M46 Patton

Last-modified: 2017-12-12 (火) 15:29:45

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Tier 9 アメリカ 中戦車

公式紹介ページ

スペック

車体

HP1,600
車体装甲厚(mm)102/76/51
最高速度(km/h)48
重量/最大積載量(t)40.97/41.2
本体価格(シルバー)3,450,000
修理費(シルバー)

戦車パッケージ

パッケージ名
(必要経験値/購入シルバー)
M48 Patton
(160,000/6,100,000)
M46 Patton
(174,690/3,450,000)
M46E2
(52,400/234,400)
M46E4
(97,300/340,400)
M46E4(105)
(146,400/430,500)
M46E3(105)
(70,300/246,000)

詳細

パッケージ名エンジン武装履帯砲塔
出力弾種貫通力ダメージ総弾数弾代発射速度
照準時間
精度
旋回速度砲塔装甲旋回速度視認範囲HP通信範囲
M46 PattonFord GAN90 mm Gun M3M46T80E1M46M731,600395
560*
*
*
*
*
*
*
*
*
70*
*G
*
7.89
*
*
36101.59/76.19/76.1938400
M46E2Continental AV-1790-190 mm Gun T15E2M2M46T81M46M73--
704*
*
*
180
268
45
240
240
320
**
*G
*
7.89
2.29
0.36-0.37
38101.59/76.19/76.1938400
M46E3(105)Continental AV-1790-190 mm Gun M36M46T81M46T119--
704*
*
*
172
262
45
240
240
320
**
*G
*
7.89
2.29
0.37
38101.59/76.19/91.4040410
M46E4Continental AV-1790-5A90 mm Gun T15E2M2M46T81M46T119--
820*
*
*
180
268
45
240
240
320
**
*G
*
7.89
2.29
0.36-0.37
38101.59/76.19/91.4040410
M46E4(105)Continental AV-1790-5A105 mm Gun T5E1M2M46T81M46T119--
820*
*
*
218
265
53
390
390
480
**
*G
*
6.45
2.29
0.41-0.42
38101.59/76.19/91.4040410

解説

史実

M46パットンは、別名ジェネラル・パットン、最もタフで、「血の腹わた」という定冠詞でも有名な、ジョージ・S・パットン・ジュニア将軍から命名されました。
戦後最初に開発された戦車で、M26の改良型の位置づけとなり、ソ連のT-34/85に対抗できる戦車として設計されました。

車体は前部が溶接、後部が鋳造のハイブリッド構造で、車体左に操縦手、右に副操縦手兼車体銃手が位置し、車体前部右にはボールマウント式7.62mm機銃が装備されていましいた。
砲塔は鋳造。主砲はマズルブレーキも付いている50口径90mmライフル砲M3A1で、砲口排煙機が砲身先端付近にありました。

駆動系はエンジンがコンチネンタルAV-1790-3(810馬力)とアリソンCD-850-1クロスドライブ・トランスミッションで、エンジン整備交換用ハッチとリアパネルが変更され、排気管は後部フェンダー上に移されました。
初期型では排気管がフェンダー上で終わっていますが、後期型では排気管がフェンダー側面に沿って下に延長され、排気を下向きに排出するように変更されています。
M4A3E8と同じエンジンを使うM26よりも信頼性が高いという触れ込みでしたが、朝鮮戦争で使ってみると故障率が高かったそうです。 皮肉にも、シャーマンの方が機械信頼性において円熟していたので、トラブルは少なく一番活躍していたという結果になっていました。

M26のうち800両が改造されることになり、初号車は1949年11月に完成しました。
1952年夏頃に臨時に直径18インチのジェネラル・エレクトリック社製円筒形サーチライトを付けたものがあり、朝鮮戦争でも中国兵の夜間攻撃に対抗するため投入されています。
後に主砲防楯上に箱形サーチライトを装備しました。
また、リーフレットII赤外線探照灯も開発されましたが、こちらは実戦投入はされていません。

火器管制装置(FCS)の開発遅延から後継となるM47の生産が遅れたため、繋ぎとしてM46にM47と同じ駆動系を搭載したものをM46A1とし、1951年2月に360両の生産が決定しました。
AV-1790-5Bエンジン、CD-850-4トランスミッション、新型潤滑油冷却システム・ブレーキシステムなどを搭載しているものの、外見はM46と同じなので、車両登録番号が30163849番以降であるのを見て識別するしかないとされています。

朝鮮戦争勃発でM46に改編済みだった第6戦車大隊が1950年8月に朝鮮半島に送られ、後に第64戦車大隊が加わり、第1海兵戦車大隊にも1951年春に損耗補充として配備されました。
中国軍が参戦すると、何故か中国兵は迷信深く虎を恐れるというデマが蔓延し、砲塔と車体の前面に虎のマーキングを施して出撃しているのは有名な話です。(課金戦車ではコンシューマ版はM4リッパーですが、PC版ではパットンKRとして登場しています。)
朝鮮戦争では200両が配備され、戦車10両を破壊し、8両が撃破されました。
2,500両が新規生産、2,000両がM26/M26A1から改造され、後には、M47/M48に後を譲って1957年2月に退役しました。

M46E1として、後継のM47パットンが生産されますが、信頼性の高い設計の反面、朝鮮戦争投入を急ぐあまり、様々なトラブルに見舞われて、M48パットンに短期間でバトンタッチすることになっていまいます。
このM47は、1965年のアメリカ映画「バルジ大作戦」でジャーマングレーに塗られ、ドイツ国識別票の鉄十字が書かれているだけのM47そのままの姿で「キングタイガー」と名乗って大量に、というより史実より多すぎるほど登場していました、当時、ティーガーIIの様なドイツ戦車がなかなか入手できず、数が揃わないので、どうせ一般の観客には分からないだろうとでっち上げたそうです、おまけにM4シャーマンの数も揃えることが出来なかったので、やはりM47を使い回して戦闘シーンに登場させると、一見、カラーリングの違う同じ戦車同士の撃ち合いになると言う光景になってしまうという珍事が銀幕で大真面目に繰り広げられていました。予算と時間の関係か、映画の筋は良いものの、シーンでちぐはぐになるという、当時の大らかな銀幕事情が伺える一作品であると言えます。
その後、ニセタイガーとして使われたM47「キングタイガー」は「パットン大戦車軍団」など他の戦争映画にも使い回されていました。
ちなみに、ニセキングタイガーは米戦車より火力が2.5倍、装甲が2倍という触れ込みになっていたそうです。

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劇中で使用された「キングタイガー」。

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