T20

Last-modified: 2017-05-13 (土) 18:47:07

usa.t20.png

Tier 7 アメリカ 中戦車

公式紹介ページ

スペック

車体

HP1,000
車体装甲厚(mm)64/51/38
最高速度(km/h)56
重量/最大積載量(t)28.79/30.0
本体価格(シルバー)1,340,000
修理費(シルバー)

戦車パッケージ

パッケージ名
(必要経験値/購入シルバー)
Pershing
(98,100/2,403,000)
T20
(55,500/1,340,000)
T20 Pre-pilot T20(105)
(13,800/79,900)
T20(90)
(41,550/153,500)
T20(105)
(29,050/112,800)

詳細

パッケージ名エンジン武装履帯砲塔
出力弾種貫通力ダメージ総弾数弾代発射速度
照準時間
精度
旋回速度砲塔装甲旋回速度視認範囲HP通信範囲
T20Ford GAA76 mm Gun M1A1HVSS T48T20D11,000395
520AP
APCR
HE
128
177
38
115
115
185
7096
7G
68
14.29
2.29
0.43
3788/63/6344370
T20 Pre-pilot T20(105)Ford GAA76 mm Gun M1A2HVSS T51T20D11,000395
520AP
APCR
HE
128
177
38
115
115
185
7096
7G
68
18.18
2.29
0.40
3788/63/6344370
T20(90)Ford GAN90 mm Gun M3HVSS T51T20D21,100615
560AP
APCR
HE
160
243
45
240
240
320
48255
11G
255
6.38
2.29
0.37
3788/63/6342390
T20(105)Ford GAN105 mm SPH M4 L/23HVSS T51T20D21,100615
560HE
HEAT
53
101.59
410
350
36166
10G
7.50
2.29
0.55
3788/63/6342390

解説

史実

M4中戦車を主力として大量投入したアメリカ陸軍ですが、元々歩兵の支援を目的とした75mmM3砲だったために、火力不足が否めず、アフリカ戦線でチュニジアにドイツ軍がティーガーを投入すると、ただでさえドイツ軍の火砲に対して損害の多かったM4も、将来的にヨーロッパ戦線を見越すと不安要素を払拭するに至らないことが解りました。
というのも、アメリカ参戦当初、陸軍地上軍管理本部(AGF)はドイツ軍戦車に遭遇するのは稀であると楽観し、たとえ損耗があっても数で押し切れると予想していたためでした。
しかし、少数のティーガーで多数の損耗が出るとなると、M4シリーズを根本的欠点から改ためる必要性に迫られ、その結果、T20の開発が1942年5月にスタートしました。
そもそも、既存の実現可能な技術で堅実かつ迅速に、という縛りで開発されたM3中戦車をベースにしたM4だけに、航空用星型空冷エンジンを車載したため、大柄で避弾率の高い車体を、T20では、より低姿勢の車体にするべく戦車用フォードGANV8エンジンのみに改められ、避弾経始を取り入れたものになりました。
T20はM6重戦車で使われたパーツや技術が多く流用されており、砲塔はM4と酷似したものを使用しておりましたが、主砲はM6の主砲として使われた3インチ砲を改良した76mmM1A1を搭載、M6で採用されたツインディスク・トルクコンバーターと2個の渦巻きスプリングを水平に取り付けたボギー形式(HVSS)サスペンションをそのまま使用しました。 
1943年5月に完成したものの、並行開発されていたT23が先に完成し先行量産を取り付けることになり、T20はテストのみで開発が終了されることになりました。 
また、生産性を考慮して、ツインディスク・トルクコンバーターをM4と同等の変速機に置き換えたT22も同時開発でありましたが、結局、T20/T22/T23共にM4の性能を上回るには至らなかったことと、AGFがM4の性能で十分という考えに固執していたため、そこで開発は打ち切られ、1943年10月にはT25とT26の試作重戦車の開発に移行されることになりました。
しかし、T25もやはりAGFにより性能不適切とされ、T26の開発が進められることになったのは、1944年になってからのことでした。

なお、砲塔は76mm戦車砲搭載のM4A1シャーマンが、対戦車砲としてはいいが、歩兵支援では榴弾の威力が低いと失敗兵器扱いされた事に対して、設計部が意地でも認めさせようとT20の砲塔を載せてM4A6というサブタイプを20両ほど仕上げています。
しかし、本当に失敗兵器だったのは、砲そのものではなく76mm用榴弾だったというオチで、比較対象として引き合いに出された75mm榴弾より弾頭重量の軽さと炸薬の少なさが原因でした、ですが、この榴弾を用意した試験を取り仕切る軍部と、失敗兵器扱いした機甲軍試験部の落度だった事は遂に棚上げされたままとなっていました。
さらに、AGFはこれら76mmと75mmでドイツ戦車相手には十分とこだわり続け、それより大口径砲の搭載を最後まで拒んでいました。

コメント

  • 大きな俯角とそこそこ良い機動性で色んな場所から顔を出して敵の横っ面を殴って逃げる一撃離脱に向く。加速と位置取りの自由さを利用して同じ所から何度も顔を出さないようにすれば砲塔の弱さもある程度は補える。地形への理解が深まるほど面白くなるゲリラ戦車。 -- 2015-10-22 (木) 00:46:46
  • ヘルキャットと同等の主砲だけど機動力がある分射撃機会が多くて稼ぎやすい気がする -- 2016-05-31 (火) 00:18:13
  • 他国の大半のMTの主砲の威力がTier6から据え置きの中、順当に火力アップしてるから単純に強い。旋回は大したことないけど加速と最高速もA-44やコメットに次ぐ性能を持ってるので快適に動ける。強襲や側面取りなどゲリラ戦法が得意なプレイヤーにとっては最高のTier7車両と言える。 -- 2016-06-03 (金) 00:02:01
    • その3台の中だとさすがにT20が一番速くない? -- 2016-06-03 (金) 00:32:34
      • 最高速と旋回はA-44の方が上。コメットはやや遅いけど加速と旋回の関係で減速しにくくて機動力は上だよ。T20はその2両と機動戦が可能な足周りに加えてバランスが良い砲を持ってるから総合的に勝ってる感じ。 -- 2016-06-04 (土) 00:56:49
  • こいつ足が速いってよく言われてるけど旋回がもたつくからあまり快適に感じないんだよなあ -- 2016-06-03 (金) 23:07:46
    • 前のM4A3E8は旋回良かったから速度維持してクルクル回れたし、同格のコメットはもっと軽快に走れるしね。でも単発火力240貫通160の砲を持ち運べると考えればかなり良い足してると思う。T-43とVK3002Dは堅めだけど加速と砲と俯角で一歩譲るからね。 -- 2016-06-07 (火) 12:37:34
    • Cromwellみたいな使い方だと厳しいけど、
      載せてるのヘルネコ砲だし、素早く要所を抑えるなら充分な足じゃないかな -- 2017-05-13 (土) 05:40:23
  • 防楯やる気あんの? -- 2016-07-03 (日) 17:31:38
    • T22 prototype「おっと、防盾にロマンを求めるのはそこまでだ!」 -- 2016-07-03 (日) 17:51:23
    • 日本MT(代表ChiRi) 米国の工業力に較べたら我国の戦車の防盾なんて皆無だから~ (^^; -- 2016-07-03 (日) 20:19:13