平等院 愛莉
(びょうどういん あいり)
概要
護帝親衛隊の一員であり、「午」の部屋を守っている。
「平等院愛莉、午の部屋を護る者です」
「さぁ…?そんなことはどうでもいいのです」
「帝の為に働いているときだけ、私は救われるのです」
「全ての希望を失った時、人は死に至るもの。ならば、最初から希望を持たない私は、果たして生きていると言えるのでしょうか?」
「ほら…これで貴方も等しく弱くなる。どこまでも、落ちていくといいでしょう…」
プロフィール
人物
容姿
天秤を模した王冠を被っている。
綺麗な金髪で、もみ上げを縦ロールにしている。眼は海のように青い。その表情は常に死んでおり、一切の機微を悟る事が出来ない。
性格
誰に対しても敬語で話す。
破滅願望を持ち、この世の何に対しても一切の興味を持たず、どんな期待もしていない。自身の命すらも「どうでもいい」とのたまうほどであり、その態度をよく窘められている。帝及びその一族に対する忠誠のみは本物であり、帝の意思に沿って動く事を自身の存在意義としている。
共感性や仲間意識が欠如しており、仲間に対して何の感情も抱かない。たとえ仲間が傷つけられても死んでも「どうでもいい」で片付けてしまう。
仕事以外ではほぼ動かず、食事も指示をされなければ摂らず、眠る事も指示が無ければしない。同じ部屋を護る吹雪曰く「死んでおるのか?」。
怒ることはめったに無いが、もし怒ると非常に危ないらしく、過去にスラム街の一部を消し去ったことがある。
戦闘能力
体技
身体能力に優れており、特に浮舟流?を得意としている。
武技
大鎚の扱いには長けている。
魔法
マナの特異点の一人であり、無制限に強力な魔法を連発する。
賜能
天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず
異なる二つ以上の対象の実力や精神状態、膂力など愛莉が思いつくモノを平均化し平等とする賜能。
後述の木偶人形と実力を平均化されることで一気に最弱と化してしまう。
悪平等な木偶人形
極めて弱い力しか持たない木偶人形を生産する賜能。
一撃を受ければ消えてしまうが、その数を活かして集団で襲いかかれば容易に相手を死に至らしめる事が出来る。
その数には限りが無く、愛莉曰く「世界の人口程度なら余裕」との事。
不死身
絶対に死なない賜能。
常時発動しており、賜能自体を無効化されない限りは何をしても死なない。
魂具
大鎚「落城」
身の丈の倍はある巨大なハンマー。
非常に重いが、愛莉はこれを片手で振り回す事が出来る。
来歴
護帝親衛隊の中で最古参の人物。ケーラ王国の姫君だった。
かつては明るい人間だったが、故国が魔族の侵攻?を受けた時、自分だけが死なずに、愛する家族も友も全て喪ってしまった。その時に精神を病んでしまい、感情を喪失している。