1944年 大日本帝国 重巡洋艦 摩耶
日本ツリーの高ランクプレミアム巡洋艦。
摩耶は厳密には高雄型の四番艦であり、独立した艦級名ではない。
本艦のモデリングは1943年に空襲で損傷した後、近代化改装と同時に三番主砲塔を撤去し防空能力を強化する工事を行った最終状態のものであり、他の高雄型とは異なる武装数・武装配置となっている。
主砲火力を減らす代わりに増設された高角砲と大量の対空機銃座。
史実ではその真価を発揮する機会を得られぬまま潜水艦に撃沈されてしまったが、ゲームでは遺憾無く防空能力の高さを見せてくれる。
基本性能
※括弧がある欄は【改修後の数値(初期値)】
年代 | 1944 | 国家 | 大日本帝国 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
艦種 | 重巡洋艦 | 対潜 | × | ||||
耐久値 | 28875(26250) | 戦闘成績(BR) | 295 | ||||
基準排水量(t) | 9856 | 最大排水量(t) | 15159 | ||||
最大速力(kt/h) | 33.8(30.1) | 最大舵角 | 50.4(45.0) | ||||
可視距離(km) | 11.6(11.0) | 絶対視認距離(km) | - | ||||
アンロック費 | 1350G | 購入費用 | 66000S |
装甲防御
※単位はインチ(in)表示
防御区画 | 前部 | 中部 | 後部 | 装甲重量(t/0.1in) | ||
---|---|---|---|---|---|---|
甲板部 | 1.5 | 1.5 | 1.5 | 30 | ||
舷側部 | 5.0 | 5.0 | 5.0 | 30 |
搭載武装
主砲 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 重量(t) | 貫通力 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
50口径 三年式 二〇糎C型 連装砲(最上型) | 790 | 29.4 | 16 | 213 | 78 | |||
60口径 三年式 一五糎五 三連装砲 | 610 | 27.4 | 10 | 225 | 65 | |||
副砲 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 重量(t) | 貫通力 | ||
40口径 八九式 一二糎七 連装高角砲 | 280 | 14.8 | 4.3 | 60 | 10 | |||
魚雷 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 重量(t) | 雷速(knt) | ||
八式 六一糎 四連装(酸素)魚雷 | 4200 | 32 | 60 | 94 | 42 | |||
九三式 六一糎 五連装(酸素)魚雷(長射程) | 4200 | 40 | 90 | 135 | 36 |
艦載機
機種 | 名称 | 攻/防 | 装備 | 火力 | 航続 時間 (min) | 巡航 速度(km) | 重量 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
水偵 | 零式観測機 | 50/380 | 三番通常爆弾二型 | 900 | 1251 | 370 | 30 |
※最大搭載数5機、パイロット数3名。
部品改修
改修段階 | 火力 | 索敵 | 速度 | 装甲 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
Ⅰ | 砲塔旋回装置 | 新型望遠レンズ | 副舵輪 | 側面装甲帯 | ||
Ⅱ | 新式榴弾 | 電波探信儀 | 新型艦首 | 排水ポンプ | ||
Ⅲ | 主砲装填装置 | 精密探信儀 | 変速機 | 船体強化 | ||
Ⅳ | 魚雷次発装填装置 | × | 舵輪 | 強化装甲 | ||
Ⅴ | × | × | ボイラー | × |
※スキルは『魚雷次発装填装置』。開発でアンロックされる。
立ち回り方
基本的には他の巡洋艦と同じく、駆逐艦の処理と敵巡洋艦の攻撃、魚雷による牽制が主な仕事となる。
また、その優れた対空性能を利用した味方空母や戦艦の護衛なども心がけておこう。
主砲
同時期実装の高雄型と比べると対空機銃の増加と引き換えに砲塔が一基少ない。総合火力においては同格の日巡と比較して劣ってしまうが、それでも主砲塔四基は重巡洋艦としては標準的な数値であり、さほど気にはならないだろう。
ラインナップとしては、最上のデフォルト砲と同型である装填時間が少々長めの 三年式 二〇糎 連装砲 および 三年式 十五糎五 三連装砲を積めるが、妙高砲は積めない。二種のいずれも標準的な性能で扱いやすいので、どちらを搭載するかは好みの問題だろう。
対駆逐艦を意識するなら三連装砲、対巡洋艦を意識するなら連装砲が良いかも知れない。
副砲
十二センチ高角砲だが、殆ど当たらないアプデにより散布界が改善され、いくらかマシになった。
とは言えダメージも貫通力も最低レベルなので、対艦任務では気休めや牽制程度の放火用と割り切った方が良さそうである。
魚雷
四連装と五連装の長射程酸素魚雷を搭載できる。さらに日本巡洋艦伝統の『魚雷次発装填装置』もスキルにあるためいざという時の爆発力が強く、牽制のみに留まらない積極的な敵大型艦攻撃も不可能ではない。
戦闘距離が近くなったことを考えると、射程がやや短くとも雷速と装填時間が速い四連装魚雷が適しているかもしれない。
対空
他の日巡との明確な差であり本艦最大の魅力は防空能力の高さである。
自動機銃による迎撃だけでも敵艦載機を視野内に捉えれば大抵すぐに対空射撃が始まり、弾幕も同じ高雄型とは一線を画す。それこそアイオワなどともタメを張れるかもしれない。さらにアプデでアトランタと共に自慢の対空戦闘能力が更に強化され、航空機が近距離を通過すると無視できない損害を与えられるようになった。防空の要となるのみならず、位置取りによって敵航空機に飛行ルート変更を強要することも可能だろう。
また、主砲・副砲共に手動対空砲火にも対応しているため、腕に自信があるならば積極的に敵機を攻撃して損害を与えることもできる。ただしうっかり味方機を誤射してしまうと当然ながらそちらに大被害を出す結果に繋がるので、無闇矢鱈と対空砲撃を行うのは控えよう。
航空兵装
現在、零式観測機を5機搭載可能。2機1編隊でありパイロット数は3人。
零式観測機は水上偵察機部門では比較的高速であり、空戦性能も史実同様優秀なので多少の空戦も可能。目につく範囲に敵観測機がいれば積極的な排除も見込める。だが、さすがに本職の艦上戦闘機等に集団で襲われると鎧袖一触で蹴散らされるため、空母がいる戦場では慎重に動かそう。
弾着観測射撃も可能であり、ポンポン撃てる主砲と相性が良い。
装甲
巡洋艦としては硬い部類である。
あくまで巡洋艦の範疇での話なのでデフォルトではあまり当てにできないのだが、集中防御にするなどカスタマイズ次第で部分的に戦艦に準じるような分厚い装甲を張ることも可能。
ただし重装甲にすればするだけ、巡洋艦本来の軽快な機動力は失われる。
機動性
無改装でも最低限戦えるほどの速力はあり、ボイラーを積むと35ノットの高速を発揮可能。
やや曲がり難いものの、巡洋艦らしい動きはできるので部品開発もやりやすい部類だろう。
総評
巡洋艦らしく全体的にバランスが取れており、さらに優秀な防空能力とやや少なめとは言え十分戦える砲火力を備えた器用な船。単艦行動から空母の防衛までソツなくこなすことができるだろう。
1月25日のアップデートにより体力値が大幅に増加し日本巡洋艦中トップに躍り出た。さらに装甲耐久も強化されたため、装甲を分厚くした場合には戦艦の砲撃ですらなかなかダメージを入れられなくなった。観測機の実装と対空能力の強化の恩恵も受け、オールラウンダーっぷりに拍車がかかっている。
歴史背景
摩耶(まや)は、日本海軍の重巡洋艦。一等巡洋艦(重巡洋艦)高雄型の4番艦である。川崎造船所(現在の川崎重工業)神戸造船所にて起工、艦名は兵庫県神戸市の摩耶山にちなんで命名された。
高雄型重巡3番艦・4番艦の鳥海、摩耶は近代化改装と復原性能改善工事着手前に太平洋戦争を迎えた。工期4ヶ月の時間を確保することができず、2隻は近代化改装工事を実施しないまま第一線で活動していた。だが、摩耶は1943年(昭和18年)11月5日のラバウル空襲で大破、その損傷修理の際に近代化改装と対空能力強化を同時に実施した。具体的には、3番主砲塔を撤去して40口径12.7cm連装高角砲を2基増設する改造を行った。既設の12cm単装高角砲も撤去し、12.7cm連装高角砲と交換、12.7cm連装高角砲は計6基12門(副砲撤去前の大和型戦艦と同数)となった。13mm機銃4挺を撤去したかわりに3番砲跡に機銃台を設け25mm機銃を設置するなど、25mm3連装機銃13基、同単装9挺、13mm単装機銃36挺と対空機銃も大幅に増強された。
この時同時に、魚雷発射管も改装前の2連装4基から4連装発射管4基と増強された。電探(レーダー)も21号1基、22号2基、13号1基が装備された。これらの排水量増加による復元性悪化を考慮してバルジが装着されている。あ号作戦(マリアナ沖海戦)以後に機銃は更に増備され、25mm機銃の総計は66挺に達したと言われている。なお機銃増備などによって乗員も増加し、開戦時は921名だったが改装後は996名となり、最終的には1,000名に達した。
防空巡洋艦としての働きが期待された摩耶だったが、改装後間もない1944年のレイテ沖海戦において米潜水艦から雷撃を受け沈没してしまった。
この際、戦艦武蔵に救助された乗組員が翌日の武蔵の沈没をも体験したことで知られている。
コメント
- 最近の摩耶硬くて困るゾ… -- 2018-03-17 (土) 23:53:24
- 摩耶…部品全部アンロックしたのに…又ダメなのか? -- 2018-04-22 (日) 22:10:56
- 摩耶は試運転で7日間限定で使えるだけで部品を全開発したとしても、無料で貰うことはできません・・・ -- 2018-04-23 (月) 06:58:55
- わかりました。ありがとうございます。 -- 2018-04-25 (水) 04:08:45
- ただでさえ巡洋艦という部類はこのゲームにおいてはただひたすらな中途半端感が拭えない…のだが、主砲・速度・硬さ は他の巡洋艦に比べて良い。対空は必ず2機は落としてくれてる実感。そして大きな武器.酸素魚雷、長距離でなくても32kmで充分(視認距離を大幅に超える射程があっても…) これでまぁ戦える。が、正面きっての対戦艦は当然無理。対巡洋艦には多分強いだろうが…巡洋艦なんて好んでは誰も使わないから…。対駆逐艦も…カーソルの出るビギナーモードでは,そんな簡単に3km4km以内には近づかせてはくれないし,相手の榴弾でこちらは結構な被害が出る…。どうにも使い様がない巡洋艦…ただ 摩耶は酸素魚雷があるので,味方に当たらない事を祈りつつ長射程からの酸素魚雷を勘で打ち続けるのがよろしいのだろう。 -- 2018-05-07 (月) 19:43:34