1945年 アメリカ合衆国 軽巡洋艦 ファーゴ級
アメリカ合衆国ツリーの高ランク巡洋艦。クリーブランド級の準同型艦である。
何故か同年代の駆逐艦であるギアリングより安く購入できる。
主砲を連射するファーゴ。三連装6インチ砲と副砲である5インチ連装高角砲は共に装填が速く、敵艦に対し間断のない射撃を行うことが可能。
巡洋艦としてはトップクラスに索敵範囲が広いファーゴの視界に入ってしまった場合、駆逐艦が逃走できる可能性は低い。
8インチ連装砲を装備することによって重巡モドキになる(艦種は軽巡のまま)……が、高ティア帯でこの8インチ砲を装備する意味は薄いだろう。
基本性能
※括弧がある欄は【改修後の数値(初期値)】
年代 | 1945 | 国家 | アメリカ合衆国 | ||||
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艦種 | 軽巡洋艦 | 対潜 | × | ||||
耐久値 | 29700(27000) | 戦闘成績(BR) | 280 | ||||
基準排水量(t) | 11814 | 最大排水量(t) | 14464 | ||||
最大速力(kt/h) | 31.8(27.6) | 最大舵角 | 52.4(48.0) | ||||
可視距離(km) | 12.5 | 絶対視認距離(km) | - | ||||
アンロック費 | 985000S | 購入費用 | 78000S | ||||
1700G |
装甲防御
※単位はインチ(in)表示
防御区画 | 前部 | 中部 | 後部 | 装甲重量(t/0.1in) | ||
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甲板部 | 2.0 | 1.5 | 1.5 | 22 | ||
舷側部 | 5.0 | 2.5 | 2.5 | 22 |
搭載武装
主砲 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 重量(t) | 貫通力 | ||
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47口径 6インチ Mk.16 三連装高角砲 | 600 | 23.88 | 7.5 | 202 | 60 | |||
53口径 6インチ Mk.16 連装高角砲 | 600 | 23.13 | 9.5 | 82 | 60 | |||
55口径 8インチ Mk.9 連装砲 | 800 | 29.13 | 17.5 | 207 | 61 | |||
副砲 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 重量(t) | 貫通力 | ||
※38口径 5インチ Mk.38 連装高角砲 | 500 | 16.07 | 4 | 83 | 30 | |||
※38口径 5インチ Mk.24 高角砲 | 500 | 16.07 | 4 | 83 | 50 | |||
50口径 4インチ Mk.9 高角砲 | 400 | 14.56 | 7.5 | 25 | ||||
53口径 6インチ Mk.13 連装高角砲 | 600 | 19.29 | 9.5 | 39 | ||||
51口径 12.7センチ Mk.9 単装砲 | 500 | 13.5 | 7.5 | 30 | ||||
51口径 5インチ Mk.7 単装砲 | 500 | 17.19 | 7.5 | 28 | ||||
50口径 6インチ Mk.5 単装砲 | 600 | 14.6 | 10 | 50 | ||||
50口径 4.7インチ Mk.3 単装砲 | 470 | 9.05 | 5.5 | 35 | ||||
50口径 6インチ Mk.6 単装砲 | 600 | 14.63 | 10 | 80 | ||||
50口径 6インチ Mk.8 単装砲 | 600 | 14.63 | 10 | 80 |
※1~6番スロットにのみ装備可能な副砲。
部品改修
改修段階 | 火力 | 索敵 | 速度 | 装甲 | ||
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Ⅰ | 照準システム | 特殊塗装 | 副舵輪 | 消火器 | ||
Ⅱ | 射撃管制装置 | 精密探信儀 | 新型艦首 | 排水ポンプ | ||
Ⅲ | 強化弾頭 | 精密探信儀 | 変速機 | 船体強化 | ||
Ⅳ | 新式榴弾 | × | 舵輪 | × | ||
Ⅴ | × | × | ボイラー | × |
立ち回り方
駆逐狩り、巡洋艦狩りが主な仕事である。
ただし主砲の貫通力は据え置きのままである為、戦艦だけでなく装甲を厚くした巡洋艦に対してもやや分が悪く、アメリカ大型軽巡の常として魚雷も無い。基本的に前級にあたるクリーブランドと同じ立ち回りを求められる。そこ!産廃とかいわないの!
視界に関してはクリーブランドと比べると3キロ近く広くなっているため、かなり早い段階で敵艦を捉えることが出来るだろう。駆逐狩りには重宝する。
主砲
主砲は毎度お馴染み47口径6インチ三連装砲の他に53口径6インチ連装砲と55口径8インチ連装砲と、クリーブランドから装備レパートリーが増えている。
デフォルト砲の手数で攻めるか、8インチ砲の破壊力で攻めるかの選択肢になる……とは言え、8インチ砲は装填時間が長く貫通力も今ひとつなので取り回しが悪い。
副砲
こちらはレパートリーだけでなく数も増加している。お馴染みの連装高角砲に加えて単装砲も片舷3基ずつ装備しているが、いずれにせよ副砲ゆえの低精度問題は付き纏ったまま。
補助的な放火用装備と考えておこう。
対空
航空兵装
装甲
装甲は舷側装甲5インチ、水平装甲2インチとクリーブランドより若干舷側装甲が厚くなっている。
……が、装甲耐久が低くなったのかクリーブランドより感覚的に抜かれやすく感じるだろう。
更に、防御方面の部品が少なく防御力強化の伸び代がほとんどない。
出来るだけ敵艦の前に出ないようにするのがいいだろう。
機動性
速力はボイラー無しのデフォルトで27.6ノット発揮でき、ボイラーを搭載すると32ノット弱まで上がる。巡洋艦としては平均的かやや遅いくらいの速力だが、舵の効きが比較的良好な部類に入るので挙動にストレスを感じることはないだろう。
ボイラーを搭載して装甲を削りに削った場合は37ノットまで増速できるため、速射能力の高さ・視界の広さとの合わせ技で空母狩りを行うことも可能。
ただし、この状態では大口径榴弾を数発被弾しただけで致命傷を負いかねない。
総評
歴史背景
ファーゴ級軽巡洋艦(ファーゴきゅうけいじゅんようかん Fargo class light cruiser)は、アメリカ海軍の軽巡洋艦の艦級。クリーブランド級軽巡洋艦の改良型であり、砲塔及び銃座の低重心化、艦橋の縮小、ボイラーの配置改善及び煙突の集合化などが行われている。13隻が計画されたが、第二次世界大戦中に就役は間に合わず、戦後に2隻のみが就役した。
ファーゴ級軽巡洋艦は前のクリーブランド級軽巡洋艦の改良型とも言える艦級で、主な相違点はコンパクトに収められた上部構造と、対空防御改善のため煙突が一本になったことであった。12隻が建造予定であったが第二次世界大戦の終了により大半が建造を取り消された。