1946年 大英帝国 戦艦 ヴァンガード
イギリスツリーの王室専用ヨット高ティア戦艦。
大英帝国が最後に建造した戦艦であり、就役が第二次大戦後にずれ込んでしまったため、実戦に参加する機会を得ることはなかった。
主砲としてカレイジャス級大型巡洋艦から流用された旧式15インチ砲を搭載しているため揶揄する向きもあるが、実際には攻防速の全てにおいて高水準で纏まっており『英国海軍史上最良の戦艦』との評価も得ている。
艦内に断熱材としてアスベストを使いまくっていたのは内緒
Ver.2.00.033にてグラフィックと迷彩の更新が行われた。
火災継続時間-5%の効果のある史実迷彩。
値段は688Gと迷彩としてはお手頃価格であり、何より見た目が美しくなるのでヴァンガード好きなら買って損はない。
以下、Ver.2.00.032までのグラフィックと迷彩。
基本性能
※括弧がある欄は【改修後の数値(初期値)】
年代 | 1946 | 国家 | 大英帝国 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
艦種 | 戦艦 | 対潜 | × | ||||
耐久値 | 37906(34150) | 戦闘成績(BR) | 455 | ||||
無装甲排水量(t) | 22300 | 無装甲速力(kt/h) | 41.5(39.5) | ||||
基準排水量(t) | 45200 | 最大速力(kt/h) | 30.2(28.8) | ||||
最大排水量(t) | 52250 | 最大舵角 | 47.7(43.0) | ||||
可視距離(km) | 11.6(10.65) | 絶対視認距離(km) | - | ||||
アンロック費 | 1863000S | 購入費用 | 18630S | ||||
3100G |
装甲防御
※単位はインチ(in)表示
※史実/技術ツリースペック準拠の場合。購入時は無装甲状態
防御区画 | 前部 | 中部 | 後部 | 装甲重量(t/0.1in) | ||
---|---|---|---|---|---|---|
甲板部 | 6.0 | 6.0 | 6.0 | 37 | ||
舷側部 | 14.0 | 14.0 | 14.0 | 37 |
搭載武装
主砲 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 貫通力 | 基本弾数(HE/AP) | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
42口径 15インチ MKⅠ/N RP12 連装砲 | 1500 | 36 | 35 | 5 | 1205 | 84 | 200/200 | |||
42口径 15インチ MKⅡ 連装砲 | 1550 | 29.7 | 33 | 5 | 1230 | 75 | 200/200 | |||
42口径 38.1cm MKⅠ 連装砲 | 1500 | 26.273 | 30 | 5 | 1120 | 53 | 200/200 | |||
主砲(2、4) | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 貫通力 | 基本弾数(HE/AP) | ||
45口径 35.6cm(14inch) MarkⅦ 四連装砲 | 1400 | 33.4 | 30 | 5 | 1717 | 80 | 60/120 | |||
副砲 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 貫通力 | 基本弾数(HE/AP) | ||
50口径 13.5cm(5.3inch) MarkⅠ 連装両用砲 | 530 | 21.397 | 7.5 | 20 | 19 | 50 | 60(AA)/60 | |||
50口径 14cm(5.5inch) MarkⅠ 連装砲 | 550 | 19.1 | 5 | 8 | 62 | 65 | 320(AA)/320 | |||
50口径 14cm(5.5inch) MarkⅠ 単装砲 | 550 | 19.1 | 3 | 9 | 36 | 65 | 160/160 | |||
45口径 15.2cm MKⅩⅡ(pixa) 単装砲 | 600 | 11.8 | 12 | 7 | 20 | 50 | 60/60 |
部品改修
改修段階 | 火力 | 索敵 | 速度 | 装甲 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
Ⅰ | 主砲装填装置(主砲装填時間-14%) | 警戒管制機(スキル『広域探知』アンロック) | ビルジキール(安定速+18%) | 高品質装甲(徹甲弾被弾ダメージ-15%) | ||
Ⅱ | 射撃管制装置(主砲射程距離+12%) | 新型望遠レンズ(望遠鏡拡大倍率+20%) | 方向舵(転舵反応時間-14%) | 側面装甲帯(被雷ダメージ-15%) | ||
Ⅲ | 照準システム(主砲射撃精度+10%) | 電波探信儀(理想発見距離+4%) | 変速機(加速性能+12%) | 傾斜装甲(装甲HP+13%) | ||
Ⅳ | 新式徹甲榴弾(徹甲弾ダメージ+12%) | 電波探信儀(理想発見距離+5%) | 舵輪(最大舵角+11%) | 船体強化(HP+11%) | ||
Ⅴ | × | 精密探信儀(強制発見距離+7%) | ボイラー(巡航速度+5%) | ダメージコントロールシステム(スキル『応急修理』アンロック) |
立ち回り方
16インチ級艦砲搭載艦が跋扈する高ティア帯において、本艦の攻撃力はそれらを正面から相手するにはやや不足気味である。それゆえ、基本的には高機動・高防御を活かして敵艦隊を振り回す狡猾な立ち回りが求められる。
機動力を高めた巡洋戦艦運用の場合、巡洋艦や駆逐艦と合同した作戦行動も十分に可能である。
ただし戦艦である以上、最前線で味方戦艦と共に盾となり敵戦艦と勝負しなければならない場面も少なくない。そういった状況に陥った際には充分に戦えるだけの防御力なり機動力なりは持ち合わせているため、戦線最後方や島陰で芋って味方戦艦を見捨てるような真似だけはしないこと。前線の枚数が欠けてしまうとそこから一気に崩れる可能性も高い。
基本的にはカスタマイズ性に優れる戦艦であり、プレイヤーの戦闘スタイルに追従しやすい艦である。
また本艦はVer.2.00.033現在、戦艦としては唯一レーダースキルを保有しているため、開戦劈頭で敵を捉えて砲撃することも可能。情報面で優位に立てる他、腕に自信があれば命中弾も見込めるだろう。
主砲
基本的には3種類の15インチ砲から選択することになる。
フッドの主砲と同じMk.2連装砲は高ティアでは平均程度かやや低めの貫通力だが、集弾率が高いため取り回しは良い。
一方Mk.1/N RP12連装砲は高ティアイギリス艦専用の15インチ砲であり、ヴァンガードの史実砲。
高性能と引き換えに凄まじい重量増加を招くため気を付けようアップデートVer.2.00.029にてバフされ、ティア相応の高性能をようやく手にすることができた。15インチ砲ではヴィットリオ・ヴェネト級やリシュリュー級の主砲に次ぐ高い貫通力を有しており、射程も長い。その一方で散布界はやや広がってしまった。
MK.1連装砲は中ティアのイギリス戦艦主砲。装填は三者の中では最も速いが、貫通が低すぎてネタ装備である。
外連味あふれる使い方として、二番・四番砲塔にのみ搭載可能なキング・ジョージ五世級の四連装14インチ砲を活用し15インチ砲と混載するという手もある。見た目が凄まじい異形と化し、弾速が合わないため斉射時に弾着がおかしくなるという欠点はあるが、単純な火力は計12門となり攻撃力を補える。弾着のバラけについても、単射で撃つようにすればある程度カバー可能。
防御力/機動力重視か攻撃力重視か、自身の戦闘スタイルに合わせて選択しよう。
副砲・対空
5.3インチ連装砲を片舷四基ずつ装備可能。ダイドー級の実装に合わせて大幅なバフを施され、火力と装填時間こそ5.5インチ砲に劣るものの、旋回性能と射程距離に秀でるという特徴を手に入れた。
一方、アドミラル級巡洋戦艦の副砲である5.5インチ砲に換装した場合、火力と連射性能は高いが重量が大幅に増加してしまう。
この両者が手動対空にも対応しているので、どちらかから選ぶことになる。主砲同様、一長一短があるためプレイスタイルと相談しよう。
対空面は、手動については上述の通り。観測機を撃墜する程度なら不自由しないだろう。
自動迎撃の方はアプデによりボフォース40mm機銃が実装されたため、敵航空機が近くに寄ってくるとそこそこ見栄えのする弾幕を張ってくれるようになった。とはいえジャムって撃てなくなるような事態にはならないが余り当てにすることはできないので、基本的に味方のエアカバーからは外れ過ぎないように心掛けよう。
幸いヴァンガードは他の戦艦と比較するとかなり旋回性能が高いため、敵機がいくらか減った状態なら雷爆撃の被害を最小限に抑えることも不可能ではない。
装甲
デフォルト状態でも側面はそこそこの厚さを備えているが、戦艦とまともに砲戦すると長くは保たない。幸いなことに装甲重量が比較的軽いので、部品の恩恵もあり、積み増ししていけばかなり硬くすることが可能。
ただし、装甲を積めば積むだけ持ち前の高速性は失われていってしまう。後述するイギリス専用船員クインにより速度を補うことも考慮に入れよう。そうすれば心置きなく最大まで張ることができる。
機動性
非常に優秀。どちらかと言えば系列的にイギリス巡洋戦艦群のトリを飾るような艦であるだけに、戦艦としては破格の機動力を持っている。
特に旋回性能は優秀であり、装甲に手を加えない状態でボイラーまで搭載すれば巡洋艦並みの立ち回りが可能。満載すると流石に翳りが見えるものの、それでも魚雷回避に苦労しないレベルは維持できる。
満載時の速度も26.5ノットと他国の戦艦と比較すると速めなため、格上艦とぶつかった際には旋回性能の高さを活かして敵弾を回避しつつ逃げ撃ちすることも可能である。
また、イギリス専用の星4船員クインは巡航速度向上と旋回反応上昇という極めて有用な効果を持っている。しっかり強化した彼女を乗せておけば、満載状態でも高速を発揮することが可能となる。
総評
総合能力では同時代のモンタナや大和と比較して見劣りする感が否めないが、イギリス高速戦艦の決定版だけあり、部品開発を完了すれば速度と防御力にバランスの取れた性能を発揮する。
さらに戦闘成績が上記二艦と比べてかなり低く設定されているのも隠れた長所と言えよう。何故かイギリス艦について回る謎の不利マッチに見舞われなければだが
カスタマイズ性が高いため、武装選択と装甲調整により戦艦寄りの運用と巡洋戦艦寄りの運用のどちらでも活躍が見込める。巡洋戦艦寄りにした場合、本分である巡洋艦狩りをこなすだけに留まらず、空母に対しても重大な脅威と化す。
ただし、調子に乗って二兎を追うような調整をするとどっち付かずの中途半端な性能になってしまうため注意しよう。
かつては主砲選択の幅が極めて広く多種多様な型をセッティングすることができたが、ゲームバランスと優美な艦影をぶち壊しにしかねないと判断されたのか無難なラインナップにまとまった。
詳しくは下記の綴込みを開いて見よう。
14インチ砲を搭載したヴァンガード。キング・ジョージⅤ世級の発展型のような艦容になる。
2018年8月のアップデートによって2番・3番砲塔にも四連装砲が装備できるようになり、合計16門と戦艦クラスの主砲搭載数において最大だったエジンコート(12インチ砲14門)を凌駕させることができる。(その艦容は正しくバケモノ)
余談ではあるが、主砲16門の戦艦はフランスで「リヨン級戦艦」として実際に計画されていた事がある。
2018年8月のアップデートによってライオン級戦艦が実装されると同時に同艦の主砲の1つがヴァンガードにも提供された。
それによって16インチ砲12門とモンタナと同口径・門数を備えることができるようになり、今まで苦しめられてきた格上艦に対して有効打を出しやすくなった。
歴史背景
[添付]
ヴァンガード (HMS Vanguard) は、イギリス海軍最後の超弩級戦艦で同型艦はない。艦名は戦艦としては3代目である。
建造はジョン・ブラウン社のクライドバンク造船所で行われた。海軍では1944年の完成を見込んでいたのだが、戦闘による損傷艦の修理や、熟練工員の不足などから建造は遅延し、ようやく竣工したのは、終戦後の1946年4月になった。就役後は本国艦隊の旗艦となったが、戦闘に参加する機会も無く、英国海軍最後の戦艦は王室専用ヨット的な扱いを受け、1947年にエリザベス二世夫妻の南アメリカ訪問に際してお召艦となった。
1946年から1954年にかけて長らく名目上の本国艦隊旗艦を勤めた後、1956年に予備役に編入されて練習戦艦として生涯を閉じた。 なお、1960年公開の映画「ビスマルク号を撃沈せよ!」では戦艦ビスマルク役としても撮影に使用され、銀幕の中でかつての仮想敵の役として登場するという、数奇な巡り合わせとなった。
1960年に除籍され、8月にブリティッシュ・スティール社にて解体処分された。
コメント
- 主砲:装甲破壊の数値は低いが、意外と抜けたりする。砲塔旋回が遅い。 -- 一個人の使ってみた感想? 2018-01-19 (金) 22:02:59
- 結果:弱い -- 2018-01-19 (金) 22:13:35
- 弱いとは思わないけど、強くもない。愛が必要だよね -- 2018-01-19 (金) 22:22:32
- 平和が1番!愛だよ!愛! -- 2018-01-20 (土) 10:51:29
- 結果:弱い -- 2018-01-19 (金) 22:13:35