FF14のとくに高難易度コンテンツは言わずと知れた大縄跳びギミックの宝庫です。
大縄跳びギミックというのはもちろん俗称で、つまり言えばPT全員が決まった手順で決まったことをミスなくこなさないと一気に全滅(ワイプ)、もしくは与ダメ低下というデバフがついてしまうなどでクリアが困難になります。
FF14には実にさまざまな大縄跳びギミックのマテリアルが散りばめられており、出現したら決まった人が乗らなければならない「塔」、追尾AoEの「タケノコ」、特定の人数が一箇所にかたまる「頭割り」など実に多彩です。簡単なものはIDでもしょっちゅう登場しますが、高難易度コンテンツではさらにそれが複雑化されており簡単クリアはできないようになっています。
こうしたギミックはミスをすれば誰がミスをしたのかがすぐに分かってしまうのも特徴の一つ。たとえば塔の場合、8人が必ず乗らなければならないということが多いため一人が間違った塔に入っていたりそもそも入るのが間に合わなかったりするのがよく見ていたり動画などが残っていればすぐにバレてしまいます。
そんな時に「塔ミスりました!すみません!」などと謝罪するわけですが、その際に「どんまい」という声を掛け合うのもまた通例となっており、ミスを謝罪しそれを応援するという構図はぱっと見ではとても和やかで優しい世界という印象もあるかもしれませんね。
実際、何度もトライを続けていれば楽しいゲームであろうと動体視力を中心に人間は疲れてしまうものです。ギミックの内容は理解していてもちょっとしたキャラコンのミス、思い込みや見落としのせいでミスをしてしまうというのはやむをえないことです。
練習PTではそうしたミスは不慣れも手伝うためになおのこと顕著で、すいません&どんまいのやり取りでリスタートしたと同時にまたワイプ、ということもなくはないでしょう。
見方によってはやり取りだけで時間の無駄と取られても仕方ないことかもしれません。
では、すいません&どんまいの文化は要らないのか…?と考えるとそれもそれで味気ないPTになってしまいます。
戦犯が特定しやすいギミックが連続すれば謝罪もせずに次々やろうとしているのを見て気分を害する人もいますし、単純に無言のままにひたすら戦闘を繰り返すという状況はいかにも無味乾燥でロボット的な作業になってしまいます。本当にミスをしたのかが本人は分かっているのか、そのミスは理解していないからなのか否か、ということも他のメンバーは不明なままに突き進むため、永遠に同じミスを繰り返すという場合もあるかもしれません。
人によってはそんな無言状況に嫌気がさしてギブアップを出してしまう、なんてこともあるかもしれませんね。
どんまい文化は良い面悪い面とありますが、やはりVCもない野良という環境においてならチャットでの会話は時に思った以上のモチベーションアップにつながります。たとえ会話に参加せずに聞いているだけでもなんとなくやる気になって、目標地点まで到達したい、クリアしたいという気持ちを湧き上げてくれるものです。
ただでさえ感情を伝えることが難しいオンラインゲーム、気分悪くゲームをするよりも少しでも精神的な苦労を減らして高難易度コンテンツに挑戦していきたいものです。
元記事:【FF14】「すいません!」「どんまい!」←このやり取りいる? | FF14ひかせん速報