Clemson

Last-modified: 2021-03-25 (木) 19:52:47

1919年 アメリカ合衆国 駆逐艦 クレムソン級

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アメリカ合衆国ツリーの中ランク駆逐艦。
大量生産された、いわゆる平甲板型駆逐艦の第3グループである。
ゲームでは両舷に魚雷を装備するタイプのアメリカ駆逐艦群の集大成的な高性能を誇る。

他画像

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Ver.2.00.032以前の母港画像。実装当初のクレムソンのモデルは、現在のものとは艦橋の風除けキャンバスの張り方が異なっていた。
細かい部分の再現に定評がある運営

基本性能

※括弧がある欄は【改修後の数値(初期値)】

年代1919国家アメリカ合衆国
艦種駆逐艦対潜×
耐久値13920戦闘成績(BR)130
無装甲排水量(t)770無装甲速力(kt/h)40.3(36.3)
基準排水量(t)1190最大速力(kt/h)33.9(30.5)
最大排水量(t)1308最大舵角56.0(50.0)
可視距離(km)8.2(7.5)絶対視認距離(km)-
アンロック費250000S購入費用2500S
450G

装甲防御

※単位はインチ(in)表示
※史実/技術ツリースペック準拠の場合。購入時は無装甲状態

防御区画前部中部後部装甲重量(t/0.1in)
甲板部0.20.20.220
舷側部0.50.50.520

搭載武装

主砲名称火力射程
距離
(km)
装填
速度(s)
旋回
速度(°/s)
重量(t)貫通力基本弾数(HE/AP)
50口径 10.2cm(4inch) Mk.9 高角砲40015.926.6102566200/200
50口径 15.2cm Mk.5 単装砲60021.11075050200/200
51口径 12.7cm Mk.7 単装砲50017.197.592865450/450
51口径 12.7cm Mk.9 単装砲50019.66.593050450/450
50口径 12cm Mk.3 単装砲4709.055.5103550400/400
魚雷名称火力射程
距離
(km)
装填
速度(s)
旋回
速度(°/s)
重量(t)雷速(kt)基本弾数
21インチ Mk.8 三連装魚雷(Mod zero)345015.435010452715
21インチ Mk.12 三連装魚雷34509.1560101004448

部品改修

改修段階火力索敵速度装甲
新式炸裂榴弾(榴弾ダメージ+12%)特殊塗装(隠蔽性+11%)制動機(後進加速度+6%)消火器(自艦火災継続時間-10%)
魚雷発射管旋回装置(魚雷発射管旋回速度+15%)精密探信儀(強制発見距離+9%)新型艦首(旋回抵抗-8%)排水ポンプ(自艦浸水継続時間-10%)
装甲破壊魚雷(魚雷浸水発生率+10%)逆探(スキル『対艦通信士』アンロック+1%)変速機(加速性能+10%)高品質装甲(徹甲弾被弾ダメージ-10%)
×発煙装置(スキル『煙幕』アンロック)舵輪(最大舵角+12%)×
××ボイラー(巡航速度+11%)×

立ち回り方

本艦は上手く扱えば高ティア戦場でのMVP獲得勝利すら夢ではない優秀艦である。魚雷を大量に積載しているにも関わらず、装甲を最小限にして主砲弾数を減らせば40ノットという高速を発揮することができる。
クレムソンで戦う時は、とにかく敵の視界になるべく入らないように動くことを心がけるべし。島影などの死角から、味方艦隊との砲撃戦に気を取られている相手に急接近し魚雷を叩き込もう。
もし高ティアに出張することになった場合は、日暮れ時には敵艦隊の近くにいられるような動き方をしよう。自身の存在を徹底的に隠匿して忍び寄り、視界が利かない夜間になったら一気に内懐に突撃して魚雷を撃ち込めば大打撃を与えられる。
いずれの場合も、レーダー持ちの船がいる場合は奇襲が成立しにくいことに注意。

主砲

単装砲を四門搭載できるが、砲配置の関係上、斉射可能なのは三門のみ。
砲性能そのものは駆逐艦の主砲としては標準的な部類なのだが、この投射量ではライバル駆逐である峯風吹雪V170には砲戦となった場合に撃ち負ける可能性が非常に高い。
あくまで牽制用、御守り程度と割り切り、敵艦との撃ち合いに縺れ込まないように動こう。

魚雷

低・中ティアのアメリカ駆逐艦の例に漏れず三連装発射管を片舷二基ずつ、合計十二門を搭載している。デフォルト魚雷はお馴染み、中距離射程だが雷速が遅いMk.8となっている。
また、本艦はスミス級サンプソン級との大きな違いとして、短射程だが高速のMk.12魚雷を搭載することができる。近距離戦ではこちらの方が取り回しが良いが、開幕直後に雷撃を仕掛けるスタイルならデフォルト魚雷のままでも戦える。どちらも一長一短なので、好みの魚雷を選ぼう。
なおMk.12魚雷はやたらと重量が嵩むが、これはデフォルトの弾数が48発という凄まじい量だからである。そんなに撃つ機会があるわけがないので減らしてしまえば中距離魚雷より少し重いくらいで済む。

装甲

駆逐艦相応の紙装甲。主な攻撃対象である巡洋艦や戦艦からの砲撃に何発も耐えることはそもそも期待できないので、最低限度まで削って機動性を強化し回避能力を上げた方が良い。

機動性

極めて優秀
それまでのアメリカ駆逐艦の鈍足・鈍重さが嘘のように機敏に動くことが可能であり、さらに速度を上げれば上げただけ反応が良くなる。
特に旋回性能は前級であるサンプソン級から飛躍的に向上しており、片舷の魚雷を発射→急旋回して反対舷の魚雷を発射し離脱、という戦法が取りやすい。
敵の魚雷を避けるのは容易く、遠距離・中距離なら砲撃回避も難しくはないだろう。ただし、いくら高速になったとは言え直線航行ばかりしていては簡単に捕捉されてしまう。不規則に動いて敵に狙いを絞らせないようにしよう。

総評

船体は小柄で隠蔽率が高く、加減速性能も良好、旋回性能も優秀。大量に積める一方で射程に関しては控えめという魚雷の特徴も相まり、総じて奇襲接近雷撃に特化した艦であると言えよう。砲戦性能は他の駆逐艦と比較して低いが、艦の性格ゆえに目立った欠点とはなりにくい。
自艦に注意が向かないように動くことさえ出来れば、魚雷による飽和攻撃で大戦果を齎してくれるだろう。


歴史背景

クレムソン級駆逐艦(Clemson-class destroyer)は、アメリカ海軍の駆逐艦の艦級。1919年から1922年に就役した。甲板が前部から後部まで1面で平らな「平甲板型」の最後の艦級である。

平甲板型の設計の採用は、船体両端の重量を軽減することでピッチ及びロールを軽減し安定性を高めると共に、縦強度を高めることを狙ったものだった。
合計156隻(計画では161隻)建造された本級は、1920年台から1930年台にかけてのアメリカ海軍の小型艦艇の中核を担った。

アメリカ合衆国が二次大戦に参戦した際には、39隻の本級駆逐艦が現役であり、その一部は大戦中に高速掃海艇や輸送艦として改装された。
中には旧日本軍に捕獲され運用されたもの(DD-224スチュワート/第102号哨戒艇)もある。(戦後米海軍に復帰した。)
1946年までに全て除籍された。
艦名はヘンリー・A・クレムソン(19世紀初頭のアメリカ海軍士官-米墨戦争時にメキシコのベラクルスにて、搭乗していたソマーズがスコールにより転覆し殉死)に因む。


コメント

  • うぅ、勝てない… -- 2017-06-09 (金) 13:31:03