紅染めの陰陽師

Last-modified: 2026-07-02 (木) 00:12:07

概要

主に妖怪の研究を行う人々。
陰陽師の祖らの血を引く純血の陰陽師同士の婚姻だけで構成された家系、本家を中心として構成されている。
外部の血を取り入れた、または降格処分で分家となった一族も存在する。
陰陽師の家系以外が陰陽師になるには本家の人間、または分家の当主の勧誘を受ける必要がある。

魂燃

心臓に阿蘭若黒曜石を埋め込み一体化させることで、揺らぎという現象を起こし制御する技術。
揺らぎの強さや方向性は修練によって鍛えることができ、陰陽師の中で技術として確立した体系を成している。

阿蘭若黒曜石

阿蘭若黒曜石とは、とある樹の樹液が固まった樹脂。外見はどこから見ても黒曜石に見える。
一定の律動で衝撃・圧力を与えると樹液を分泌する。この樹液はものとものを融合させる性質を持つ。
この樹脂を心臓に融合させることで、拍動が阿蘭若黒曜石の性質を呼び覚まし、揺らぎを操ることができるようになる。
阿蘭若黒曜石は拒否反応を起こすことがある。適合しない場合、触れると焼けるような痛みが走り、阿蘭若黒曜石は体から離れるように動く。
陰陽師の血族は代を重ねるごとに阿蘭若黒曜石との適合率が高まっている。

揺らぎ

揺らぎとは紅染めの世界に特有の現象である。魂燃以外の要因での発生も確認されている。
揺らぎには物体や概念を不安定にさせる性質がある。揺らぎから離すと元の状態へと戻っていく。
物体が不安定になると、透けて見えたり、普通の物体がすり抜けるようになる。この状態の物体同士を混ぜると合体し、揺らぎから離しても混合されたままである。揺らぎで混合した物体は、同じく揺らぎで分離することもできる。
概念が不安定になると、性質を変化させたり、歪ませることができる。例として物質の三相の変化や音の大きさ、周波数等がある。
あらゆるものは揺らぐが、観測不可能な概念を揺らがせることは技術的に不可能。例として動作や時間、運命等がある。

無味喰

肉体に強い揺らぎを与えると魂を出すことができる。この魂を食べることを無味喰と呼ぶ。
可能な組み合わせであれば大体の魂は無味喰ができるが、付喪神の魂は依り代から完全に剝がすことができないので、無味喰不可能である。
一回までなら安定して行うことができるが、同じ存在が何度も魂を取り込もうとするのは非常に危険である。

妖術の取得

妖怪の魂を食うと妖術を得ることができる。

赤写

目があるならば、妖術を使っている間、そのうち一つが消失する。消失した部分には何らかの変化が起きる。これを赤写(あかーしゃ)と呼ぶ。
妖怪以外が妖術を得て使った場合も同様に、目があれば赤写を確認できる。
術者自身の視界には影響がない。

質多

妖怪の体には自身の妖術の効果と、妖術自体の変化に適応する性質がある。これを質多(しった)と呼ぶ。質多により殆どの妖怪は自分の妖術で自爆することがない。
妖怪の魂を無味喰した生物は、妖術と共に質多も得る。

魂の混合

無味喰では同じ種類同士の魂を混ぜることができない。妖怪はどれだけ姿が違ったとしても妖怪の魂を食べることができない。また、人と鬼以外の生物の魂は、妖怪と同じ種類の魂として扱われる。
人は人だけでなく鬼の魂も食べることができず、その逆もまた然り。人と鬼の魂は同じ種類なのである。
無味喰をした魂を元に戻したり、無味喰に用いることはできない。

妖術の混合

一つの存在は一つの妖術しか持つことができない。同じ存在が妖怪の魂を何度取り込もうと、妖術を複数個得ることは不可能。代わりに妖術は混ざり合って、新たな一つの妖術となる。

寮

研究分野や運営を寮という単位で分担し、連携している陰陽師の組織。
それぞれの寮は本家や分家が寄り集まって成立している。寮・家ごとに得意、或いは秘匿している魂燃も存在する。

日精寮

本家の陰陽師のみが在籍する、全ての寮を統括する寮。
陰陽師内の殆どの情報を蒐集している。

陰陽師内の律令公布、外交承認、権限管理

占術

日精寮のみが知り行える、未来を予測する技術。
予測を行う頭脳明晰な人物を用意し、正確かつ大量の情報を与える。魂燃により思考を限定し、特定の場合の演算に特化させて起きる確立の高い未来を導き出す。
演算役は動くことができない為、他の人物が思考を揺らがせて演算内容を読み取る。

月精寮

陰陽師内での活動や人員、情報・資料等を管理している寮。

役人との折衝、取引

螢惑寮

武力を持つ寮。

妖怪の制圧・鎮静・捕獲または討伐

辰星寮

魂燃や妖術に独自の現象・物質等を研究する寮。

歳星寮

妖怪の生態、妖術、体の仕組み等を研究する寮。
魂に関する研究も行われる。

妖怪の飼育・管理・研究調査

式神

陰陽師が使役する妖怪。

魂の鎖

大抵の妖怪の知性は動物と変わらず、虫に近い妖怪等は意思疎通が困難である。また、あまりにも凶暴な妖怪も存在する。
そうした妖怪の魂の一部を食うことで、妖怪と術者の間に魂の経路を作る技術を魂の鎖と呼ぶ。魂の経路を通して意思を伝達することで、本来は制御できない妖怪も式神とすることができる。
ただし、魂の鎖を施した妖怪は魂の一部が失われることで鎮静化し、知性や意欲の低下を引き起こす。

太白寮

陰陽師に必要な道具や付喪神を管理する寮。

陰陽師用の道具や術式の研究・開発・製作
付喪神の管理・研究調査
阿蘭若黒曜石の調達

術式

阿蘭若黒曜石を特定の配合や形状に加工・配置することで、決まった魂燃を発動させる技術。
法則性が不明であることから、膨大な数の試行によってしか発展できない。ただし、一度発見して記録すれば再現可能である。
観測できるかは別として、人間では技術的に不可能な対象も揺らがせることができる。

鎮寮

陰陽師の所有する建物や土地の安全の確保等を行う寮。

妖怪の収容された建物・土地への結界の設置
護符の生産
結界に関する研究

護符

術式の技術によって作られた道具であるが、鎮寮が独占している。
位相・次元を揺らがせる魂燃が発動し、効果範囲内を不可侵にする。護符によって不可侵となった領域、または境界を結界と呼ぶ。
結界には一つだけ、かつ単純な性質の付与が可能。光を遮る、硬くする、粘着力を与える等。性質の付与とは別に、結界の移動や分割等の操作も技術として確立している。

紅染めデータベース

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