Type 3 Chi-Nu Kai

Tier 5 日本 中戦車 （課金戦車）

公式紹介ページ

スペック

車体

パッケージ

詳細

解説

この戦車のマッチング上限は、Tier6までとなっている。

日本ツリーに先駆けて、ついに実装された待望の日本戦車である。
では、その特徴を見てみよう。

・主砲
貫通124mmの主砲。
貫通力は、他国の中戦車と比較して劣るものではなく、高い方である。
1発のダメージも高い方である。
但し、課金弾がAP弾となっており、貫通力が他国に比べて低いが、AP弾であるため、距離減衰が起き難いというメリットもある。
なお、マッチング優遇のおかけで、Tier7とはマッチングしない事もあり、課金弾の貫通力については不安を感じにくい。

・装甲
日本戦車共通の問題点である装甲の薄さ。
正面装甲50mmは、まだマシかもしれないが、側面装甲25mm、背面装甲20mmは、Tier3の軽戦車の主砲にも貫通されるぐらい薄い。
砲塔の装甲も正面はスペック上は厚いが、側面や背面はやはり薄いので、注意が必要となる。
はっきり言って、装甲には期待できないと言って良い。

・機動性
エンジン出力が低いため、機動性は全体的に悪い。
砲塔の旋回速度も遅い。
敵に対して近接戦闘を挑まれないように、気をつける必要がある。

このように、攻撃力は高いが、それ以外の性能が劣っている。
従って、この手の戦車の定番の運用方法である一歩下がった位置からの駆逐戦車的運用を言うのが、ベターな運用方法である。
迫り来る欧米列強の戦車に対して、大和魂で立ち向かっていこう。

また、中Tier帯でのメイン火力である105mm榴弾砲（10榴）の直撃を食らうと、軽くダメージを負った状態では、一撃で爆散する可能性があるので、注意しよう。

史実

日本陸軍三式中戦車チヌは、米軍のM3/M4中戦車に一式中戦車が通用しないことが判明し、四式中戦車の実用化にも時間がかかると予想されたため、これまでにない大火力を図って急遽開発されました。
1945年に11両が完成して戦力温存として、本土決戦用に国内部隊に配備されました。

しかし昭和20年5月に参謀本部が出した戦車用法では、三式中戦車は600mでM4シャーマンの正面を貫通できるものの、命中角度がずれると弾かれるので側面や背面を攻撃する必要があると記されており、決号作戦では対戦車肉薄攻撃を主体とすることになっていました。
ゲームに登場するチヌ改は、昭和20年2月時点の20年度整備計画にて正式に盛り込まれており、生産211両目からは長砲身の五式七糎半戦車砲に換装する計画でしたが、実施前に終戦を迎えています、しかし、昭和22年3月19日に、愛知県伊良湖射場にて四式中戦車チトに搭載して行われた「試製七糎半戦車砲（長）II型」の射撃試験が行われた際、試験後に四式中戦車砲塔を三式中戦車の車体に搭載し、射撃試験が行われていた、というものが本車のモデルになっているようです。

この、チヌ改でやっと、連合軍戦車と渡り合えると言われるようになりましたが、それでも世界水準からすると3年は遅れていました。
ただ、燃費の確保を狙った空冷ディーゼルエンジンと、古臭い設計ながらオフロードで威力を発揮したシーソー式ボギー懸架装置は、旧日本軍戦車が世界に誇れる数少ない物でした。

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