ゴールドラッシュ20161020/会話

Last-modified: 2020-01-01 (水) 18:51:03
ネタバレ注意
1:捕らわれた聖霊
1:開始時

デシウス

やっと見つけたぞ、常闇の聖霊!
大いなる力を与える伝説の聖霊よ。
さあ、我輩に力を授けるのだ。

常闇の聖霊

断る!
私は魔物にも、人間にも力を与えるつもりはない。
目障りだ、立ち去れ。

デシウス

な、なんだと。貴様を見つけるためにどんなに
苦労したと思っているのだ。
骨を折った我輩に対して、申し訳ないと思わんのか。

常闇の聖霊

おまえの事情など知った事か。
まったく、魔神が住処にしていた場所なら、
誰も近づくことはないと思っていたのだが。
また新しい隠れ場所を探さねばならん……。
ん? また誰かやってきたようだな。

???

ふふ。常闇の聖霊オニキスよ。
貴方はどこにも行く必要はありませんよ。
さあ再び、わたくしの手足となりなさい。

常闇の聖霊

誰だ!
なぜ私の真の名を知っている?
あ、あなた様は……。

???

貴方は私には逆らうことはできません。
さあ、来るのです。
その力を使わせてもらいますよ。

デシウス

き、貴様は!
また地上にとどまっていたとはな。
今度は何を企んでいる。

???

汚らわしい虫けらが一匹……それに、
愚か者の僕たちも近づいてきているようですね。
わが呼びかけに応え、集え天使たち。
1A:戦闘中-1

デシウス

待て! 待つのだ、ケラウノス!
……くそ、天使達が邪魔で近づくこともできんッ!
いったいどうすれば……ン? あッ、あれは!?

フィリス

こんな場所に何があるっていうんですかね。

アンナ

わ、わかりません。
ただ、アイギス様がここに向かうようにと……
あ、あれは天使たちとデシウス!

デシウス

おぉ、いいところに来たな、王子!!
我輩はケラウノスを追わなくてはいけないのだ。
ここらの天使達の相手は貴様らに任せるぞ!

アンナ

は!?
け、ケラウノスって何ですか?
あと勝手にまかせないでください!

兵士

報告! 前方に弓を持った天使が4体、
さらに複数の天使たちが降下してきます。

ユリアン

気をつけろ、あの弓を持った
天使たちの射程はかなり広いぜ。
動きを止めるまで、様子を見た方が良い。
1B:戦闘中-2
4体の天使長は、拠点には向かわず、
しばらくすると戦場から
いなくなります。
倒さなくても★の評価には
影響しません。

ケイティ

どうやら、私たちを足止めしたいようですね。
本陣の近く以外は弓の攻撃を受けるかもしれません。
部隊の配置には注意を!
1:終了時

ケイティ

王子、天使軍は全て倒せました。

アンナ

天使達がこんな所に突然現れるなんて
どういう事なのでしょう……。

ケイティ

いつも天使達に指示を出している大天使長の姿も、
見当たりませんし……不可解ですね。

セシリー

王子、デシウスだが聖霊を連れた女性を、
追っていったようだな。

ケイティ

ケラウノス……デシウスはそう言っていました。
彼ならば何か知っているかもしれません。

フィリス

デシウスには、天使と戦う様に仕向けた事も
問い詰めないと!
王子、早くデシウスを追いましょう。
2:ゴブリン軍の新兵器
2:開始時

アンナ

デシウスはこちらに進んで行ったようです。
王子、急ぎましょう!

セシリー

……ん? なんだあの跡は。
戦車の轍の様に見えるが……。

ゴブリン

ギャギャ! ミツケタ! ニンゲン! ミツケタ!
シンヘイキ! タメス!

ゴブリン博士

……フフフ。早速コレを使う相手がきたナ。
常闇の聖霊により授かっタ、新たな叡智にヨリ、
我らゴブリン族は更なる高みへと進むのダ!

ゴブリン

イシ! ナゲル!
イシ! ナゲル!

アンナ

王子、ゴブリン達が向かってきます!
戦闘のご準備を!
2:終了時

ゴブリン博士

そ、そんナ……新兵器カタパルトが……ッ!
常闇の聖霊から得た叡智の結晶が……。

ゴブリン

ギャギャ、カタパルト、コワレタ……!
博士、ニゲル……ハヤク、ニゲル!

ゴブリン博士

そうダ、気落ちしている場合ではナイ!
失敗は成功のモト……
強度が足りなかったノダ。今度は材質を変えテ……。

兵士

ゴブリン軍、撤退していきます!

ケイティ

なんとかなりましたね。ですが、
ゴブリンが大型兵器を使いこなす様になるとは……。
カタパルトの使用は人間でも訓練が必要です。

セシリー

さっきのゴブリン達だが、
常闇の聖霊から力を与えられたと言っていたぞ。

ケイティ

もし、それが本当なら、厄介ですね。
まだ確証が得られた訳ではないですが、
注意して進みましょう。
3:カンフーキョンシー
3:開始時

屍解仙

カッカッカ……待っておったぞ、王子!
ようやくここまで辿り着いたようじゃな。

マオ

お前は、屍解仙!?
なぜこんなところに……!

屍解仙

わしが新たに創り上げたキョンシーの
性能を試させてもらう為、
ぬしらには実験台になってもらうぞ。

マオ

またしても、禁忌の術式を……
人の屍を弄ぶ邪仙め!

屍解仙

カッカッカ……わしの技術と
常闇の聖霊の力を合わせて完成させた、
その名もカンフーキョンシーじゃ!

マオ

カンフー……!? 本来、厳しい修業を積まねば
体得しえない秘技を、あなたの様な
邪仙が使う等……到底許せません!
我が拳技にて、その悪意を打ち砕いて見せます!

屍解仙

カッカッカ……その覇気、気に入ったわぃ!
次のキョンシーは、ぬしの身体を母体としてやろう。
さあ行くのじゃ、我が至高なるキョンシー軍団よッ!

ケイティ

王子、兵士の報告によれば、
屍解仙は要所の橋を抑えている様です。
いち早く屍解仙を倒し、遠隔兵の配置場所を
確保したいですが、かなり厳しい状況です。
まずは、近接兵のみで敵の侵攻を防ぐのが良策でしょう。
3:終了時

マオ

ふぅ……これで、全てのキョンシーを、
その死によりて術者から解放する事が出来ました。
さあ観念するのです、屍解仙!

屍解仙

……ちィっ!?
目算を誤ったか……人間風情がやりおるわぃ。
ここは一旦引くしかあるまい……さらばじゃ!

アンナ

……逃げられてしまいましたね。

マオ

仕方ありません。
ですが、いずれヤツを倒さなければ
キョンシーによる被害は絶えないでしょう。
来るべき時に向け、
今は功夫を積み続けるのみです!
それでは、王子。
デシウス達の後を追いかけましょう!
4:剛力の鬼刃衆
4:開始時

カゲロウ

王子、この足跡を……。
形状からしてデシウスのものに違いないでしょう。
奴は近い……!

鬼刃衆

ふふ……悪いが、お前たちは
この先に進ませぬぞ。
なぜなら、王子軍はこの地にて、
我ら鬼刃衆によって倒されるのだからな!

カゲロウ

相変わらず突然現れる奴らだな。
今度はいったい何を身体に取り込んだのか?
……以前ほどの妖気は感じられんが。

鬼刃衆

ふふふ……。
魔神の残片を食すだけが我ら鬼刃衆に非ず。
「剛力」
それが授かりし新たな力だ!

カゲロウ

……ほう。
しかし、ぬし等は人の身。
ただの馬鹿力では、底が知れてるというもの。

鬼刃衆

人の身でこそ、成せる事もあるというもの……。
殴るのみで我らが戦うと思ったか?
忍衆! 例の得物の準備を!
さあ、覚悟しろ!
今度こそ、我らは王子に打ち勝って見せる!
4:終了時

鬼刃衆

……。
これでも、王子に勝てないとは……。

兵士

鬼刃衆の撤退を確認しました!

ケイティ

それにしても、
彼らは会う度に特異な力を身につけてきます。
平時より、並々ならぬ訓練をしているのでしょう。

サイゾウ

何が奴等をあそこまで駆り立てるのか……。

カゲロウ

鬼刃衆の主である、鬼刃姫が鍵だろうな。
……まぁ、そのうち分かること。

アンナ

それでは歩を進めましょう、王子。
もう少しで、デシウスに追いつけるはずです!
5:ゴールデンデーモン再び
5:開始時

デシウス

むッ! 王子達め、もう追いついて来たか。
だが、今は貴様らの相手をしている暇などない、
……我輩は、今ヤツとどう戦うかを思案しているのだ!

ゴールデンデーモン

──おや? 何だね、君たちは……?
このグレーターデーモンを超える究極の存在である
ワシにわざわざ滅ぼされに来たとでもいうのかね?

ケイティ

あ、あれは……ゴールデンデーモン!?
そんな、前に息の根を止めたはずです……!
これは一体……!?

デシウス

常闇の聖霊の力だ……。
聖霊の力を悪用したケラウノスの仕業だろう。

ゴールデンデーモン

さて、誰からかかってきても良いよ。
最初は君か?

アンナ

──!

ゴールデンデーモン

それとも、君かな?

デシウス

──!

ゴールデンデーモン

かかってこないなら、
こっちから行っちゃうけど良いかな?
順番はワシが決めちゃうけど、恨まないでくれたまえ。
最初は……そうだな、
暗黒騎士のデシウス君にしよう。1番に
ワシの力を味わえるのは恐悦至極だと思うよ、ウン。
人の身で闇に染まる程の根性を高く評価しての事だよ。
ご褒美だと思ってくれたまえ。

デシウス

ちっくっしょぉ…………!
我輩は、ケラウノスへ一矢報いる事さえできずに、
ここで終わるのか……!

王子

……。

デシウス

な、なんだ貴様……!?
我輩を助けるというのか……!?

ケイティ

王子……! 分かりました!
総員、早急にデシウスの援護、
そしてゴールデンデーモンへ応戦を!
各部隊長は、むやみにゴールデンデーモンの
進路を阻まない様、近接兵に注意喚起を!
魔物のパワーは絶大! 人の身で受ける事は不可能です!

光彩の聖霊フェス

はぁはぁ……間に合った……。
王子! 私の力を授けます……!
(ケラウノス様……やはり活動を再開していたのですね)

アンナ

貴方は……光彩の聖霊フェスさん!
この力……ありがとうございます!! 王子、
力が溢れてきます……! なんとかなるかもしれません!
5:終了時

ゴールデンデーモン

──がはァッ!? そ、そんな……バカなぁぁぁ……!
この、ワシがぁ……スタミナ切れ……にィィ……!!
ありえ、ないィ……ぐ……悔じ……ィ……ぃ……。

デシウス

息絶えたようだな……。 あれ程我輩を苦しめた
存在だったが……この様な最期とは……。
はっ、感傷に浸っている場合ではない。
我輩は常闇の聖霊を連れ去ったケラウノスを
追いかけなくては。王子、今回の事は貴様たちが
勝手に手を貸したのだ。礼は言わないからな!

アンナ

待ちなさいデシウス! あなたには聞きたいことが──
って、もう見えなくなってしまいました。相変わらずの
足の速さです。中身が空だからでしょうか。

光彩の聖霊フェス

王子、代わりに私が
知っている限りのことをお伝えします。
ケラウノス様とは、天界に住まう神の一柱……。
アイギス様の姉妹神の名なのです。

アンナ

アイギス様の姉様!?
地上にアイギス様以外の神が
いらっしゃったんですか!

光彩の聖霊フェス

いえ、地上に降りた神は
アイギス様とケラウノス様とは異なる神の一柱のみです。

モーティマ

なんだ、神様と同じ名前の女ってことか?
脅かしやがって。

光彩の聖霊フェス

いえ、そうとは限りません。
依り代となる人間を用意することができれば、
力は限定されますが、神の降臨も可能です。
何者かが、ケラウノス様を呼び出したのでしょう。

モーティマ

突拍子もねぇ話だな……、
だがもし、それが本当なら何のために
神様を呼び出すんだ?

ユリアン

それは決まっているだろ。
よみがえった魔物たちを何とかしてもらうとか、な。
こんな世の中だ。神頼みしたいことには事欠かないぜ。

アンナ

元々、常闇の聖霊の隠れ家を訪れたのも、
アイギス様のお告げがあったから……。
こうしてはいられません、王子、早く追いかけましょう。
6:行路を阻む巨躯
6:開始時

バシラ

王子、こっちです!
この道にデシウスの姿を見ました!

ドッペルゲンガー

やけに急いでいるようだな、王子。
だが、ここはそう簡単に通しはしないぞ。

モーティマ

また邪魔が入りやがったか……。どうせお前ら、
同じサイズの対象にしか化けられないんだろ?
同じ手は通用しないからな!

ドッペルゲンガー

ククッ……。
まさか、お前の様な山賊風情に
本当の事を言われてしまうとは思わなかったよ。
だが、常闇の聖霊に授かったこの新しい力によって、
我が種は、更なる繁栄を約束された。
覚悟しろ!
6:終了時

ドッペルゲンガー

くそっ……。
化ける対象を誤ったか……。
次は、もっと強い魔物に化けなければならん。
しばらくの間は、魔物探しをするのが得策だな……。

兵士

報告!
ドッペルゲンガーの撤退を確認しました!

モーティマ

何とか勝てたな……ったく、
巨大な魔物に変身するとは、厄介だったぜ。

ケイティ

意表をつかれて、手間取ってしまいましたね。
一刻も早くデシウスに追いつかなければ……。
王子、すぐに進軍を開始しましょう。
7:魔物の結集
7:開始時

デシウス

追い詰めたぞ、ケラウノス!
なぜ、お前を信仰していた我輩の祖国を滅ぼした!?
なぜ、魔物の大群を呼び寄せたのだ……! 答えろ!

ケラウノス

ふふふ、
神ならば人間の願いを聞き入れるはずなどと
思いあがった愚か者どもに天罰を下しただけです。
でも安心なさい。
お前の国の人間だけではありません。
いずれ全ての人間を滅ぼしてあげます。
そのためにもレヴィアタンの復活を邪魔させる
わけにはいきませんからね。
さあ、聖霊よ、人間たちの力を削ぐために協力なさい。

常闇の聖霊

うッ、ぁ……ぁぁ……。もう……いや、だ……。
やめてくれ……。
もう、われに力は……残って、いない……。

ケラウノス

聖霊が力を失ってしまったようですね。
計算外ではありますが、これまで常闇の精霊が
力を与えた魔物をこの地に全て召喚しましょう。
あの男……アイギスの加護を受けているようですし、
ここで殺せば充分地上に
致命傷を与える事ができるでしょう。

デシウス

くそっ……。ケラウノスのやつめ、
魔物を召喚し始めている……! 我輩の祖国にした事と
同じことを……! くそったれぇ……!

モーティマ

お、おいっ、デシウス……!
無茶してんじゃねぇ……!

ケラウノス

邪魔です、暗黒騎士……!

デシウス

う………ぐ……ぁぁ……。

兵士

ほ、報告!
全方位より、魔物が突如出現!
各部隊、前線が混乱しています!
7:終了時

ケラウノス

まさか、現世代の英雄が、
これほどまでの力を有しているとは……
まあいいです。
地上を滅ぼすには、まだいくらでも
やりようはあります。ここは引くとしましょう。

アンナ

ま、待って下さい!
女神ケラウノス様!
なぜ貴方はこのようなことを……!

ケイティ

消えてしまいました……。
そんな、せっかく出会えた女神が
私たちの敵となるなんて……。

デシウス

我輩は一足先に退かせてもらうとしよう。
まだまだ我輩には、やらねばならぬことがあるからな。
もっと力を、神をしのぐ力を手に入れなければならん。

ユリアン

……デシウスのやつ、行っちまったようだな。
っと、それよりも常闇の精霊は無事なのか?

常闇の精霊

…………こ、こは……?
われは、いったい……。
そ、そうだ……ケラウノス様に……くぅ、ぅぅ……。
そうか……。
どうやら、われはそなたらに助けてもらったようだな。
……感謝する。
……二度も命を救われたのだ。
われの力を王子に預けよう。
聖霊の務め、われも果たす時が来たようだ。

ケイティ

常闇の精霊が無事でよかったですね。
……ですが、いったい
これから私達はどうしたらいいのでしょう。
アンナ
……話し合うべきことが多すぎるような気がします。
王子、今は帰還することにしましょう。
常闇の精霊を助ける事ができただけで十分です。

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