日本ネタを探す
スーパーナチュラルに出てきた日本ネタは意外と多い。中国由来かと思えるものも無いとは言えないが、はっきりと「Japanese」と発音しているものもある。そんなジャパニーズネタを細大関わらずまとめているところ。画像が無いやつもそのうち追加するかも。
カスティエル登場シーン

やはり外せないのはカスティエルが登場するときの納屋に描かれた多種多様なまじない類のなかに堂々とスプレーされた「神」の文字だろう。これは大半の日本ファンも気づいたと思われる。ほかにも鳥居のような絵、「あ」に見える図形もある。
欧米人にとって漢字は図形的なものにも見えるため、東洋由来として活用されたことは推測できる。神という日本語を背負った天使カスティエルというのもなかなかにシュール。
ディーンの触手モノ好き
ディーンは何かといえば触手という単語をエロのジョークとして用いている。
10-18にて禁断の書を持ち込んだチャーリーに対して「触手があるやつか?(The ones with the tentacles?)」と聞いている。
11-2では赤ん坊のアマラのいる家でパソコンをいじる時に「触手ポルノが入ってなきゃいいけど(I hope there's no tentacle porn.)」と独り言を言う。
13-4ではシェイプシフターの精神科医に「アニメが好きだ……触手が出るやつ(I like... anime... the ones with the tentacles.)」と話している。
触手モノ自体は遡るとなんと江戸時代までたどれる古き良き日本文化。葛飾北斎の二匹の蛸が女性と交わるというなかなかに触手な浮世絵*1は世界的にも注目されており、以降は触手責めという正式な性描写ジャンルとして近年の日本アニメやアダルトゲームを中心に広まった。
欧米でも触手モノと日本はわりと結びついて知られているようで、Redditでもそのような書き込みが見受けられる。私日本人だけど知らんかったわ。
ディーンがこれらの触手モノを制覇していたのかは不明だが、少なくとも日本文化としてのエロアニメというもの自体は知っていたとは思われる。ディーンの生年や海外進出アニメ類から考えると『リヨン伝説フレア』(1980年くらい)とか『妖獣都市』(1987年くらい)あたりか?スーパーナチュラルのドラマ放送年(2005年前後)から考えるのであれば『新世紀 淫魔聖伝』(2001年くらい)とか『夜が来る!』(廉価版が2006年くらい)も考えられる。
アジアのエロビデオや雑誌
日本というよりアジアだが、主にディーンの関わるエピソードで頻出するのが『Busty Asian Beauties(吹き替えなどでは「アジアの殿堂」と翻訳されている)』というアジア系のエロビデオや雑誌。シーズン初期から終盤までにまたがり、低俗な楽しみや緊張緩和用などに用いられる小道具になっている。
内容こそはさすがにお目にかかれないものの、ディーンはアジア系の女性が好き、あるいはAV女優などの好みとして定着したものとなっている。
8-12ではバンカーにあるノートパソコンのパスワードが「b00styas1anbeaut1es(Busty Asian Beautiesの数字置き換え)」になっていたりもしており、ただのエロジョークなだけではなくディーンの無意識のルーティンにまで昇華している。
ちなみにガブリエル関連でもアジアのエロビデオは登場しており、自身をエロビデオの登場人物かのように入り込んだノートパソコンの動画を兄弟にメッセージつきで残すエピソードもあるが、こちらはディーンへの挑発が目的。
ぶるぶる
4-6の恐怖病についてサムがボビーに助け船を得る時に映るのが日本語で書かれた江戸時代の古書のようなもの。

鬼染症 爆発の中心の幻影の病気
ヘビの精神の幻影の病気
は、ボックスが彼の部屋にプレートを含んでいるように仕向けるように召喚します。そこで女がにする愛のために拒否するが、彼はを誘惑することを試みます、逃げられて、彼はそしてにレート(をえさせて、9つを見つけます。彼は、のことで彼女を非難して、もし彼女が彼の女王人愛人ならば彼女のためにうそをつくことを誓います。は再び拒否して、は木製ので彼女をたたかれます。がそして井の上で彼女を停職分にされて、エロチックに拷問をしんで回倍井の中に彼女を卑しめられて、彼女の時は自分で彼女をたたくことが上げられます。彼は、彼女が愛人愛好者になって、の殺人を手伝うことを要求します。彼女の体に井?を送って彼女は再び拒否して、は彼の?で彼女を深く切ります。
拭きながら彼の?をきれいにしてください、プレート(?)を?えている?の音が井?から?ます。それがの幽?であることに?付くが、は、完全にどっしりとしています。プレーは井?から上昇していると、彼女を見つめているのか幽?・?蔑するように終わります。
内容は正直に言って読めない(これでも日本語ネイティブとして頑張ったほう)。推測になるがぶるぶるの伝説の英語文章を自動翻訳してそのまま貼り付けたのだろう。だとしても日本語ネタがスーパーナチュラルに出てくる自体は嬉しいものである。エロチックにたたいて拷問というのはなかなかにスーパーナチュラルらしい。ピザ男かな?
井戸とプレートがどうかかわって幽霊になるのかも気になる。
この本にぶるぶる(震々)とは書かれていないがボビーがぶるぶるって言ってるからぶるぶるなんだよ!
ちなみにボビーはこの時に日本語知ってるのと驚くサムに「君が生まれる前からずっとだよ(Kimi ga umareru mae kara zutto dayo)」とちゃんと日本語で告げている*2が、実はボビーはルーファスと共に日本の大神を退治したというバックストーリー*3を持っているようでボビーは本当に日本語を知っていた可能性がある。それにしても大神退治とは大きく出たな…
わんこのゲームではない。
余談かつ推測になるがあとのほうのシーズン*4にてバンカーにてサムがリサーチしている時に他言語の翻訳をしている際に「オンラインの翻訳はまだアテにならない(The online translator's a little sketchy on the specifics.)」とぼやいているシーンがある。このぶるぶるの日本語の自動翻訳をスタッフが自虐ネタにした*5可能性も大いにあり得る。実際に欧米ファンにはそのように解釈されているらしい。
日本人の経営する古道具屋
かなりチョイネタだが、1-3にて出てくる「Lake Valley Antiques」という骨董品屋は日本人が経営しているとドラマ内で描かれている。忍び込もうとして警察に見つかったディーンが店員になりすまそうとして「店主は日本人だぞ」と突っ込まれ慌てるシーンが出てくる。
この骨董品屋はその後のシーンで店内も出てくるが、和風の置物が並んでいる。
くるみ割り
5-8でのガブリエル登場のパラレルワールド話のワンシーン。
日本のクイズ番組のようなパロディに兄弟が巻き込まれ、サムはくるみを割られて悶絶する羽目になった。
日本のクイズ番組はそれ自体が欧米人から見ればかなりクレイジーでカオスなエンタメとして映るらしい。とくに体を打たれる罰ゲーム系番組は笑えるというよりもドン引きする人も多い。これらを皮肉るためにジャパニーズなクイズ番組が利用されてシュールなエピソードに転用されたのだと推測できる。いいぞもっとやれ
かなり本格的に日本の番組が再現されているのもポイント高。とくに司会者のトーンは日本の昭和~平成初期のバラエティ特有の「ハイテンションな絶叫系」を完璧にコピーしており、合間のお菓子のCMでスポンサーへの媚び諂いも忘れてない。
スーパーナチュラルの放送年代(2000年台後半)から考えて元になったクイズ番組を推測するとすれば『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』通称ガキ使や『風雲!たけし城』が濃厚。いわゆる罰ゲームクイズといえばこのあたりは殿堂入りの部類であり、いずれも参加者やゲストがひどい目に遭わされたり大掛かりでド派手なセットが目を引くものとなっていた。股間を狙う系の罰ゲームも出てくるし。
実は2008年あたりでのアメリカで『I Survived a Japanese Game Show(私は日本のゲーム番組を生き延びた)』というリアリティショーの番組が放送されていた。「くるみ割り」は、この「アメリカ人が抱く『日本の番組はとにかく派手で、意味不明で、股間を叩いてくる』」というステレオタイプを最大限に利用した、ガブリエルらしい悪趣味なメタ・パロディと受け取れる。
バンカー収蔵品
シーズン8以降の拠点となるバンカーには日本刀(中国の曲刀にも見える)があり、ディーンが実際に手に取って「本物の日本の鋼(Japanese steel)だ」と興奮する場面がある。
なぜバンカーに日本刀があるのかは定かではないが、猩々(しょうじょう)のエピソードもあるから神聖なものと考えられたのかも。世界的な有名な日本刀も三種の神器の天叢雲剣とかだものね。天叢雲剣はどっちかというとドラクエの銅の剣っぽいが…
バンカーの漢数字
8-12など。尋問室の金属扉に「一」「二」という漢数字が丸で囲まれて描かれている。あの雰囲気でいきなり漢数字が出てきても日本人の目でもハイフン(-)とイコール(=)にしか見えない。あるいはコンセントの差し込み口。
猩々(しょうじょう)と神道
「あなたが貰う物 あなたからも貰う。この瓶には猩々の魂が入った酒が封印されている」
7-18は全体的に日本の妖怪*6である猩々がテーマとなっており、ディーンたちの持つ武器では倒せない猩々を倒すために武器を清めてもらうという流れがある。呪文や儀式は到底日本文化としての儀式とはかけ離れていると思われるがアメリカの舞台に八百万な神道*7エピソードが出てくるのはスーパーナチュラルらしい楽しい展開かもしれない。
このエピソードでの悪霊は日本のホラー映画である『リング』に出てくる貞子がモデルとなったような容姿であり、長い黒髪に白装束の日本古来のお岩さん系の幽霊であった。また、ゲストとして日本人をモデルにした(?)アジア系の寿司職人の若者が登場しており、「七福神 人の手によりこの刀を讃えよ」という呪文(祈祷?)で武器を清めたのもこの人物である。「寿司はまだですか」などの日本語も飛び交った。
和風舞台のAUもアリと思わせてくれる、日本人ファンとしては貴重なエピソード。ルビーのナイフとか聖水は東洋の妖怪には効果が無いのだろうか?塩ならワンチャンいけそうなんだけど。
ちなみにこの時にサムがリサーチしているパソコンの画面は以下。

検索でヒットしているサイトはドラマ用に作られたものと思われ、説明文はどれもほぼ同じもの。
「少女や大酒飲みや(オランウータンが)赤い顔?と髪とalcohol The 伝説のための溺愛を持つ酒の精神の一種であることは同じ名前の能楽の対象となります。」
猩々と少女が混同されがちなのはオンライン翻訳でも限界がある日本語漢字の難解さに起因するものかと思われる。
クラウリーの日本人グラドル好き
9-16にてバンカーでクラウリーが『アジアの殿堂』のエロ雑誌を読むシーンがある。ここでクラウリーは吹き替えで「日本人の女の子は可愛い」と発言しているが、実際(クラウリー役マーク・シェパード)のセリフでも「cute 一月(itigatu)」と日本語で発言している。
日本文化における『一月(いちがつ)』を日本の比喩として使うジョーク性の豊かさにクラウリー(マーク・シェパード)特有のイギリス訛りが乗せられてなんとも言えない秀逸な言い回しとなっている。地獄の王としてあらゆる文化と言語を知っているというクラウリーのキャラクター背景すら窺わせている。
