艦載兵器のすゝめ

Last-modified: 2020-01-09 (木) 21:13:27

概要

ここでは、艦の装備(主砲や副砲等)を換装するにあたってどの装備を選べばいいか、その基準について説明する。


装備の性能について

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※画像は大和のもの

昔の画像

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どんな見た目になるかその場で確認できた。その意味ではこちらの方が分かりやすかった……かも知れない。


射程距離

砲弾(又は魚雷)が届く、最大の距離である。射程を伸ばす部品を装備していなければ、基本的にこれ以上の距離に飛ばすことは出来ない。しかし砲は、砲撃精度による砲弾のズレ、艦が傾いている場合は最大射程距離以上に届くこともあるが、それらを狙って使うことは難しい。なお、部品の効果は射程に限らず、ここの数値には反映されない。

重量

砲自体の重さと、弾薬の重さの合計である。砲や弾薬の重量はそれぞれ異なる。搭載する弾薬を減らせばある程度軽量化できる。弾薬数の調整の方法については後述。

火力

砲の1発当たりの火力である。単発火力とも言う。連装以上の砲の場合、斉射時の火力ではない事に注意。戦闘においては弾種、部品や船員による補正、敵艦の装甲によってダメージ量は変化し、常に数値通りの火力は発揮できるとは限らない。

装填速度

発射してから再び発射できるようになるまでの時間である。単位は秒。言うまでもないと思うが斉射しようが、単射であろうが装填速度は変わらない。

弾数

弾数を調整できる。+を押せば増え、-を押せば減らせる。1発単位で減らすことはできず、砲によって単位は異なる。積める砲弾には限りがあり、例によって砲によって異なる。


主砲

主砲は基本的にデフォルトのままで構わない。低~中ティアの一部の艦は変更したほうが良いものもあるが。
射程が長く火力が高いものを選ぶのが(特に高ティアでは)無難である。弾数もなるべく減らし軽量化しよう。

詳細

優先順位は、単発火力>装填速度>重量≧精度である。主砲に限ったことではないが、この優先順位はあくまでも目安であり、全ての艦にこれが通用する訳では無いので、別にこの通りでなくても大丈夫。実際に使ってみて自分にあったものを選ぼう。

戦艦は基本的に徹甲弾を多めに、対駆逐艦などを意識するなら榴弾も積んでおいて損は無い。
巡洋艦は低~中ティアでは戦艦の防御力がそれほどでもない為、徹甲弾が有効な場合がある。対駆逐艦、巡洋艦用の榴弾と合わせて搭載しよう。高ティアともなると流石に戦艦には徹甲弾は通用しにくい為、榴弾を多めに。しかし装甲を強化している巡洋艦には榴弾が効かない場合があるので、徹甲弾も不足しない数は積んでおくといいかもしれない。
駆逐艦は大体巡洋艦と同じ選び方で構わない。

副砲

基本的に軽く射程が長い物を選ぼう。副砲スロットに装備されている艦砲は単発火力が低いものも多いが、それ以上に砲精度が極めて悪くなる。対艦攻撃用としては当てにならないので注意。
アップデートにより手動対空砲火システムが導入されたため、空母が跋扈する高ティア帯においては弾種『対空弾』が使用可能な高角砲を搭載できる場合は極力積んでおいた方が良い。対空砲として運用する場合、精度は関係なくなる。

詳細

優先順位は、重量≧装填速度>単発火力>精度である。
命中精度が全体的に当てにならなくなってしまったため、現在の副砲の用途は肉薄してくる駆逐艦や巡洋艦への対処というより敵艦への放火と牽制がメインとなる。それゆえ砲弾は基本的に榴弾(対空弾)だけでいいが、別に徹甲弾を積むメリットが無い訳では無い。この辺はお好みである。
弾数はなるべく減らし軽量化をすることを忘れずに。駆逐艦にも副砲のスロットがあったりすることもあるが、駆逐艦の場合は軽量化のために装備しないのが無難である。
副砲を二種類以上搭載すると照準が狂う(最大射程や最大仰角が違う場合に起きやすい)ので一種類に統一することをオススメする。多くとも二種類以下に抑えたいところ。

魚雷

魚雷には発射装置が甲板上などに設置される旋回式のものと、喫水線下に設置される水中魚雷がある。主に駆逐艦や潜水艦などの接近戦において多用される。
水中魚雷は基本的に射界が狭い上に射程も短いので(日本の水中魚雷には射程が20kmあったり、一部水上艦の水中魚雷は射界が広かったりするが例外である)活用できる場面は限られる。
潜水艦の魚雷は文字通り主兵装なので、積めるだけ積んでおこう。
水上艦の水中魚雷は前述の理由により使用場面が限られるため外しても構わないし、さして重量を食うわけでもないので装備したままでも構わない。

詳細

優先順位は、装填速度=発射管数≧雷速=射程>重量>単発火力である。魚雷を主兵装とする潜水艦や駆逐艦などは魚雷を目一杯積もう。魚雷の弾数はかなり限られている為残弾には注意すること。特に火力の大半を魚雷が占める駆逐艦は、魚雷がないと大幅に戦力が低下する。
本ゲームでは魚雷がかなり強力な装備であるため、積極的に活用してやろう。
甲板上に設置される旋回式の魚雷は、主に駆逐艦によく見られる艦の中心線上に設置され左舷、右舷両方向に発射可能なものと、巡洋艦によく見られる艦の左舷及び右舷に設置され、左舷方向か右舷方向どちらかに発射可能なものがある。
また、潜水艦や一部の駆逐艦は、部品『ジャイロスコープ』を開発することで魚雷の曲射が可能となる。旋回射角以上の範囲を狙えるようになるため、優先的に部品開発しよう。

爆雷

駆逐艦が装備できる対潜攻撃兵器である。艦尾から投下され、調停深度まで到達すると起爆する。
爆圧で周囲に被害を与えるため、必ずしも直撃弾である必要はない(ゲームの仕様上、敵に何らかの被害を与えると命中表示が出る)。
装甲の薄い潜水艦に対しては複数発叩き込むだけで致命傷を与えられるケースが多く、そうでなくとも高確率で浸水を発生させるので浮上を強要させられる。
水上艦に対しても超至近距離・起爆深度最低であれば一応命中させられるが、ほぼ効果はない。

航空機

空母の主力兵器。
敵航空機を駆逐する戦闘機、爆弾で攻撃する爆撃機、魚雷搭載可能な雷撃機、視界が広い偵察機など様々な種類がある。
また、一部の戦艦や巡洋艦は上空から弾着観測を行う観測機を運用することにより、視界外の遠距離砲撃戦も可能となる。
非常にバリエーションが豊かであるため、個別記事を参照されたい。
航空機についての詳細

装甲

艦載兵器ではないが本項にて説明する。
装甲には甲板装甲と側面装甲がある。遠距離、高射角で飛んでくる砲弾は甲板装甲に当たりやすい。近距離、低射角で飛んでくる砲弾は側面装甲に当たりやすい。魚雷は側面装甲に当たり、艦載魚雷を被雷した場合は装甲に甚大なダメージが入る。
艦によって装甲の強度や耐久値には差があるため、実際の数値以上に働いたり、数値以下だったりする。通常は側面装甲が優先され、前部より後部の方が被弾しやすい為、後部装甲を強化しておくのが無難か。

駆逐艦の場合

装甲は最低限にすることをオススメする。駆逐艦の装甲を増やしたところで大した防御力にはならない。装甲を増やすぐらいなら魚雷の本数を増やしたり、速力を上げた方が効率がいい。
完全に0にしてしまうと榴弾を浴びた際に一撃で致命傷を負う可能性もあるため、少なくとも被弾しやすい側面装甲は0.1インチでも張っておいた方が良いだろう。

巡洋艦の場合

巡洋艦は艦によって長所がかなり異なるので、プレイヤーの戦い方次第で変わってくる。2つほど例を挙げる。

  • 擬似駆逐艦運用
    主に重雷装を誇る艦にて採用される。装甲をなるべく減らすことで速力を30ノット以上に強化、足を使った雷撃中心の戦法をとる。
  • 擬似戦艦運用
    装甲が厚めの巡洋艦に採用される。速力を無視し、装甲を極限まで強化する。これによって駆逐、巡洋艦との砲戦に優位に立てる。が、戦艦とはまともに撃ち合う程の装甲はないので、戦艦との戦闘は避けるべし。
戦艦の場合

基本的に装甲は限界まで強化するのが一般的。装甲をかなり減らして速力を強化する一部のベテランもいるがあまりオススメ出来ない。あまり減らしすぎるとすぐに海中に没することになる。フランス戦艦のリシュリューに見られる、主砲を前部に集中配置した艦は後部ではなく前部の装甲を強化し、所謂突撃戦艦的な運用もできる。戦艦は機動性が低いため、被雷しやすいことも考慮しておいて欲しい。

空母の場合

攻撃力と防御力が航空機依存で戦線後方からの攻撃が多いため、撃ち合いについては考慮する必要は少ない。
徹底的に装甲を減らして足回りを強化するか、張れるだけ張って敵航空の攻撃に備えるか、ある程度はプレイスタイルに合わせて豊富に選択できる。小型空母は機動型の方が生き残りやすい。
装甲を張る場合、基本的には他艦種と比して圧倒的に広く被弾しやすい甲板部を強化した方が良い。ただし、高速の駆逐艦などに近距離から襲われた時を想定して舷側にも最低限張っておくのも良いかもしれない。
また、空母は全体的に0.1インチあたりの装甲重量をかなり食う傾向が強いので、装甲配分はシビアである。甲板でも特に狙われやすい中央部を強化するなどの一工夫が生死を分けることも。

潜水艦の場合

基本的に装甲は最低限、場合によっては0にしてしまおう。
潜水艦は駆逐艦以上に脆く基礎体力値が低いため、一撃浴びてしまうと装甲の多寡に関わらず致命傷というパターンが多い。また、戦闘時間の大半が水中で消費されるため、そもそも砲撃へ備える意味が薄い(スルクフは例外)。
装甲を減らして浮いた重量で魚雷の本数を増やしたり、速力を上げたりした方が良いだろう。

船員

本ゲームでは船員を搭乗させることにより、艦や航空機の能力を伸ばすことが可能である。船員は戦闘中に艦艇が被弾した際、確率で死亡負傷し、以後その戦闘では該当船員による強化が解除される。
基本的にレア度の高い船員の方が高い能力を持っているが、能力強化には限界値が設定されているため、似たような能力を持つ高レア船員ばかりを乗せて一点特化させるような運用は無駄が多い。
船員は一艦艇につき5名まで、空母を含め艦載機を搭載している艦艇はそれに加えて別枠でパイロットを複数名(艦によってパイロットのスロットの数は異なる)乗せることができる。
船員についての詳細