Revenge

Last-modified: 2021-03-21 (日) 21:20:02

1916年 大英帝国 戦艦 リヴェンジ級

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イギリスツリーの中ランク戦艦。
低速・重装甲・高火力という特徴と重厚な外観が合わさって、ドイツのバイエルン共々まさに『戦艦』という言葉を体現するような船である。
Ver.2.00.033にて地味に艦のグラフィックが更新され、迷彩カラーも変更された。
そのせいで副砲が何基か不自然な形になっていたり主砲が艦体から微妙に浮いていたりと不具合が生じている。修正を待とう

他画像

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射程延長+5%の効果がある迷彩『ロイヤル・オーク』。効果は非常に有り難いのだが、蛍光色が悪目立ちしそうである……。
ちなみにロイヤル・オークはリヴェンジ級の三番艦であり、第二次大戦開戦早々にスカパ・フロー港で潜水艦に撃沈されている。同型艦4隻の中では唯一、大戦を生き残ることが叶わなかった悲運の船。

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Ver.2.00.032までのグラフィック。

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Ver.2.00.032までの迷彩。とっても……アバンギャルドです……。
熱帯の昆虫みたいとか言ってはいけない

基本性能

※括弧がある欄は【改修後の数値(初期値)】

年代1916国家大英帝国
艦種戦艦対潜×
耐久値33220(30200)戦闘成績(BR)335
無装甲排水量(t)12700無装甲速力(kt/h)26.8(23.5)
基準排水量(t)28000最大速力(kt/h)21.1(18.5)
最大排水量(t)31000最大舵角44.8(40.0)
可視距離(km)9.3(8.6)絶対視認距離(km)-
アンロック費750000S購入費用7500S
1400G

装甲防御

※単位はインチ(in)表示
※史実/技術ツリースペック準拠の場合。購入時は無装甲状態

防御区画前部中部後部装甲重量(t/0.1in)
甲板部4.04.04.030
舷側部13.013.013.030

搭載武装

主砲名称火力射程
距離
(km)
装填
速度(s)
旋回
速度(°/s)
重量(t)貫通力基本弾数(HE/AP)
42口径 38.1cm MKⅠ 連装砲150026.273305112053200/200
副砲(1、2)名称火力射程
距離
(km)
装填
速度(s)
旋回
速度(°/s)
重量(t)貫通力基本弾数(HE/AP)
45口径 15.2cm MKⅩⅡ(pixa) 単装砲60011.8127195060/60
副砲(All)名称火力射程
距離
(km)
装填
速度(s)
旋回
速度(°/s)
重量(t)貫通力基本弾数(HE/AP)
45口径 15.2cm MKⅩⅡ(pixa) 単装砲60011.8127205060/60
魚雷名称火力射程
距離
(km)
装填
速度(s)
旋回
速度(°/s)
重量(t)雷速(kt)基本弾数
53.3cm MKⅡ 水中魚雷33009.8360108313

艦載機

機種名称耐久攻/防航続時間
(sec.)
巡航速度
(km/h)
海面視界
(km)
空中視界
(km)
機体重量
(t)
格納庫容量装備火力装備重量
(kg)
水偵なまえ00/0000.00.0000爆弾00

※最大搭載数0機、パイロット数0名。

部品改修

改修段階火力索敵速度装甲
副砲装填装置(副砲装填時間-20%)新型望遠レンズ(望遠鏡拡大倍率+20%)副舵輪(横滑り防止+12%)消火器(自艦火災継続時間-20%)
砲塔旋回装置(主砲旋回速度+13%)特殊塗装(隠蔽性+5%)新型艦首(旋回抵抗-13%)傾斜装甲(装甲HP+13%)
主砲装填装置(主砲装填時間-13%)電波探信儀(理想発見距離+4%)変速機(加速性能+10%)船体強化(HP+10%)
射撃管制装置(主砲射程距離+9%)電波探信儀(理想発見距離+5%)舵輪(最大舵角+12%)×
強化弾頭(装甲貫徹力+12%)×ボイラー(巡航速度+14%)×

立ち回り方

単発火力に優れている反面、防御力は平均的で機動力に難がある。
戦艦に対しては中距離を保つように動き、敵の砲撃で装甲が赤くなってきたら早め早めに転舵するなどして粘り強く戦って打撃を与えていこう。
もし駆逐艦や巡洋艦が近付く動きを見せたらそちらを優先して狙おう。接近を許した場合、対処が追いつかなくなる可能性が高い。接近前に撃破できるかが鍵になる。

主砲

貫通力は低めではあるが単発1500ダメージを叩き出す高精度主砲を連装で四基搭載しており、火力だけならツリー上の次級(史実ではこちらの方が新しいの廉価版だが)クイーン・エリザベスに匹敵する。装填速度も平均的であり、射程もデフォルト状態で26kmオーバーと中ティアマップでの砲戦には困らないだろう。しかし副砲が頼りにならないことも相まって、駆逐艦や妙高などの高性能魚雷持ちの巡洋艦に対して砲撃を外してしまった場合の隙が大きい。
また、バイエルンエジンコートテネシー扶桑といった手数型の戦艦に対してもやや押されがちになるため、一発一発をしっかり当てていく技倆が求められる。

副砲

それなりの数をケースメイトで装備しているが、射界が狭く一度に発射できる量は少なくなりがち。おまけに精度も悪いので、対艦攻撃には不向きである。無いよりマシな御守りと思っておこう。
数を当てて装甲を破壊することが主となる徹甲弾は積むだけ無駄なので、弾種は一発当てれば放火を期待できる榴弾のみにしてしまった方が良い。
一番・二番副砲についてはなぜか全く同名の装備2種類から選択可能。重量に1トン差があり散布界も異なる以外は完全な同性能であり、副砲の散布界についてはそもそも全く当てにならないので軽い方を積んでおこう。

魚雷

この時期の戦艦の例に漏れず、水中魚雷を搭載している。
重量も軽く、射程もこの手の武装としてはやや長め。雷速は遅いが、近距離戦となった場合に牽制程度の役には立つ。

装甲

舷側装甲はデフォルト状態でもかなり厚い。購入時の仕様変更に伴い、現在デフォルトでは無装甲状態。
きちんと増厚していけばちょっとやそっとの砲撃ではダメージを負わなくなるため、相応に頼りにできる。とは言え、装甲耐久そのものはそこまで高いわけではないようで、積み増し可能な装甲厚でも後発の戦艦には後れを取る。漫然と撃ち合いに興じているとそのうち装甲を破壊されてしまうので、特に格上との砲戦では要注意。過信しないようにしよう。
舷側装甲重視の型にすれば平均的に積んでいってもそこそこ厚くできるものの、やはり被弾しやすい箇所を重点強化した方が砲戦には強い。また、水平装甲が薄いと遠距離戦をしたり高弾道砲持ちの船を相手にした際に思わぬダメージを受けかねないので、甲板中央部くらいはそれなりの装甲を張っておこう。
ダメコンも搭載していないので、浸水被害が怖い魚雷に対しての警戒は怠らないこと。

機動性

デフォルト状態では転舵もとても重い上、満載状態での最大速度はたったの17.5ノットしか出せない。どれ程遅いかと言うと、アメリカ1902年戦艦のメイン級の満載と同じである。幸い部品アップグレードの舵輪とボイラーを搭載すれば20ノットは出せるようになり転舵も戦艦としてはかなりマシな部類になる。それでもまだ遅いが
近距離雷撃の回避は困難なので、駆逐艦や巡洋艦の動向からは目を離さないようにしよう。

総評

速度と瞬間火力は控えめな代わりに重防御を手にしている戦艦。
分厚い舷側装甲は中~近距離戦においては無類の防御力を誇り、精度が高く装填速度も平均的な主砲が合わさって、同じ防御型の戦艦や巡洋戦艦に対しては小細工なしの真っ向勝負を選択できる。
一方で投射量は多いわけではないので、手数型の中ティア戦艦と撃ち合いになった場合にはやはり劣勢になる可能性が高い。相手の得意距離に持ち込ませない、味方との連携(小隊を組む等)を忘れない、等の要素がより重要になってくるだろう。中・小型艦艇への即応力も高いとは言い難い。
得手不得手がはっきりした戦艦であるため、敵と対する時はそのあたりを意識して戦うことが求められる。操艦性は素直な部類で砲撃も当てやすい方なのだが、諸々の特徴が合わさってやや玄人向きな艦に仕上がっていると言えよう。


歴史背景

リヴェンジ級戦艦 (Revenge class battleship)はイギリス海軍が第一次世界大戦中に高速戦艦として建造した超弩級戦艦の艦級である。本級は建造された全ての艦のスペルが「R」で始まることから、R級と呼ばれる。

本級は起工が遅かったために第一次世界大戦時に戦線に入ったのは「リヴェンジ」と「ロイヤル・オーク」のみでユトランド沖海戦では損傷を受けずに済んだ。 海軍休日の時代に改装を受けたが艦歴が新しかったためにクイーン・エリザベス級のような大規模な近代化改装を受けることはなく、第二次大戦でのイギリス海軍ではもっとも旧式化した艦級であった。その為、主として船団護衛や陸上への艦砲射撃などの第二線任務に就いた。しかしながら、船団護衛としての戦力では有力な存在であり、旧式とはいえ攻撃力も防御力も高い15インチ砲戦艦は、ドイツの通商破壊の主力であったアドミラル・ヒッパー級重巡洋艦やドイッチュラント級装甲艦(通称:ポケット戦艦)の火力では相手にならずドイツ海軍の通商破壊作戦において障害となりえた。シーレーンの保護がイギリス海軍の基本戦略だった事を考えると、最も旧式で最も低性能であるにも関わらず、ドイツ海軍の通商破壊部隊を圧倒し、シーレーンを守れた事はもっと高く評価されても良いであろう。

なお、本級の一隻であるロイヤル・オークは1939年にスカパ・フロー基地に侵入したUボートにより撃沈されている。 1940年4月に「レゾリューション」はノルウェー海域でドイツ空軍からの爆撃により250kg爆弾を受けて小破した。修理後の7月から9月にかけて地中海にてフォースHに所属してメルセルケビル海戦やダカール沖海戦に参加し、フランス海軍の潜水艦ペウジールの雷撃により左舷に魚雷を受けて大破し15度して航行不能となり、「バーラム」に曳航されて撤退した。同年に「リヴェンジ」はポーツマスで哨戒任務に就いた他、「ラミリーズ」はインド洋で船団護衛に従事していた。1941年に「ラミリーズ」はドイツ海軍の「シャルンホルスト」「グナイゼナウ」と遭遇したが、ドイツ艦隊が撤退したので交戦は無かった。

大戦末期にはロイヤル・サブリンがソ連海軍に貸与されて「アルハンゲリスク」と改名されたが1949年2月に返還されて解体処分された。その他の僚艦も1948年に解体処分された。


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