よくある質問/文章生成について

Last-modified: 2023-09-08 (金) 23:32:14

生成に時間がかかる/生成に失敗する

フリー会員(無料ユーザー)の場合、サーバーが混雑しやすい。時間をおくと解決する場合がある(特に夜から深夜にかけては混雑しやすい)。
特に現在(2021/11下旬)はフリー会員の増加ペースがサーバーの強化のスピードを上回っているようで、制限がかかってしまうことがある。
制限がかかった場合は、早ければ数十分から数時間、長ければ数日間ほど間をおけば制限が解除される。解除まで待てないならプレミアム会員になるしかない。
プレミアム版(有料)に加入すると専用サーバーを使える、新機能をフリー会員より先に使えるなどの恩恵がある。

頻繁にサーバー接続エラーが出る

一時的にサーバーが高負荷になっている場合に、「続きを書く」を押した後にエラーが出ることがある。
このような場合は、たいていの場合しばらく時間をおいてからアクセスすれば、エラーは出なくなる。
そうではなく、慢性的にエラーが出る場合は、利用しているネット回線からAIのべりすとの処理サーバーへのアクセスが不安定な可能性がある。
そのような場合は、アカウントページのユーザー設定から「プロキシで接続」をONにすれば、状況が改善するかもしれない。

AIのべりすとのサーバー自体が不調かどうかは、ステータスページを確認すると良い。
ここに「 All systems operational」と書いているときは、サーバーは全て正常に稼働している。

設定と矛盾した続きを生成してしまう

AIのべりすとは執筆位置に近い部分を重視して文章を生成するため、遠い設定は忘れてしまうことがある。またAIが認識できる文字量には限界があり、約6000文字程度。
メモリや脚注、キャラクターブックは優先的にAIが読むので、忘れさせたくない設定やあらすじはここに書き足していくとおかしな展開になりにくい。

NGワードに設定した単語が出てきてしまう

AIのべりすとは言葉を「トークン」という単位で理解しているため、NGワードをすり抜けることがある。
たとえばNGワードに「あ」を設定しても「あいつ」や「あの」が生成されることがあるが、これは「あいつ」や「あの」を一つのトークンとして捉えているため。
リトライするか、「禁止ワードで必ず出力を切る」にチェックを入れると出力から禁止したい文字以降を消せる。

何度教えてもAIが正しく真似してくれない文字がある

AIが認識する52,500トークンに含まれていない文字は、AIが生成する文章に出てこない。
日本語は漢字や記号、絵文字など文字の種類が非常に多いため、使用頻度の低い文字については学習から漏れている可能性が高い。
挙動があまりにも不安定な場合は、該当文字をカタカナや略字で代用すると改善する場合がある。
プレミアム会員であればスクリプトで強制的に置き換えることもできる。
該当文字の例:「゛」、「儂」、赤碕の「碕」、宿儺の「儺」、咀嚼の「嚼」、頷くの「頷」、絵文字各種

メモリ、脚注、キャラクターブックの違いは?

読み込む条件と優先度が違う。
具体的には
「本文の最新2,3行」→「脚注」→「本文全体」→「ロングターム・メモリ」→「キャラクターブック」→「メモリ」→「MOD」
の順に読み込んでいる。
長期記憶させたい設定はメモリに、現在の状況などは脚注に書いておくとよい。
たとえば基本的な世界設定やあらすじをメモリに書き、脚注には「○○は船に乗っている」といった状況を記載するなど。
枠ごとの専用処理があるわけではなく、脚注書式を本文に書く・キャラクターブック書式をメモリに書くなどしても問題なく機能する。

数字はすべて初期設定時のもの。

◆本文
(前略)
やがて三人が山を越えると、向こうの方から大きな鳥がやってきた。
「おーい!」桃太郎は大声で呼びかけた。
@_ちくわ大明神
犬と猿はびっくりして、木の陰に隠れてしまった。
桃太郎は言った。
「わたしは桃太郎といいます。こっちは犬で、そっちは猿です」
その鳥は桃太郎の前まで

◆メモリ
桃太郎は桃から生まれ、老夫婦に育てられた。成長した桃太郎は旅に出た。犬と猿に団子を渡すと二匹は仲間になった。

◆脚注/オーサーズ・ノート
桃太郎、犬、猿が歩いている。
桃太郎はおばあさんのきび団子を持っている。

▼キャラクターブック
タグ
犬:[桃太郎の仲間。かみついて戦う。]

タグ
猿:[桃太郎の仲間。ひっかいて戦う。]

タグ キジ
キジ:[桃太郎の仲間。つっついて戦う。]

この状態で送信すると、AIは以下の文章が書かれているものとして認識する。

【MODが適用されている場合、最大100トークン予約】
桃太郎は桃から生まれ、老夫婦に育てられた。成長した桃太郎は旅に出た。犬と猿に団子を渡すと二匹は仲間になった。 ←メモリは最も古い文章として認識
犬:[桃太郎の仲間。かみついて戦う。] ←直近4104文字に「犬」が含まれているため認識
猿:[桃太郎の仲間。ひっかいて戦う。] ←直近4104文字に「猿」が含まれているため認識
  :
(合計1024トークンに達するまで、本文の新しいほうから遡って認識)
  :
「おーい!」桃太郎は大声で呼びかけた。
@_ちくわ大明神 ←コメント行は認識されない
犬と猿はびっくりして、木の陰に隠れてしまった。
桃太郎、犬、猿が歩いている。
桃太郎はおばあさんのきび団子を持っている。 ←脚注は本文直近3行(「スローペース」のみ2行)の次に認識
桃太郎は言った。
「わたしは桃太郎といいます。こっちは犬で、そっちは猿です」
その鳥は桃太郎の前まで
【出力用に60トークン予約】

生成される文章が極端に短い

サーバーが混雑していると短くなることがある。時間をずらして再チャレンジすると解決する場合がある。
他には禁止ワードに登録してあるワードが生成されそうになるとそこで生成が止まるので、一時的に禁止ワードをなくしてみるか、「禁止ワードで必ず出力を切る」のチェックを外すと改善する可能性がある。
ただし禁止ワードが表示される可能性ことは注意。

キャラクターブックの説明の中にキャラクターの名前(固有名詞)を書くときに、[]の中に書くのと外に書くのの違いはなに?

中に書く例
[トリン:女性。スフィアの神様。ワーズの姉。]

外に書く例
トリン:[女性。スフィアの神様。ワーズの姉。]

作者さんの回答によると、両者に大きな違いは無く、外に書く方がそのキャラクターの名前が僅かに出力されやすくなるかもしれない、程度の違いだそう。
それよりキャラクターブックにおいて大事なのは、キャラクターの名前とそれを説明する言葉との距離とのことなので、先頭に書くのキャラクターの名前が[]の中であっても外であっても、[]の中に何度もキャラクターの名前を書いた方が、生成される文章に反映される可能性が高くなる。


トリン:[女性。スフィアの神様。ワーズの姉。10代。トリン:心配事があると髪の毛が伸びる。「うん? 私にも何か大切なシゴトがあったような……」トリンの好物はチョコレートケーキ。]

文章を生成していたらURLが出てきたけどこれはなに?

AIにとってはURLもただの英数字の文字列でしかないため、URLのようなものが出力されてしまうことがある。
多くの場合は存在しないURLだが、時折有効なURLが生成されることもある。
どちらにしてもURLの先は生成している文章と無関係なものなので、リトライするかURLを消してから続きを書き始めよう。
どうしてもURLを出力させたくない場合は、使い方のコツ#o7ce6786を参照。(スクリプト機能を使うのでボイジャー会員以上限定)

文章の始めと終わりを自分で書いて、途中の部分をAIに書かせることはできないの?

残念ながらできない。
AIのべりすとが採用しているGPTという仕組みは「文章の続きを予測する」ことが専門で、「途中の部分を予測する(文章の穴埋め)」ことが専門外となっている。
それを出来るようにするには全く別のシステムを組み直さないといけない。
途中の部分を書かせたいときは、後ろの部分を一旦@endpointでコメントアウトして前の部分の続きの文章を生成し、人力で生成された部分と後ろの部分のつじつまを合わせよう。
2022/07/18の公式ツイートにて、今後の新機能・新AIの実装候補例として穴埋めAIが挙がっており、将来的に実現する可能性は出てきている。
また、短い文や大まかな展開なら「登場人物に穴埋めをさせる」「登場人物が小説を書いていて、誰かに展開を相談する」という形式の文章にすれば擬似的には可能。たとえば、

「授業を始めるわよ。
『スーパーマーケットに行って、〇〇した。そして家に帰った。』
田中くん、この〇〇に入る言葉を考えてちょうだい。」
「えっと、

で始めると

うーん……。
あっ!分かったぞ!」
「じゃあ、言ってみて?」
「スーパーに行ったらタイムセールをやっていたんだな? それでたくさん買って、家に帰って、タイムセールの戦利品を自慢しながら家族と食べたんだな!」
「正解です。」

という風になる。