狭間の塔 テレーポートマシン右下 にあるベッド。
ダンジョンで戦闘をするか、ポケモン召喚マシンを起動、終了する事で続きを見ることが出来ます。
何処からか 声が聞こえてくる・・・
アブソル達の話
1回目
・・・ねえ、あなた、大丈夫?▼
なんてひどい怪我・・・
急いで手当てをしてあげないと・・・
ふたりとも、ちょっと手伝ってちょうだい▼
・・・
あら?
気が付いたかしら?▼
ここは私の家よ
あなたは大怪我をして
近所の裏山に倒れていたの▼
・・・だいじょうぶ?▼
この子達が手伝ってくれたのよ
ここまであなたを運んでくるの、大変だったんだから▼
まだ起き上がらないほうがいいわ
体が治るまで、 もう少し休んで・・・
2回目
あなたはどこから来たの?
・・・あら、思ったより近い所なのね▼
あまり見かけないポケモンだから
もっと遠い・・・ホウエンかどこかかと
思ってしまったわ▼
私もこの地で生まれて、この地で育ったの
ここはいい所よね
都会とは言えないけれど、とても穏やかで・・・▼
どうして 傷だらけになってここまで?
よっぽどの事情があるなら
無理には聞かないけれど・・・▼
・・・
そう・・・▼
なんとなくだけど そんな気がしたわ・・・
だってあなたは・・・
3回目
気を悪くしたならごめんなさいね
私は仕事柄、色々と調べる事が多いの▼
私たちポケモンについて、詳しい調査をしていてね
生態系、進化、遺伝、環境変化、突然変異・・・
歴史なんかも調べているわ▼
だからあなたを見て
ふと そんなことが浮かんだのよ
・・・これまで、大変だったでしょう?▼
あなたさえよければ
しばらくここに居てもいいのよ?
私は全然構わないから▼
わたしたちも、いいよ!▼
ふふっ、そうね
この子達もこう言ってるわ
・・・どうかしら?
4回目
あら、その本に興味があるの?
それは昔から伝わる波動を持つ勇者の物語・・・
ルカリオのお話ね▼
あの子達もその本が大好きで・・・
前は寝るときに読んで聞かせてあげてたわ▼
よみたいの?▼
わたしが
よんであげるね!▼
えーっと
むかしむかし・・・
せかい・・・の・・・ ちゅう・・・ し・・・?▼
・・・ちゅうしん・・・・・▼
わ、わかってるよ!
せかいの、ちゅうしんに・・・
・・・?▼
・・・そびえたつ・・・
もー!
わかってるってば!▼
あらあら、これじゃあお話はいつ終わるのかしら?▼
その物語は、今じゃおとぎ話になっているけれど
最近の研究や古い文献から
本当にあった事ではないかと考えられているわ▼
それ以外にも
多くの謎・・・ 数々の疑問が
今の世の中を形作っている▼
ポケモンが住むこの世界では
不思議なことは常識となっているの
怖いけれどロマンチックだと思わない?
5回目
・・・え?
ああ、ごめんなさい
どうしたの?▼
最近、疲れてないかって?
少し気になることがあってね
それについて調べていたら、ちょっと・・・▼
心配してくれて、ありがとう
でも、もう少しでわかりそうなのよ
あの声と、それに関係することが・・・▼
・・・こんな事を言うと
不気味がられると思うけれど・・・▼
少し前から、夜になると
誰かの声が聞こえてくるのよ▼
誰かの声もわからないし
他のポケモンには聞こえないみたいだし・・・
最初は私も怖かったわ▼
でも、その内容を聞いているうちに
私が調べている事と関係があることがわかったの▼
以前、あの子達が読んでいた
波動の物語は覚えてる?▼
勇者ルカリオが闇を封じ込めて
世界が平和になった・・・
そこであの本は終わっていたわね▼
でもあれは序章に過ぎなくて
本当は、まだ続きがある▼
波動の意思を受けついだ
導かれし者たちの物語が・・・
6回目
導かれし者たちの物語について
記された文献は本当に少なくて・・・▼
残されいた言葉は
星の子、四の失われし者
滅びの歌、十二の星々・・・▼
これだけでは何もわからなかった・・・
だけど、あの声の言葉から
ひとつの仮説・・・ 予言とも言える文章ができたの▼
これが本当かどうかは 私にもわからない・・・▼
でも、もし本当ならば
波動の物語のような悪夢が過去にあった
或いは、これから起こる可能性がある▼
もしこれから起こるのであれば・・・
急いでその悪夢を止めなければならない・・・▼
・・・最近、あの声の主が居る場所が
段々とわかってきたの▼
今度、その主のところまで言って来るつもりよ
それで真実が判るのなら・・・
7回目
彼女は 予言を残し
子供達を私に預けて その声の主の元へ向かった▼
しかし・・・
彼女は数年経っても戻ってこなかった▼
嫌な予感がした私は
彼女を探す為に 彼女の子供達の力を借りて
多くの資料を調べ上げた▼
だが
行く先はわからないままだった▼
何度も彼女を探しに回ったが
見つかることはなかった・・・▼
そんな中、私達に新たな事件が起こる▼
私が彼女を探す旅から戻ったとき
ホウエンの地が荒れ、ポケモン達は理性を失っていた▼
急いで家へ戻ったが
彼女の子供である
キルリア、ラルトスの姿は無かった▼
途中、旅鳥からゴーストの情報を得て
私はカントーへ旅立った▼
旅の途中 ふたりのポケモンに出会い
ゴーストの根城を突き止めたまではよかったが・・・
その後は良く覚えていない▼
だが、気が付いたときには
ホウエンは元の姿に戻っており
キルリアとラルトスの無事も確認できた▼
だが、サーナイトの姿は無いままだった・・・▼
私は 彼女を探す旅を続けようとしたが
出会ったポケモン・・・
トゲチックから全ての真実を告げられる▼
彼女は もうこの世にはいない と・・・
8回目
アブソル!
今までどこに行ってたの!
心配してたのよ!▼
無事だったんですね、よかった・・・
ゴーストに連れ去られてから
ずっと会えなかったので・・・▼
すまないな
ふたりとも無事でよかった
これまでのことはトゲチックに聞かせて貰った▼
えっ、トゲチックに?▼
ああ
ゴーストのスナッチによる悪事や
内に潜んでいた負の結晶体の話もね▼
私も スナッチされて我を失っていたが
天空の塔から放たれたリライブの光で
自分を取り戻すことが出来たよ▼
そうだったんですか・・・
アブソルまで・・・▼
でも、もう大丈夫よね
ラルトス達が負を倒したもの▼
さあ、ホウエンへ戻って
母さんを待ちましょうよ
この騒動で、戻ってるかもしれないわ▼
そうですね
お母さん、帰ってるといいな・・・▼
でも家が壊れて驚いてるかもしれないわね
どうしようかしら・・・▼
・・・
キルリア、そのことだが・・・▼
どうしたの、アブソル?▼
私は 負を取り込んでいた闇と
負を形にしたサーナイトの話を
ふたりに説明した▼
さすが、サーナイトの娘達だ
これを聞いてすぐに察したのだろう▼
彼女はもう
この世には居ないことを▼
そんな・・・ 母さん・・・▼
・・・▼
たくさん 話したいことが・・・
たくさん 伝えたいことがあったのに・・・
そんなことって・・・▼
・・・
キルリア、ラルトス
これを見てくれ▼
・・・これは?▼
サーナイトを追っている途中で見つけたものだ
この文献と 彼女の預言書を合わせて・・・
ここを読んで見て欲しい
全ての時を渡り
全ての空を翔け
全ての色を携え
全てを知る者▼
虹色の羽に宿る永遠の輝き
その源こそ森羅万象
星に住むあらゆる生命の雫▼
全ての輝きを持つホウオウ
その者が操る聖なる炎は
全てを生み 全てを灰にする▼
ホウオウが持つ虹色の羽こそ
生きる物たちの命の形
ホウオウが持つ生命の炎こそ
生きる物たちの命の象徴▼
その力は 進化の秘宝に
その力は 生命の炎に▼
生きる物たちの命・・・
これって まさか!▼
そうだ
生命の炎の力があれば
サーナイトを取り戻せるかもしれない▼
・・・でも・・・本当に・・・?▼
わからないが・・・
試してみる価値は あるだろう▼
可能性があるのなら・・・
探しましょう 生命の炎を・・・▼
・・・はい・・・・・・▼
まずは 知り合いに相談してみるとしよう
旅先で出会った 団の長に・・・
ダークライ
9回目
お前は 自身の体に闇を封印するつもりか
それは 末代まで続く不滅の呪い
お前の子孫は 魔王となって生を受けることになるぞ▼
ククク・・・
魔王か・・・ 悪くない・・・▼
何が善で 何が悪か・・・
その謎を解くのは お前達に任せよう・・・
さらばだ!
各キャラのサイドストーリー
10回目が終わってから先は、ベッドを降りてすぐに続きを見ることが出来ます。
10回目 ニューラ
*
フォッフォ!
面白い小僧じゃな!
どうじゃ、わしを超える程になってみぬか?
*
・・・なに?
*
お主、独りなんじゃろう?
じゃあ 来るんじゃ
わしが 親になってやろう▼
昔 あったポケモンに似ているんじゃよ
独りで生きると 言い張りながらも
心のどこかでは 仲間を求めている▼
独りのほうが気楽だと思いながらも
心のどこかで 触れ合いを求めている・・・▼
年寄りからの忠告じゃ
生き物は独りじゃあ 生きられない▼
だからと言って無理に仲間を探す必要もないじゃろう
だが 覚えておけ
お前にない力は そこにある▼
受け入れることも また強さだ
あまり意地を張らずに素直になることじゃな
忘れないことだ
11回目 ゼニガメ、サンドパン
ゼニガメ
・・・
サニーゴ・・・
サンドパン
・・・ゼニガメか?
ゼニガメ
サンドパン!
サンドパン
昔の友に 挨拶にな・・・
お前もか?
ゼニガメ
ああ・・・
サンドパン
もし・・・
死者を蘇らせる力がある 生命の炎を
持っていたら・・・ お前は どうする?
ゼニガメ
・・・使っちまうだろうな
そんな 夢みたいなモンがあったらさ▼
フライゴンや ラルトス達も
似たような話なんだってな
・・・気持ちは わからないこともないよ
サンドパン
そうだな・・・
痛いほど わかるさ▼
でも それは死んだ奴らにとっては
どうなんだろうな
ゼニガメ
え?
サンドパン
・・・俺のダチは
今の世界に絶望してな・・・
沢山の辛い目に遭っていたそうだ▼
それに 耐え切れずに いっちまったよ・・・
俺は 助けることも できなかった▼
そういう 世の中に疲れちまったヤツは
起こさないで そのまま休ませてやったほうがいい・・・
そんな気がするよ
ゼニガメ
・・・
俺達ができるのは 死んだ奴らの分も
精一杯 生きること、か・・・▼
そんなことを 団長に言われた気がするよ
・・・昔の話 だけどな
サンドパン
一杯どうだ?
・・・あいつが 好きだった酒だ
ゼニガメ
・・・岩酒 首討ち?
すげェ名前の 酒だな
サンドパン
呑んだら ガクンと首が落ちることから
こんな名前が 付いたんだとさ
なに、本当に首が飛ぶわけじゃない
ゼニガメ
ハハハ!
あいつに会いたいトコだが
まだ死ぬわけには いかないぜ
12回目 アチャモ
アチャモ
とうちゃん 僕 探険家になろうと思うんだ!
バシャーモ
なに?
アチャモ
探険家になって
色々な所を回って 色々な物を見てみたい!
バシャーモ
そうか・・・
しかし 探検家には危険は付き物だ
それは わかっているな?
アチャモ
う、うん・・・
僕、本当に探険家になりたいんだよ!
バシャーモ
本音を言えば 私は反対だ
だかたこそ 確かめたい・・・ お前の本気を!▼
来い、アチャモ!
私に それだけの力があると納得させてみろ!
夢の一歩を掴み取れ!
アチャモ
ええっ!
アチャモ
・・・でも
それで認めてくれるなら 僕 戦うよ!▼
いくよ 父ちゃん!
僕はもう 待ってるだけの子供じゃない!
13回目 サンドパン、プリン
*
俺も がむしゃらに戦った時期もあったさ
戦いの頂点・・・
ポケモンリーグの優勝を目指した時期もあった▼
毎日稽古して、修業をして・・・
本当にそれだけしか見えない日々だった▼
だが十年前のポケモンリーグで
圧倒的な力を見せ付けられた・・・▼
そいつがミサイル団だっていうから
俺も入ったりもしたが、無駄な足だったよ
それなりにはなれたが、それより上にはなれなかった▼
次の大会じゃ二回戦負けだ
持つ者と持たざる者、それを感じて目が覚めたとき
俺は 新しい世界を探そうと思ったんだ▼
丁度そんなときだったな
タマムシでお前達と会ったのは・・・▼
しかし 驚いたよな・・・
探してたポケモンが そこに居たんだからさ・・・
*
アレは 七賢者仕込みの強さだからね
ま、分が悪いってモンよ▼
何が アレをあそこまで強くさせたのか・・・
今なら なんとなくわかる気がするわ
14回目 クチート、ニャース、ライチュウ
*
これは画家のドーブルさんが
まだ 若い頃の話なんだけどね・・・▼
画家なのに 絵を描くことが
怖くなったんですって おかしいでしょ?
キャンバスの白い強迫というものが 大きく見えて・・・▼
でもある日、そのキャンバスの中に絵を書いた
何の絵を描いたと思う?
*
う~ん、なんだろう・・・
*
彼はキャンバスの中に キャンバスを書いた
そして そのキャンバスに絵を描いたのよ▼
そしたら、いつの間にか
スランプから抜け出せたんですって
不思議な話よね
*
えっと・・・?
自分にできることには 限度があるってことかな・・・?▼
わかった!
オイラ できることから 始めてみるよ!
*
・・・今の話って 答えってあるの?
*
答えなんかないわ
ただ、画家のドーブルさんが
スランプになったときの話をしただけ▼
この話を聞いて、
どう受け止めるかは聞いた本人次第よ▼
私には 白の強迫は続く と聞こえたわ
でも ドーブルさんは 手段を見つけて乗り越えた
*
ニャースは どこまで
自分の色を広げることができるかしらね・・・?
*
さて、ね・・・
それは リーダーさんの努力次第ね
*
・・・画家のドーブルか
そういえば しばらく 彼の話を聞いてないわね
*
彼は 旅に出たそうよ
芸術家もまた 大変なんでしょうね・・・
*
元気な姿で戻って来るといいわね
私は あのポケモンの絵は嫌いじゃないわよ▼
・・・
ところで この稲荷寿司 結構イケるわね
はむ はむ
クチート
ちょっと、それ ヨーギラスのじゃない?
知らないわよ? もう・・・
15回目 ニャース、ヒノアラシ
*
俺は お前達みたいに強くなんかない!
もう嫌なんだ、何もかも!
どうせ何をやっても お前達のようにはなれない!▼
導かれたお前とは違うんだ!放っておいてくれ!
邪魔になるなら 誰とも関わらないほうがマシだ!
それこそ死んだほうがマシってもんだよ!
*
いい加減にしろ!
バカヤロウ!!▼
死んだほうがマシだって・・・!?
ふざけるなよ!
今日までやってきたことを 全部投げ出すつもりか!▼
ヒノアラシ・・・どうしちまったんだよ
なんで そこまで 変なほうに考えちまったんだよ
どうして そんなに思い詰めちまったんだよ▼
オイラとお前が違うのは当たり前だ
オイラが持ってない物があって
お前が持ってない物、お互い持ってない物だってある▼
その持ってない部分を助け合って・・・
力を合わせて これまでやってきたじゃないか▼
お前を仲間だと思ってるから!
お前を友達だと信じているから!
お前を助けたいと思うんだ!▼
例え煩わしいと思われても!
お前が そうやってへこたれるなら
オイラが お前を助けてやる!▼
目を覚ませ、ヒノアラシ!
山の風のような お前の炎を思い出せ!
*
・・・ニャース
お前は 俺がこんなになっても
まだ友達と呼んでくれるのか・・・▼
・・・俺は 他の奴等のことを考えているようで
自分のことしか 考えていなかったのかもな・・・▼
考えるほど視野が狭まって 暗くなって怖くなって・・・
気が付けば 自分すら見えなくなってた▼
・・・ははは
当たり前のこともわからなくなっちゃあ
俺の火も堕ちたもんだなァ・・・
*
ヒノアラシ・・・ 独りで悩まなくていいんだ
オイラでもいい、誰でもいい
独りで迷わないで 誰かに道を聞いてみるんだ▼
そうすれば きっと
道を間違えることはなくなるはずだ▼
お前と始めて会ったとき・・・言っただろ?
オイラが仲間になってやるって!
*
・・・ニャース お前・・・
*
新しい依頼が来たんだ!
さっさと行こうぜ!
*
ああ!!
16回目 ニューラ、トゲチック
*
何を言ってるんだ?
勝ちは ひとりだけのモンだ
負けたやつは それで終わりだ▼
勝った奴だけが前へ進めるんだ
それが弱肉強食の世の中だ
*
・・・確かに、世界は強い者が弱い者を支配する
けれど 強い者だけが進めるのかというと それは違う
前へ進めるのは勝者だけじゃない 敗者もだよ
*
何バカなこと言ってるんだ?負けたモンの言い訳か?
同情ならいらないぜ!
俺は負けた もう進めない おしまいなんだよ
*
違う
試合は負けて、この大会では進めなくなってしまった
けど僕が言いたいのは そういう意味じゃない▼
勝負をして その中で君は何を見た?何を感じた?
相手の技を どう耐えた?
相手の技に どう対処した?▼
それが大切なんだ、勝ち負けじゃない
これを経験して、考えることで
君は まだ前へ進めるんだ▼
だからおしまいだなんて言わないで
立ち上がって また戦おうよ
フーディン博士を越えるんだろう?
17回目 ワニノコ
*
お前は俺達より仕事してんのに
結局 俺達と同じ分け前か
*
仕事だから、誰かがやらないといけない
実のところ、誰もがやりたくない▼
最後まで誰かが折れるのを待っている
そんな押し付け合いが会議と言えるのか?
*
世の中 どこもそんなモンなのかねぇ・・・
*
(そんなモンで片付けるから
そこから何も変わらないんじゃねえか▼
皆も ただひたすら 何も見ないで
進んでいけば いいんじゃねえのかな
*
どうしたワニノコ
相変わらず怖い顔して
*
いや、なんでもねえよ
*
ふん?
・・・あんまり無理するんじゃねえぞ
ホレ、ミートボールやるよ
ワニンコ
おっとっと
ありがとよ
*
俺のもやろう
今日は見張りだ、あんまり食うと居眠りしちまう
*
居眠りはマズいな
バレたら船長に何されることやら!
ははは!
*
(ワニノコ・・・
お主の言うとおりじゃ
全員がお前のように突っ込めば 仕事は進むじゃろう▼
だがな
彼らとお前では 背中に抱えてるモンが違う▼
あいつは寝たきりの母親が家に居て
もう一匹は去年、子供を授かった▼
それだけに無理な仕事をして 怪我する訳にはいかん
体を壊しては 養うどころか船乗りすらできんからな▼
家族を持っているということは
自分だけの体だけではないということじゃ▼
お前も 大きくなればわかるだろう・・・
それまでは ただがむしゃらに 頑張るんじゃな
18回目 チコリータ、ラルトス
*
ラルトス・・・
私が言うのもなんだけど・・・
もう少し 自分に正直になってもいいと思うわよ?
*
・・・チコリータ?
*
あんたは少し内気すぎる
自分の言いたいことは 言ったほうがいいと思うわよ
いつも 誰かの言葉に従ってるような気がするもの
*
・・・私は・・・▼
自分を否定されるのが・・・
自分が独りになるのが・・・
なんだか 怖くて・・・▼
チコリータのように強くは生きれない
だから・・・
*
だからって 誰かの言いなりになるって言うの?
それじゃ 以前のケケケ野郎が作ったスナッチと同じ
ラルトスはラルトス 私は私!▼
胸を張って 自分を前に出してみなよ
皆はラルトスを否定して除け者にしたりしないし
私だって するつもりはないんだから▼
それとも ラルトスは皆を信じられないの?
*
そ、そんなことは
逆に とても信頼しています
*
それなら尚更よ
信頼っていうのは ただ相手に従うだけじゃない
一緒の時間に考えて 戦って 行動していくもんよ▼
だから ラルトスの意見も聞かせてよ
仲間を怖がる必要は ないでしょ?
皆 あんたを仲間だと思ってるわよ
*
そうですね・・・わかりました
できるだけ 頑張ってみますね▼
ありがとう・・・チコリータ
19回目 ジュペッタ、クチート
*
あーあ、壊れちゃった・・・
もう ボロボロだよ、コレ!▼
もう このオモチャはいらないや!
ねえ! 新しいのを買おうよ!
*
あら、目が覚めた?
もう 皆は宿へ戻ったわよ
*
「・・・アタイも 戻るヨ
ヘックシ▼
(ああ、そうだ アタイは捨てられた
使命は果たされたんだ▼
後悔は無い
だけど せめて こんなオモチャに対してでも
ありがとうの一言が 欲しかった
20回目 スリープクラブ
//♀:ロコン、ジュペッタ、キルリア、ラルトス、フシギダネ、チコリータ、プリン、ジュペッタ
*
いらっしゃいませ!
スリープクラブへ ようこそ!
ゼニガメ
オオッ!
ここが ピュアな紳士が集うという スリープクラブ!
秘湯は 本当に あったのだ!
*
さあっ!
どの子を ご指名になりますか?
ゼニガメ
うーん、どうしようかな!
どうしようかな!
*
お客様、今日は スペシャルデーです
スペシャルコースをお選びいただくと
当店イチオシの子 複数が お相手いたしますよ!
ゼニガメ
オオッ!
じゃあ それいってみよう!
お願いするぜ!
*
承りました!
しばらく お待ちください!
ゼニガメ
おおっ!
照明を消すとは・・・
さすがスペシャル!
//♂:ヨーギラス、ミズゴロウ、ヒノアラシ、ワニノコ、ヒトカゲ、ニャース、サンドパン、ニューラ
21回目以降
物事には意味がある
存在には意味がある
生きることには意味がある▼
夢を持て
力を使え