1904年 大日本帝国 装甲巡洋艦 春日型
日本ツリー低ティア重巡洋艦。
元々はアルゼンチン海軍向けに建造されていた艦だったが、日露戦争を控えた日本とロシアが購入を争い、最終的に日本が購入した。艦そのものはイタリア製である。
ちなみに日本海海戦時、姉妹艦である日進には後の連合艦隊司令長官・山本五十六が乗艦していたことでも有名。
上面図。技術ツリーに表示されるグラフィックやデータは、史実通り前部に10インチ(25.4cm)単装主砲・後部に8インチ(20.3cm)連装主砲を装備した姿となっている。
購入後に再現することももちろん可能だが、弾速の差が災いして非常に戦いにくくなるので要注意。
Ver.2.00.032までの母港画像。
基本性能
※括弧がある欄は【改修後の数値(初期値)】
年代 | 1904 | 国家 | 大日本帝国 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
艦種 | 重巡洋艦 | 対潜 | × | ||||
耐久値 | 18360(17000) | 戦闘成績(BR) | 230 | ||||
無装甲排水量(t) | 2916 | 無装甲速力(kt/h) | 27.0(25.7) | ||||
基準排水量(t) | 7448 | 最大速力(kt/h) | 19.2(18.3) | ||||
最大排水量(t) | 8500 | 最大舵角 | 35.2(32.0) | ||||
可視距離(km) | 12.5(12.0) | 絶対視認距離(km) | - | ||||
アンロック費 | 70000S | 購入費用 | 700S | ||||
150G |
装甲防御
※単位はインチ(in)表示
防御区画 | 前部 | 中部 | 後部 | 装甲重量(t/0.1in) | ||
---|---|---|---|---|---|---|
甲板部 | 1.5 | 1.5 | 1.5 | 20 | ||
舷側部 | 6.0 | 6.0 | 6.0 | 20 |
搭載武装
主砲 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 貫通力 | 基本弾数(HE/AP) | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1898年型 40口径 25.4cm 単装砲 | 1000 | 18.0 | 11 | 6 | 251 | 50 | 80/80 | |||
1898年型 40口径 | 800 | 18.0 | 13 | 6 | 207 | 50 | 80/80 | |||
副砲(1~4) | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 貫通力 | 基本弾数(HE/AP) | ||
50口径 三年式 14cm 単装砲 l2型 | 550 | 17.8 | 8 | 9 | 27 | 68 | 90/90 | |||
副砲(5~20) | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 貫通力 | 基本弾数(HE/AP) | ||
40口径 四一年式 15.2cm 単装砲(ケースメイト) | 600 | 14.8 | 12 | 7 | 48 | 60 | 150/150 | |||
50口径 10.2cm Mark9 高角砲 | 400 | 15.92 | 6.6 | 10 | 25 | 66 | 200/200 | |||
魚雷 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 雷速(knt) | 基本弾数 | ||
45.7cm(18inch) 水中魚雷 | 3000 | 6.4 | 60 | 10 | 8 | 35 | 3 |
部品改修
改修段階 | 火力 | 索敵 | 速度 | 装甲 | ||
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Ⅰ | 副砲装填装置(副砲装填時間-12%) | 新型望遠レンズ(望遠鏡拡大倍率+20%) | 制動機(後進加速度+12%) | 排水ポンプ(自艦浸水継続時間-12%) | ||
Ⅱ | 照準システム(主砲射撃精度+8%) | 電波探信儀(理想発見距離+4%) | スクリュー(エネルギー交換率-10%) | 傾斜装甲(装甲HP+9%) | ||
Ⅲ | 主砲装填装置(主砲装填時間+9%) | 精密探信儀(強制発見距離+5%) | 副舵輪(横滑り防止+10%) | 船体強化(HP+8%) | ||
Ⅳ | 新式炸裂榴弾(榴弾ダメージ+12%) | 特殊塗装(隠蔽性+6%) | 舵輪(最大舵角+10%) | 強化装甲(装甲硬度+8%) | ||
Ⅴ | 改式榴弾(榴弾発火率+12%) | 警戒管制機(スキル『広域探知』アンロック) | ボイラー(巡航速度+5%) | × |
立ち回り
要所要所でスキルも使いながらの格下艦狩りや味方のサポートが主な仕事となる。
戦艦とまともにやり合ったら勝ち目がないので、とにかく近寄らないようにしよう。遠距離を維持できればDPMに勝る主砲で地道に削っていくことも可能。
主砲
20.3cm連装砲(誤表記で25.4cmと記載してある)と25.4cm単装砲から選択可能。
史実では混載だったが、ゲームでこれをやると斉射時に弾道が異なり着弾地点がズレる。可能ならどちらかに統一してしまった方が命中弾は得やすいだろう。
単装砲の方が装填時間と単発ダメージは大きいが、そもそも2門では碌な命中弾は得られない。基本的には手数が増える連装砲の方が取り回しは良い。
副砲
こちらも3種類の砲の混載となっており、そのうち球磨型の主砲である『三年式 14cm 単装砲』は1番~4番スロットにのみ装備可能。
他2種類はそれ以外の箇所にのみ装備可能となっており、副砲を余さず搭載した場合、同じ種類では統一できない。
副砲ゆえにそもそも精度は当てに出来ないため、何をどう積んでもあまり問題は起きないだろう。敵艦への放火用に使おう。
何も考えず一括で副砲を設定してしまうと戦闘そのものはやりやすくなるが、やや見た目的に不自然になる。
技術ツリーで確認できる史実に準じた姿にするには、少々コツが必要。
1~4番スロットに14cm砲を積んだ上で残りの副砲スロットに一旦15.2cm砲をまとめて搭載。その後、7/9/10/15/17/18番スロットをMark9高角砲に変更すると、砲郭式と甲板搭載式とに綺麗に分かれて違和感がなくなる。
魚雷
水中魚雷を片舷二基ずつ装備している。性能に関しては産廃気味だが、重量は嵩張らないので御守り感覚で持っておいても損にはならない。
アメリカの水中魚雷と比較すると雷速が速いため、近距離戦に縺れ込んだ際に牽制として使うような場面もあるだろう。
装甲
かつてのデフォルト状態では舷側装甲についてはそれなりの防御力が施されていた。水平装甲は薄め。
現在は購入時無装甲・非武装となっているため、シルバーはかかるが自分で好きなように調節できる。
配分を考えて強化していけば前弩級戦艦クラスの相手に対しても多少抗堪性を持たせることはできるが、過信は禁物である。
砲戦する距離の関係で甲板中央部は被弾しやすいので、多少意識して盛っておこう。
機動性
劣悪ではないが、かなり鈍足である。デフォルト装甲でボイラーを搭載しても20ノットに届かず、満載すると17ノットがやっと。
こればかりはどうしようもないので、割り切って動くしかない。旋回反応に関しては悪くない上に艦体が小柄なので、中距離から撃たれた魚雷なら余裕を持って回避できる。
その他
低ティア艦にも関わらずレーダースキルを有している。
敵艦との距離の正確な把握のみならず隠蔽性が高く目視で発見しづらい駆逐艦の居場所を簡単に見つけられるため、積極的に使っていくようにしよう。
レーダーで発見した相手の位置については味方艦と視界共有できないので、危険そうな位置にいる敵艦はマップ画面などを使って味方に知らせて注意喚起するようにしよう。
戦闘後のダメージ数値には表れなくとも、サポートも立派な仕事のうちである。
総評
同格軽巡洋艦連中よりは硬い装甲と、前弩級戦艦には威力で及ばないものの速射性で勝る主砲を持つ。
……要は器用貧乏気味であり、アメリカツリーのワシントンとも共通する中途半端さに苦しめられる。船としてコンパクトに纏まっているため先方より被弾面積が小さいのは有難いところだが、いずれにせよ弩級・前弩級戦艦やセントルイス相手に真っ向勝負して勝てる性能ではない。
慎重かつ狡猾な立ち回りが要求される、玄人向きの巡洋艦である。