に抜かれるため、砲撃時以外は完全に隠すことを推奨。
    また砲塔キューポラも大型で装甲が薄く弱点となっている。車体左側を意識して隠すようにすると多少だがカバーできる。tier6以上の砲なら、わざわざキューポラを狙わなくても、砲塔正面を簡単に抜けるので、キューポラを過度に気にする必要はない。
  • 機動性
    VK 30.01 (P)から重量が20t近く増えたにも関わらずエンジンは据え置きで、その為に加速は劣悪の一言。実質的な最高速度も30km/h程度しか発揮できない。
    少しの旋回や起伏でも大きく速度を削がれてしまう等、全体的に挙動がかなり鈍い。機動力に優れたTigerとは対照的と言える。砲塔・車体ともに旋回が遅く、側背面の薄さもあって接近戦を苦手とするのはTigerと共通。
    改良砲塔の旋回速度だけは、Tigerよりも5度高くなっているのは救い。
  • 開発
    本車からは3つの戦車へ派生させることができるため、エリート化するには大変時間がかかる。
    派生先の内、FerdinandについてはJagdpantherからでも開発できるので、エリート化にこだわりがなければVK 100.01 (P)を開発出来た時点で次の戦車に移っても良いだろう。
  • 総論
    機動力を代償に防御力を大幅強化した車両であるが、装甲の厚い部分は限定的。特に砲塔正面は抜かれやすい。車体正面以外を撃たれない為にも、遮蔽物を用いて少しでも車体下部と砲塔を隠そう。幸い飛び出し撃ちがやりやすい形状である為、動きの鈍さを押してでもこれを活用したい。昼飯の角度で車体正面だけを障害物からわずかに乗り出し、敵にわざと撃たせて弾いてから反撃なども可能。
     
    運用においては足の遅さから距離調節や陣地転換が難しい点が最大の問題となる。
    ”敵の後衛に弱点部位を狙撃されても必中しない程度の距離”で戦うと装甲を活かしやすいが、距離をとりすぎて最前線を充分に支援できぬまま味方が溶かされると、ろくに逃げる事もできず集中砲火を受ける結果になりやすい。いつでも(HPが減った車両と)最前線を交代できる程度の距離を保つこと。
    ポジショニングをよく考えて運用したい。

史実

1941年5月26日、新兵器に関する会議の中でヒトラーは新たな重突破戦車を求め、ヘンシェル、ポルシェの両社に重戦車開発を、クルップ社には両社の為に新型主武装である8.8cm KwK 36 L/56と砲塔の製作を打診した。
開発コードVK 45.01と名付けられた45t級重突破戦車は「Tiger program」と呼ばれる事になる。
ポルシェでは既にVK 30.01 (P)を拡大したVK 45.01(P)(社内呼称はPorsche Type 101)の開発に着手しており、ヘンシェル社はVK 45.01 (H)を新規で造る余裕も無くVK 36.01 (H)を拡大し製作する事となった。
機関部もVK 30.01 (P)と同じくガソリン=電気駆動式を試みたのだが、今回はPorsche Typ 100/1と呼ばれる2基の空冷エンジンと2つの発電モーターを搭載した為、車体の後ろ半分は殆ど機関室となってしまった。
またPorsche Typ 100/1も改良前のエンジンと同じく開発当初から問題を抱えており、発電能力不足やエンジン過熱による故障、また不整地の試験走行では並走するVK 30.01 (P)から有線による電力供給を受けている有様だった。
常に故障を抱えたVK 45.01(P)は1942年4月19日にラステンブルク近くの駅にヘンシェル社のVK 45.01(H)と共に到着し、11kmの道のりを経てラステンブルクへと到着した。
しかし、エンジンが到着したのは4月10日で未完成状態のVK 45.01(P)は、大慌てで突貫作業を敢行、輸送中も組み立て作業をしながらの移動の末だった。ラステンブルク駅に到着してからも披露されるまでの時間で、必死の溶接作業が続けられた。

1942年4月20日午前11時、ヒトラーの誕生日にラステンブルクで披露された。
披露内容は査閲と直進走行試験であり、ヒトラーとヘルマン・ゲーリング国家元帥はヘンシェル社よりもポルシェに期待をしていたが、ヘンシェル社のVK 45.01(H)は性能的にVK 45.01(P)を凌駕していた。
VK 45.01(P)は信地旋回も出来ず挙句に無理な走行で大地にめり込んでしまったと言う。
また、下り坂での実験では、モーターで砲塔を旋回しようとしたところ、大電流にコードが焼けそうになり、急いでテストを中断、砲塔は下を向く元の位置に戻ってしまった。
こうしてVK 45.01(H)は試験に合格しVK 45.01(P)に搭載されていた砲塔(VK 30.01 (P)のものを拡大した砲塔)を搭載した57tの車両がPz.Kpfw.VI Tigerとして採用された。
しかしここで問題が発生していた。
ヒトラー自身、ポルシェ博士を気に入っており、開発資材も惜しみなく与えていた事からVK 45.01(P)は試験に合格するものだろうという皮算用をしていた為に既に90両分の製作部品が用意されており、最終的に車体はFerdinandに改造される事になる。
このテストの結果で、ポルシェ博士は205箇所の設計変更をするとしたが、技術者に今更無理だと止められた逸話もある。

VK 45.01(P)は後にオーストリアの施設にテストや訓練目的で製作され、3両は戦車回収車(Bergepanzer Tiger(P))として使用された。
また何両かは第653重駆逐戦車大隊の指揮車両として更に100mmの追加装甲を施され、エンジンをPorsche Typ 100/1からマイバッハ製のエンジンに換装され、砲塔はPz.Kpfw.VI Tigerと同じ物を採用していた。
この、車両の殆どは試作時にあった非常用ハッチが廃止されており、搭乗員5人は砲塔にある2つのハッチから出入りしなければならなかった。
重戦車開発に関して、ポルシェ博士のひらめきは素晴らしいものがあったが、長年鉄道車両の製造を請け負っていたヘンシェル社は、超重量級車両の扱いに慣れていたために、まずまず実用化できる重戦車を作る事が出来たのかもしれない。

コメント

  • 7.5㎝砲くそ -- 2021-01-24 (日) 09:24:57
    • 初期砲だとねぇ… -- 2021-01-27 (水) 20:30:28
  • 戦場に着いた頃には先頭が終わってるんだ!ほんとどうしたらいいんだ! -- 2021-03-24 (水) 21:11:16
  • 昼飯で前後運動しながら射撃してる、意外と弾いてくれている気がする。 -- 2021-11-29 (月) 17:02:53
  • 丁寧に乗ればそれなりの戦果を期待できるが、デリケート。ティーガー1より装甲は期待できるが、弱点も多いので過信せず中距離を保てば活躍できるだろう。ヘルスの使い方が試される面白い車両だ。 -- 2022-06-22 (水) 23:39:41
  • たまに活躍してる人を見るけど、本当にどうやって乗りまわしていいか分かりにくい戦車。上級者向けってことなのだろうか… -- 2022-12-15 (木) 02:03:03
    • 頭の装甲薄いからな、そこを考えた場所で撃ち合いする事やな -- 2022-12-15 (木) 21:16:26
      • 一戦の内、自機のヘルスくらい相手にダメージを与えて戦えるようになった。装甲を考えた立ち回りというアドバイスと、wikiの総論がいつも役にたった、ありがとう。 -- 2023-02-01 (水) 01:28:59