過去作データ(おいでよ)

Last-modified: 2020-09-24 (木) 06:21:48

おいでよ どうぶつの森

概要

2005年11月23日発売。対応機種はニンテンドーDS。
通称は「おいでよ」「おい森」など。
シリーズ初の携帯機作品である。
ハードのワイヤレス通信機能を使って近距離・遠距離を問わない最大4人の同時プレイが可能になり、よりプレイヤー同士のコミュニケーションツールとしての側面が強まった。
プラットフォームの変更に合わせ、前3作に比してグラフィックやUI・音楽がガラリと変わっているうえ、容量やハード性能の影響で削除されてしまった要素も多い。
ゲーム性がニンテンドーDSの販売戦略と噛み合ったことも功を奏してか発売から2年間セールスを伸ばし続け、最終的には全世界1175万本もの売り上げを達成した。

  • シリーズ人気に火をつけた出世作であり、現在のどうぶつの森シリーズの知名度の高さはこの作品の成した基盤によるものと言ってもいい。

特徴

追加・変更された主な要素

  • タッチ操作に対応
    • ハードの特性に合わせてタッチ操作に対応し直感的な操作が可能になった。
    • プレイヤーキャラの移動や文字入力、メッセージ送り、選択肢の決定、持ち物画面の開閉、持ち物の選択、マイデザイン作成…と数多くの場面でタッチ操作を利用することが可能。
      • ここからわかるように今作で主に活用するのは下画面であり、多くの機能や表示内容が下画面に集約されている。
      • ボタン操作のみでも遊ぶことができるが、斜め押しのできない十字キーで360°を滑らかに移動するのは少し難しい。
  • ゲーム開始時のイベントが変更
    • プレイヤーと村の設定パートを務めるキャラクターとシチュエーションが変更された。
      • 今作には駅が存在しないため、タクシーで村へ向かうという設定に。
        前作・前前作で船の渡守だったかっぺいが今作ではうんてんしゅとしてナビゲートキャラへ抜擢された。
    • 前作はプレイヤーの自宅がある場所は駅の南の区画と決まっていたが、今作はランダムに決定されるようになった。
    • 初期どうぶつ住民の人数が3人に減少。
      • 同時に最大居住人数も8人へと減少している。
    • 家の借金を背負ってアルバイトを行い生活のチュートリアルを受ける流れは変わらず。
  • 自宅のシステムが大幅に変更
    • 1本のソフト(=ひとつの村)を複数人で遊ぶ場合に1人1軒の家を持つことができなくなり、最大4人のプレイヤーが1軒の大きな家を共有する形式に変更された。
      • そのぶん増築可能な部屋数は増加しており(地下室は削除)、合計5部屋を分担できるようになっている。
    • 自宅に屋根裏部屋が追加されており、ここでセーブや設定の変更を行うように。
      • なお、今作はSTARTボタンを押すことで村のどこにいてもセーブを行えるようになっている。
    • 今作からハッピールームアカデミーの評価の手紙が送られてくる頻度が1週間に1度に変更された。
      • 評価は毎週日曜日の朝6時に行われ、同日の起動時に評価の手紙が送られてくる。
  • 屋外マップの仕様が変更
    • 村の区画制度が廃止され、スクロール制限も撤廃された。
      • 画面が村全体をシームレスにスクロールするようになり、常にプレイヤーを追従する。
    • 村全体がスケールダウンした。
      • 前作までの区画に照らすと縦4×横4に相当する広さであり、およそ半分程度まで縮小していると言える。
    • 完全見下ろし型からやや俯瞰の視点に変更され、地平線が描画されるようになった。
    • 地形描写はドラム型*1が採用されており、画面奥の状況をある程度見渡せるように。
    • 2段の崖と坂が削除され、土地が平坦になった。
    • マイデザインを地面に貼り付けることができるようになった。
      • 擬似的に道や表示板を設えるなど、プレイヤーの工夫次第ではあるが屋外における個性の表現の手段が格段に増えた。
      • マイデザインを貼った箇所にはアイテムを置くことができなくなるが、同時に化石や雑草も発生しなくなる。
    • 屋外で空が常に上画面に表示されるように。
      過去作では間接的な描写しかされていなかった空を直接目にすることができるようになった。
      • 刻々と変化する空模様や月の満ち欠け、ニューイヤーデイに打ちあがる花火などを見て楽しめる。
      • 新アイテムのパチンコを使って撃ち落とすことができるオブジェクトなども登場。
      • まれに流れ星が見えることがあり、Aボタンでおいのりすると翌日にレアな家具つきの手紙が届く。
  • 施設の統合・新設
    • 村の各種業務を担当する「役場」、通信機能を扱う「関所」が新たに登場。
      駅・郵便局・交番・おやしろ(願いの泉)・ゴミ捨て場は廃止され、これらの役割は2つの新施設に振り分けられた。
  • 「たぬきちのお店」にポイントサービスが追加
    • お店での購入額に応じてポイントが付与され、ポイントの値が一定数を超えると会員ランクが上がる。
      • ランクが上がると記念品として店舗をかたどった「もけい」がもらえ、シルバー会員以上になると全商品が割引価格で購入可能になる。
      • 付与されるポイントが5倍になるポイントデーが実施されることも。
      • なお、ポイントは買い物には利用できない。
  • 家具・虫・魚・その他アイテムの追加・入れ替え・仕様変更
    • 新定期イベント追加に伴い「きのこ」シリーズ家具が追加。
      過去作では時計とコンポだけだったロボ系家具が大量に追加され「ロボ」シリーズへと昇格した。
      • 今作は肘掛けがついていないイス系の家具に側面から座ることができるようになったため、レイアウトの自由度が上がった。
      • すべてのテレビ系家具が時間や曜日によって異なる番組を映すようになり、リアリティが増した。
        この他にも触れることで反応する家具の種類がかなり増えている。
    • 虫・魚ともに差し引き8種類が追加され、それぞれ合計56種類になった。
      • 虫は前作まで島限定だったものの一部がヤシの木を植えることで捕獲できるようになった。
        サソリ・タランチュラといったプレイヤーを失神させる危険な虫も出現するように。
      • 魚はサメやマンボウが追加されており、それらに対応する背びれを持つ新たな魚影が出現するようになっている。
    • 新しい道具として「ジョウロ」「パチンコ」「タイマー」が追加。
      • タイマーは事前に指定した時間(3分・5分・10分・15分から選択可能)の経過でアラームを鳴らすことができるアイテム。
        使用中に表示される時計およびアラームは通信中のプレイヤー全員が確認でき、時間内に捕獲した虫と魚の数を表示する機能もついている。
    • 化石の種類が前作の25種から52種へ大幅増加。
  • どうぶつの追加・入れ替え・仕様変更
    • 容量の都合かシリーズ初のリストラが発生。住民候補は150人となった。
    • 後述するDSステーションとのすれ違い通信を行うことで引っ越してくる新しい住民候補としてサル系が追加。
      • 中には前作までえきいんさんとして登場していたのと同じ顔のどうぶつも。
    • 新定期イベントなどに対応する新しい訪問者、新施設に登場する新どうぶつが登場。
      • 保険の営業屋ホンマさんは過去作の雰囲気とは一線を画する新キャラクター。
        プレイヤーを詐欺まがいの保険へ強制的に加入させてくるという迷惑極まりない人物だが、彼を通じてヤミ商人つねきちの来訪日をコントロールできるというメリットもある。
      • 前作までは船乗りだったジョニーは後述するパチンコでUFOを撃ち落とすと宇宙服を着込んだ姿で現れるように。
        頼み事を叶えると前作までのように世界のお土産を贈ってくれる。
      • 前作まで絨毯専門の商人だったローランが特別な壁紙・絨毯の両方を扱うように変更された。
        特別な壁紙の入手先であった放浪の画伯セイイチは食べ物と交換で特別なマイデザインをくれるようになった。
  • ファッション機能の強化
    • 頭と体に身に付けるものを個別に設定できるようになった。
      • プレイヤー用の帽子や顔につけるアクセサリーも追加され、よりビジュアル面で個性をつけられるように。
      • マイデザインも頭と体を別で着用できるようになったため、使い勝手が向上した。
    • 美容室「ヘアサロン スピーディ」が新登場し、プレイヤーの髪型や髪色を変えられるようになった。
      • お店をデパートまで発展させることでテナントとして開店する。
  • 植物に関する仕様の追加
    • 店売りの種で育てられる花の種類にバラが追加され全4種となった。
      • 店売りの花のうち、同じ種類・特定の色を隣接させて植えるとまれに特殊な色を持った花が近くに咲く「交配」のシステムも追加されている。
      • これらの花はアクセサリーとして装備することもできるようになった。
    • 新アイテムのジョウロを使って花に水をやることができるように。
      • これに合わせて花がランダムに萎れるようなった。萎れた花には水をやらなければ翌日には消滅してしまう。
        一度植えると決して枯れることがなかった前作までと比べ、景観の維持に手間が増えたとも言える。
        花ごとに水やりをしたかどうかが見た目でわからない点も痛い。
    • 雑草の他にタンポポやクローバーが自生するようになった。
      • タンポポは放置していると綿毛になり、手に持ってAボタンを押すと綿毛を飛ばすことができる。
      • クローバーは基本的に雑草の見た目が異なるだけだが、抜いたときに「よつばのクローバー」というアイテムを入手できることがある。
    • 村の環境が良いとスズラン(前作の「たかねのはな」)が自生する仕様は続投、逆に’’環境があまりにも悪いとラフレシアが自生する’’仕様が追加された。
    • カブリバから購入できるアイテムに「あかカブのたね」が追加。
      • 地面に植えて毎日水をやることで成長し、7日後には高額で売却できるようになる。なお、種は1週間に1個しか販売してもらえない。
  • 収納家具の仕様が変更
    • 収納家具それぞれに個別に備わっていたアイテム3つ分の収納スペースが削除。
      代わりにプレイヤーごとに90個分の収納スペースがひとつ用意され、家の中に置かれたすべての収納家具がその入れ口として機能するようになった。
      • ただし上限に対する家具の数を考えるとやはり長期のプレイには厳しく、地下室も削除されているため収納できる容量が改善されたとは言えない。
  • 博物館の機能がパワーアップ
    • 館長のフータが化石の鑑定資格を取得し、彼に手渡すだけですぐに化石を鑑定してもらえるようになった。
      • ただしまとめて鑑定する機能は非実装であるためその分の手間はかかる。
    • 2階に新設された「天文台」では星を繋いでオリジナル星座を作ることができ、実際にゲーム内の空で見ることができる。
    • 地下に新設された「純喫茶『ハトの巣』」は寡黙なマスターが営むコーヒーショップ。
      過去作にはなかった風情を味わえるほか、施設のどうぶつが来店していて特別な会話を見られることもある。
      • ここで出会えるうんてんしゅかっぺい)のセリフはプレイヤーが女の子だとセクハラじみた内容になる。
      • 今作のとたけけのライブはこの喫茶店内に設けられたステージで行われるようになった。
  • お金をまとめられる額が増加
    • アイテムとしてお金をまとめて持てる額が99000ベルに増加した。
      • 最大額が3万ベルだった前作までと比べ、よりたくさんのお金を持ち歩くことができるようになった。
  • 募金システムの実装
    • 貧困に苦しむ「サイハテ村」へ役場を通じて募金を行うことができる。
      全プレイヤーの募金した総額が一定額に到達するたびにサイハテ村からのお礼の手紙や記念品のアクセサリーが届く。
      • お礼の手紙の内容は毎回異なり、生活の改善度合いや購入したものを書き手が教えてくれるのだが……超多額の募金の最果てに待つ結末はある意味必見である。
  • プレイヤーもリアクションを使用可能に
    • 村を訪問する芸人ししょーから各種リアクションを伝授してもらうことができる。通信時のコミュニケーションとしても有用。
      • ただし、リアクションの総数29種に対し覚えられる数は4つまでとあまりにも少ない。
        入れ替え制ではあるが、教えてもらえるリアクションの選定はランダムであり消してしまったものをもう一度覚えられる確率はそう高くない。
      • なお、リアクションの内容は前作のアメリカン仕様から前々作に近いものに戻っている。
  • 定期イベントや記念日の削除・入れ替え
    • 容量の都合か、多くの定期イベントと記念日が削除された。
      その代替として「うたの日」「ほめる日」「フリーマーケット」などのやや省エネ気味な定期イベントが追加された。
      • ありそうでなかった「虫取り大会」が追加。釣り大会と異なり捕獲できる種類が多い夏季4ヶ月間でのみ開催される。
    • 新登場の限定シリーズ家具が入手できる定期イベント「どんぐり祭り」が追加。
      • 期間中に本イベント専用の訪問者ドンどんぐりに渡したどんぐりの累計数に応じて家具をもらえる。
  • 住民とのコミュニケーションが多様化
    • ツマミで調整するタイプの選択肢や着用しているマイデザインに関する会話などが追加された。
      • 前作が多過ぎたというのもあるが、世間話のボリューム自体は減少気味である。
    • 住民がプレイヤーの家に遊びに来るようになった。
      • 会話の中で時間の指定を行える。訪問中は部屋の評価をしてくれることも。
    • プレイヤーにあだ名をつけてくれるようになった。
      • 基本的にはプレイヤーの元の名前を捩ったものになるが、親密度が高いとプレイヤーがあだ名を決めることもできる。
      • 口癖などと同じように住民同士の会話であだ名が広まることもある。
    • 屋外で歩いている住民がときおり自発的に近づいてくるようになった。
      • !マークやこちらに気がついたようなリアクションを起こした後、笑顔でプレイヤーに近づいてくる。
        この状態で話しかけるとアイテム交渉、口癖の変更など世間話以外の会話が起こる。
    • 親密度が上がると仲良しの証として「しゃしん」をもらえるようになった。
      • そのどうぶつの顔が写った一点モノの特別な家具。部屋に飾った状態で調べるとそれぞれの座右の銘がわかる。
      • ゲーム中の役割としては『e+』のライブ版ミュージックが置き換わったものと言える。
    • プレゼントした家具を飾ったり壁紙・絨毯を使ったりしてくれるようになった。
      • ただし、これはプレゼントによって元々の部屋のレイアウトが完全に崩れてしまうということでもある。
      • また、プレゼントしたものは後日全く同じものを突き返されたりゴミ箱に捨てられてしまったりということも起こりうる。
    • 下画面で住民をタッチすると軽い挨拶をすることができるように。性格や親密度に応じて思い思いの反応を返してくれる。
    • 引越しをする前日に準備を挟むようになった。
      • この段階で話しかけると引越しを引き止めることが可能。ただし必ず成功するとは限らない。
    • プレイヤーのとった行動、身につけているものなどにより住民の間で噂が広まるようになった。
      • 噂の中でつけられる二つ名とその条件は非常に豊富。
    • どうぶつ住民の誕生日にその住民の家でお誕生日会が開かれるようになった。
      • 前もって招待状が届き、当日にプレゼントをあげると翌日にお礼をもらえる。
  • 「連続ドラマ」が登場
    • 施設のどうぶつに特定の期間に話しかけることで聞くことができる特別な会話が追加された。
      数日の間を開けながら語りが展開してゆくことから「連続ドラマ」と呼ばれる。
      • それぞれのドラマが開始するポイントは月に1~2回、1年を通して満遍なく用意されている。全てを網羅するとかなりの文章量になる。
      • たぬきちきぬよあさみなど既存キャラクターのバックボーンや関係性が大幅に掘り下げられた。
  • 「わらしべイベント」が追加
    • わらしべ長者のように物々交換を続けてゆくことで限定アイテムを入手できるイベントが登場。
      • カブリバから種を購入して育てたあかカブからスタートし、訪問者や施設のどうぶつを巡っていって最終的には特別な「しゃしん」か金のオノが手に入る。
  • タイトルや屋外・屋内BGMが一新
    • 前3作は基本的に同じ音楽を使いまわしていたが、今作は屋外BGMが24時間分総取っ替えとなった。
      • ハードの処理性能の都合でBGMの音数こそ減っているものの、空とひと繋がりになった村のスッキリとした空気感を巧みに演出した音楽が揃っている。
      • 雨の日専用の音楽が撤廃され、雨が降っている時間帯だけ屋外BGMが専用のアレンジに切り替わるようになった。
        雪の日アレンジは同様の仕様で続投したが桜開花期間のアレンジは削除されている。
    • とたけけのレパートリーは前作のカードe+追加分・名無しの即興曲も含め全て続投。
      • 新規に追加された曲はないが、前作までと同じく新しい即興曲が3曲存在する。
      • ライブ版のミュージックはすべて削除された。
  • 通信機能の大幅な強化
    • 関所から他の村にお出かけしたり「門を開く」ことで他プレイヤーに遊びに来てもらったりすることができる。
      • 「DSどうし」「Wi-Fi通信」の2種類があり、それぞれローカル環境・インターネット環境で最大4人の同時プレイを行える。
        Wi-Fi通信は「ともだちコード」というIDを交換して「ともだちリスト」に登録したプレイヤーとしか行えないようになっているので、見ず知らずの人がインターネットを通じて勝手に遊びに来るといったことは起こらない。
      • ただし見ず知らずの人との通信自体を想定していないので、村荒らし・アイテムの窃盗への対策、強制終了・通報といった機能は存在しない。
      • 通信中は文章でのチャットやリアクションを使った直接のコミュニケーションが可能。
      • 通信を行っている間は村で行われているイベントがストップしてしまうため、複数人で同時にイベントを楽しむことはできない。
    • DSの通信機能の一つ「すれちがい通信*2」により新アイテム「メッセージボトル」を使って他のプレイヤーとメッセージの交換をすることができる。
      • DSステーション*3とのすれちがい通信で特別なアイテムが付属したメッセージボトルを受信することもできた。
    • インターネットへの接続やすれちがい通信に付随して星座の交換や住民の引っ越し、あやしいネコの行き来といったデータのやり取りが自動的に行われることもある。
    • 他のプレイヤーとの間でお出かけを行うと特殊な訪問者のまいごちゃんまいごちゃんのおかあさんがそれぞれの村に現れることがある。
      • 再びお出かけを行ってふたりを引き合わせてあげることで限定家具が入手できる。
 

削除された主な要素(既出内容を含む)

  • 定期イベント・記念日の削除
    • 前作に存在した定期イベントおよび記念日のほとんどが削除。
      • 具体的には、ハロウィン・クリスマス・ハーベストフェスティバル・運動会・釣り大会・お花見・花火大会・流星群の日・ハーベストムーン(お月見)・バレンタイン・キャンプ期間・かまくら期間・その他の記念品をもらえる各種記念日。
        前作にあった定期イベントで残っているものは仕様が変更された釣り大会、カウントダウン、ニューイヤーデイの3つのみである。
      • 代替として追加された定期イベントはやや季節感に欠けるものが多い。
  • 家具・その他アイテムの削除
    • クリスマス・ハロウィン・ハーベストフェスティバルの削除に伴い、それぞれに対応するシリーズ家具はすべて削除された。
    • もけいセットから「くさちのもけい」をはじめとする施設以外の模型が削除。
      • 区画が廃止されたのも併せ、村全体のジオラマを作ることができなくなった。
    • ファミコン家具が全て削除された。
      • ハード機能の都合、ファミコンミニ*4やバーチャルコンソール*5との兼ね合いといった事情が考えられる。
  • どうぶつの削除
    • 住民候補どうぶつ(島民候補含む)は152人が削除された。ほぼ半減している。
      • 削除されたどうぶつのチョイスは基準が不明で種族ごとのバランスも良くない。
        種族によっては2人しか登場しなくなったものも珍しくなく、カバに至っては前作に登場した9人のうち8人がリストラされ全1種という絶滅危惧状態に。
      • 住民候補として続投した何人かの島民候補はすべて性格が変更されてしまった。
      • 既存の種族には12人の住民候補が追加されているのだが、その中には削除された住民候補と似た外見を持つどうぶつ(「ミルク」→「まきば」等)も存在し、やや意図が不明。
    • 削除された定期イベントに登場していた来訪者は全員削除。
      • 釣り大会は仕様を変更して継続しているが、うおまさは登場しなくなった。
    • 訪問者のうちゆうたろうが削除された。
      • 村中の雑草を一気に刈り取ってくれる機能がなくなり、日付を動かした際などは地道に抜いていかなければならなくなった。
  • 便利だった仕様の削除
    • Aボタン長押しであみを構えたままゆっくり歩ける仕様が削除。
      • ゆっくりと獲物に近づくためにはタッチ操作が必須である。
    • 営業時間外にお店を開けてもらえる仕様が削除。
      • 時間をずらさなければ快適なプレイが困難になるプレイヤーが再び発生することに。
    • メニュー画面を開いた際に周りの動きが停止する仕様が削除。
      • 通信機能との兼ね合いだと思われる。これによりスズメバチの捕獲難易度が上昇した。
  • その他の削除された要素
    • プレイヤー1人につき1軒の家を持てるシステム
    • 草むら、崖と坂、滝などの村の中の特殊な地形
    • 地下室(ハッピールームアカデミー採点対象外の部屋)
    • ローン完済時のプレイヤー像
    • 日記・カレンダー
    • あいことばを利用するサービス
    • 島および島民との交流、島民独自の性格
    • オブジェ
    • カードe、カードe+との連動要素
    • GBA連動ミニゲーム
    • ライブ版ミュージック
 

関連リンク

任天堂公式サイト
インタビュー1(N.O.M 『おいでよ どうぶつの森』開発スタッフインタビュー)
インタビュー2(INSIDE 『どうぶつの森DS』江口氏インタビュー/IGN)
講演レポ(GAMEwatch Game Developers Conference 2006現地レポート)


*1 フィールド上を奥や手前に移動するとドラム缶が回転していくような見え方になる
*2 DSを専用のモードへ設定することで、近くにある他のDSとの間で自動的にデータの交換が行われる機能
*3 家電量販店やおもちゃ屋等に設置されていた任天堂公式の設備。ネットワーク機能も搭載されておりWi-Fi通信に利用できた(参考
*4 本作発売以前にGBAで展開されたファミコンソフトの移植シリーズ
*5 本作発売以降にWiiなどで展開された、ファミコンを含む過去ハードのゲームをダウンロード購入できるサービス