1935年 大日本帝国 重巡洋艦 最上型
日本ツリーの高ティア巡洋艦。
突出した性能は持たないが高レベルでバランスが良く、オールラウンダーという言葉が相応しい艦である。
モデリング修正が行われていないせいで15.5cm砲装備時の違和感が凄い。
実装からほぼ4年が経過した2021年1月に待望のリモデリング情報が発表され、2月のVer.2.00.033にて正式にモデリングが変更された。
基本性能
※括弧がある欄は【改修後の数値(初期値)】
年代 | 1935 | 国家 | 大日本帝国 | ||||
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艦種 | 重巡洋艦 | 対潜 | × | ||||
耐久値 | 26400(24000) | 戦闘成績(BR) | 315 | ||||
基準排水量(t) | 11200 | 最大排水量(t) | 13758 | ||||
最大速力(kt/h) | 35.6(30.1) | 最大舵角 | 38.5(35.0) | ||||
可視距離(km) | 9.6(9.1) | 絶対視認距離(km) | - | ||||
アンロック費 | 640000S | 購入費用 | 51000S | ||||
1125G |
装甲防御
※単位はインチ(in)表示
防御区画 | 前部 | 中部 | 後部 | 装甲重量(t/0.1in) | ||
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甲板部 | 2.3 | 2.3 | 2.3 | 35 | ||
舷側部 | 3.9 | 3.9 | 3.9 | 35 |
搭載武装
主砲 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 重量(t) | 貫通力 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
50口径 三年式 二〇糎C型 連装砲(最上型) | 790 | 29.4 | 16 | 213 | 78 | |||
60口径 三年式 一五糎五 三連装砲 | 610 | 27.4 | 10 | 225 | 65 | |||
50口径 三年式 二〇糎C型 連装砲(妙高型) | 790 | 28 | 12 | 205 | 68 | |||
50口径 三年式 一四糎 連装砲 | 550 | 19.1 | 6.8 | 81 | 65 | |||
副砲 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 重量(t) | 貫通力 | ||
40口径 八九式 一二糎七 連装高角砲 | 280 | 14.8 | 4.3 | 60 | 10 | |||
50口径 三年式 一二糎七 連装砲 | 500 | 18.38 | 6 | 64 | 89 | |||
50口径 三年式 127ミリ デュアルマウント砲 | 500 | 18.26 | 12 | 30 | 65 | |||
50口径 三年式 十四糎 単装砲 | 550 | 19.1 | 6.8 | 36 | 65 | |||
45口径 三年式 一二糎 単装砲 | 670 | 15 | 7 | 19 | 68 | |||
魚雷 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 重量(t) | 雷速(knt) | ||
八式 六一糎 四連装(酸素)魚雷 | 4200 | 32 | 60 | 94 | 42 | |||
九三式 六一糎 五連装(酸素)魚雷(長射程) | 4200 | 40 | 90 | 180 | 36 | |||
48センチ 三八式甲型 ホワイトヘッド魚雷 | 2700 | 12.1 | 38 | 24 | 23 | |||
48センチ 三八式乙型 ホワイトヘッド魚雷 | 2700 | 6.5 | 38 | 24 | 40 | |||
八年式 六一糎 連装魚雷 | 4200 | 15 | 55 | 70 | 32 | |||
六年式 五三糎 連装魚雷 | 3450 | 10 | 50 | 16 | 35 | |||
八式 610ミリ デュアルマウント魚雷(短) | 4200 | 10 | 60 | 80 | 43 | |||
八式 610ミリ デュアルマウント魚雷(長) | 4200 | 20 | 60 | 85 | 27 | |||
八式 610ミリ デュアルマウント魚雷(中) | 4200 | 15 | 60 | 90 | 35 |
艦載機
機種 | 名称 | 攻/防 | 装備 | 火力 | 航続 時間 (min) | 巡航 速度(km) | 重量 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
水偵 | 零式水上観測機 | 50/380 | 三番通常爆弾二型 | 900 | 1251 | 370 | 30 |
※最大搭載数3機、パイロット数3名。
部品改修
改修段階 | 火力 | 索敵 | 速度 | 装甲 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
Ⅰ | 砲塔旋回装置 | 新型望遠レンズ | ビルジキール | 側面装甲帯 | ||
Ⅱ | 新式榴弾 | 電波探信儀 | 新型艦首 | 排水ポンプ | ||
Ⅲ | 主砲装填装置 | 精密探信儀 | 変速機 | 船体強化 | ||
Ⅳ | 魚雷次発装填装置 | × | 舵輪 | 強化装甲 | ||
Ⅴ | × | × | ボイラー | × |
※スキルは『魚雷次発装填装置』。開発でアンロックされる。
立ち回り方
主に敵駆逐艦や巡洋艦の警戒&撃破、戦艦への雷撃が主な仕事となる。
雷撃・対駆逐艦能力の高さとやや低めの防御力からヘイトが高く、前に出すぎるとすぐ撃沈されてしまう。巡洋艦キラーのシャルンホルストやグアム、弾幕を張ってくるペンサコーラ、堅牢なボルチモアには特に気をつけよう。また、同じ日本の高雄も敵として遭遇した場合は要注意である。
常に周囲を警戒して敵の配置に気を配り、魚雷と弾雨を敵にお見舞いしてやろう。
主砲
基本的にはデフォルト砲である50口径 三年式 二〇糎C型 連装砲(最上型)か、60口径 三年式 一五糎五 三連装砲から選ぶ事になる。どちらも手動対空に対応している。(15.5センチ砲を搭載しても艦種は軽巡洋艦に変更されない)
分間火力と装填速度は15.5cm三連装砲が上だが、単発火力や貫通力では20cm連装砲が勝る。対駆逐艦・対空や放火を重視するなら三連装砲、対重巡洋艦なら20.3cm連装砲にしよう。
妙高から引き継いだ三年式 二〇糎C型 連装砲(妙高型)は装填時間や重量面でアドバンテージがある代わりに対空砲撃不可となっている。高ティアでの運用は難しいだろう。
射角と主砲配置はそれまでの日本巡洋艦と比較すると改善されており、特に前方に向けて射角が広く取れる。
副砲
妙高から新たに50口径 三年式 一二糎七 連装砲が追加された。航空機が跳梁する高ティアでは八九式連装高角砲を積んでいる方が射撃機会は多くなるが、最上の場合は主砲で対空射撃が可能なので、弾速が遅く威力も最低レベルの高角砲は選ばないという手もある。
いずれにせよ副砲なので精度は当てにできないが、放火用の補助には役立つ。
魚雷
選択肢そのものは多いが、基本的には高速の四連装酸素魚雷か、中速で装填時間が長い五連装酸素魚雷が有用。どちらも一長一短なので実際に使ってみて選ぼう。
主砲と同じく射角が改善され、かなり撃ちやすくなっている。また背後への射角が極めて広く、敵に艦尾を向けた状態でスキルの『魚雷次発装填装置』を併用しつつ魚雷発射を行なった場合、最大で40本の魚雷が間を置かずに殺到するという敵にとって悪夢のような状況が発生する。
あれ? おかしいな、北上はまだ実装されていないはず……
対空
対空火力そのものは主砲を対空砲として転用できるためかなり強力。射程に入った観測機程度なら早々に排除可能である。
だが、砲旋回速度に難を抱えるため、単艦で敵航空機の集団と戦うのは少々難しい。
空母や戦艦の護衛艦として動く場合もアメリカ巡洋艦ほどの弾幕は期待できない。防空役もこなせる、くらいに考えておこう。
自身が航空機に狙われた場合、機動力を駆使して回避運動を行うことで被害を抑えられるだろう。戦艦と違いダメコンがないので浸水には要注意。
航空兵装
零式水上観測機を3機搭載可能。最大で2機同時に発艦できる。
他国の観測機と比較すると耐久面で劣る代わりに空戦性能と機動力が上回っており、視界確保には頼れる相棒。無駄死にさせないようにしよう。
装甲
装甲を積み増しすれば高火力のアメリカ巡洋艦ともそれなりには撃ち合いができる。しかし重装甲型にすると速力は低下し舵の反応も鈍くなってしまう為、足を活かした戦法はしにくくなる。
アップデートにより装甲重量が増えて以前ほどの重装甲は施す事が出来なくなったこと、巡洋艦キラーの艦艇も増加傾向にあることなどから、装甲は程々に抑え足回りを重視した方が生き残りやすいだろう。
機動性
デフォルト状態で部品開発を終えれば35ノット強と充分な機動力を有しており、装甲を薄めにすれば巡洋艦としては破格の速力を発揮する。完全に取り払った場合43ノット以上という駆逐艦顔負けの高速を出すことが出来るが、榴弾を浴びてしまうと一撃で大ダメージを受け戦闘不能に陥る可能性も高いため注意。
重巡洋艦としては旋回性能も比較的高く、舵の反応も良い舵についてはやや重くなったものの加減速性能は優秀。速度が乗っていれば艦載魚雷の回避は楽にこなせる他、遠距離なら操艦次第で戦艦の砲撃も充分に回避可能。
総評
性能のバランスが良く、砲戦も雷撃戦も対空もこなすオールラウンダー。高雄同様、使い手次第では1隻だけでも戦況を左右する力を持つ。
ツリー上は妙高の次に位置し、主砲や魚雷の装備スロット数も同一。だが、前方への隙が少ない砲塔配置に三連装15.5cm砲を装備可能な点、良好な加減速性能など、どちらかと言えば青葉に近い性格の艦である。
歴史背景
最上型巡洋艦(もがみがたじゅんようかん)は大日本帝国海軍の重巡洋艦。同型艦は4隻。次級である利根型と並び、日本海軍の集大成的な重巡洋艦である。
皮肉なことに最上型と利根型はいずれも軍縮条約を誤魔化すために15.5cm砲搭載の軽巡洋艦(『二等巡洋艦』『乙型巡洋艦』)として計画・建造され、喪失まで書類上の変更はなかった。本艦級に刺激され、対抗のためにアメリカはブルックリン級軽巡洋艦を設計している。
旧式化した天龍型軽巡洋艦「天龍」「龍田」、同じく旧式化した5500トン型軽巡洋艦「球磨」「多摩」計4隻の代艦として、それぞれ「最上」「三隈」「鈴谷」「熊野」の建造予算が承認された。表向きには条約型軽巡洋艦として建造した為に、当時の軽巡洋艦の命名規則から河川名が付けられている。
最上型の設計は海軍軍縮条約失効後を見越して行われ、20.3cm連装砲塔に換装する事を前提に設計された艦体に新設計の15.5cm三連装砲塔を搭載して竣工させた。条約が失効した後に計画通り換装を受けて実質的な重巡洋艦となり、第二次大戦に突入した。「最上」は戦時中、さらに航空巡洋艦に改装されたことでも有名である。
3番艦である鈴谷以降は小改良が施され、鈴谷型と区分される場合もある。
【同型艦】
●ネームシップ:最上
1935年7月竣工
1944年10月戦没
●2番艦:三隈
1935年8月竣工
1942年6月戦没
●3番艦:鈴谷
1937年10月竣工
1944年10月戦没
●4番艦:熊野
1937年10月竣工
1944年11月戦没
コメント
- 水偵は無いの? -- 2018-08-07 (火) 22:06:21
- 最上と高雄どっち買おうかなぁ? -- 2018-08-27 (月) 22:44:47
- 普通に運用するなら最上。戦艦の砲撃も弾けるくらいの硬さがあってるなら高雄(か摩耶) -- 2018-08-28 (火) 16:58:21
- 高雄とどっちが強い? -- 2018-08-27 (月) 22:45:37
- 高雄の方が弱い -- 2018-08-27 (月) 23:19:56
- 高雄とどっちが強い? -- 2018-08-27 (月) 22:45:38
- 最上の方が強い -- 2018-08-27 (月) 23:17:44