何となく大仰と言いますか、大上段なタイトルですが、
中身は何て事の無い読み物です。
個人工廠の中身があんまり殺風景なのも難ですので、
賑やかし程度に書いてみようかと思います。
お暇な時にでもお読み頂ければ、管理人がちょっとだけ喜びますw
120620
気付いたら一年以上のブランクが…;
その1.エネルギーケチ?
リアルでの話なんですが、ガス・コジェネレーションシステムってご存知でしょうか。
こう書くと何やら大掛かりなシステムに聞こえますが、
要するに“ガスエンジン式発電機+湯沸かし器”です。
最近、CMとかでもちょいちょいやってる“エ○ファーム”とか“○コウィル”を思いついたアナタ、
大正解。
エ○ゴリ君とかも正解(笑)
(エ○ファームは、燃料電池併設型なので機能拡張型のアッパーバージョンと言えます)
このシステムの面白い所はズバリ、
“発電しながらお湯を沸かせる”という点なんです!
…たき火で暖まりながら、お湯を沸かして、ついでにイモを焼くみたいで貧相ですか?(;´w`)
まぁ、実際そんなフシがあるんで、否定はしません…;
えー…とですね。
発電機を回す、今回の場合はガスエンジンでガスを燃やしたエネルギーで、
発電機を回して発電するんですが、この時、大量の熱が出ます。
…ガスを燃やしてるから当たり前?
大正解、その通りです。
この場合、ガスが燃焼して発生する圧力を運動エネルギーに変換して発電する訳ですが、
燃焼させると、熱と光エネルギーが発生します。
ところが。
この発電の場合、熱と光って要りませんよね。
でも、ガスを燃焼させるとコレ、絶対出ます。
“もったいない”ですね。これ重要。
ノーベル平和賞風に書くと、“MOTTAINAI.”
そこで、湯沸かしする訳です!
そう、普通のガス湯沸かし器だって、ガスを燃やしてお湯を沸かしますよね。
その前に発電してようが、火で直接湯沸かししようが、熱には変わりません。
この発想が、ガス・コジェネレーションシステムの要旨です。
このコジェネレーションシステム、実は結構昔からありまして、
火力発電所の近所の温水プールとか温水暖房施設にお湯を供給したりしてたそうです。
ただ、何分遠くまで“熱”を供給出来ないのがネックで、
発電所みたいな大型施設だとどうしても持て余し気味になってたのが実態らしいです。
ン千、ン万tの水を一気に沸かせるだけの熱量、フツーの人間だったら死にますからねぇ;
ところがそれが、家庭用になったらスゴい便利でして。
初期投資はそれなりに掛かり、リフォーム級の工事も必要になりますが、
自動給湯設備がもれなくセットになって、ガス温水式床暖房もつけられますし、
しかも月々の電気代が相当程度お安くなる優れ物なのです。
もちろん、発電する度にお湯が出来ますので、お湯を一定量貯める設備もあります。
ちなみに、僕は実家暮らしなんで、恩恵被りまくりなんですが(汗
こないだチェックした所、稼働今年で5年程度なんですが、
約12メガワットくらい発電してくれたそうです。
家族形態や、設備の使用頻度によって差は出ますが、
代理店の方に相談するとシュミレーションして概算出したりしてくれます。
基本的には大家族の方ほど、恩恵が大きいとか。
設置すると、もれなく他のオプションまで色々進められるというデメリットもありますが(笑)
個人的にはこれ、結構スゴイと思います。
なンか宣伝みたいですが、別に僕、ガス会社から金もらったりしてませんよ?
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僕がI=Dの設定考える時、
エネルギー周りで少しでもムダが出ないように考える場合の原点がこれだったりしますw
とかくエネルギーって、無駄に使うと際限無く食うようになるんですよー;
逆に、ちょっとずつでも色んなトコのエネルギーを改修すれば、
意外と大きな力になってくれたりもする、僕はそんな風に思ってますw
またそうやって細々した設定するのが楽しくてw
あ、最後に余談というかトリビアくさいお話を一つ。
“コジェネレーションのコは、コパイのコと一緒”
多分、ガセじゃないと思います(笑)
それでは、今回はここまで。
お付き合い下さり、ありがとうございました!
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