沈陽

Last-modified: 2017-06-30 (金) 22:03:51

概要

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国旗は沈み行く夕日をイメージしたもの。
都市:12、13、14、15、20
首都は西京。国花は蓮。功夫と絹と陶器の国である。
天険の要害に守られた急峻な山岳地帯に位置する。
厳しい地理とイメージされるが、中央部では緩やかな盆地が広がる。
北部はジャイアントパンダの生息地として知られる。
大寒波の影響により国家の存続はおろか人類の生存すら危ぶまれている。
記念碑石「闇石」により生存の目処は立っているが、その一方で歪みが国を覆っている。

沈陽帝シャンデラとアンデッド

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闇石の影響により、沈陽では死者が動き出す。
多くは知性を持たないアンデッドであり、人肉食の欲望にそって行動する危険な存在である。
少数の知性を持つアンデッドは知性を持たないアンデッドを支配している。そして彼らも人喰いの怪物である。
ただし、別に人が食えなくても滅びない。アンデッドは闇石のパワーにより動く。飢餓感を感じるだけである。
どちらも陽光を浴びると灰となる。
沈陽帝シャンデラは沈陽に現れた闇石に触れてショック死し、そして蘇った最初のアンデッドである。
罪人を食卓に載せる狂気の帝であり、不死の王。『III 女帝:The Empress』。現実を砕くものにして、真実を覆すもの。食べるもの。争乱の門/Gate of Conflictに属するアークリッチ/ArchLich。その力と意志は闇石によって世界を渡る。
そして沈陽は生きているものと死んでいるもの双方の"食料"を確保するために領域の拡大を目論む。

政治

沈陽帝シャンデラを君主とする絶対君主制。彼女の不興を買えば高位の臣でも即座に死を賜る。沈陽の官吏は常に誅殺におびえ、朝、家族と水杯をし、死を覚悟して出仕し、夕、帰って再び家族と出会えたことに喜んだ。

アンデッドの発生とシャンデラの不死化は政治体制を直接変えることはなかったが、忠実で危険な私兵を得たシャンデラの権威・権力は増大した。また彼女以外の皇族は全て喰われた。暗殺の試みは幾度もなされたが、夜間は不滅、昼間は地中深く潜って眠る彼女に隙はなかった。

シャンデラの施政に反対する人間や、皇帝家の生き残りには容赦無く追っ手が差し向けられた。
密告や裏切りが人心を惑わし、多くの血が大地に流されている。

軍事

徴兵制。西ヤーディシア諸国から流入した小銃や野砲、戦車、ヒコーキをデッドコピーしたものを装備している。いずれも極東地域規準でも二級品で、人海戦術的な傾向が強い。
戦死者の何割かは、アンデッドとして復活し戦線に復帰する。死は戦いをやめる理由にはならない。

永遠衆

国法に拠らない、シャンデラ帝の私兵、親衛隊。全員が死人であり奇怪な鎧を身に纏う。
幹部は持国天王ダリタラー、広目天王ビルークシャ、多聞天王バイシュラ、増長天王ビラダーカの4名。
クンフーと法力を私利私欲と暴力に用いる悪の集団である。
沈陽の諜報、防諜の任に就いており、暗闘を繰り広げる。

地理

臨滄:12

りんそう。谷の深部に存在する都市。猛烈な風をさけるため急斜面に住宅が建てられている。

西京:13

さいきょう。首都。活気溢れていた都も現在は不死の帝の生け簀である。

麗江:14

れいこう。アンデッドが多数うごめく死の森。湿地のほとんどが毒カビに覆われている。

瀘州:15

ろしゅう。

六庫:20

ろっこ。炭坑と住居地が隣り合う雑然とした都市。

開北:9

開南:10

威海:11

カル・シスマ:1

ティムール境:5

閏:7

グニスナエ:6

ピマ:31

文化

沈陽文化の四つの柱は功夫、悟り、数学、伝統である。
しかしいずれもアンデッドの出現とシャンデラの暴政により衰えつつある。

功夫

一般的な沈陽人は格闘と武器の技に身を捧げている。
農夫であろうと漁夫であろうと僧侶であろうと誰もが武器の取り扱いを鍛錬する。
この武器の練習と鍛錬は人生を通して続く。
訓練を行わない日は無益な日であり、毎朝公園や広場で、一列に並んで一糸乱れぬ動作をしている集団に巡り会える。

悟り

沈陽人たちは自らを他民族よりも悟った者と見なす。
世界の真の性質を学ぶことができるのは自分達だけであり、それゆえに正義の唯一にして真の調停者なのだと彼らは信じている。
彼らは慈愛に重きをおき、しばしば虐げられた者や貧者を助けに出る。彼らは抑圧者や暴漢を素早く判断し、そして素早く成敗する。沈陽にとって慈愛は生まれつき存在するものではなく、それは学び、鍛錬、経験を通して手に入れるものとされる。

数学

沈陽では世界の成り立ちを陰陽思想(日月)と五行思想(木火土金水)との組み合わせによって理解する。
暦法や地相、風水などと密接に関わり、自然災害や経済の予測やその備えが可能であると信じている。
この神秘主義文化を沈陽では「数学」と呼称する。

伝統

いわゆる儒教思想である。
正統な権威(君主・祖先・両親・先輩)を敬仰する謙虚さと従順さによって社会秩序を求める。

人物

香劉

外道軍師。

王允(死亡)

シャンデラ帝の暴政を諫めていた賢臣。喰われる。

侯景

沈陽の軍人。第17期に発生したシャンデラ帝暗殺未遂事件のかどで指名手配。

趙朴

鷹から来た保存食。