書き起こし/幽言2

Last-modified: 2016-06-20 (月) 01:28:41

●9幕

場転 人里の東屋
フランが一人こいしを探している。幽香、こいしの姿は見当たらない

フラン「こいしー!こいしどこー!?」
幽香「着替えと下着買ってきたわよ」
フラン「あ!幽香!大変、こいしが消えちゃった」
幽香「え?」
フラン「フラン、ここでこいしを慰めてたの。そしたらいきなりパって・・・咲夜みたいに消えちゃった」
幽香「あら大変」
フラン「こいしー出てきてよー」
幽香「そんな大声出しちゃ出てきたくても恥ずかしくて出てこれないよわ」
フラン「あう・・・こいし~」

幽香やれやれといった様子。やがて優しく語りかける

幽香「こいしちゃん、着替えは裏に置いておいたわ。使ってちょうだい?」

フラン「こいし~もう笑ったりしないから~」
幽香「大丈夫よフランちゃん。(こいしに)着替えが恥ずかしいから消えちゃっただけよね」
フラン「でも・・・ねえ、あたしたちお友達でしょ?」
幽香「お友達か・・・消えちゃったんじゃ、もう何を言ってもこいしちゃんには聞こえないかな」
フラン「そんなぁ・・・」
幽香「ねえフランちゃん、どうしてこいしちゃんに出てきてほしいの?」
フラン「え?だって消えちゃったから・・・」
幽香「消えちゃったから怒ってるの?」
フラン「違うわ。こいしはフランのこと嫌いになっちゃったと思ってそれで・・・」
幽香「それで、謝ろうとした?」
フラン「うん・・・」
幽香「フランちゃんはなにも悪いことしてないじゃない」
フラン「え・・・?あ、うん・・・でも・・・」
幽香「でも?」
フラン「こいしは・・・傷ついたと思うの。だから・・・」
幽香「だから謝ろうと思った?」
フラン「なんて言っていいかわからないけど・・・でも・・・」
幽香「私にもねお友達がいるの」
フラン「・・・幽香?」
幽香「でもずっと離れ離れで顔をみることもなかったわ」
フラン「どうして?お友達なんでしょ?喧嘩したの?」
幽香「そういうわけじゃないわ。ただ、うっとおしくて」
フラン「え?」
幽香「あの子達置いて、ここに来ちゃった」
フラン「わかんない。なんでそんなことするの?お友達なんでしょ?」
幽香「そうね」

幽香、深呼吸ともため息ともつかない息をひとしきりついて話し出す

幽香「誰かとずっと一緒にいるとその子のことが分かってくるわ。それはいいことよりも悪いことの方が多いの。だからかしら」

こいしの声だけが聞こえてくる。リバーブ

こいし「幽香は他人の心を知ることが怖くなったのね」
フラン「こいっ(し)・・・!」

幽香に口をふさがれるフラン

幽香「そんな大した事じゃないわ。ただうっとしくなっちゃっただけ」
こいし「幽香はいやな子だわ」
幽香「そうね。しょうがないじゃないそれが私だもの。私は水面に礫を投げるだけ。波紋がどういう形を描くかを気にするには、私は長く生きすぎたわ」
こいし「私は・・・私は他人の心が見えてしまう私が嫌いだった。だから逃げたの。でもそこから逃げたら、今度は大事な人がどんどん遠くに行っちゃって・・・」
幽香「しょうがわないわ。それが今のあなただもの」
こいし「こんなつもりじゃなかったの・・・私はただ、みんなの声が聞こえてるのが耐えられなくて、それで・・・」
幽香「しょうがないわ」
こいし「でも・・・」
幽香「でもね。もしあなたが前のあなたのままで、地底の世界しか知らないままだったら」
こいし「え?」
幽香「フランちゃんとはお友達になれなかったのよ。誰を理解することって苦しいことだけど、それでもフランちゃんはあなたを探してくれたじゃない」
フラン「こいし~・・・」
こいし「フランちゃん」
幽香「大事な人ってお姉ちゃんね。帽子をくれた」
こいし「うん・・・」

こいし、いつのまにか姿を現している。東屋の長椅子に腰をかけて、うつむき、ぽとぽと涙を流している。幽香優しく

幽香「いまでもお姉ちゃんは好き?」
こいし「うん・・・」
フラン「こいしー!」

こいしに抱きつくフラン

こいし「わ!フランちゃん」
フラン「こいし、ごめんね!笑ってごめんね!」
こいし「ぐしっ・・・うん。幽香、フランちゃん、しでかしちゃってごめんなさい」
フラン「あんなことじゃこいしの事馬鹿にしたりしないよ」
幽香「あのことは私たちだけの3人の秘密。女の秘密よ」
フラン「うん!」
こいし「幽香・・・あなたの、その・・・お友達、それからどうしたのかな」
幽香「私をおかっけてこっちにきちゃったわ」
こいし「いいお友達だね」
幽香「そうね。大事な、とても大事な子達だわ」
こいし「ねえ幽香、私は二人の前に出てきたよ」
幽香「こいしちゃんはこいしちゃん、私は私よ」
フラン「なになに?なんの話?」
幽香「こっちの話しよ」
フラン「なにー?フランも混ぜてよー」
幽香「そうね・・・続きはおうちに着いたらゆっくりお話をしましょう」

●10幕
場転 プライベートスクウェア内 戦闘中
白い閉鎖空間の中で戦闘が続いている
夢月VS咲夜 エリーVS美鈴のクロスファイト
ナイフが縦横無尽に反射する中、夢月に襲いかかっている咲夜

夢月「そのナイフ、弾切れしないんだね」
咲夜「私は手品が得意なの」
夢月「そう」

共鳴音 ちゃり 懐中時計を構える咲夜。

咲夜「ザ・ワールド」

時止め音 時計の音カッカッカ

咲夜「ふっ!」

夢月を襲うナイフ

夢月「無駄」

空を切るナイフ

咲夜「停止時間に干渉している?いや、時を止めていられないのね」
夢月「君のその手品、僕には通じてないみたい」
咲夜「とっても面倒ですわ」
夢月「いまので手品は品切れ?」
咲夜「とっておきがあと5、6個ありますわ」
夢月「そう。でもそろそろ僕の番」
咲夜「手加減してるうちになんとかしたかったわね」
夢月「僕の管轄は地獄の第9圏。咲夜、今から君の罪をかぞえてあげる」

スペカ音

夢月「罰符 ヘルギルティ・ナンバーナイン」

共鳴音
どこからともなく現れた鎖が咲夜襲う。枷に手足を拘束される咲夜

咲夜「うう!」
夢月「かつて君は使えるべき者に大いなる裏切りを働いたね。君の罪は主人に対する裏切。イスカリオテに匹敵するこの世で最大の大罪」
咲夜「私の主人は今も昔もレミリアお嬢様ただ一人ですわ」
夢月「僕の審判に嘘は通じない」

咲夜の足元から湧いて出る。悪霊のうめき声。咲夜の体を這い上がってくる
嫌悪感で咲夜唸る

咲夜「地獄の先行体験ツアーですわ」
夢月「大丈夫。地獄では永遠に苦しむけど、いまは死ぬだけだから」
咲夜「豪華特典サービス付きですわ」
夢月「さあ咲夜。己の罪を悪霊たちに貪られよ」
咲夜「ああああぁ!」

鎌ブーメランの音

美鈴「うわー!!」
エリー「おのれちょろちょろと~!!」
美鈴「やめましょうよー!私はあなたとやりあう理由がないんですってば!」

喋ってる最中に飛んでくる鎌。美鈴かろうじてかわすが服が破ける

美鈴「わー!!・・・な、ないすグレイズ。って、いかん、このままじゃ服が破れて大変セクシーなことに・・・なに?」

悪霊のうめき声聞こえてくる。ピンチの咲夜をみつけて血相を変える美鈴

美鈴「咲夜さん!!」
エリー「いまだわ!」

咲夜に気をとられる美鈴。そのスキをみて鎌投げつけるエリー

美鈴「はあぁ!!!」

気合一閃。拳で鎌を叩き落とす美鈴 ガイン! 爆発音どおん!

エリー「え?」
美鈴「咲夜さーん!」

咲夜のもとにすっ飛んでいく美鈴

美鈴「咲夜さん!」
夢月「君の相手はエリーじゃなかったの?」

スペカ音

美鈴「彩華!虹色太極拳!」

オーラの光が美鈴を包む
悪霊の断末魔

咲夜「アンデットは気にも弱い、ですわ。保険が役に立ったわね」
美鈴「なにふざけたこと言ってるんですか!しっかりしてください!」

咲夜、芝居がかって

咲夜「私はもうだめ。このまま悪魔に嬲り殺しにされるんだわ」
美鈴「咲夜さんは私が守ります!」
咲夜「美鈴」
美鈴「はい」
咲夜「お願い。私を守って」

美鈴「はああああああ・・・」

ごごごごごごご

夢月「なに?」
エリー「なんなのよあの子・・・」
美鈴「はあ!!」

どおーん!!

咲夜「アンロック完了、ですわ」
美鈴「夢月さん」
夢月「次の相手は君?」
美鈴「エリーさん」
エリー「気をつけて夢月、この子さっきまで様子が違うわ」
美鈴「お二人に恨みはありませんが・・・私がお相手いたします!」

かっこいいBGM

美鈴「唸れ地龍!吠えろ天龍!爆ぁ熱!地龍天龍脚!」

どごお!すごく派手な音

エリー「夢月!結界を!」
夢月「うん」

ぶうん結界が貼られるが

美鈴「はあああ!!!」

きしむ美鈴の肉体
どおん!ガシャーン 結界を叩き壊す美鈴

夢月「結界が」
エリー「なんて無茶苦茶な」
美鈴「まずは一発!」

どごおん!

夢月「きゃああああぁ!!」

吹っ飛ぶ夢月プライベートスクウェアの境に叩きつけられる

夢月「ぐは・・・」
エリー「夢月!!」
美鈴「まだまだあ!10倍烈虹真拳だあ!」

スペカ音 収まる前にドドドドドドドド 美鈴の連打

夢月「エ、エリー・・・」
エリー「私も出し惜しみしてる場合じゃないわね。夢月、当たったらごめん」

スペカ音 エネルギーの溜まる音 エリーの瞳が紅く輝く

エリー「次元を切り裂く大鎌よ、私の魔力を全部あげる・・・すべてを一閃しなさい 斬符 クレセントリッパー!!」

しゅうん ぎゅば! 切り裂き音
どおん!ごごごご・・・

エリー「ジ・エンドよカンフーガール。あなたのベアトリーチェによろしくね」

ギギギギギ・・・エリーの攻撃を抑えている美鈴

美鈴「んぐぎぎぎぎぎ!!」
エリー「ちょっと・・・次元を切り裂くっていってるじゃない・・・」
夢月「大丈夫・・・こんな無茶苦茶・・・」

どおん!ごごごご・・・
四方に飛散するエリーの攻撃 ぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ
共鳴音 オーン

夢月「そんなに長く続くはずない。オーバーヒートだよ・・・うっ」
咲夜「美鈴!」
美鈴「う、うう・・・」

美鈴ダウン どさ

エリー「こっちもグロッキーだわ・・・もう魔力が残ってない・・・」
夢月「ここは・・・外?」
咲夜「プライベートスクウェアがキャンセルされたか」

響き渡る幻月の声

幻月「無様です!全く無様ですわ!!」
咲夜「くっ・・・囲まれたわね」
夢月「ねーさま。どこ?」
幻月「立ちなさい夢月。立って相手を見るのです」
咲夜「う・・・」
夢月「やめて咲夜。君はもう戦えない」
咲夜「敵は3。ちょっと面倒ね」
夢月「どうしてそこまで」
咲夜「お嬢様のご命令ですわ」
夢月「うっ・・・」
幻月「我々は超越者。地獄の均等をもたらす者。人間ごときに劣る存在ではありえません」

肉が崩れて血が吹き出るぐろいSE

夢月「ねーさま・・・腕が・・・」
幻月「ああこれ?カラスの攻撃でぽろっととれちゃいましたの。だらしのねー腕ですわ」
夢月「僕、もう、限界・・・」
幻月「あなたは何者ですの?」
夢月「ねーさま」
幻月「応えなさい夢月」
夢月「・・・僕は超越者。地獄の均等をもたらす者。夢幻姉妹の夢月」
幻月「立ちなさい夢月」

泣きながら立ち上がる夢月

夢月「んん!・・・・っはぁ!」
幻月「イエスです。大変イエスですわ」
夢月「いくよ。咲夜・・・」
咲夜「よくしゃべる食材だな」

ごごごごごご

●11幕

レミリア「ハウスよ咲夜」

咲夜「・・・お嬢様?どうしてここに」
フラン「あたしが呼んだの」

不愉快そうなフラン仏頂面

咲夜「妹様。風見幽香とお泊り会ではなかったのですか?」
幽香「夢幻館をこんな有様にしておいてなにを言っているのあなたは」

4人クロス

エリー「幽香ちゃん!」
夢月・幻月「幽香様!」
咲夜「風見幽香」

フラン「咲夜もういいよ。お姉様にはあたしからよーく言っておいたから」
咲夜「はあ」
レミリア「おまえが遅いから夕食の時間過ぎちゃったじゃない」
咲夜「では、三界の珍味は」
レミリア「知らないわよ。時差ボケになったらおまえのせいだからね」
咲夜「申し訳ございません」
レミリア「はやく寝床の仕度をなさい」
咲夜「かしこまりました、お嬢様」
エリー「ちょ、ちょっとちょっと、決着はどうなるのよ」
咲夜「けっちゃく?・・・お嬢様はおねむを所望ですわ」
夢月「咲夜」
咲夜「ああ、あなた方にはあなた方のルールがあるのね。そういうことなら私の完敗で結構ですわ」
幻月「むっちゃん」
夢月「ねーさま・・・」

幻月泣きながら

幻月「よくやりました・・・よくやりましたわわむっちゃん!あなたの完全勝利ですわ!」
夢月「はあ・・・」

がくっ 崩れ落ちる夢月

エリー「ちょっと!本当にこれでいいの!?」
幻月「あん?いいもなにも敗北宣言をしましたじゃないの。あのメイド」
咲夜「完全敗北ですわ」
エリー「え?だってさっきまでのアレは・・・」
夢月「あれ・・・ってなに?」
幻月「妙なところにこだわりますのねぇあなた」
咲夜「小粋な悪魔はデリケートなお年頃ですわ」
エリー「ク、クレイジー・・・」

●12幕 紅魔館エンド

レミリア「フランドール。今回はあなたの自由を許します。ウチのメンツを汚すような振る舞いだけはしないように」
フラン「うん!お姉様だいすき!」
レミリア「フラーン・・・セクシーな目にあったらすぐに呼ぶのよー・・・」
フラン「ん?うん。わかったー」
レミリア「うー・・・おら、門番いつまで寝てるのよ!」

美鈴に蹴りを入れるレミリア

美鈴「げふぅ!・・・あれ?お嬢様?」
咲夜「本当にどこでも寝るんだから」
美鈴「咲夜さん!大丈夫ですか?怪我はないです?」
咲夜「おかげさまで。ちょっと疲れただけよ」
美鈴「よかったー・・・」
レミリア「よかあない。おかげで私のメンツは丸つぶれよ」

美鈴に蹴りを入れるレミリア

美鈴「げふぅ!・・・ぼ、暴力反対・・・」
レミリア「咲夜!帰るよ!」
咲夜「かしこまりました。ほら美鈴、肩かしてあげるから。あ、あれ?」

かくん 崩れる咲夜。かばう美鈴

美鈴「ちょ、ちょっと咲夜さん!・・・もう、私は大丈夫ですよ。丈夫だけが売りですから」
咲夜「はあ・・・みっともないわ」
美鈴「無茶ばっかりするんだから。もっとみんなを頼ってもいいんですよ」
咲夜「そんなわけいかないわ。ウチのは頼りない連中ばっかりなんだもん」
美鈴「そうですかねぇ。私なんぞよりかはずっと頼もしいと思いますけどねぇ」
咲夜「あんたは特別よ」
美鈴「へいへい。どうせ私は保険ですよー」
咲夜「もう・・・馬鹿・・・」
美鈴「え?」

ちゅ

咲夜「わかった?あんたは特別。・・・ありがと美鈴」
美鈴「あ・・・あははは、ずるい人だなぁ」
フラン「めーりん、さくや」
咲夜「やだ、妹様」
美鈴「どうしました?」
フラン「これ、幽香から」
美鈴「白い、バラの花?」
フラン「うん」
美鈴「あはは、ありがとうって伝えてください」
フラン「わかったー」
レミリア「なにもたもたしてんの!さっさと行くよ」
美鈴「あ、はーい!」

エリー「いっちゃった・・・はあ、嵐のような連中だわ・・・」
フラン「えへへへへー」
エリー「えーっと・・・フランちゃん、だったわよね」
フラン「うん」
エリー「あなたは帰らないの?」
フラン「幽香にお呼ばれしたのー。パジャマパーティーよ」
エリー「そ、そう。ウチ狭いんだけど大丈夫かしら・・・あれ?他にも何匹かいなかっけ」
フラン「こいしのこと?」
エリー「え?ああ、そうそう、こいしちゃん」
フラン「こいしなら・・・」

●13幕 地霊殿エンド

お燐「すんませんでした、こいしさま~」
こいし「ん~ん。私こそごめんね」
お燐「そんな!謝らないで下さい!勘違いしたあたいが全部悪いんですー!」
こいし「そんなこと言わないでよ。来てくれてありがとう」
お燐「こいしさまー・・・」
お空「・・・わるくない」
こいし「え?」
お空「お燐はわるくない・・・」
お燐「にゃに?」
お空「さとりさまがどれだけ寂しい思いしと思ってるの!こいしさまが襲われたって聞いてさとりさまショックで寝込んじゃったんだよ!?」
こいし「おくう・・・」
お燐「ほんとはさとり様も出てくるって言ってきかなかったんです。でもお空が必死になって止めて・・・」
こいし「そうなんだ」
お空「地底は暗くて冷たいです。ずっと住んでるからって平気なわけないじゃないですか」
お燐「こいし様・・・」

共鳴音

こいし「え?」

お燐、お空の心の声

お燐「さとり様にはこいし様が必要なんです。たまには元気なお顔を見せてください。たった二人の姉妹じゃないですか」
お空「うつほも寂しいよこいしさま」

こいし「私の瞳、少し柔らかくなったみたい」
お空「こいしさま?」
こいし「ん~ん。ありがと、お空、お燐」

こいし涙ほとり

こいし「あ、あれ?どうしたんだろ私、お空の泣き虫がうつっちゃった。えへへ・・・」

べしょべしょに泣いちゃうこいし

こいし「お姉ちゃんに会いたい。すごく会いたいよ・・・」
お燐「こいし様」
お空「こいしさま~」
こいし「お燐、お空、私、地上に出て、いろんな人に会って・・・お友達できたんだ。いまはもう少しだけお友達と一緒にいたいの」
お空「こいしさま、おうちでまってるよ」
お燐「たくさんお土産話きかせてくださいね」
こいし「うん・・・そうだ、これ幽香がみんなにって」
お燐「にゃあ~?」
お空「バラのお花だ。真っ赤だね。きれー」
こいし「花言葉が添えてあるの。お姉ちゃんに渡して」
お燐「花言葉、ですか」
こいし「うん。このバラはねぇ・・・」

お空「そっか・・・やっぱ幽香っていいやつだね」
お燐「重ね重ねお恥ずかしいにゃあ・・・」
こいし「じゃあ、もういくよ」
お燐「そーですね。あたい達も」
お空「うん」
こいし「お燐、お空、それにお姉ちゃん・・・いってきます!」

●14幕 夢幻館エンド

幽香「夢月、幻月、あんた達までこっちに来たのね」
夢月・幻月「幽香様」

平服する二人

幻月「この度は幽香様に魔王の座をお渡しにまいりました」
幽香「魔王?なによそれ」
夢月「地獄の王たる者はもはや幽香様をおいて他にありません」
幻月「我等姉妹、奮闘いたしまして、その座を用意いたしました」
夢月「この度はそのご報告と」
幻月「お返事賜りにまいりました」
幽香「ふーん」

夢月「えっと・・・幽香様?」
幽香「なに?」
夢月「あの、いかがいたしましょう」
幽香「なにがよ?」
夢月「なにがって、魔王の・・・」
幽香「誰がそんなことしろって言ったの?」
夢月「え?」
幽香「あんた達がなにしてるかは知ったことじゃないけど、私が付き合わされる筋合いはないわ」
幻月「と、申しますと」
幽香「最後まで言わないとわからないのかしら?お断りだって言ってるの」
夢月「そんな」

幻月。ぴしゃりと

幻月「かしこまりましたわ幽香様。今日のところは引き下がることにいたします」
夢月「今日はって・・・あれだけ強引にやっちゃったんだ。地獄の連中が黙っちゃいないよ」
幻月「夢月。私達はなんですの?」
夢月「地獄の夢幻姉妹・・・だけど・・・」
幻月「だけどもディケイドもファイナルライドもありませんの。連中はもう一度黙らせればいいだけです」
夢月「でも、ねーさま」
幻月「黙りなさい夢月。幽香様の意識は我等の意識。あのメイドからなにも学びませんでしたの」
夢月「咲夜?」
幻月「みごとな滅私、あれこそ従者の鏡ですわ」
夢月「それに強くて、怖かった・・・」
幻月「出直しますわよ」
夢月「・・・うん」
エリー「ちょっと、幻月も幽香ちゃんも、少しは夢月の話を・・・」

エリーの言葉を遮って

くるみ「ゆうかりん!」

くるみ登場怒っている。

エリー「くるみ?」
幽香「あら、どこに行ってたの?」
くるみ「ゆうかりんの敵と戦ってたんだよ」
幽香「あの子達はお友達よ。あんたたちが勝手に誤解しただって言ったでしょ?」
くるみ「ゆうかりんはいつもそうだ。誰がなにをしてても知らない知らないって・・・夢月も幻月もゆうかりんのために頑張っだんでしょ!」
幽香「私はね、強い子が大嫌いなの。この子達がする事はなんであれ気に入らないのよ」
夢月「!?・・・ねーさま」
幻月「んなことはン百年前から知ってますわ~。超絶エリートの辛い所ですわね」
くるみ「ありがとうくらい言ってあげればいいじゃないか!」
幽香「いや」
くるみ「他の子には言うくせに・・・」
幽香「くす・・・あなた、それ、自分がいって欲しいんでしょ?夢月と幻月に当てつけて、本当は自分がかまって欲しいだけなんでしょ?」
くるみ「・・・だったら、どうなの」
幽香「私の敵を追い払えば私にねぎらってもらえると思った?」
くるみ「あれはそんなんじゃ・・・」
幽香「こいしちゃんが割って入らなかったら、あなた、どうなっていたかしら?」
くるみ「う、うう、うううー!」
幽香「見苦しい子」
くるみ「・・・・!」
幽香「気にしなくてもいいわ。私はね、強い子が大嫌いなの。だから、あなたは大好きよ」
くるみ「うわあぁー!!」

くるみビーム

幽香「あははは!怒った怒った!なによそんな顔もできるんじゃない!」

飛んでくる鎌。幽香避ける

幽香「エリー、なんの真似?」
エリー「はぁ・・・ありがとくるみ。私も大丈夫なことを思い出しちゃった」
幽香「思い出した?なにを思い出したのかしら?」
エリー「幽香ちゃん、あんたの首は私のもんだ」
幽香「ふーん・・・」
エリー「私達は元々こういう関係だってことよ」

ビーム音 幽香のマスタースパーク
BGM 眠れる恐怖
幽香声リバーブ

幽香「死よりも勝る眠れる恐怖、忘れているようね」

弾幕音複数 幻月からの攻撃
幽香イラっとして

幽香「なに?」
幻月「おーほっほっほ!好機到来ですわぁ!」
夢月「悪魔の交渉マニュアル第13条、一つの策にこだわらず柔軟をもって対応せよ」
幻月「イエスですわ。地獄の連中をギッタンギッタンにするよりも、いまここで幽香様を地獄に叩き落としまった方が効率的ってことですわ」
幽香「死に損ないが、いい気にならないことね」
エリー「幽香ちゃん・・・」
夢月・幻月「幽香様」
くるみ「風見幽香ぁー!!」
幽香「ふっ・・・ふふ・・・あはははははははは!!」

響く幽香の笑いに重なるようにマスタースパーク音 BGMフェードアウト

●15幕

場面 焼け野原爆心地のようになっている しゅーしゅー言ってる
こいしとフランがやってくる

フラン「なにんもなくなっちゃった」
こいし「なにがあったんだろ?」
フラン「ね。パジャマパーティーどうなるんだろ?」
こいし「うーん・・・」

爆心地の中心
ダウンしている エリー、夢月、幻月、くるみ
気を失っているくるみ目を覚ます

くるみ「ん?・・・んっ・・・」

ガバっと起き上がり

くるみ「風見幽香!!・・・あれ?」
エリー「幽香ちゃんならもういないわよ」
くるみ「え?」
エリー「また、どっかいっちゃったわ」
くるみ「そっか・・・また負けちゃったんだね・・・」
エリー「今度こそ見つからないわね。探しても」
くるみ「そうだね」
エリー「ねぇくるみ」
くるみ「うん」
エリー「本当にこれでよかったのかしら」
くるみ「うん・・・・」

幻月「だー!辛気臭いですわねぇ。ケンカ売って、負けた。それだけじゃありませんの」
くるみ「やっぱ、捨てられちゃった、かな。今度こそ本当に」
エリー「しかたないわよね」

幻月「あー!もう!クソいらつきますわねこの負け犬コンビは!!」
エリー「でも・・・」
幻月「デモも、ストも、ストライクフリーダムもございません!しかたないしかたないって、あなた本当にそればっかですわね!?幽香様にケンカ売ったさっきの気概はどこへいきましたの!?」
くるみ「幻月なんかに私達の気持ちはわからないよ」
幻月「おーおー、なんかときましたか。大したイジケ根性ですわね」
夢月「ねーさま」
幻月「あなたはちょっと黙っててくださいません?いまからこの方々の根性叩き直して・・・」
夢月「八つ当たりしちゃだめ」
幻月「でもむっちゃん!私は!」
夢月「僕達はエリート。地獄の無限姉妹。そうだよね」
幻月「・・・ふん」
夢月「くるみん」
くるみ「・・・なによ」
夢月「僕は君の気持ちなんてわからないし、知りたいとも思わない」
くるみ「・・・!」
夢月「って幽香様なら言うと思う」
くるみ「ふん・・・ずいぶんゆうかりんのこと知ってるみたいな顔するね」
夢月「まえは虫。天寿を全うした赤いてんとう虫。そのまえは魚、稚魚のまま食われたイワナ」
くるみ「なにいってるのむっちゃん」
夢月「そのまえは鳥、人に飼われた家畜。そのまえはもえぎで枯れた杉の木」
幻月「そのまえは人間。愛する人を天国へ導くために、一人地獄にやってきた女性」
夢月「幽香様を知ってるみたいな顔してっていったね。そうだよ。僕達は君が想像もできないほど長い時を、幽香様と過ごしてきたんだ」
くるみ「どうせ私はゆうかりんのこと全然しらないよ」
夢月「うん」
くるみ「どうせ私はゆうかりんのこと全然わからないよ!」
夢月「うん。だから僕もねーさまも、君たち二人が羨ましい」
エリー「・・・え?」
幻月「ふん」
夢月「君たちは幽香様と一緒にいるのに理由がいらない。こんな幽香様をみるのはじめて」
幻月「一度しか言わないから耳かっぽじってよくお聞きなさい。あなた方はね、幽香様のお友達なんですわ」
くるみ「そ、そんなこと言われても、私どうすれば・・・」
夢月「これ」

幽香の傘を手渡す夢月

エリー「傘?これって幽香ちゃんの」
夢月「うん。幽香様がおいていったんだよ」
エリー「そう・・・置き土産のつもりなのかしら」
くるみ「エリー!これみて!」
エリー「あれ?草がついてる」
くるみ「草じゃないよ」
エリー「え?・・・えーっと・・・しろつめぐさ、かしら?」
くるみ「ちがうよ。これはクローバー。四葉のクローバーのお花だよ!」

飛んでっちゃうくるみ
くるみ心の声 リバーブ 飛行中

くるみ「そうだ、あの時聞かせてくれたじゃない!クローバーの花言葉・・・ゆうかりん!」

スタッ。どこかに着地するくるみ。太陽の畑を見渡せる丘の上である。
くるみに背を向けて、一人たたずんでいる幽香がいる。
全力で飛んだため息が上がっているくるみ

くるみ「はぁっはぁっはぁっ・・・」

振り向き、くるみと対峙する幽香
その口調は含みなく優しい

幽香「あら?もう目が覚めたのね」
くるみ「ゆうかりん・・・」
幽香「で、なにしにきたの?くるみ」
くるみ「独り言を聞かせに」
幽香「そ?」
くるみ「お花はね、愛情に飢えてるの。大事にしてあげることが大切なのよ・・・ゆうかりんの意地っ張り」
幽香「くす、変わった独り言ねぇ」
くるみ「私、やっぱりゆうかりんがわかんないよ」
幽香「そうね」
くるみ「でも」

幽香「でも、なに?」
くるみ「やっぱりゆうかりんと一緒がいいな」

幽香「そう」

くるみ「だめ・・・かな」
幽香「・・・・」

やってくるエリー

エリー「はぁはぁ・・・幽香ちゃん」
くるみ「エリー」

エリー自信たっぷりに

エリー「私は幽香ちゃんがいやって言ってもまとわりつくわよ。身も心も幽香ちゃんに捧げたんだもの」

くるみおかしそうに

くるみ「さっきはゆうかりんの首がどうのとかいってたくせに」
エリー「あ、あれは、その、言葉の勢いっていうか・・・わかってるくせに」
くるみ「うん」
エリー「もう・・・」
くるみ「ゆうかりん・・・この花、今度は私があなたにプレゼントしてあげる」

幽香「ありがとう」

●16幕

エンディングBGM 幽夢 イントロ
ここから台詞 BGMの裏

場転 地霊殿
ギィーガコォン 重いドアが開く音

お空・お燐「こいし様!」
こいし「お姉ちゃんただいまー!!」

走り寄る足音
ガバっ こいしに抱きつくさとり

こいし「お姉ちゃん?」
さとり「おかえりこいし」
こいし「よしよし」

笑顔でさとりの頭をなでるこいし

さとり「こいし、これ」
こいし「なに?」
さとり「あなたが贈ってくれたお花よ。ブーケにしてみたの」
こいし「紅白のバラの花束・・・ありがとお姉ちゃん」
さとり「うん」

場転 紅魔館 フラワーガーデン
鼻歌まじりの美鈴 曲は明治17年の上海アリス

美鈴「ふんふふーん。ふーん」
フラン「めーりーん!」
美鈴「お嬢様!どうです?白のバラも混ぜてみました」
フラン「すごーい」
美鈴「あははは、咲夜さんが手品で増やしてくれたんです」
フラン「咲夜はもうなんでもありね」
美鈴「パチュリー様に教えてもらいましたよ」
フラン「なにが??」
美鈴「花言葉です。紅白を揃えたバラの花言葉は『仲良くしてください』って言うんですって」
フラン「へー・・・幽香はやっぱりいい子だね」
美鈴「はい!」
フラン「ねーねーお姉様は?」
美鈴「お休みの真っ最中です」
フラン「お日様があるうちも楽しいのに・・・そうだ!いまからおこしちゃおう」
美鈴「えー・・・それ、怒られますよねぇ」
フラン「大丈夫よ。フランが助けてあげる!」
美鈴「あははは・・・お手柔らかにお願いしますね」

場転 太陽の畑
夢月と幻月

幻月「さて、戻って出直しですわ。やれやれですわね」
夢月「ねーさま」
幻月「なんですの」
夢月「僕、もう少しだけ幻想郷にいたい」
幻月「なんとなーく、そんなこと言うんじゃないかと思ってましたわ」
夢月「ねーさま」
幻月「しゃーないですわね。地獄の使者が現れたら返り討ちにしてさしあげましょ?」
夢月「そしたら異変ってやつだね」
幻月「そーですわね。ふふん」
夢月「ねーさま嬉しそう」
幻月「嬉しそうなんじゃなくて、嬉しいんですわ」
夢月「また地獄の人と戦えるから?それとも・・・」
幻月「ふん!言わせんな恥ずかしい、ですわ!」
夢月「ふふ」
幻月「さぁむっちゃん!お3人が帰ってくるまでにキン肉ハウスを立て直しちゃいますわよ!」
夢月「うん!」
幻月「悪魔の交渉マニュアル第1条、悪魔は常に完璧であれですわ!ドカチンごとき超エリートにかかればちょちょいのちょいってところをみせてさしあげますわー!おーっほっほっほ!」

ここからBGM 終わるまで幽香

そばにいて欲しい。一人でいたい。
私をみていて欲しい。私に構わないで欲しい。
いつまでも愛する人と、笑って、寄り添っていたい。
まるで力が加わると反発しようとするバネ細工のように。
理解すればすれほど、愛すれば愛するほど、傷つけたなる。
気になるから、思いが深いから、なにもかも台無しにしてしまいたくなる。
その衝動が止まらない。
願いが止められない。

私の愛は壊れている。

でも

エンディングBGM終わり

幽香とくるみの会話 声リバーブ
くるみ泣いている

くるみ「うっ・・・うう・・・」
幽香「そう。それは辛かったわね」
くるみ「あなたみたいに強い妖怪に私の気持ちなんかわかんないよ・・・」
幽香「そうかもしれない。でも、ここであなたと一緒に心を痛めることならできるわ」
くるみ「そんなのいつまでも続くわけないじゃない。私、このままひとりでどうしたらいいの?」
幽香「くるみちゃん、だったわよね。あなたにこれをあげるわ」
くるみ「なにこの草」
幽香「クローバー。四葉のクローバーよ。幸せを呼ぶって言われてるわ。それから・・・よーくみててね。3、2、1・・・はい」

ぽわん クローバーの花が咲く
BGM

くるみ「お花が咲いた」
幽香「私は幽香。お花の妖怪なの。面白いでしょ?」
くるみ「・・・可愛いお花だね」
幽香「四葉のクローバーの花言葉はね・・・祈り、ずっとあなたと一緒・・・」
くるみ「ずっと、あなたと・・・」
幽香「そう・・・ねえくるみ、私とお友達になってくれない?」

エンドジングル

~以下実況動画に関係なしの文章~

●最初にお願い

※作品をより魅力的にすることを一番大事に考えています
そのために必要なことはわずらわしいとは思いません。
難しい流れの表現に迷ったり、わからない事があったら、この程度は自分で解決しなくては、と抱え込まないで、なるべく稽古中に聞くようにしてください。
僕は未熟ですので、満足いくように応えらないないこともあるとおもいますが、可能なかぎり手助けします。
スカイプやメールでの質問も受け付けます。
ただし、あの台詞はうまく出来ていたか?自分は役になりきれているか?などの確認は受け付けません。
NGや指示を出すまでは、その台詞はOKです。演じている本人に不満や疑問があっても、自信をもって演じてください。

※自由におもいっきり大きく表現をしてください。
思い切りのいい演技は、お客様も聞いていて気持ちのいいものです。
逆におずおずと引っ込みがちな演技は、聞いていてもやもやします。
思いついた演技を、やるかやらないか迷った時は、稽古の間におもいきってやっちゃってください。
思い切るのが恥ずかしいということを突破することは感情開放という大事な演技の技術です。
だんだん組の作品をは台詞の言い回しの技術よりも、感情開放を大事に考えます。

※台詞は前の人がいい終わったら次は自分の番、というような言い合いっこではありません。
会話場面で、自分のこの台詞は相手のどの言葉に反応して返している言葉なのか、どういう気持ちで喋っているか、しっかり感じて会話を作ってください。
台詞は台本上で決まったことしかしゃべる事しか許されませんが、
会話は普段日常で、みなさんが普通に行っていることです。
日常会話は、この言葉をしゃべろう、こういう感情を決めよう、とは意識をしないで自然と豊かに会話はをしています。
仲のいい友達と好きな事をしゃべる時はどうしていたでしょうか。
嫌いな人に嫌な事を言われたときは、どんな風にしゃべっていますか?
まずはそういったことを思い出して自分らしい感情表現を自信をもって表現してみてください。

※思い切りやった、普段の会話を意識してやった、その結果NGや指示を出す事があります。
ですが、まずは感じたままを出し惜しみなく演じてください。

※台詞と、ト書き、その次の台詞には台本上あいだが空いていますが、会話の間を開けないように。
空きすぎた台詞の間は、最終的には編集で修正可能ですが、折角演技するのですからちゃんと生きた演技の間を作りたいじゃないですか。
また、編集の手間も少なくて作業の工数も短くてすみ、助かります。

※意味のわからない言葉や、読めない漢字はなるべくご自分で調べるようにしてください。

※読めない字や、難しい箇所、台詞を作るうえでの大事な事などは、自分への指示をすぐに台本に書き込むようにしてください。

※しゃべりづらいところや、苦手な感情表現は家に持ち帰って反復練習してください。

※収録の対策として
収録は幕ごとに分けて役者を入れ替えてブースに入ります。

・ブースに持ち込む台本の量を少なくてするために、幕ごとに台本をまとめる
・ペーパーノイズが入らないように台本を持つ位置をマイクの横にそらして、横目で台本を追う
・下を向いて声がマイクから外れないように、マイクに声が入る顔の位置に合わせて台本を持つ

などの工夫をしていただくようにお願いします。
僕はめくりが苦手なので、技術を持っている方は差し支えなければ、稽古時や収録時にノウハウをシェアしていただけると助かります。