Tier III 中国 軽戦車
スペック
車体
HP | 345 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 25/25/20 |
最高速度(km/h) | 40 |
重量/最大積載量(t) | 14.95/15.9 |
本体価格(シルバー) | 42,000 |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 武装 | 履帯 | 砲塔 | 他 | ||||||||
出力 | 弾種 | 貫通力 | ダメージ | 総弾数 | 弾代 | 発射速度 照準時間 精度 | 旋回速度 | 砲塔装甲 | 旋回速度 | 視認範囲 | HP | 通信範囲 | |
初期状態 | Mitsubishi Type 97 | 57 mm Gun Type 97 | Type 97 | Type 97 | 345 | 350 | |||||||
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170 | AP HEAT HE | 29.6 55 28 | 75 75 95 | 120 | 16 3G 20 | 20 2.29 0.46 | 30 | 35/25/25 | 30 | 310 | |||
40 mm 20K開発時 | Mitsubishi Type 97 | 40 mm 20K | Type 97 | Type 97 | 345 | 425 | |||||||
170 | AP APCR HE | 51 88 23 | 47 47 62 | 120 | 14 2G 14 | 26.09 1.70 0.46 | 30 | 35/25/25 | 30 | 310 | |||
Type 2597 Kai | Type 100 V-12 A | 47 mm Gun Type 1 | Type 97-Kai | Type 97-Kai | 380 | 550 | |||||||
240 | AP APCR HE | 81 130 25 | 70 70 90 | 104 | 36 4G 19 | 20 2.29 0.43 | 32 | 35/25/25 | 30 | 330 |
解説
- 概要
Tier3中国軽戦車。
ご存知我らが帝国陸軍の九七式中戦車 チハである。
九七式の97、Type2597の2597はともにチハ車が制式採用された皇紀2597年(西暦1937年、日中戦争開戦の年でもある)を意味している。
中国ツリーの実装に際し、鹵獲戦車という設定でTier3に組み込まれた。 - 火力
- 57 mm Gun Type 97
初期砲である短砲身57mm砲。単発威力だけなら最高値だが、貫通力が30mmしかなく、史実同様M3 StuartやM4に正面からダメージを与えるのは不可能。HEATを使用しても55mmまでしか上がらない。HEの貫通力がAPとほとんど差が無いため、初期砲を運用するならHEをメインにしよう。 - 45 mm 20K
中間砲。中国ツリーに入れられた関係で、好敵手であったBTシリーズの砲が搭載できる。
単発火力は大幅に落ちるが、貫通力とDPMに優れ、ここから同格と比較しても遜色ない安定したダメージが見込めるようになる。 - 47 mm Gun Type 1
本車の目玉の一つである最終砲の一式47mm砲。
なんとAPが81mmという破格の貫通力を誇り、同格LTのAPCRをも超越する恐るべき性能を持つ。
Tier3LTでありながら、M4はおろかKV-1すら正面から貫通しうる強力な武装であり、APCRともなればTiger?の車体正面装甲すら貫徹できるほどの貫通力130mmを得る。
- 57 mm Gun Type 97
- 防御
25mmの装甲はTier3としては平均的であり、チハの車体は全周が緩やかな傾斜装甲であるため、格下の機関砲程度なら十分弾けるが、同格との戦闘ではもはや無いも同然で、貧弱なM3 Stuartの砲すらほぼ弾けない。10榴を受ければ一撃で破壊される。
また、障害物から飛び出す際など車体の構造上履帯が切られやすい点にも注意が必要である。 - 機動性
初期・中間エンジンの出力が低く、機動力は割と残念な状態が続く。
最終エンジンまで開発出来れば解決されるが、アップグレードの開発順の都合上エンジンの交換は結構遅くなる。 - 総論
一式中戦車などに搭載された統制型100式発動機(Type 100 V-12)を搭載することができるため、意外にも良好である。
チハは軽く燃費の悪いガソリンエンジンではなく、重く燃費の良いディーゼルエンジンを載せているため、他の戦車よりはエンジンの重量があるが、引火確率は低い。
偵察車輌の側面として見た場合、視界は改良砲塔搭載で330m、静止隠蔽率もそこそこ、最終無線機Type 3 Otsuはやや重いものの500m以上といずれも十分な性能を持つ。とはいえ偵察時は目玉である火砲が生かせず、また一度発見されると車体の脆弱さから簡単に撃破されてしまうため、役割のいいとこ取りは出来ない事に注意が必要だ。
本家チハとの性能差
・課金弾がAPCRで距離減衰の影響が強い
・砲撃時の隠蔽率低下が大きいとされている。他の隠蔽率は恐らく誤差の範囲。
・カテゴリーが軽戦車のため、一部勲章の条件に影響する
日本ツリーのチハと異なり軽戦車となっているのは、ツリー構成や派生元/先車両の再訓練の都合と考えるのが妥当だろう。
史実
三菱重工が1935年から37年に開発、1938年から42年にかけて量産された。
後半2年間に生産された改良型の新砲塔チハと併せ、2,880両が製造された。
チハおよび新砲塔チハは、中国戦線において日本軍により幅広く運用された。
日本の降伏後には、中国人民解放軍と国民党軍の双方が1946年の国共内戦で用いた。
(その他史編の解説)
九七式中戦車チハは本来日本軍の戦車でしたが、第二次世界大戦終戦後には中国大陸において、日本軍から鹵獲したものや撤収した際に接収したものを、共産党軍や国民政府軍で使用されていました。
そして、国共内戦でも使用され、共産党軍のものは国民党軍相手に戦果を挙げています。
1949年10月1日の中華人民共和国建国記念パレードに参加した"功臣号"は、その中でも特に有名です。
功臣号は、国共内戦の際に人民解放軍が鹵獲して使用した九七式中戦車のうちの1両で、本車は数度の被弾に耐えて内戦を生き延び、上述の建国記念パレードにおいて先頭車を務めた経歴を持っています。
その後1959年に退役、功臣号は中国人民革命軍事博物館において今でも展示されています。
功臣号は前期型車台に新砲塔が搭載されている他、人民解放軍によってフェンダーを延長した泥除けが装着されているなど、特徴的な外見が見られます。
しかし、本ゲームでは、功臣号ではなくアバディーン戦車博物館に展示されている車両がモデリングされているといいます。
アバディーンの車両は、硫黄島において米軍に鹵獲されたもので、相模造兵廠という比較的小規模の工場で作成された車両にドーザー取り付けアタッチメントを装着した、やはり特徴的なチハでした。
相模造兵廠製のチハは、工具類の取り付け位置、マフラーカバー、砲塔ハッチの取っ手などが三菱重工製や日立製作所製の車両とは異なっています。
また、本ゲームのモデルの車体前面下部をよく見ると、2つの細長い板状の部品が縦に3つのリベットで止められています、これはドーザー取付アタッチメントの一部であり、前述のアバディーンの車両の特徴であります。
なお、実車では砲塔にもドーザー取付アタッチメントが装着されているのですが、これはゲームには再現されていません。
コメント
- 解説にある、Tigerの正面装甲をブチ抜く!というロマンを達成するには格差プラを組んでもらうしかない。が、一発当てたとしても次の瞬間には一撃爆散させられてしまうので、実行することの無いようにな。格差プラ、ダメ、絶対! -- 2018-04-17 (火) 01:20:48