書き起こし/第2回東方M-1ぐらんぷり:てゐレーセン

Last-modified: 2016-01-10 (日) 23:54:28

狂気と詐欺師
第一回大会は予選二回戦落ち
今大会のダークホースと呼ばれる二匹の兎
漫才頂上決戦に波乱を巻き起こすのか!
エントリーナンバー178番、てゐレーセン!

鈴仙:鈴仙!

てゐ:てゐ!

鈴仙:「てゐレーセン」です。よろしくお願いします。いやぁでも遂に始まりましたけどね、漫才。

てゐ:はい。

鈴仙:こう言うのもなんですけど、私達よく噛むじゃないですか?

てゐ:噛むね、セリフを。

鈴仙:ね。

てゐ:噛むしネタ忘れるし

鈴仙:ねぇ。

てゐ:あと、恩も忘れるし。

鈴仙:いや、そりゃ無い。そんなことはないですよ。兎の道には外れてませんよ。まぁでも噛んじゃいけないじゃないですか。

てゐ:噛んだらだめよ。

鈴仙:始まって早々なんですけど、ちょっと、早口言葉を練習しようと思って。

てゐ:あっ、噛まないようにね。よし、やってみよう。

鈴仙:じゃあ私が言うから、後に続いて言って。

てゐ:うん。

鈴仙:「とうほうぐもんしきげんそうきょうえんぎ!」(東方求聞史紀幻想郷縁起)

てゐ:えっ?

鈴仙:よく聞いてよ。「とうほうぐもんしきげんそうきょうえんぎ!」

てゐ:とうほう、ぐもんしき?げんそうきょうえんぎ?

鈴仙:そうそう。

てゐ:んーーー…読みたくない。

鈴仙:読まなくていい!

てゐ:歴史嫌い!

鈴仙:読まなくていいよ。

てゐ:あきゅうの本嫌い。

鈴仙:うん。違う、いっ、言って。言って!今の。

てゐ:いいよ。言わなくていい。そんなんじゃうまくなんないよ。

鈴仙:えー?

てゐ:私が考えた早口言葉があるから、それやろう。

鈴仙:うん。じゃあいいよ。

てゐ:じゃあ私が言うからついて来て。

鈴仙:うん。

てゐ:「四魂の玉で大冒険、戦国御伽草子犬夜叉!」

鈴仙:ちょちょちょちょっ、えっ?それ外の世界の…。

てゐ:言って。

鈴仙:えっ?

てゐ:言って早く言って。

鈴仙:ん~…。「四魂の玉で大冒険、戦国御伽草子犬夜叉!」

てゐ:うん。

鈴仙:早口言葉でしょ?

てゐ:次いくよ。「真実はいつも一つ!名探偵コナン!」

鈴仙:何それ?

てゐ:言って。

鈴仙:いや、早口…。

てゐ:早く。

鈴仙:ん~…。「真実はいつも一つ!名探偵コナン」

てゐ:うん…。今度はもっと難しいやつ。

鈴仙:早口言葉。

てゐ:いくよ。「様々な謎や疑問を徹底的に究明する探偵ナイトスクープ!」

鈴仙:何言ってんの?

てゐ:言って。

鈴仙:なんで知ってんのそんなの?

てゐ:言って、ゐ。

鈴仙:変わったじゃん!

てゐ:言って。

鈴仙:ん~。・・。「様々な謎や疑問を徹底的に究明する探偵ナイトスクープ!」

てゐ:「私が局長の博麗霊夢です」

鈴仙:なんで足した?なんで出てきた今。しかも局長違うし。

てゐ:究明してますよそりゃ彼女は。謎や疑問をね。

鈴仙:でも関係ないでしょ、霊夢は。練習ちゃんとやろう。

てゐ:いや、でもこれで大丈夫。

鈴仙:いいの?

てゐ:うん。もう噛まないよ絶対に。

鈴仙:それならいいけど。

てゐ:いやでもね、この漫才を境に、私達も幻想郷で有名にならないといけませんよ。

鈴仙:そりゃね、幻想郷のTVCMにもばんばん出て行きたいですよね。

てゐ:へぇ、例えばどんなCMに出たいの?

鈴仙:そりゃね、私のこの長く綺麗な髪を活かした、シャンプーのCM。

てゐ:おっ!やってみたらいいじゃない。

鈴仙:いいのやって?

てゐ:いいよ。

鈴仙:輝きを手に入れて、自由な髪。ぺたんとなりがちな髪も、ふんわり弾む。「さらさら♪」スタイルへこだわる貴方へ…。

てゐ:日清サラダオイル!

鈴仙:待て~!ちょっ、ベトベト!

てゐ:こってり輝くウサギの髪へ♪

鈴仙:いらないよ!こってりが余計よ!

てゐ:他。他どんなCMに出たいの?

鈴仙:他?あ~、そうねぇ、あ!ルージュのCM!

てゐ:口紅?

鈴仙:こんな感じでね。「とろける光発色。顔立ちまでも明るく見せるリップカラー。ぷるんととろけてスッキリ決まる。」

てゐ:プリザエース。

鈴仙:坐薬!!塗っちゃった…ペッ!、ペッ!

てゐ:っはっはっはっは

鈴仙:ちょっと!なんで邪魔すんのよさっきから!

てゐ:そりゃ邪魔したくもなるよ!

鈴仙:なんで?

てゐ:あんたさっきから1人で出るCMやってるでしょ?

鈴仙:あ…。

てゐ:私コンビなのに。

鈴仙:あ、ごめん。

てゐ:私も一緒に出たいよ!

鈴仙:ごめんね。でも2人で出られるCMってありますか?

てゐ:あるじゃないですか。

鈴仙:え?

てゐ:リポビタンD!

鈴仙:え~?あれって男のCMでしょ?

てゐ:マッチョのね。

鈴仙:嫌ですよ~。出るのはおかしいでしょう。

てゐ:いや、マッチョと言っても所詮は人間ですよ。我々から見れば、たかが知れてますって。

鈴仙:でもあんた体力に自信あんの?

てゐ:ありますよ!あっ、じゃあ私に弾を一発お見舞いしてよ。

鈴仙:えっ!いいの?

てゐ:うん。なんともないから。

鈴仙:じゃあ軽くね。

てゐ:うん。

鈴仙:いくよ!

てゐ:はい!きゃ~!

鈴仙:弱いな~!!一発KO!

てゐ:うう~・・あっ、やばい。止まって治る…。

鈴仙:無い!坐薬違う!!

てゐ:でもね、オファーが来るの!

鈴仙:来ないよ。

てゐ:いや、来るって。もし私にオファーが来たらね、もちろん相方はね、

鈴仙:あっ、そりゃそうね。もちろんね。

てゐ:博麗霊夢

鈴仙:局長!?なんでよ!私がいるじゃん。

てゐ:あんた細いもん。

鈴仙:あら、これカチンときたね、コレ私。

てゐ:フフフ。コレ私て…。

鈴仙:何言ってんの?結構鍛えてますよ。

てゐ:え~?

鈴仙:おっ、じゃあ、いきますか?一発私に。

てゐ:おっ!いいですよ。

鈴仙:んん!

てゐ:いくよ~

鈴仙:うん。

てゐ:いくよ~!

鈴仙:はい!あいた!ちょっ…。何でビンタ?

てゐ:フフフフ。

鈴仙:変なアドリブ入れないでよ。

てゐ:フフフ。そこも鍛えてるかなと思って。

鈴仙:頬っぺた鍛えないでしょう。ちゃんとやってよ~。

てゐ:うん。じゃあいくよ、いくよ!

鈴仙:はい。ふん!どう?

てゐ:ふ~ん…。

鈴仙:興味無いか~!!興味持ってよ私に。

てゐ:まぁとにかく一回やってみましょう。

鈴仙:ん~、まぁいいですよ。じゃあ、妖怪の山に2人でロッククライミングするっていう設定でいきましょう。

てゐ:おっ、いいですね。

鈴仙:登ってる最中に、私が先に足を踏み外すして落ちるから。で、「ファイトー!」って言うから「一発!」で私の手を握って救出して。

てゐ:うん、わかった。

鈴仙:で、最後にお決まりのセリフ。

てゐ:OK!

鈴仙:キャ~!!

てゐ:あ~~!!

鈴仙:ちょっと待て~!!あんたも落ちてどうすんのよ!衝撃映像!!

てゐ:うん。

鈴仙:あんたは上にいて助けるの!

てゐ:わかった。

鈴仙:キャ~!!ファイトー!…。ファイトー!…。

てゐ:…何?

鈴仙:何してんのよ!

てゐ:音楽聴いてたの。

鈴仙:どこで聴いてんのよ!何を聴いてんの?

てゐ:シンデレラケージ。

鈴仙:ナルシスト!どこで何を聴いてんのよ!違う、「ファイト」って言ったら「一発」!すぐよすぐ!

てゐ:ナ、ナルシスト?すぐね。

鈴仙:キャ~!!

てゐ:いっぱーつ!

鈴仙:はや~い!私が言った後!出来る娘でしょ?最後キチっと決めよう!キャー、ファイトー!

てゐ:いっぱーつ!

鈴仙:ぷはー!ファイト一発!

てゐ:タカラ本みりん!

鈴仙:飲めないよ!いい加減にしろ!どうも、ありがとうございました~!