ゴールドラッシュ20161229/会話

Last-modified: 2020-01-04 (土) 05:32:28
ネタバレ注意
1:酒呑童子の娘
1:開始時

アンナ

鬼刃姫さん、
部下の鬼刃衆が捕まっているというのは、
この場所なのですか?

鬼刃姫

ええ、間違いないわ。
我が父……酒呑童子の配下の鬼達が
巡回しているから注意してください。

モモ

あのトゲトゲの大きな武器、
当たったらかなり痛そう……。ぶんぶん振り回してるし、
巻き込まれない様に気を付けないとだね。

鬼刃姫

今まで力試しの相手として刃を交えてきた王子に
こうして助けを願い求めるのが筋違いなのは分かってる。
……でも、どうしても仲間を助けたいの。

アンナ

気にしないでください。鬼刃姫さん。
さぁ、鬼刃衆を助けに行きましょう。
王子、あの巡回している鬼には充分ご注意ください!

鬼刃姫

(鬼刃衆……あてが力を奪われたあの時、
あてを逃がす為に、命をかけてくれた恩は
必ず返すからね……。)
1:終了時

鬼刃姫

鬼刃衆! 助けに来たわよ!
外の鬼達は全員ぶっ倒したんだからねっ!
──い、いない……?
確かにこの場所に捕らわれていたはずなのに……。

重水の四天王

──くっくっく。遅かったですね、鬼刃姫。
……いや、茨木童子様と言った方がいいでしょうか?

鬼刃姫

お前は父、酒呑童子の配下、
重水の四天王……ッ!?

重水の四天王

くっくっく。
残念ですが、彼らには漏れ無く黄泉へと
旅立って頂きました。

鬼刃姫

うそ……鬼刃衆が、死んだ……?
そんな……どうして?
あてが目的ならあてを殺せばいいじゃない!

重水の四天王

全ては酒呑童子様の命令ゆえ……くっくっく。
鬼の一族でありながら、酒呑童子様から離反し
仲間を集めるなどと……。児戯はもうおやめなさい。
さあ我らと共に参りましょう、茨木童子様!
貴方を心から愛する父上がお待ちですよ……くっくっく。

鬼刃姫

 ──い、いやァ……ッ!
あては父上のかごの鳥にはもう戻りたくない……ッ!
離せッ……離しなさいよぉ……ッ!

王子

……!

重水の四天王

……ほう。
人間が、鬼を守る為に鬼に刃を向けるとは。
醜態ここに極まれりですね……くっくっく。
まあいいでしょう。貴方から力を取り返した
酒呑童子様は、既に完全な姿に戻られた。
貴方が王子と共に在るならば、関わる人間すべてが
滅されるのも時間の問題でしょう。
ではいずれまた……くっくっく。

鬼刃姫

…………酒呑童子……ぜったいに……
絶対に赦すものかッ! この積怨も、恥辱も……、
父上を討つことで必ず雪いでみせる……ッ!!

アンナ

鬼刃姫さん……。
私たちも協力します!
何かあれば、また声をかけてください。

鬼刃姫

ありがとう……。
また、あなた達を頼りにする日が来ると思うわ。
……それじゃあ、あては行くよ。また会おう、王子。
2:浜辺のスイカ割り
2:開始時

バシラ

ダニエラさん、見つけましたよ!
あの緑と黒の果物がそうですよね?
スイカという名前でしたっけ?

ダニエラ

そうよ、バシラ。それにしても懐かしいわ。
私の国では、よく皆で割って食べていたのよ。
まさか、ここでも目にする事が出来るなんてね。

アンナ

では早速、皆で割って食べましょう。
ここ最近、魔物の討伐が続いていますし、兵達の疲れを
取る為にも皆でバカンスを楽しみましょう!

兵士

本当ですか!
ありがとうございます……!

水着アンナ

では、せんえつながら、まずは私から……。
行かせていただきます……スイカ割り!

スイカの魔物

 ──スイ。

兵士

ぎゃーーー!
スイカが喋った!!

スイカの魔物

ここはどこスイ……?
ビフロンス様は一体どこに……。

水着アンナ

ま、魔物っ……!?
王子、戦いのご準備を!
せっかくの皆のバカンスが台無しになってしまいます!

スイカの魔物

 ──お、王子でスイ!?
くぅ……器を授かったばかりで
思うように動けないでスイ……。
早くビフロンス様のもとに行かなければ
ならないのに……。奴らが近づけない様、
種を出来るだけ遠くまで飛ばすでスイ!!
2:戦闘中
最初からいるスイカの魔物は
拠点には向かわず、
しばらくすると戦場から
いなくなります。
倒さなくても★の評価には
影響しません。

スイカの魔物

やっと新しい器に慣れてきたスイ。
早速ビフロンス様のもとに行くでスイ。
2:終了時

兵士

魔物の撤退を確認ッ!
周囲にはもう敵はいません!

ダニエラ

はぁ……せっかくスイカが食べられると思ってたのに
魔物になって逃げていっちゃうなんて信じられないわ。
ねえバシラ、一つくらい余ってたりしないの?

バシラ

すみません、ダニエラさん。
さっき見つけたスイカは全て魔物だったみたいで。
スイカというものを一度食べてみたかったです……。

水着アンナ

ダニエラさんもバシラさんも元気を出して下さい!
せっかく水着になったことですし、
気を取り直してバカンスを楽しみましょう!

ダニエラ

水着……そうね! せっかく王子と海に来たんだもの。
楽しまなくちゃ損よね♪
それじゃあバシラ、行くわよ!

バシラ

え、ちょっと待ってくだ ──わわッ!
海に入る前の準備運動はしないのですかーッ!?

ダニエラ

さっきの戦いで十分に体を動かしたでしょう?
もう、つべこべ言わずについてきなさい!

水着アンナ

ふふ。皆さん元気になったみたいで良かったです。
さあ、王子も皆と一緒に楽しみましょう。
バカンスはまだ始まったばかりですからね!
3:除夜の魔群
3:開始時

ケラウノス

ふふふ、この奥にアイギスの神殿があるのですね。
滅びた女神ごときがこの様な場所で祀られているとは……。
目障りですね、私が徹底的に破壊してあげます。

アイギス

お止めください、ケラウノス姉様!
人間を……そして世界を滅ぼそうなどと、
なぜその様なことをなさるのですか!

ケラウノス

久しいですね、アイギス。
ですが、とうに肉体は滅び、死者同然のあなたと
話す言葉など持ち合わせてはいません。

アイギス

いくら姉さまの言葉と言えど、従うわけにはいきません!
何故なら、わたしには愛しき人の子を
導く使命があるのですから……。

ケラウノス

ふふふ。
力なき神に使える愚かなる王子とその仲間達よ。
貴方たちが人間にしては強いということは認めましょう。
ですが、この一年をかけて戦った敵たちが、
一度に押し寄せたらどうでしょう……ふふふ。
これから現れる108体の敵に勝つことが出来ますか?

アンナ

108体の敵!?
そ、それはどういう事ですか……!?

ケラノウス

さぁ、憎き王子に仇を結ばんと欲す強者たちよ……。
今此処に女神ケラウノスが汝らに復讐の契機を与えん。
……而して顕現し、以て其の敵意を奮うのです!

アンナ

王子、幾多の魔物が、次々と召喚されています!
すぐに戦いの準備をお願い致します!
3:戦闘中
ケラウノスは拠点には
向かわず、しばらくすると
戦場からいなくなります。
倒さなくても★の評価には
影響しません。
魔王は、拠点には向かわず
しばらくすると戦場から
いなくなります。
倒さなくても★の評価には
影響しません。
3:終了時

ロイ

な、何とか……すべての敵を倒せたようですね。
それにしても、ここ一年で戦ってきた相手が、
一斉に攻め込んでくるとは……。

ケラウノス

傷だらけとはいえ、あの軍勢を退けるとは……。
まあいいでしょう。
これはほんの挨拶代わりです。
貴方たちの頼みのアイギスは既に力を失い、
その妹アダマスの肉体も魔界に捕らわれている……。
そう、人はただ滅びを待つしかないのですよ、ふふふ。

モーティマ

おい、待ちやがれ!
……くそ、ケラウノスのやつ
言うだけ言って退いて行っちまったぞ!

ケイティ

王子……。
ケラウノス様は、アダマス様の肉体が魔界にある
と仰っていましたが、どういうことなのでしょうか?

メーリス

ここで考えてたって真実は分からないよ!
よーし、こうなったら魔界に関して
あたしがいっぱい研究してやるんだから!

ロイ

ほう、見習い卒業の為の卒業研究というわけですな?
いいでしょう。
王国魔術師たるこの私もお手伝いしますぞ!

アンナ

お二人の研究意欲があれば、
すぐに謎が解き明かされるかもしれません。
王子、非常に心強いですね!
それでは、王子、帰還しましょう!
今年一年、本当にお疲れ様でした。新しい年でも
共に力を合わせて頑張っていきましょうね!
4:砲科学校の合同訓練
4:開始時

ジャンナ

砲兵の皆さん!
本日は白の帝国の砲撃兵との合同訓練ですので、
互いに実りある訓練となるよう協力していきましょう!

メル

ふふ~ん♪
砲術士の士官学校を首席で卒業した
あたしの腕前、しっかりと見せつけてあげるんだから!

エルミラ

えっと、そういえば標的はどうしましょうか?
手頃な岩石などは周囲に無いようですが……。

ジャンナ

それならば問題ありません!
我が軍から、協力者を引き連れて参りましたから。
……それではレアンさん、よろしくお願いします!

正月レアン

うむ! この大役、しかと果たしてみせよう!
さあ遠慮なく撃ち込んでくると良い!

エルミラ

──え? レアンさんが標的……ッ!?
だ、大丈夫なのですか?

メル

王子軍のヘビーアーマーをなめないでよね?
それに今日は 『ハゴイタ』 とかいうのを持ってるし、
何とかなると仰ってました。 では、発射ぁぁあ──ッ!!

正月レアン

──むッ! そこだぁぁぁあッ!!

エルミラ

ウソ、でしょ……!?
あの巨大な板で砲弾を叩き落すなんて……!
特注品……なのでしょうか?

正月レアン

ふむ、さすがは東方の国に伝わる伝統的な遊具だ。
これならば訓練にもなるし、親睦も深められる……。
さぁ、次は王子の番だぞ!

王子

……。
4:終了時

メル

よ~し、これで一通りの訓練は終わりよ!
帝国の砲撃技術も凄く参考になったし、
お互いに収穫はたくさんあったみたいね!

エルミラ

レアンさん……あの、本当に大丈夫ですか?
途中で何発か被弾していたように
見受けられたのですが……?

正月レアン

なに、砲弾の一発や二発、どうと言う事はない!
エルミラさえよければ、私はまだ訓練を続けられるぞ。

エルミラ

い、いえ……今日はここまでとしましょう。
(訓練に付き合わされてる王子の身が心配だし……)

ジャンナ

そろそろ陽も落ちます。
それでは皆さん、帰る準備をしましょう!

正月レアン

帰還か。個人的にはまだまだ物足りないのだがな。

エルミラ

すごい……あれだけの訓練をして、
まだ体力が有り余ってるのですか……!
(王子は何だかグッタリしてましたけど……)

メル

レアンさん、ここ二日ほどは食べては寝てを
繰り返してたし、きっと体力が有り余ってるんだよ。
そんなことより、早く帰る準備しないと置いてくよ~?

エルミラ

ま、待って下さいメルさん!
すぐに用意しますから置いていかないで下さい!
5:姫達の初参り
5:開始時

フィリス

王子、アンナさん!
まずいぞ!このままでは大変なことになってしまう!
一刻も早く 『ハツモーデ』 というものを、
止めるように仲間たちに通達するんだ!

アンナ

フィリスさん、そんなに慌てて一体どうしたのですか!?
イロハさん達に教わった風習に、一番興味を
持っていたのはフィリスさんではないですか。

フィリス

それはそうなんだが、あの時はまさか
『オサイセン』 という恐ろしい風習があるなんて
私は知らなかったんだ!

アンナ

……オサイセン?
何ですか、それは?

フィリス

それがどうやら、
ゴールドを神への感謝の印として捧げる風習らしい……。

フィリス

そして今まさに、
その風習に則ってプリンセスの面々が、
王国軍のゴールドを大量に箱に投げ込んでいるんだ!

アンナ

──ええっ!?
こ、このまま続けさせてしまっては、
軍備を整えるゴールドが無くなってしまうのでは……!
王子、急いでプリンセスの方々を止めましょう!

王子

……。 (こくり)
5:終了時

アンナ

お願いします、プリンセスの皆さん!
もうこれ以上はゴールドを
オサイセン箱に投げ込まないでください!

シェリー

──え?
でもこれは神様への感謝を示す為の
東方の国の風習だと聞いたのですが……。

リリア

私もそう聞きました。だから神への感謝をここで示し、
より大きな加護を王子に与えて頂こうと
私たちはゴールドを投げていたのですけど……。

アンナ

気持ちは分かりますが、このままでは
ゴールドが無くなって王国の軍備を
整えられなくなるかもしれません……。

シェリー

そんな……!!
もし、そうなったら王子の身が危険に……。

テミス

ごめんなさい、王子。
王子の身を案じるあまりに余計なことを……

アンナ

皆さんが善意から行ったことだと分かってます。
それに、本当に加護があるかもしれませんしね!

リリア

それならばいいのですが……。
本当にすみませんでした、王子。
箱に入れてしまったゴールドは働いてお返しします!

アンナ

分かりました。
では、今後も王子の身をお守りください。
そして、力を合わせて魔物との戦いを終わらせましょう。
6:キャリーの初夢
6:開始時

キャリー

ねえねえ、ちょっと聞いてエレイン。
今朝ね、王子といっぱい魔物討伐の訓練をして、
もの凄く強くなるっていう、すごい夢を見たの!

エレイン

なーんだ、夢の話か。
現実じゃないんだし、そんなに感動しても
仕方ないでしょ!

カズハ

ですが、夢というものもそう馬鹿には出来ませんよ?
東方の国では、新年の夜に見る夢は現実になる
という逸話があるのですから。

クリッサ

じゃあ、今すぐに王子と訓練をしたら、
夢が現実になるってことかもしれないね。

キャリー

ほ、本当ですか!?
こうしてはいられないです!
王子! すぐに私との訓練に付き合ってください!

ゴブリン

ギャギャッ!

キャリー

丁度、魔物が現れたみたいですね。
あの布陣……夢で見た魔物の布陣と同じです!
王子、お願いします!
夢で見たとおりの方法で実践訓練をさせてください!

王子

……。(こくり)

キャリー

皆がスムーズに出撃できるよう、
まずは、私たちワルキューレが先陣を切ります!
ですので、他の方々はしばしお待ちを!
それと、鎧の魔物は魔法兵の方々で
足止めしてください!
6:終了時

キャリー

魔物の掃滅を確認しました。
王子、ご協力ありがとうございました!

カズハ

その様子だと、満足のいく訓練となったみたいですね?

キャリー

はい!
おかげで、最高の実践訓練となりました。
これでもっともっと強くなれそうな気がします!

クリッサ

キャリーさん、すごく嬉しそう……。
何だか私達も強くなれる気がしてきたよ!
──って、あれ? どうしたのエレイン?

エレイン

……あ、あのね、クリッサ。
キャリーには恥ずかしくて言えなかったんだけど、
実は私も今日、夢を見たの……。

クリッサ

え!?
いいなぁ、私は何も見てないから羨ましい……。
で、どんな夢だったのかな?

エレイン

ちょっと耳貸して……えっとね、
夢で王子と……………。

クリッサ

──ええッ!? そ、それ本当なの?
もしそれが現実になったら、
エレインと王子は……!

エレイン

しーッ! それ以上は言わないで!!
どうせ夢なんだから! 正夢とかないから!
それに、キャリーに知られたら絶対笑われるもん……。

キャリー

すごく気になる……。
それにしても、夢が現実に……かぁ。
……私も、また王子の夢が見られるといいなぁ。
7:闇の不死鳥
7:開始時

アンナ

王子、どうやらここが報告にあった
魔界アリの巣のようですね。

アサル

あれほどまでに数を増やしていたとは……!
王子、すぐに討伐を開始しましょう!
7:戦闘中

アベル

──ッ!?
待て、何かがこちらに向かってきているぞ!

ファルネ

あれは……そんな、ウソでしょ!?
どうしてこんなところにフェネクスが……ッ!

アンナ

フェネクス……?
あの鳥のような魔物はいったい何なのですか?

ファルネ

あれは魔神フェネクスといって、
強力な再生能力を持つと言われている危険な存在よ。

兵士

ほ、報告!
魔物の傷が瞬時に回復し、
どれだけ攻撃を行っても倒すことが出来ません……!

アベル

……なるほどな。
ヤツの影響を受けていると言うわけか。

ファルネ

王子、魔物の再生能力は、
フェネクスを倒さなければ無効化できないでしょう。
ですが見たところ、フェネクスは強力な再生能力を
使っているのか、徐々に弱っているようです。
フェネクスが自ら滅びるまで耐えるか、
フェネクスを倒すか、
指揮をお願いします。
7:終了時

アベル

どうやら魔物を退けることはできたようだな。
なかなかの指揮だったぞ、王子。

アンナ

それにしても、どうしてフェネクスは
このような場所に姿を現したのでしょうか?

アサル

……私見ですが、フェネクスは自ら
傷つきにきたように見えました。

ファルネ

確かに伝え聞いていた魔神フェネクスにしては、
あまりにも呆気なさ過ぎたわ……。
──ハッ!?
まさか……そうか、そういうことだったんだわ!

アンナ

ファルネさん、何か分かったのですか?

ファルネ

確たる証拠はないけれど、
フェネクスが自ら傷つきに来たのだとしたら、
完全なる復活を目論んでいる可能性が高いわ。
フェネクスは再生する度に強くなるという伝承があるの。
だからこそ、あえて自ら死地に飛び込むことで、
強大な力を得ようという魂胆だったのかもしれないわ!

アンナ

それが本当だとすれば、
魔神フェネクスの復活はそう遠くないのかもしれませんね。

ファルネ

こうしちゃいられないわ。私はすぐに魔神フェネクスに
関する文献を調べて対抗策を探してみることにする。

アンナ

分かりました。
王子、フェネクスの復活に備えて
準備を進めておきましょう。

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