1945年 アメリカ合衆国 駆逐艦 ギアリング級
アメリカ合衆国ツリーの高ランク駆逐艦。
購入価格がなぜかファーゴなどより高い。
優秀な隠蔽性と加減速性能、そこそこ頼れる砲性能を持つアメリカ駆逐艦の決定版である。
基本性能
※括弧がある欄は【改修後の数値(初期値)】
年代 | 1945 | 国家 | アメリカ合衆国 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
艦種 | 駆逐艦 | 対潜 | ○ | ||||
耐久値 | 22600(20000) | 戦闘成績(BR) | 245 | ||||
基準排水量(t) | 2616 | 最大排水量(t) | 3460 | ||||
最大速力(kt/h) | 35.6(31.0) | 最大舵角 | 41.0(38.0) | ||||
可視距離(km) | 9.25 | 絶対視認距離(km) | - | ||||
アンロック費 | 1000000S | 購入費用 | 85000S | ||||
1800G |
装甲防御
※単位はインチ(in)表示
防御区画 | 前部 | 中部 | 後部 | 装甲重量(t/0.1in) | ||
---|---|---|---|---|---|---|
甲板部 | 0.4 | 0.4 | 0.4 | 20 | ||
舷側部 | 0.9 | 0.9 | 0.9 | 20 |
搭載武装
主砲 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 重量(t) | 貫通力 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
38口径 5インチ Mk.38 連装高角砲 | 500 | 16.07 | 4 | 83 | 30 | |||
50口径 4インチ Mk.9 高角砲 | 400 | 14.56 | 7.5 | 25 | ||||
53口径 6インチ Mk.13 連装高角砲 | 600 | 19.29 | 9.5 | 39 | ||||
51口径 12.7センチ Mk.9 単装砲 | 500 | 13.5 | 7.5 | 30 | ||||
51口径 5インチ Mk.7 単装砲 | 500 | 17.19 | 7.5 | 28 | ||||
50口径 6インチ Mk.5 単装砲 | 600 | 14.6 | 10 | 50 | ||||
50口径 4.7インチ Mk.3 単装砲 | 470 | 9.05 | 5.5 | 35 | ||||
50口径 6インチ Mk.6 単装砲 | 600 | 14.63 | 10 | 80 | ||||
50口径 6インチ Mk.8 単装砲 | 600 | 14.63 | 10 | 80 | ||||
副砲 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 重量(t) | 貫通力 | ||
38口径 5インチ Mk.38 連装高角砲 | 500 | 16.07 | 4 | 83 | 30 | |||
50口径 4インチ Mk.9 高角砲 | 400 | 14.56 | 7.5 | 25 | ||||
53口径 6インチ Mk.13 連装高角砲 | 600 | 19.29 | 9.5 | 39 | ||||
51口径 12.7センチ Mk.9 単装砲 | 500 | 13.5 | 7.5 | 30 | ||||
51口径 5インチ Mk.7 単装砲 | 500 | 17.19 | 7.5 | 28 | ||||
50口径 6インチ Mk.5 単装砲 | 600 | 14.6 | 10 | 50 | ||||
50口径 4.7インチ Mark 3 単装砲 | 470 | 9.05 | 5.5 | 35 | ||||
50口径 6インチ Mk.6 単装砲 | 600 | 14.63 | 10 | 80 | ||||
50口径 6インチ Mk.8 単装砲 | 600 | 14.63 | 10 | 80 | ||||
魚雷 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 重量(t) | 雷速(knt) | ||
21インチ Mark15 五連装魚雷 | 3450 | 13.7 | 60 | 100 | 45 | |||
21インチ Mark11 連装魚雷 | 3450 | 7.5 | 70 | 60 | 46 | |||
21インチ Mk.8 三連装魚雷(Mod zero) | 3450 | 15.43 | 50 | 45 | 27 | |||
21インチ Mk.12 三連装魚雷 | 3450 | 9.15 | 60 | 100 | 44 | |||
21インチ Mk.15 四連装魚雷(Mod zero) | 3450 | 15.7 | 60 | 70 | 26.5 | |||
21インチ Mk.15 四連装魚雷(Mod 3) | 3450 | 9.15 | 60 | 78 | 33.5 | |||
爆雷 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 重量(t) | 最大深度(m) | ||
爆雷 | 1500 | 0.0 | 10 | 7 | 100 |
※爆雷はデフォルト状態では未装備
※副砲スロットの1番と2番は魚雷のスロットと共用。5番6番には50口径 4.7インチ Mark3 単装砲しか装備できず、この4.7インチ砲は5、6番以外のスロットには装備できない。なんだかややこしい
部品改修
改修段階 | 火力 | 索敵 | 速度 | 装甲 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
Ⅰ | 射撃管制装置 | 特殊塗装 | 制動機 | 消火器 | ||
Ⅱ | 魚雷装填装置 | 精密探信儀 | 変速機 | 排水ポンプ | ||
Ⅲ | 魚雷発射管 | 逆探 | 舵輪 | 船体強化 | ||
Ⅳ | × | 発煙装置 | ボイラー | × | ||
Ⅴ | × | × | 注排水装置 | × |
※スキルは対艦通信士・煙幕・機関全速の三つ。それぞれ逆探・発煙装置・注排水装置をアンロックすることで使用可能になる。
立ち回り方
もし敵戦艦に突撃しているギアリングを見かけたとしても戦犯あつかいは早計。彼は短い魚雷射程を補おうと必死なのだ……
空母実装前までは主に距離縮尺が原因で砲と魚雷の短射程および機動力不足に悩まされ、使い手を選ぶ駆逐艦の一隻だった。
現在ではその問題が解消され、砲・雷装・機動力の全てが高いレベルで纏まっている駆逐艦となっている。
とは言え日本の島風などのように開幕雷撃は不可能。高い砲力を活かして敵駆逐艦を処理するか、気付かれないように敵主力艦に接近し魚雷を浴びせる戦法が主となるだろう。
主砲
アトランタの主砲と同じ連装高角砲をデフォルトで装備している。装填と旋回速度が速く連装ゆえに門数も多いため、対駆逐艦戦闘では極めて強力な武器となる。弾道が山なりであるので、他の砲と比較して偏差をやや大きく取らねばならないことに注意。
本艦はやたらと主砲副砲のレパートリーが広いが、デフォルト砲が一番扱いやすく強力な装備なので特に変更する必要はない。
魚雷
射程面では最長のものでも吹雪の三連装魚雷よりも下だが、10キロ前後での戦闘になることが多い現在のバージョンではかつてのように射程に悩まされることは少ないだろう。特に五連装魚雷は雷速が速く、動きの鈍い相手に近距離から撃ち込めば全弾命中も見込める。
昔は魚雷を真後ろに撃てたが、どう考えても1番魚雷は後部の煙突にぶっ刺さるし、2番魚雷は3番砲に直撃する。異常射角はアップデートにより修正されたものの、相変わらず射角が広いのも特徴。回避運動を行いながらでも目標に向けて発射することが可能である。
対空
自動で打ち上げられる対空機銃で航空機を撃墜することはあまり考えない方が良い。駆逐艦としては標準以上の機動力はあるので、躱すこと、あるいは見つからないように動くことを徹底しよう。
ただし、装備しているデフォルト主砲は手動対空砲火が可能。自艦や味方艦を偵察している観測機程度ならしっかり狙えば撃墜を見込める。観測機の有無が勝敗を分けるような場合もあるので、戦況次第で積極的な排除も考えに入れよう。
装甲
駆逐艦である以上、当てには出来ない程度の装甲しか張られていない。削った方が速度は出せるが、完全に0にしてしまうと榴弾でいきなり大ダメージを貰いかねないので、最低限は残しておこう。
機動性
ボイラーを積み装甲を削れば40ノット近くを発揮することが可能。旋回反応や加減速性能もアメリカ駆逐艦ツリーのトリを飾るだけあり非常に優秀である。
うまく操艦すれば、中距離では敵弾回避も然程の難事ではないだろう。
総評
艦体が小柄で隠蔽性が高く、機動力も優秀。敵主力艦への接近攻撃も比較的やりやすい部類の駆逐艦である。
歴史背景
ギアリング級駆逐艦(英語: Gearing-class destroyer)は、アメリカ海軍の駆逐艦の艦級。
アレン・M・サムナー級の航続性能を強化した改良型であり、またフレッチャー級の最終発展型である。第二次世界大戦終了直前の1945年3月から就役を開始しており、156隻建造予定だったが戦争終結・建造中止のため96隻で打ち止めとなった。ほとんどの艦は戦後に就役しており、改修を受けながら長く用いられ、アメリカ海軍には1970年代まで在籍していた。またその後も西側諸国に広く供与・売却されており、最後の艦は2014年にようやく退役した。
なおネームシップであるギアリングの艦名は、3代にわたって海軍軍人であったヘンリー・シャルファン・ギアリング(3世まで)から採られている。