↓
上野発の夜行列車おりた時から
青森駅は 雪の中
北へ帰る人の群れは 誰も無口で
海鳴りだけをきいている
私もひとり連絡船に乗り
こごえそうな鴎 見つめ泣いていました
ああ津軽海峡冬景色
ごらんあれが竜飛岬北のはずれと
見知らぬ人が指をさす
息でくもる窓のガラスふいてみたけど
はるかにかすみ見えるだけ
さよならあなた私は帰ります
風の音が胸をゆする泣けとばかりに
ああ津軽海峡冬景色
さよならあなた私は帰ります
風の音が胸をゆする泣けとばかりに
ああ津軽海峡冬景色
過ぎてゆくんだ今日も
この寿命の通りに
限りある数字が減るように
美しい数字が増えるように
思い出の宝庫
古いものは棚の奥に
埃を被っているのに
誇りが光って見えるように
されど
By my side
不安 喝采 連帯
濁ったりの安全地帯
グワングワンになる
朝方の倦怠感
三番ホーム 準急電車
青に似た
すっぱい春とライラック
君を待つよ ここでね
痛みだす人生単位の傷も
愛おしく思いたい
探す宛ても無いのに
忘れてしまう僕らは
何を経て 何を得て
大人になってゆくんだろう
鼓動が揺らすこの大地とハイタッチ
全て懸けた あの夏も
色褪せはしない 忘れられないな
今日を生きる為に
探す宛ても無いのに
失くしてしまう僕らは
Oh何のために誰のために
傷を増やしてゆくんだろう