Z23

Last-modified: 2019-10-03 (木) 17:33:54

1940年 ドイツ帝国 駆逐艦 Z23型

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ドイツツリーにかつて存在した高速駆逐艦。
アップデートVer.2.00.030において、Z52と入れ替わりになる形で技術ツリーから削除され、ゲーム内で姿を見ることは不可能になった。

Ver.2.00.029以前

ドイツツリーの高ティア駆逐艦。
装甲を削ってボイラーを積んだ場合、武装満載状態で47ノットという島風すら置いていく速力を誇る。更に極限まで軽量化すると50ノットを超えるその状態での戦闘能力はお察しだが

基本性能

※括弧がある欄は【改修後の数値(初期値)】

年代1940国家ドイツ帝国
艦種駆逐艦対潜×
耐久値19200戦闘成績(BR)225
基準排水量(t)2645最大排水量(t)3655
最大速力(kt/h)38.0(35.5)最大舵角60.0
可視距離(km)8.7絶対視認距離(km)-
アンロック費1000000S購入費用86000S
1850G

装甲防御

※単位はインチ(in)表示

防御区画前部中部後部装甲重量(t/0.1in)
甲板部0.50.50.535
舷側部0.80.80.835

搭載武装

主砲名称火力射程
距離
(km)
装填
速度(s)
重量(t)貫通力
2×5.9"/55(15cm) Tbts KC/3659021.958.568
1×5.9"/55(15cm) SK C/2859021.958.539
2×5.9"/55(15cm) Tbts KC/36(T)59023.18.573
1×5.9"/45(15cm) Tbts KL/4559021.958.546
1×5.9"/45(15cm) Ubts + Tbts KL/45590228.529
1×5.9"/45(15cm) Ubts + Tbts Flak L/45590227.531
魚雷名称火力射程
距離
(km)
装填
速度(s)
重量(t)雷速(knt)
4×21" G7e T2 Torpedo33001460122
3×21" G7e T3 Torpedo3300146092
53.3センチ G7e T3 三連装魚雷34507.560118

連装主砲は一番・二番砲架にしか装備できない。

立ち回り方

速度を活かして敵艦の背後に回り魚雷を撃つ……つまり完全なる奇襲ができる。戦艦プレイヤーは主に双眼鏡で敵艦を見ているのでバレにくい。
砲性能が高く、射程が短めの魚雷も持ち前の高速である程度カバーできる本艦であるが、弱点として魚雷発射管の旋回が非常に遅いことが挙げられる。艦の旋回性能に全く追随できないレベルで遅いので、敵艦手前で急転舵し雷撃・離脱するのは困難であり、また機会を逸しやすい。

主砲

巡洋艦並みの15センチ砲を搭載しており、しかもデフォルト状態で舷側方向に五基、換装すれば最大で六基の砲門を向けることができる。
同格駆逐艦に対して砲撃が全弾命中した場合、ほぼ二斉射で戦闘能力を奪うことが可能。現実には互いに高速で動き回っているため撃ち合いにはなるだろうが、いずれにせよ正面切っての砲戦で本艦を食える駆逐艦は殆どいない。うまくすれば手負いの巡洋艦すら食える。
ただし弾数はどれも非常に少ないため、弾切れには注意すべし。

魚雷

デフォルト状態では四連装魚雷を二基搭載している。射程は14キロ、雷速は37ノットと平均的な部類。
基本的にこれが最強装備であり、換装対象の魚雷は三連装なので火力が劣る。速度性能などに余程の拘りがない限りは武装を変える必要はないだろう。

対空

機銃は装備しているものの、航空機に対してはさほど頼れる代物ではない。味方艦の防空任務はできないので他に任せよう。
自身が狙われた場合は、よほど油断していない限り自慢の機動力で回避出来る。

装甲

甲板0.5インチ、側面0.8インチと中華駆逐艦などを除けば硬い部類である。
ただしあくまで駆逐艦としてなので、装甲は当てにせず削って機動力に回してしまった方が生存率は上がるだろう。

機動性

デフォルト装備でボイラーを搭載した場合は38ノット。旋回性能も非常に良好であり、この状態でも総合的な機動力では上位に入る。
しかし本艦の真骨頂はここから。概要でも少し触れているが、装甲を削るに従いどんどんと速くなっていく。さらにスキル『注排水装置』によるブーストを掛けた場合、速度は現在実装されている艦の中ではトップと言っていいほど速いと言うかもはや異次元のレベルである。エキスパートモードなどでは本艦をズームして照準しようにも移動予測位置が画面の外で砲撃出来ない、などということが起きる場合すらある。我ニ追イ追ツク敵艦無シ
ただし高速航行中の安定性はあまりよろしくなく、時たま艦がシーソーのように前後に揺れ出す事がある。こうなってしまうと速度ロスが大きくなる他、主砲の精度等に影響を及ぼす可能性があるため注意が必要。


歴史背景

Z23型駆逐艦(1936A型駆逐艦。Zerstörer 1936A)はナチス・ドイツ海軍(Kriegsmarine)が建造した駆逐艦である。Z31以降は改良型のZ31型駆逐艦(1936A(Mob)型駆逐艦 。Zerstörer 1936A (Mob))として扱われることもある。
連合国からは両者を合わせてナルヴィク級駆逐艦(Nalvik class destroyer)と呼ばれていた。

1936A型駆逐艦は、1938年度建艦計画において発注された駆逐艦である。最大の改良点は主砲の大口径化であり、1936型までのドイツ海軍駆逐艦は主砲に127mm砲を採用していのに対し、本型では150mm砲を搭載している。基本的な船体構造は1936型駆逐艦と変わりがないが、主砲の大口径化に合わせた改良が行われているほか、1936A(Mob)型では生産効率向上のために内部構造や機関部の一部簡略化が行われている。

主砲の砲塔配置は前部に1基、後部前寄りに前向きの砲塔が1基、後端部近くに2基搭載されている。ただしZ28だけは後部居住区が大型化しているため、前部と後部に2基ずつ搭載している。当初の計画では前部砲塔を2連装砲塔とする予定であったが、1936A型の建造までに砲塔の製造が間に合わなかったため前面の砲塔も単装砲塔となっている。後に建造された1936A(Mob)型では建造当初から2連装砲塔を搭載していたほか、1936A型もZ23、Z24、Z25、Z29の4隻は連装砲塔への換装が行われている。