Tire 4 イギリス 軽戦車
スペック
HP | 310 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 60/60/60 |
最高速度(km/h) | 24 |
重量/最大積載量(t) | 16.22/16,5 |
本体価格(シルバー) | 120,000 |
修理費(シルバー) |
戦車パッケージ
パッケージ名 (必要経験値/購入シルバー) |
┏ | Archer (19,340/395,000) | |||||||
┏ | ━ | ╋ | Bishop (19,600/405,000) | |||||
Valentine (3,500/120,000) | ━ | Valentine Mk VI (4,080/38,700) | ━ | Valentine Mk VIII (6,800/53,200) | ╋ | Valentine Mk XI (7,200/65,200) | ┘ | |
┗ | Valentine Mk XI* (6,900/55,200) |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 武装 | 履帯 | 砲塔 | 他 | ||||||||
出力 | 弾種 | 貫通力 | ダメージ | 総弾数 | 弾代 | 発射速度 照準時間 精度 | 旋回速度 | 砲塔装甲 | 旋回速度 | 視認範囲 | HP | 通信範囲 | |
Valentine | AEC A189 | QF2-pdr Mk. X | Valentine Mk. I | Valentine Mk. I | 310 | 350 | |||||||
135 | AP APCR HE | 78 121 23 | 50 50 60 | 60 | 30 3G 15 | 28.57 1.70 0.36 | 40 | 65/60/65 | 44 | 330 | |||
Valentine Mk VI | AEC A190 | QF6-pdr Mk. III | Valentine Mk. VI | Valentine Mk. XI | 340 | 375 | |||||||
131 | AP APCR HE | 105 170 30 | 75 75 100 | 44 | 45 6G 32 | 13.33 2.29 0.43 | 42 | 65/60/65 | 40 | 340 | |||
Valentine Mk VIII | GMC 6004 6-71S | QF6-pdr Gun Mk. V | Valentine Mk. VI | Valentine Mk. XI | 340 | 400 | |||||||
138 | AP APCR HE | 110 180 30 | 75 75 100 | 44 | 45 6G 32 | 13.33 2.50 0.40 | 42 | 65/60/65 | 40 | 340 | |||
Valentine Mk XI | GMC 6004 6-71A | 75mm Gun Mk. V | Valentine Mk. VI | Valentine Mk. XI | 340 | 450 | |||||||
165 | AP APCR HE | 91 144 38 | 110 110 175 | 44 | 56 7G 56 | 9.09 2.50 0.40 | 42 | 65/60/65 | 40 | 340 | |||
Valentine Mk XI* | GMC 6004 6-71A | QF 6-pdr Gun Mk. V | Valentine Mk. VI | Valentine Mk. XI | 340 | 450 | |||||||
165 | AP APCR HE | 110 180 30 | 75 75 100 | 44 | 45 6G 32 | 13.33 2.50 0.40 | 42 | 65/60/65 | 40 | 340 |
解説
ヴィッカース・アームストロング社により 1938 年に開発されたこの戦車は、このクラスにおける最高傑作のひとつです。1940 年から 1944 年にかけて、様々な改修型を含め、計 8275 両が生産されました。
史実
1938年、風雲急を告げるヨーロッパ情勢に対し、歩兵戦車Mk.IIマチルダの後継をイギリス軍はヴィッカース・アームストロング社に要求します。
これに応えたのが、前年に完成した巡航戦車Mk.II(A10)を拡大流用する歩兵戦車として急ピッチで設計に着手したもので、1939年2月12日に陸軍省に提出されますが不採用になってしまいます。
バレンタインの名称は諸説がありますがバレンタインデーに起因するのは、このことがきっかけとなっています。
7月になり、元設計どおりの生産が認可され、歩兵戦車Mk.IIIバレンタインとして正式化されます。
要求が歩兵戦車なので、装甲厚は65mmとされましたがA10の車体を流用することから大幅な重量増加が出来ず、必然的に小型化をせざるを得なかったために、これが後々バレンタインの寿命を短くする原因となったのでした。
1940年5月、試作車がテストを受け、2名用砲塔は不評だったものの、機構的信頼性は高く小改良の後に量産が開始され、同年末には部隊配備が始まりました。
翌41年には北アフリカ戦線で使用され始め、歩兵支援大隊の戦車部隊として編成され、秋にはクルセーダーの生産の遅れから機甲旅団機甲連隊にも配属されるようになりました。
北アフリカ戦線の転機となる、エル・アラメイン戦から1943年のチュニジア戦終了までは主力の戦車として活躍しました。
この間に2ポンド砲のままでは対独戦車戦には火力不足と露呈したため、何度か改修が繰り返されました。
まず、Mk.IIIでは不評だった2名用砲塔を3名に、2ポンド砲はそのままでしたが新砲塔になりました、Mk.VIIIで念願の6ポンド砲に換えられますが、今度は砲が大型化したために砲塔には2名しか搭乗出来なくなってしまいます。 車長は2名砲塔になると装填手兼任となるので、指揮専念が出来ずに対戦車戦では大変不利を強いられていました。
さらに、1943年から生産に入ったMk.Xでは75mm砲に換装されますが、その頃になると新型戦車やアメリカから貸与される戦車の補充が着実に行われ、第一線での活躍の場がなくなり生産も順次終了、その後は訓練用や回収戦車・自走砲などのベース車両に改造されることになりました。
それでも、イギリス本国だけで6,855両も生産され、1944年までには総生産台数8,275両のうち2,400両ほどがソ連へレンドリースとして送られました。
後に、バレンタインが生産終了となった為に、イギリスが後継のクロムウェル巡航戦車の提供を申し出たところ、ソ連側が「バレンタインが現場で好評なのでいらない」と申し出を断ったため、イギリスではもう前線で使われていないバレンタインをソ連に供給するためだけに細々と作られていました。
イギリス戦車には、計画時にAナンバーといわれる固体識別番号が振られていますが、バレンタインはヴィッカース社が陸軍省が正式に交付する前に、独自に私案として作られたために付けられなかったという、第二次大戦期の英国戦車では稀有な例と言えます。
コメント
- 基本的には劣化マチルダである。しかしマチルダより小さいので隠れやすく、正面と側面の装甲厚が一緒なので上手く構えるとかなり弾く。また砲性能も榴弾砲こそないものの悪くない物が揃っていて攻守のバランスは同格のカヴェナンターやAMX 40より良い。弱点は重戦車含む同格の中で一二を争う鈍足であること。 -- 2015-01-08 (木) 01:53:21
- 最高速度は同格MTのマチルダと同じ24km/hで、装甲厚は何処もマチルダより薄く、主砲も収束・貫通・装填速度に難があり使い勝手は正直宜しくない・・・正真正銘の劣化マチルダです、本当にありがとうございます(笑 -- 2016-06-06 (月) 22:59:29
- nerfされてるソ連のValentineⅡよりは攻撃力あるからマシだって。 -- 2016-06-06 (月) 23:11:58
- こいつは隠蔽率と貫通活かして狙撃運用して、装甲は発見された時の保健くらいに思っておけばそこそこ戦える。装甲とDPMでごり押し出来るマチルダとは使い方が -- 2016-06-07 (火) 00:38:09
- 途中送信してしまった。マチルダとは使い方が違う。 -- 2016-06-07 (火) 00:39:16
- 実際に乗った人であれば、分かるとおもうが実戦での主砲DPMはマチルダの方が2倍位ある感じだよね。マチルダより扱いが難しいのは確か。そこで、同格以下としか当たらないValentineⅡによる格下イジメが捗る訳で(笑) -- 2016-06-07 (火) 01:07:20
- ご意見ありがとうございます。ただ狙撃位置へ走る足すら無いのが厳しい所ですね。この足の遅さが良い所を全てスポイルしちゃっている、というのが乗ってみての感想でした。マチルダはまだゴリ押しでどうにかなる面もありますが、こいつはもうどう運用したらよいのか全然見えてきません(笑 -- 2016-06-07 (火) 22:27:25
- お尻側から見た時にタテジマっぽく見える部分、この傾斜付きのタテジマは実は、天板(約13mm)扱いされている。独Tier3LTのpz.Ⅰcに撃たれると貫通される部位なので、背後に回られない様に気を付けよう。 -- 2016-06-07 (火) 04:03:51
- ↑ Pz.Ⅰcだよね?NDKしてくるLT乗りで弱点部分を集中して撃ってくるのって珍しい(大概はオートエイムで撃つだけ)からね。車輌の回転速度が速い訳じゃないので敵の動きにどう対応するかだね。 -- 2016-06-07 (火) 09:18:52
- 裏取り注意ってことじゃないかな。 -- 2016-06-07 (火) 11:21:37
- Pz.1cの通常弾で抜ける弱点って事。他の部位は金弾でも貫通出来ないが、タテジマ部分だけは機銃弾が通る。 -- 2016-09-07 (水) 05:40:46
- ↑ Pz.Ⅰcだよね?NDKしてくるLT乗りで弱点部分を集中して撃ってくるのって珍しい(大概はオートエイムで撃つだけ)からね。車輌の回転速度が速い訳じゃないので敵の動きにどう対応するかだね。 -- 2016-06-07 (火) 09:18:52
- 単発火力、貫通力だけでみれば同格軽戦車としては十分なものを持っているが、6ポンド砲はクルセイダーやAT2の様な鬼連打はできず、75㎜砲は貫通も装填速度も悪化する。昼飯をしても正面の形状の関係上どこかしら抜かれる場所が存在するので豚飯がもっとも安定して弾ける。しかし、何より厳しいのが同格でぶっちぎりの最下位となる低DPMと重戦車と分類を間違えたのではないかと疑う足のなさにある。 -- 2016-09-07 (水) 01:31:45
- 2種類の最終砲、実はDPMはどっちも約1000。6ポンドも75mmも1分撃ち続けてもダメージに差が出ない。弾数はどちらも同じで44発まで。DPM高いのが結局初期砲の2ポンド砲なのだが、貫通性能と弾薬数が不安になってくる(金弾の消費量も上がってくる)。どこをとっても何かしらが足らなくなる絶妙なバランス(悪い意味で)の車輌と言える。 -- 2016-09-07 (水) 05:37:11