7月18日(木)メンテナンス後より、 緊急ミッション【白き姫と魔獣の剣】を開催します! 開催期間:7月18日(木)メンテナンス前まで 緊急ミッション【白き姫と魔獣の剣】にて、 クラス「イビルプリンセス」のレアリティプラチナユニット 『狼剣の魔姫ピリカ』を仲間にするチャンスです! (公式Twitterより引用)
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あの……さっきはありがとう。 傷の手当てまでしてくれて……。
ピリカ
ボクはピリカ。 ここよりずっと遠いところから、 この剣に導かれて旅をしてきたんだ。
……この剣にはね、古の時代に 封印された、魔獣の魂が宿っているの。
ボクの一族は代々、 この剣の封印を守ってきたんだけど、 最近になって、剣が何かに反応しはじめて……。
ラテリア
--それで、導かれるままに旅をしていたら、 魔物の群れに出遭っちゃったってわけだ。
ピリカ
うん……。 きっとこの剣が魔物を引き寄せてるんだ。 封印されたことを恨んで……!
ラテリア
……さて、それはどうだろうね。 その剣の伝承は僕も聞いたことがあるよ。
僕の記憶が間違っていなければ、 その魔獣は力強く、けれど心優しい魔獣だって、 伝承には謳われていたはずなんだよね。
ピリカ
……じゃあ、魔物が凶暴化しているのは、 この剣のせいじゃないってこと……?
ラテリア
確証はないけどね。 ともかく、剣がピリカをどこかへ導いているなら、 この事件の元凶もそこにあるのかもしれない。
王子、ピリカを手伝ってあげたらどう? 獣の凶暴化なんて、放置するわけにもいかないでしょ。
ピリカ
……い、いいの? がう……ありがとう、ほんとにありがとう、 王子のお兄ちゃん、ラテリアお姉ちゃん……!
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ピリカ
--がう……。 王子のお兄ちゃん、お部屋、入ってもいい……?
……がう! 改めてお礼を言おうと思って……。 お兄ちゃん達のおかげで、森が元通りになったんだ。
この子も、かつての眷属を救ってくれたって、 王子のお兄ちゃんにすごーく感謝してるみたい。
ラテリア
……で、ピリカはこれからどうするんだい?
ピリカ
がう……えっと、故郷に帰る……かな……。 お兄ちゃん達に、これ以上迷惑かけられないし……。
この子と一緒に、魔物から皆を守らないと……。 だから……えっと……がう、がうう……。
ラテリア
……それならピリカ、僕らと一緒に来ない? ひとりで人々を守るより、 僕らと共に守った方がきっと良いと思うんだけどさ。
ピリカ
がう……いいの……? 王子のお兄ちゃん、ラテリアお姉ちゃん、 ボク、迷惑じゃない……?
ラテリア
王子はそんなことで迷惑だなんて言わないよ。 ……ね、王子?
ピリカ
--がう! がうう! ありがとうお兄ちゃんっ、お姉ちゃん!!
ピリカ
これからボク、もっともっと頑張るね! がうー! がううー!!
忍者
--して、これがグラシャラボラスの骨片ですか。
鬼刃衆
うむ。誰もこの欠片を口にしないよう、 厳重に封印すべしと思ってな。
忍者
おぉ……。 我らは鬼刃姫様より、次に魔神の欠片を摂取したら 『めっ』だと念入りに戒められておりますからな。
鬼刃衆
然り。故に手ずからこの欠片を、 念入りに、慎重に、厳重に封印せんと--
忍者
では、早く封印いたしましょう。 さぁ、お早く。
鬼刃衆
…………うむ。 だがしばし待て、この力があれば……。
忍者
な、なりませぬ! それは鬼刃姫様とて怒髪、天を衝きますぞ……!? もはや『めっ』では済まぬやも……!!
鬼刃衆
だが……! だが……!! 我らも対魔王軍の戦力として、 鬼刃姫様の戦線に馳せ参じたいのだ……!!
忍者
くっ……そう言われると、 我が身の無力さに打ちひしがれてしまいまする……!!
鬼刃衆
我らとて、幾つもの魔神の欠片を摂取した身。 流石に今更、グラシャラボラス如きの魔力に、 我を失ったりはしないやもしれぬぞ!!
忍者
そう言われてみれば! そんな気もしてきてしまいましたぞ……!!
鬼刃衆
然らば。--ごくり。
忍者
--ごくりごくり。
鬼刃姫
--あれ? あそこにいるの鬼刃衆じゃない? おーい、何やってー-って!! 待ちなさーい!! 何食べようとしてるのー!!
アンナ
確かしばらく前に、 魔神グラシャラボラスの骨片を封印すると、 聞いた覚えがありますが……。
鬼刃衆
うおおおおおっ!! この身にみなぎる魔神の--くっ、ぐおおっ!! 鬼刃姫様ぁぁぁっ! お逃げくだされぇぇっ!!
鬼刃姫
今度やったら『めっ』て言ったのに!! 王子、お願い、鬼刃衆を止めるの手伝って!
王子
…………(こくり)
鬼刃姫
グラシャラボラスの力を得ているってことは、 姿を隠し遠距離からは狙えなくなっちゃうかも。 侵攻してくる鬼刃衆を正面から受け止めよう!
鬼刃衆
--はっ、我らは何を!?
鬼刃姫
…………次に同じことしたら、 『めっ』だって、あて言ったよね……?
鬼刃衆
……はっ。確かに。 申し開きのしようもございませぬ……。
鬼刃姫
どうしてあてとの約束を破ったの……?
鬼刃衆
それは……くっ……。
忍者
--鬼刃姫様! 我らは己の無力故に、対魔王軍の戦力にて、 鬼刃姫様をお助け出来ぬことを悔いたのです……!!
鬼刃衆
--こらっ、それは言ってはならぬっ!!
鬼刃姫
……皆、あてのために……? それじゃあ、し、叱るに叱れないよぉ……!
鬼刃衆
否っ! 我らが鬼刃姫様との約束を破ったのは事実! 何卒、何卒厳しい処罰を……!!
鬼刃姫
……うぅ、王子はどう思う?
王子
…………(こくり)
鬼刃姫
うん……わかった。 じゃあ皆、歯を食いしばれーッ!!
--めっ!!
鬼刃衆
あ痛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!?
アンナ
……どうやら、これで一件落着のようですね? 王子も鬼刃姫さんも、お疲れ様でした!