Tier 5 アメリカ 中戦車(課金戦車)
スペック
HP | 610 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 76/63/38 |
最高速度(km/h) | 38 |
重量/最大積載量(t) | 27.04/31.0 |
本体価格(ゴールド) | 1,750 |
修理費(シルバー) |
パッケージ
Ram II (1,750G) |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 武装 | 履帯 | 砲塔 | 他 | ||||||||
出力 | 弾種 | 貫通力 | ダメージ | 総弾数 | 弾代 | 発射速度 照準時間 精度 | 旋回速度 | 砲塔装甲 | 旋回速度 | 視認範囲 | HP | 通信範囲 | |
Ram II | Ford GAA M1 | QF 6-pounder Mk. IIIA | VVSS WE210 | Ram II D1 | 610 | 570 | |||||||
440 | AP APCR | 105 170 | 75 75 | 92 | 45 6G | 26.20 2.28 0.43 | 37 | 76/76/51 | 38 | 330 |
解説
アメリカTier5のプレミアム中戦車。M3 Leeを基にした英連邦カナダ製の巡航戦車ということで、機動力を少し犠牲に装甲を強化したM4 Shermanにイギリス戦車の主砲を装備したようなハイブリッドな性能が特徴。
防御面は数値で見ると砲塔側面と車体全体を強化したM4 Shermanといったところ。耐久力も他の同格プレミアム中戦車と同じく重戦車に近い610。
主砲は名称からも判るとおり、イギリス製戦車やM7が装備する6ポンド砲と同種の物。単発ダメージは小さいが発射速度に優れ、当て続けられるなら大ダメージを期待できる。ただし、照準時間が発射速度に追いついていないため、至近距離でなければ100%の火力を発揮できない点には注意が必要。
精度や照準時間は似ているため、M4 Shermanを 76mm Gun M1A1 で運用していれば使用感は比較的近い。
貫通力はM4 Shermanの 76 mm Gun M1A1 と比べて20mm以上劣り、同Tier他国中戦車の75mm級戦車砲と比べても少し低い。しかしながらAPCR同士の比較では差がかなり縮まり、他国中戦車にに対しては逆転する。低威力による所要弾数の多さもあり弾代は嵩むが、重装甲の戦車にもTier相応の対応能力は備えていると言ってよいだろう。
最高速度はM4 Shermanの48km/hに対して38km/hと大きな差があり、戦闘開始時などの長距離移動では劣るものの、同程度の重量に同程度のエンジンを積んでいるおかげで出力重量比はさほど変わらず、加速力は見劣りしない。旋回速度もM4と変わらず、停止と加速を繰り返す交戦中の機動力は悪くない。
索敵能力は視認距離がM4 Sherman初期砲塔と同じ330mとやや短めなのが欠点。レンズ皮膜や双眼鏡の採用も視野に入れよう。通信範囲はM4より若干短いが、問題になるほどではない。
全体的には76mm砲パッケージのM4 Shermanに似ており、ほぼ同等の6ポンド砲はCrusaderやM7などで使用できる。購入を検討している場合はそれらの車両を経験しておくと良いだろう。
史実
巡航戦車ラムIIは、カナダ国産初の戦車といわれています。
アメリカのM3中戦車をベースに、鋳造の独自設計の車体と砲塔を用いたものです。
ドイツ電撃戦の影響を受けてカナダ軍が機甲師団を2個師団新設するに伴い、必要な戦車を持っていなかったために、アメリカの開発したM3中戦車に注目しました。
ベースとなったM3中戦車は、既存技術でのM4中戦車の繋ぎとして車体に主砲、砲塔に副砲というレイアウトのため、思い切って砲塔と車体の主砲を廃して、車体とシャーシのみの流用に留めました、最大装甲87mmの鋳造車体は、イギリス歩兵戦車に匹敵するものとなりました。
同じく鋳造の砲塔は、対空用の銃塔があるM3中戦車よりも低くなりましたが、当初搭載する予定の6ポンド砲が、イギリスから巡航戦車は2ポンド砲を装備するべきと輸出を止められてしまい、やむを得ずバレンタイン歩兵戦車の2ポンド砲を砲架ごと装備して、1941年1月から開発に着手した巡航戦車は、ラム(衝角の意)Iとして1941年末に完成、50両ほど生産されました。
カナダ軍は再三6ポンド砲の必要性を説き、翌年になった1942年1月にやっと6ポンド砲が供給され始めました、この時に備えて、鋳造砲塔の前面はボルトで止められており、装甲板ごと6ポンド砲に換装できるように設計されていたので、生産はすんなりと切り替えられ、ラムIIと名称も変更されました。
生産101号車からは、車体左右のドアを防御力強化のために廃止、前面左右にある銃塔も廃止されました。(ゲーム中の車両は銃塔が残っている100号車以前のもの)
また、履帯も新しいタイプに変更されていました。
こうして、1943年7月まで1,094両を生産しましたが、結局、訓練のみに使用されただけで、カナダ軍はM4シャーマンやM10ウルヴァリン駆逐戦車に17ポンド砲を搭載したアキリーズなど、イギリスが供与した車両やイギリスに代わって生産していたものを実戦で使用していました。
ただし、余剰気味となった車体を兵員輸送車として改造した、ラム・カンガルーは前線で使用され、同様の改造を施したプリースト・カンガルーと共に歩兵から好評を博していました。
カナダのボーデン陸軍博物館に、オリジナルのラムIとラムIIが展示されています。
米軍では、ラムII中戦車を識別するために、なぜかシャーマンファミリーとして、M4A5と識別ナンバーを振っていたそうです。
コメント
- Ram IIは xbox360EDITION ベータテストを5戦プレイするともらえた。 -- 2016-03-07 (月) 17:30:05