Tier 7 アメリカ 駆逐戦車(課金戦車)
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公式ニュース(レア車両スポットライト: M56 Scorpion)
スペック
車体
HP | 820 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 1/1/1 |
最高速度(km/h) | 45 |
重量/最大積載量(t) | 7.13/9 |
本体価格(ゴールド) | 5,150 |
修理費(シルバー) | -- |
戦車パッケージ
M56 Scorpion (5,150G) |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 武装 | 履帯 | 砲塔 | 他 | ||||||||
出力 | 弾種 | 貫通力 | ダメージ | 総弾数 | 弾代 | 発射速度 照準時間 精度 | 旋回速度 | 砲塔装甲 | 旋回速度 | 視認範囲 | HP | 通信範囲 | |
M56 Scorpion | Continental AOI-402-5 | 90 mm Gun M54 | M56 Scorpion | M56 Scorpion | 820 | AN/PRC-8 | |||||||
200 | AP HEAT HE | 219 275 45 | 240 240 320 | 43 | 380 10G 255 | 7.69 2 0.33 | 40 | --/--/-- | 12 | 350 | 500 |
解説
この戦車には、マッチング優遇が無く、マッチング上限は、Tier9までとなっている。
また、レアに分類されるため、戦車ツリーには実装されない。
入手方法
入手するためには、一定の期間(2015/12/24-2016/1/4)に販売された下記のバンドルパックを購入する必要があった。
- M56 Scorpion Loaded (5,400G)
M56 Scorpion、熟練度 100% 搭乗員、ガレージスロット、迷彩ネット、プレミアムアカウント ( 3 ) - M56 Scorpion Fully Loaded (6,100G)
M56 Scorpion、熟練度 100% 搭乗員、ガレージスロット、迷彩ネット、双眼鏡、中口径戦車砲用装填棒、プレミアムアカウント ( 3 ) - M56 Scorpion / T28 Concept Combo (12,000G)
M56 Scorpion、T28 Concept、熟練度 100% 搭乗員 ( 2 )、ガレージスロット ( 2 )、迷彩ネット ( 2 )、中口径戦車砲用装填棒、双眼鏡 ( 2 )、大口径戦車砲用装填棒、プレミアムアカウント ( 7 )
史実
M56スコーピオン空挺自走砲は、空挺部隊が装備する対戦車車両として開発が始められたもので、アメリカ陸軍の空挺奇襲構想の初期段階において考案された計画でもありました。
1948年10月に開かれた会合において航空機による輸送が可能な対戦車自走砲の要求が出されたことから、本車の開発がスタートしています。
本車は当初、当時開発が進められていたT42中戦車(後のM47パットン2中戦車)の車体に90mm戦車砲T119を搭載することが検討されましたが、結局アルミ合金製の軽量型装軌式車体にT70砲架に載せられた改良型90mm戦車砲T125を装備する形に改められ、GM(ジェネラル・モータース)社傘下のキャディラック社により開発が行われることが決まり、「T101」の試作名称で試作車2両の製作が発注されました。
この紆余曲折には、T42の車体重量が重過ぎると空挺部隊側からクレームがつき、空輸の為の軽量化が過激すぎる要求かつ軽快な運動性を求められた結果、開発陣はT42の車体を諦めて軽量型装軌式車体の周りに5mm鋼管でフレーム組んだものに、その間を1mmのアルミシートで覆ったという、半ばやけっぱちとも言える様な手法で無理矢理解決させたそうです。
試作車を用いた試験で好成績を収めたため、本車は1953年に「90mm自走砲M56(90mm Self-propelled Gun M56)」として制式化され、同時に「スコーピオン(Scorpion:蠍)」の愛称も与えられています。
生産型のM56空挺自走砲は試作型のT101空挺自走砲と大きな変更点はありませんでしたが、主砲のブラストシールドの形状が改められたり、砲身先端に装着されていた砲口制退機を廃止してカウンターウェイトを兼ねた爆風変向機が装着されるなど一部に変化も見られています。
また、T101空挺自走砲では乗員が操縦手、砲手、装填手の3名でしたが、M56空挺自走砲では無線手を兼ねた車長が追加され4名と増員しています。
M56空挺自走砲の車内レイアウトは車体前部が機関室、車体中央部が砲架に搭載された主砲と乗員4名を収めたオープントップ式の戦闘室、車体後部が主砲弾薬庫とされていました。
戦闘室内には最前部中央に砲架に搭載された主砲が設置されており、その後方左側に操縦手と車長、後方右側に砲手と装填手が前後に並んで配されています。
車体前部の機関室内には、コンティネンタル社製のAOI-402-5 水平対向6気筒空冷ガソリンエンジン(出力200馬力)と、GM社傘下のアリソン社製のCD-150-4クロスドライブ式自動変速機(前進2段/後進1段)が搭載され、前部に設けられた起動輪を駆動しています。
M56空挺自走砲は空輸性を考慮して軽量に設計されていたため、転輪は通常のソリッドゴムを装着したタイプではなく空気圧75psiのゴムタイヤを装着したタイプを片側4個備えており、転輪のサイズを大きくすることで上部支持輪を廃止を可能としていました。
本車はゴムタイヤ式の転輪を採用したことで、ソリッドゴム式の転輪を用いた場合に比べて毎時あたりの抵抗ロスを時速に換算して24km/hほど減少させることに成功しました。
サスペンションは通常のトーションバーが用いられており、履帯は51mm幅の8分割されたベルト型を用いることで接地圧の減少を図っていました。
主砲の43口径90mm戦車砲M54は、パットン戦車シリーズで採用された90mm戦車砲と同じ弾薬を用いることができ、戦闘室最前部の燃料タンクの上に置かれたM88砲架に限定旋回式に搭載されていました。
主砲の旋回角は左右各30度ずつで、俯仰角は俯角-10~仰角+15度となっています。
主砲弾薬は車体後部に設けられた3段式の弾薬庫に29発が収容されていました。 この弾薬庫の蓋は装填手の作業プラットフォームを兼ねており、射撃時には後方へ180度倒されて使用します。
また、本車は戦闘重量7.144tと軽量なためパラシュートによる空中投下が可能で、大型グライダーや輸送機を用いた空輸も問題無く行うことができた事が特筆する点と言えます。
1960年代初頭に勃発したベトナム戦争では、第173空挺旅団のみがM56空挺自走砲を使用しましたが、本車は軽量化のために主砲のブラストシールド以外にまともな装甲が無く、乗員の防御が全く考慮されていなかったため、主に後方で輸送列車の護衛をするコンボイ・エスコートに用いられました。 ベトコンゲリラの持つAK-47歩兵突撃小銃はおろか、サイドアームであるトカレフの7.62mm拳銃弾にすら貫通可能とまで言われていました。
1960年代半ばに、本車とM41ウォーカーブルドッグ軽戦車を統合する後継のM551シェリダン空挺軽戦車が開発されたため、M551空挺軽戦車の部隊配備が開始された1968年までにM56空挺自走砲は全車が退役しています。
この手の空挺戦車は開発段階で軽くて丈夫で軽快な事が求められますが、完成してから装甲が薄いと文句を言われてしまうと言う事が多々あります。 だったら最初から…と開発陣の恨み言は得てして封殺されてしまいますが…。
コメント
- 貴重なアメリカ駆逐プレミアム。(アレは重駆逐ですし、、、w) ほぼ全てが1mmという冗談のような豆腐っぷりとちょっとでも重量ある相手にスリスリされると死ぬ事からよくネタにされるw 最高速などがアレだが、機動型駆逐としては優秀で砲の柔軟性も秀逸。さらに貫通が高く、キレながら金弾を撃つ羽目になる場面が非常に少ないのは銀策面で大きい。 地獄猫の派生型と勘違いされる事が多く、見つかるとHEの集中砲火が飛んでくるので撃つ時は上手くバレないor即とんずら出来る退路をなるべく用意しようwww 豆腐装甲すぎてじそーほーの至近弾でも致命傷になりやすいのでマジ注意。 -- アメジスト? 2016-03-31 (木) 12:47:07
- もう1つ注意点があった。 視認範囲は350m。小柄なため撃っても若干バレにくいが、単独で先手を取るには単発の低さもあって割と無茶があるのでよく考えて狙い撃とう。 -- アメジスト? 2016-03-31 (木) 12:52:24
- 隠蔽の高い良い戦車 Tier7ヘルキャットだと思えばまあまあ -- 2016-09-20 (火) 15:10:25
- 見た目も性能も自走式対戦車砲だけど、思った以上に使いやすい。良車。 -- 2017-05-23 (火) 20:32:48